干支の山 犬鳴山 後編
2018年4月7日(土) 曇りのち晴れ
干支の山、犬鳴山ハイクの後編です。
七宝瀧寺から激登を登り、経塚権現山(550m)、燈明ヶ岳(天狗岳)(558m)に登拝。これから稜線続きの大天上ヶ岳(612m)に向かい、高城山等を周回して七宝瀧寺に戻るのが今回のプラン。
10:05 大天上ヶ岳・七宝瀧寺分岐(標高約530m)
標識に従い直進し、大天上ヶ岳に向かう。
分岐から3つほど小ピークを越えていく。
ここからは県境で、右が和歌山県(紀の川市)で、左が大阪府(和泉佐野市)
両府県に跨るこの一帯は旧国名(紀伊・和泉)の各1字をとって、通称紀泉アルプスとも呼ばれる。
大天上ヶ岳直下にもロープ場の急登が待っている。
10:37 大天上ヶ岳(標高約612m)
燈明ヶ岳(天狗岳)から46分。ここにも誰も居なかった。
ここにも三角点はなく、仕方なく府県境の境界杭にタッチ(笑)
木々に囲まれているため、眺望はほとんどなし。
ここで昼食にしようかとも思ったが、風が結構強く断念。
計画通り、五本松方面に向かう(10:45)
予習してきた通り、ここからはなだらかな稜線歩きとなる。
概ねトレースは明瞭だが、案内標識をほぼ見かけなくなるので地図でルート確認。
紀泉高原スカイライン(林道紀泉高原線)に合流(10:58)
合流点(約587m)は山火事注意の看板があるだけで、逆回りの場合は分かり難いかも。
登山道も県境沿いに林道と並走するようだが、無駄なアップダウンが多いのでパス。
ここから五本松まで、舗装路の林道(約2.5㎞)を登っていく。
なお登山道に進むと、左のような小ピークを10個近く越える羽目に(笑)
山上のせいか、桜もまだ結構咲いていた。
林道は全線和歌山県側を走っており、時折行楽の車とすれ違う。
11:26 林道分岐(標高約688m)
左手のハイランドパーク粉河(こかわ)方面へ。
結構冷たい風が吹いているのだが、家族連れが花見をしていた。
前方に展望台が見えてきた(11:35)
展望台は有料(300円)らしいので、吝嗇家の私はパス(笑)
11:48 ハイランドパーク粉河(標高約735m)
ここには駐車場や売店、レストランがある。
実はここが、今回のルートでの最高地点。
車で来られるので、ここに駐車して周回するハイカーもいるそうだ。
ここを起点にすると、前半は下りで、後半が登りという逆ハイクになる。
11:53 五本松(標高約735m)
ここから高城山(649m)までは林道を約2㎞下っていくのだが、依然として稜線には強風が吹いており、舗装路歩きにも飽きてきたので、エスケープルートへ。
燈明ヶ岳への登山道とは一変し、石段や石畳が敷かれた非常に整備された登山道。
この道は近畿自然歩道に指定されており、標識や看板も充実している。
ようやく五本松付近で出会ったハイカーも、この道で登ってこられたそうだ。
途中、少し広くなった場所でエネルギー補給(12:04)
途中、何度か枝林道と交差する。
合流点には分かり易い地図も掲示されていて、至れり尽くせり。
階段の段差も小さくこまめに配置されており、非常に歩き易かった。
石段でなく、木の階段の個所も。
山中でやたら見かけた纏(まとい)リスの看板。
山火事防止の啓発のため、林野庁が製作した映画「リスのまとい」(1974年)の主人公で、山のゆるキャラの元祖ともいえる存在。
確か子供の頃、近所のお寺でこの映画を観た記憶がある。娯楽の少なかった当時は、お寺や公民館などで時折映画上映会が開かれており、白いシーツをスクリーン代わりにして、映写機で短編映画を上映していました。
12:27 林道合流点(標高約490m)
遊歩道は終了し、ここから先は再び林道歩きとなる。
ハイランドパーク粉河側に続く林道と合流(12:31)
七宝瀧寺まで約1.6㎞。
落石と思われる結構大きな岩が点在していたので、頭上にも注意。
画像では分かり難いが、桜吹雪が舞っていて幻想的だった。
ヤマブキ(山吹)
バラ科ヤマブキ属の落葉低木。
12:51 犬鳴隧道(標高約345m)
これを抜けると程なく七宝瀧寺。
12:55 高城山登山道合流点(標高約337m)
当初の計画ではここに降りてくるはずだった。
12:57 七宝瀧寺分岐(標高約330m)
駐車場には林道を進んだ方がラクなようだが、行者の滝を観るべく降りていく。
13:02 高城山登山口(標高約285m)
大天上ヶ岳から2時間17分。総行動時間でも5時間と意外と早く降りてこられた。
行者の滝へはこの階段を登っていく。
再来週(4/15~29)から犬鳴山温泉まつりが開催されるそうだ。
ます釣りなどのイベントがあるそうだ。
韋駄天将軍神
天部随一の瞬足の神様に、亀足の改善を祈願する(笑)
ぼけ除け不動尊
最近症状が進行している、の●ちゃんさんの代わりに祈願しておきました(ウソ)
本堂
あれ? 行き止まり?
