令和最初の白山(2702m) 1日目
2019年9月6日(金) 曇りのち晴れ
登山を始めて以来、毎年欠かさず登っている白山。
しかし年々体調が悪化しており、昨年は山頂はおろか、室堂にも辿り着けなかった。
今年も登拝しようと思うが、もう日帰りで登られる体力はないので、連休が必要。
休みと天候になかなか恵まれなかったが、久しぶりに連休をゲット。
日頃の行いが良いせいか、予報もオールAなので、白山に登ることに決定!

泊まりがけの登山だが、問題は宿泊先。
プランAは室堂小屋泊まりで、手軽な装備で済むが、1泊2食で9,000円が必要。
プランBは南竜テン泊で、1泊300円と激安だが、重いテン泊装備を担がねばならない。
プランCとしてテントが要らない甚之助避難小屋泊まりもあるが、食材やビアは自分で担がなければならない。
もう10kg以上の装備を担ぐ体力は厳しいので、消去法でお金で体力をカバーするプランAとなり、室堂予約センター(076-273-1001)に予約する。
※室堂宿泊には原則、事前予約が必要となります。
5:40 別当出合特設駐車スペース(標高約1230m)

この日はマイカー規制はなしで、前夜から前入り。
5:56 別当出合登山口(標高約1260m)

室堂泊まりなのでもう少し遅いスタートでも良さそうだが、亀足が一段と加速しているので、余裕を持たせて早めの出発にした。
登山届(要提出)同様、ドーピングも忘れずに。

ここで衝撃の事実が判明!

8月下旬から連日、南竜山荘周辺でツキノワグマの目撃情報があり、テント場とケビンは当分の間、使用中止となっていた。
この影響で、南竜でのオオバコ等除去のイベントも中止が決定。

アブナイ、アブナイ、もしプランBにしていたら、ここで引き返したかも(笑)
OPP対策も済ませ、登拝開始(6:15)

近年の室堂までのCTは6時間だが、今の体力では到底無理なので、目標CTは標準CT(4時間)の2倍の8時間に設定。
サラシナショウマ(更科升麻)

キンポウゲ科サラシナショウマ属の多年草。
序盤の難所、石階段をよたよた登っていく。

6:48 登り・下り専用路分岐上部

ノコンギク(野紺菊)

キク科シオン属の多年草。
7:26 中飯場(標高約1550m)

スタートから1時間11分と、昨年(57分)より順調?な遅れっぷり(笑)
センジュガンピ(千手岩菲)

ナデシコ科センノウ属の多年草。
8:47 別当覗(標高約1750m)

既に2時間32分が経過。焦らずここでも小休止。直前でよっさんとすれ違う。
なんでも御来光を見るために、深夜0時から登られたそうだ。
別山(2399m)に雲がかかり始めてきた(9:49)

資材を運んでいるのか、今日はヘリが頻繁に往復していた。
10:27 甚之助避難小屋(標高約1975m)

ここまで4時間12分と昨年(3時間13分)より1時間も遅着。このペースだと8時間もキツいかも(笑)
直前の旧髙飯場跡付近で、あつぷりさんと遭遇。顎鬚を蓄えられていたので、一瞬どこぞのヤンチャ系か?と思ってしまった(ウソ)
私より1時間30分ほど早く出発されたが、もう御前峰と大汝峰に登ってこられたそうだ(呆)
現在、昨年の台風20号で被害を受けた屋根等を復旧工事中。

足場が組まれているが、小屋やトイレ等は使用可能。
別山は既に雲に隠れてしまった。

加越国境の山々はクッキリ望めたが、

百名山の荒島岳(1523m)は山頂部に雲がかかっていた。

しっかりとエネルギーを補給後、出発(10:56)

予報通りの好天だが、容赦なく日差しが注ぎ、汗が滴り落ちる。

あぢぃよ~
11:44 南竜分岐(標高約2100m)

一向にペースが上がらず、ここでも座り込む。
眼下には炎天下の中、作業する職人さんたち。

ご苦労様です。
下山してきたM田翁と遭遇。

「今日は泊まりか? あんまり早く着くと、泡の出る麦茶でお金かかるから、ゆっくり登ってみねの(笑)」
ようやく十二曲がりに差し掛かる(12:56)

夏のお花たちはほぼ終了フラグ。
ヤマハハコ(山母子)

キク科ヤマハハコ属の多年草。
ハクサンフウロ(白山風露)

フウロソウ科フウロソウ属の多年草。
13:17 延命水

喉の渇きを癒させてもらう。
13:39 黒ボコ岩(標高約2320m)

ここまで7時間24分と、超ゆるゆるの目標の8時間ですら絶望的。
でもあと1時間以上かかっても15時前には着きそうなので想定内。
弥陀ヶ原

ガスのせいで、御前峰はおぼろげ。
14:19 五葉坂下(エコーライン合流点)(標高約2354m)

