日大アメフトの悪質タックル問題

author photo

Byよっし~

先日来からの日大アメフト部選手による悪質タックル問題
いろいろ注目を浴びてますね。
大学、社会人でアメフトをかじった経験があり、今回の問題は非常に気になって仕方ない。

FSCN3306.jpg
現役時代、今回の日大選手と同じポジションでした(笑)

今回、日大の監督が「相手QBをぶっ壊してこい!」と指示したとされることも問題になっているが、アメフトでこのような言葉はさほど珍しいことではなく、どのチームでも程度の違いはあれ、よく使われていた。
 
ハドル(フィールド上で円陣を組んで行なう作戦会議)内では、“相手QB(クォーターバック)をぶっ潰せ!”とか“あのRB(ランニングバック)をボコボコにしろ!”などのかなり荒々しい言葉が飛び交うことも珍しくない。

huddle.jpg

しかしそれは味方の闘志を掻き立て、対戦相手とのプレーをイメージ化させるための例えであり、あくまでもルールに則ったプレーの延長上であるのが大原則

コンタクトスポーツなので多少のラフプレーは存在し、守備側がQBサックをしようと突進し、勢い余ってパスリリース直後にタックルしてしまうラフィング・ザ・パサー(Roughing the Passer)は、積極的なプレーと紙一重の反則だが、今回のあのタックルは故意のレイトヒット(Late Hit)で、”不必要な乱暴行為”(Unnecessary Roughness)であり、”スポーツマンらしからぬ行為”(Unsportsmanlike Conduct)であるのは一目瞭然。

passrush.jpg

パスをした後のQBは無防備に近く、しかもボールデッド後は身体の力を抜いてしまうので、背後から強烈なタックルを受ければひとたまりもない。
正面から相手がタックルしてくるのであれば身構えたり、コンタクトの際の衝撃を逃がすことも可能だろうが、脱力状態で背後からだとまともに衝撃を受け、受け身を取ることすら困難。

今回の日大選手のタックルは極めて悪質であり、たとえ監督から指示があったとしても、あれだけあからさまな反則タックルは、通常なら選手自身が躊躇して当然なのだが・・・

現役時代の日大フェニックスはまさに王者で、憧れの存在だったが、なぜこんな風になってしまったのだろう?

アメフトは体力だけでなく”戦略と分析のスポーツ”とも言われ、対戦前に相手チームの実戦ビデオを何十回も見て、相手チームの戦術だけでなく、選手のクセや習性まで分析する。
例えば、「このQBは中央からブリッツされると、左にロールアウトしながら回避する確率が70%などと相手選手のクセを徹底的に頭に叩き込み、その対策を反復練習する。
blitz01.jpg
もっとも敵にスカウティング(偵察)されているのを分かった上で、わざと別のクセがあるように見せかけるなど、化かし合いもよく行われていた。

また試合前には、闘争心を上げるため、ダミー(敵を模したサンドバック状の人形)を対面する敵選手に見立て、時には名前や背番号を書いた紙まで貼って、「○○をぶっ潰せ!」とタックルする練習も行っていた(笑)
dummy.jpg

おそらく闘争心を煽る行為がエスカレート、日常化し、このような事件に至ってしまった一因なのかも。

これを機にアメフト人気が翳らなければいいのだが・・・


☆☆☆ランキング参加中です。☆☆☆


にほんブログ村 アウトドアブログ 登山へ
にほんブログ村
応援のポチッ、お願いします。

↓こちらもポチっとよろしくお願いします。
関連記事
スポンサーサイト
Share

Comments 8

大kのりちゃん  

よっし~大明神様、こんばんは。
え~~、よっし~さんアメフトの経験者でしたか?。
先日のサックスの事と、今回の事といい本当にお互いに似合わないですね~~~(笑い)。
今回の事件と言うか事案というか、これは素人目でもいかんですよね~~~。
タックルがいくらルール上許されているとしても、子供の目からでもわかること。
ましてこれが監督・コ~チの言葉か、未来の青少年を育てる立場の人達の言葉か。
どこかの国のお偉いさんの様にならなければ良いのですが~~~。

2018/05/17 (Thu) 21:55 | EDIT | REPLY |   

よっし~  

Re: タイトルなし

のりちゃんさん こんにちは

そうですね。お互い似合わないですよね(笑)