なんと、本堂内を土足のまま通行できる。
ハイカーは靴底の泥をよく落としてから上がりましょう。なお本堂内部は撮影禁止。
亀石占い
昨日訪れた伏見稲荷大社奥ノ院のおもかる石と似たような感じで、願い事の内容によって重く感じるか、軽く感じるかで吉凶を占うそうだ。
本堂を抜けると一旦下り、再度登り返す。
地味にハードなんですが・・・
清滝堂
御堂の右手から滝へと通じており、志納料(50円)が必要。
行者の滝
犬鳴山中にある七瀑(両界の滝、塔の滝、弁天の滝、布引の滝、固津喜の滝、行者の滝、千手の滝)の1つ。中央の大きな流れが行者の滝で、右手の細かい流れが千手の滝だそうだ。
現在もこの滝で修業が行なわれるようで、岩肌には鉄鎖が付けられていた。
滝名の由来で、七宝瀧寺の開基とされる役行者(小角)像。
行者像の台座が空洞になっており、行者くぐり岩と呼ばれる。
経を唱えてこの岩穴を3回くぐると、行者の偉神力や心経の功徳力により、様々な不浄が取り除かれて六根清浄となるそうだ.
くぐる際には、”摩訶般若波羅蜜多”と”南無神変大菩薩”をそれぞれ3辺唱え、
”六根清浄”を唱えながら3回穴をくぐる。これで身も心もすっかりキレイになったのは言うまでもない(ウソ)
本堂内を通行可能なのは7:00~16:55。
時間外や閉まっている時は、境内下の渓流沿いの道を通行。
帰りは下の道からと進んでいくが、出口扉が施錠されていて引き返す羽目に。
どうやら本堂が開いている時は、本堂からしか通行できないようだ。
必ず本堂を通行させることで、志納を促す大人の論理があるのだろう(笑)
次回来ることがあれば、高城山側からにしよう。
阪和道から近畿道に入り、帰路につく。
小腹が空いてきたので、高島市(R161)の白ひげ食堂へ。
相変わらずここの豚汁うどんは絶品だ!
☆今回歩いたコース☆
やっぱり、山っていいね!
大天上ヶ岳(612m)、五本松(735m)
標高差455m
登り 3時間33分、下り 1時間9分、TOTAL 4時間47分
出会った人 20人ぐらい(ハイカー3人) 出会った動物 犬2匹
2018年:20座目
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干支の山、犬鳴山ハイクの後編です。
七宝瀧寺から激登を登り、経塚権現山(550m)、燈明ヶ岳(天狗岳)(558m)に登拝。これから稜線続きの大天上ヶ岳(612m)に向かい、高城山等を周回して七宝瀧寺に戻るのが今回のプラン。
10:05 大天上ヶ岳・七宝瀧寺分岐(標高約530m)
標識に従い直進し、大天上ヶ岳に向かう。
分岐から3つほど小ピークを越えていく。
ここからは県境で、右が和歌山県(紀の川市)で、左が大阪府(和泉佐野市)
両府県に跨るこの一帯は旧国名(紀伊・和泉)の各1字をとって、通称紀泉アルプスとも呼ばれる。
大天上ヶ岳直下にもロープ場の急登が待っている。
10:37 大天上ヶ岳(標高約612m)
燈明ヶ岳(天狗岳)から46分。ここにも誰も居なかった。
ここにも三角点はなく、仕方なく府県境の境界杭にタッチ(笑)
木々に囲まれているため、眺望はほとんどなし。
ここで昼食にしようかとも思ったが、風が結構強く断念。
計画通り、五本松方面に向かう(10:45)
予習してきた通り、ここからはなだらかな稜線歩きとなる。
概ねトレースは明瞭だが、案内標識をほぼ見かけなくなるので地図でルート確認。
紀泉高原スカイライン(林道紀泉高原線)に合流(10:58)
合流点(約587m)は山火事注意の看板があるだけで、逆回りの場合は分かり難いかも。
登山道も県境沿いに林道と並走するようだが、無駄なアップダウンが多いのでパス。
ここから五本松まで、舗装路の林道(約2.5㎞)を登っていく。
なお登山道に進むと、左のような小ピークを10個近く越える羽目に(笑)
山上のせいか、桜もまだ結構咲いていた。
林道は全線和歌山県側を走っており、時折行楽の車とすれ違う。
11:26 林道分岐(標高約688m)
左手のハイランドパーク粉河(こかわ)方面へ。
結構冷たい風が吹いているのだが、家族連れが花見をしていた。
前方に展望台が見えてきた(11:35)
展望台は有料(300円)らしいので、吝嗇家の私はパス(笑)
11:48 ハイランドパーク粉河(標高約735m)
ここには駐車場や売店、レストランがある。
実はここが、今回のルートでの最高地点。
車で来られるので、ここに駐車して周回するハイカーもいるそうだ。
ここを起点にすると、前半は下りで、後半が登りという逆ハイクになる。
11:53 五本松(標高約735m)