最後の試練が疲れた身体にムチ打つ。

14:55 白山室堂(標高約2450m)

ついたー! タイムは8時間40分とワースト記録更新で、一般のハイカーなら下山しているタイム。よかった、早出して。
室堂でも工事中だったが、どうやら公衆トイレを新設しているようだ。

ガスも取れて、約2年ぶりの白山御前峰と対面。

どうにか登ってこれました。
受付を済ませ、今晩お世話になる御前荘へ。

室堂での宿泊は2回目だが、前回は山開き前の残雪期で、宿泊者は私だけだった。
仕切りのない自炊者用の白山荘と比べると、一般的な山小屋の感じ。

指定されたのは8号室。

先客は3人だけだったが、今日は平日なのでそれほど混まないかも。

水場が近いのはありがたい。

想定外だったのはサンダルがないこと。

食事や付近を散策するのに毎回登山靴を履かないとならず、少し面倒。宿泊の際はマイサンダル持参を推奨します。
南竜付近でなく、室堂周辺でもクマの目撃情報が頻発していて、

この日(9/6)も山頂に続く高天原付近で目撃されたそうだ。
山頂には明朝登るので、今日はこれでハイク終了。

早速、泡の出る麦茶をいただきます(笑)
17時になったのでセンター内の食堂へ。

主菜は肉と魚が選べ、肉(ハンバーグ)をチョイス。

ご飯、みそ汁はもちろんお替り自由だが、おかずはチョッとショボい感じ。
ただし、漬物、ふりかけ、海苔の佃煮などの飯の友が設置されているので、お腹を満たすことは可能。
デザートもあり、ケーキとゼリーの2種類から選ぶことができる。

9時間近い行動時間による疲れと満腹のせいで、18時には寝落ち。

明日もいい天気だといいのだがzzz
(この日の行程)
23:00別当出合特設駐車スペース(車中泊)5:40
5:56別当出合登山口6:15
7:26中飯場(小休止)7:36
8:47別当覗(小休止)9:00
10:27甚之助避難小屋(中休止)10:56
11:44南竜分岐(小休止)11:54
13:39黒ボコ岩(中休止)14:08
14:55白山室堂(宿泊)
やっぱり、山っていいね!
白山(2702m)(砂防新道)
標高差1442m
登り 8時間40分(うち休憩1時間31分)
今年1回目、通算34回目
出会った人 200人ぐらい(よっさん、あつぷりさん、M田翁他) 出会った動物 なし
2019年:30座目
☆☆☆ランキング参加中です。☆☆☆


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登山を始めて以来、毎年欠かさず登っている白山。
しかし年々体調が悪化しており、昨年は山頂はおろか、室堂にも辿り着けなかった。
今年も登拝しようと思うが、もう日帰りで登られる体力はないので、連休が必要。
休みと天候になかなか恵まれなかったが、久しぶりに連休をゲット。
日頃の行いが良いせいか、予報もオールAなので、白山に登ることに決定!

泊まりがけの登山だが、問題は宿泊先。
プランAは室堂小屋泊まりで、手軽な装備で済むが、1泊2食で9,000円が必要。
プランBは南竜テン泊で、1泊300円と激安だが、重いテン泊装備を担がねばならない。
プランCとしてテントが要らない甚之助避難小屋泊まりもあるが、食材やビアは自分で担がなければならない。
もう10kg以上の装備を担ぐ体力は厳しいので、消去法でお金で体力をカバーするプランAとなり、室堂予約センター(076-273-1001)に予約する。
※室堂宿泊には原則、事前予約が必要となります。
5:40 別当出合特設駐車スペース(標高約1230m)

この日はマイカー規制はなしで、前夜から前入り。
5:56 別当出合登山口(標高約1260m)

室堂泊まりなのでもう少し遅いスタートでも良さそうだが、亀足が一段と加速しているので、余裕を持たせて早めの出発にした。
登山届(要提出)同様、ドーピングも忘れずに。

ここで衝撃の事実が判明!

8月下旬から連日、南竜山荘周辺でツキノワグマの目撃情報があり、テント場とケビンは当分の間、使用中止となっていた。
この影響で、南竜でのオオバコ等除去のイベントも中止が決定。

アブナイ、アブナイ、もしプランBにしていたら、ここで引き返したかも(笑)
OPP対策も済ませ、登拝開始(6:15)

近年の室堂までのCTは6時間だが、今の体力では到底無理なので、目標CTは標準CT(4時間)の2倍の8時間に設定。
サラシナショウマ(更科升麻)

キンポウゲ科サラシナショウマ属の多年草。
序盤の難所、石階段をよたよた登っていく。

6:48 登り・下り専用路分岐上部

ノコンギク(野紺菊)

キク科シオン属の多年草。
7:26 中飯場(標高約1550m)

スタートから1時間11分と、昨年(57分)より順調?な遅れっぷり(笑)
センジュガンピ(千手岩菲)