ここから高城山(649m)までは林道を約2㎞下っていくのだが、依然として稜線には強風が吹いており、舗装路歩きにも飽きてきたので、エスケープルートへ。
燈明ヶ岳への登山道とは一変し、石段や石畳が敷かれた非常に整備された登山道。
この道は近畿自然歩道に指定されており、標識や看板も充実している。
ようやく五本松付近で出会ったハイカーも、この道で登ってこられたそうだ。
途中、少し広くなった場所でエネルギー補給(12:04)
途中、何度か枝林道と交差する。
合流点には分かり易い地図も掲示されていて、至れり尽くせり。
階段の段差も小さくこまめに配置されており、非常に歩き易かった。
石段でなく、木の階段の個所も。
山中でやたら見かけた纏(まとい)リスの看板。
山火事防止の啓発のため、林野庁が製作した映画「リスのまとい」(1974年)の主人公で、山のゆるキャラの元祖ともいえる存在。
確か子供の頃、近所のお寺でこの映画を観た記憶がある。娯楽の少なかった当時は、お寺や公民館などで時折映画上映会が開かれており、白いシーツをスクリーン代わりにして、映写機で短編映画を上映していました。
12:27 林道合流点(標高約490m)
遊歩道は終了し、ここから先は再び林道歩きとなる。
ハイランドパーク粉河側に続く林道と合流(12:31)
七宝瀧寺まで約1.6㎞。
落石と思われる結構大きな岩が点在していたので、頭上にも注意。
画像では分かり難いが、桜吹雪が舞っていて幻想的だった。
ヤマブキ(山吹)
バラ科ヤマブキ属の落葉低木。
12:51 犬鳴隧道(標高約345m)
これを抜けると程なく七宝瀧寺。
12:55 高城山登山道合流点(標高約337m)
当初の計画ではここに降りてくるはずだった。
12:57 七宝瀧寺分岐(標高約330m)
駐車場には林道を進んだ方がラクなようだが、行者の滝を観るべく降りていく。
13:02 高城山登山口(標高約285m)
大天上ヶ岳から2時間17分。総行動時間でも5時間と意外と早く降りてこられた。
行者の滝へはこの階段を登っていく。
再来週(4/15~29)から犬鳴山温泉まつりが開催されるそうだ。
ます釣りなどのイベントがあるそうだ。
韋駄天将軍神
天部随一の瞬足の神様に、亀足の改善を祈願する(笑)
ぼけ除け不動尊
最近症状が進行している、の●ちゃんさんの代わりに祈願しておきました(ウソ)
本堂
あれ? 行き止まり?
なんと、本堂内を土足のまま通行できる。
ハイカーは靴底の泥をよく落としてから上がりましょう。なお本堂内部は撮影禁止。
亀石占い
昨日訪れた伏見稲荷大社奥ノ院のおもかる石と似たような感じで、願い事の内容によって重く感じるか、軽く感じるかで吉凶を占うそうだ。
本堂を抜けると一旦下り、再度登り返す。
地味にハードなんですが・・・
清滝堂
御堂の右手から滝へと通じており、志納料(50円)が必要。
行者の滝
犬鳴山中にある七瀑(両界の滝、塔の滝、弁天の滝、布引の滝、固津喜の滝、行者の滝、千手の滝)の1つ。中央の大きな流れが行者の滝で、右手の細かい流れが千手の滝だそうだ。
現在もこの滝で修業が行なわれるようで、岩肌には鉄鎖が付けられていた。
滝名の由来で、七宝瀧寺の開基とされる役行者(小角)像。
行者像の台座が空洞になっており、行者くぐり岩と呼ばれる。
経を唱えてこの岩穴を3回くぐると、行者の偉神力や心経の功徳力により、様々な不浄が取り除かれて六根清浄となるそうだ.
くぐる際には、”摩訶般若波羅蜜多”と”南無神変大菩薩”をそれぞれ3辺唱え、
”六根清浄”を唱えながら3回穴をくぐる。これで身も心もすっかりキレイになったのは言うまでもない(ウソ)
本堂内を通行可能なのは7:00~16:55。
時間外や閉まっている時は、境内下の渓流沿いの道を通行。
帰りは下の道からと進んでいくが、出口扉が施錠されていて引き返す羽目に。
どうやら本堂が開いている時は、本堂からしか通行できないようだ。
必ず本堂を通行させることで、志納を促す大人の論理があるのだろう(笑)
次回来ることがあれば、高城山側からにしよう。
阪和道から近畿道に入り、帰路につく。
小腹が空いてきたので、高島市(R161)の白ひげ食堂へ。
相変わらずここの豚汁うどんは絶品だ!
☆今回歩いたコース☆
やっぱり、山っていいね!
大天上ヶ岳(612m)、五本松(735m)
標高差455m
登り 3時間33分、下り 1時間9分、TOTAL 4時間47分
出会った人 20人ぐらい(ハイカー3人) 出会った動物 犬2匹
2018年:20座目
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