ナデシコ科センノウ属の多年草。
8:47 別当覗(標高約1750m)

既に2時間32分が経過。焦らずここでも小休止。直前でよっさんとすれ違う。
なんでも御来光を見るために、深夜0時から登られたそうだ。
別山(2399m)に雲がかかり始めてきた(9:49)

資材を運んでいるのか、今日はヘリが頻繁に往復していた。
10:27 甚之助避難小屋(標高約1975m)

ここまで4時間12分と昨年(3時間13分)より1時間も遅着。このペースだと8時間もキツいかも(笑)
直前の旧髙飯場跡付近で、あつぷりさんと遭遇。顎鬚を蓄えられていたので、一瞬どこぞのヤンチャ系か?と思ってしまった(ウソ)
私より1時間30分ほど早く出発されたが、もう御前峰と大汝峰に登ってこられたそうだ(呆)
現在、昨年の台風20号で被害を受けた屋根等を復旧工事中。

足場が組まれているが、小屋やトイレ等は使用可能。
別山は既に雲に隠れてしまった。

加越国境の山々はクッキリ望めたが、

百名山の荒島岳(1523m)は山頂部に雲がかかっていた。

しっかりとエネルギーを補給後、出発(10:56)

予報通りの好天だが、容赦なく日差しが注ぎ、汗が滴り落ちる。

あぢぃよ~
11:44 南竜分岐(標高約2100m)

一向にペースが上がらず、ここでも座り込む。
眼下には炎天下の中、作業する職人さんたち。

ご苦労様です。
下山してきたM田翁と遭遇。

「今日は泊まりか? あんまり早く着くと、泡の出る麦茶でお金かかるから、ゆっくり登ってみねの(笑)」
ようやく十二曲がりに差し掛かる(12:56)

夏のお花たちはほぼ終了フラグ。
ヤマハハコ(山母子)

キク科ヤマハハコ属の多年草。
ハクサンフウロ(白山風露)

フウロソウ科フウロソウ属の多年草。
13:17 延命水

喉の渇きを癒させてもらう。
13:39 黒ボコ岩(標高約2320m)

ここまで7時間24分と、超ゆるゆるの目標の8時間ですら絶望的。
でもあと1時間以上かかっても15時前には着きそうなので想定内。
弥陀ヶ原

ガスのせいで、御前峰はおぼろげ。
14:19 五葉坂下(エコーライン合流点)(標高約2354m)

最後の試練が疲れた身体にムチ打つ。

14:55 白山室堂(標高約2450m)

ついたー! タイムは8時間40分とワースト記録更新で、一般のハイカーなら下山しているタイム。よかった、早出して。
室堂でも工事中だったが、どうやら公衆トイレを新設しているようだ。

ガスも取れて、約2年ぶりの白山御前峰と対面。

どうにか登ってこれました。
受付を済ませ、今晩お世話になる御前荘へ。

室堂での宿泊は2回目だが、前回は山開き前の残雪期で、宿泊者は私だけだった。
仕切りのない自炊者用の白山荘と比べると、一般的な山小屋の感じ。

指定されたのは8号室。

先客は3人だけだったが、今日は平日なのでそれほど混まないかも。

水場が近いのはありがたい。

想定外だったのはサンダルがないこと。

食事や付近を散策するのに毎回登山靴を履かないとならず、少し面倒。宿泊の際はマイサンダル持参を推奨します。
南竜付近でなく、室堂周辺でもクマの目撃情報が頻発していて、

この日(9/6)も山頂に続く高天原付近で目撃されたそうだ。
山頂には明朝登るので、今日はこれでハイク終了。

早速、泡の出る麦茶をいただきます(笑)
17時になったのでセンター内の食堂へ。

主菜は肉と魚が選べ、肉(ハンバーグ)をチョイス。

ご飯、みそ汁はもちろんお替り自由だが、おかずはチョッとショボい感じ。
ただし、漬物、ふりかけ、海苔の佃煮などの飯の友が設置されているので、お腹を満たすことは可能。
デザートもあり、ケーキとゼリーの2種類から選ぶことができる。

9時間近い行動時間による疲れと満腹のせいで、18時には寝落ち。

明日もいい天気だといいのだがzzz
(この日の行程)
23:00別当出合特設駐車スペース(車中泊)5:40
5:56別当出合登山口6:15
7:26中飯場(小休止)7:36
8:47別当覗(小休止)9:00
10:27甚之助避難小屋(中休止)10:56
11:44南竜分岐(小休止)11:54
13:39黒ボコ岩(中休止)14:08
14:55白山室堂(宿泊)
やっぱり、山っていいね!
白山(2702m)(砂防新道)
標高差1442m
登り 8時間40分(うち休憩1時間31分)
今年1回目、通算34回目
出会った人 200人ぐらい(よっさん、あつぷりさん、M田翁他) 出会った動物 なし
2019年:30座目
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