今回のタックルは明らかなレイトヒットで、ルール上も許されていません。
パサー(パスを投げる選手)は、プレー後は無防備な体勢なので、パスを投げ終わると同時ぐらいのタイミングで、勢い余ってタックルした場合ても、「15ヤード罰退&1stダウン更新」という結構重い反則になります。
突進する選手は急には止まれないので、半ば不可抗力のこの反則は日常茶飯事ですが、今回のあのタックルは明らかに故意で、普通ならまずありえないです。

例えるなら、野球で三振して引き上げる選手が、持っているバットでキャッチャーの後頭部を殴打するような感じですかね。

2018/05/18 (Fri) 10:18 | EDIT | REPLY |   

だいぼん  

レイト・ヒット

あそこまで無茶苦茶なレイト・ヒットは初めてみました。
「殺人未遂」であると言う人がいましたが、全く否定できません。
反則者本人のみならず、監督の責任は果てしなく重いのに全く出てこない。
これは火に油を注ぎます。
日大アメフト部存亡の危機であるということが、監督にはわかっていないのでしょう。
私見ですが、監督が出てきて退任を表明する以外に、鎮火させる方法が思いつかないです。

さらにこれからアメフトをやろうという人が避けていくようになることは
容易に考えられ、二次的三次的被害もどんどん起こるものと思います。

2018/05/18 (Fri) 18:35 | EDIT | REPLY |   

よっし~  

Re: レイト・ヒット

だいぼんさん こんばんは

本当に有り得ないパーソナルファールですよね。
小競り合いになって手を出すのはたまに見かけますが、
パスインコプリートでボールデッドになった後に
背後から殺人タックルをしかけてくるなんて、
普通予想できません。

日大の監督は全く説明責任を果たしていませんね。
どうやら日大のナンバー2の常務理事だそうです。
しかも日大には危機管理学部なる学部もあるそうで、
本当に呆れて笑いが出てきます。

アメフトはコンタクトスポーツなので、練習や試合中の負傷は
想定内ですが、こんな暴●団の鉄砲玉のようなヒットマンまで
いるとなると、通常の親なら自分の子にさせたくないと思うのは
当然でしょうね(笑)

2018/05/18 (Fri) 20:03 | EDIT | REPLY |   

雷鳥51号  

日大選手記者会見所感

先日は雨中の長距離歩行、たいへんお疲れさまでした。
それにしても、前日の夕食後にそば4玉とは、相変わらずのやんちゃぶり全開は感動ものです。

先ほど、今日の午後に開かれた日大選手の記者会見の模様を見たところです。
真実を語る彼と、不誠実な対応に終始する日大側と前監督の態度は、極めて対照的でした。

関学大の選手も日大の選手も、よっし~さんの後輩に他なりません。
先輩としての、よっし~さんの今回の事件に対する思いもまた、複雑なものとお察しします。

監督やコーチ、そして先輩に反旗を翻すことなど許されないのが体育会とはいえ、
当事者の彼は直接的な加害者であると同時に、間接的な被害者でもあるとの印象を受けました。

名門・日大がチーム名同様、不死鳥の如く復活できるのか、今後の展開を見守りたいと思います。

2018/05/22 (Tue) 17:50 | EDIT | REPLY |   

コブタパパ  

監督の指示 選手の捉え方

よっしーさん こんにちは。
レイトタックル、あれは傷害事件ですね。もはやプレーの域を超えている。
監督の指示が、例え相手のQBをぶっ潰せ、であっても、レギュラーがそれで取れると言われても、結局は選手生命を落とすのが明らかな、プレー中でない攻撃は、選手の捉え方に原因があるのかな、と思ってるのですが、、、最近メンバーから外されていた、というのも気になります。

2018/05/22 (Tue) 20:07 | EDIT | REPLY |   

よっし~  

Re: 日大選手記者会見所感

雷鳥51号さん こんにちは

私も昨日宮川選手の謝罪会見、生放送で観ました。
経験者ならありないと思うパーソナルファールを、
試合開始直後の第1プレーで、日本代表にも選出されるほどの
選手が行なってしまったのは、監督コーチからの圧力だったのは
明白になりましたね。

通常攻守11人ずつがプレーしますが、アメフトの場合、分業制が明確なので
11人+11人で22人。
これにキッキングチーム(11人)やパントやフィールドゴールのスぺシャリチーム、
さらには負傷選手のバックアップ要員を含めると、1試合で40~50人は試合に参加します。
日大の場合、全部で150人ぐらいの大所帯で、調子が悪い選手やパフォーマンスが悪い選手
はすぐに引っ込めたりもします。
最初の反則直後に引っ込めるのが一般的なのに、そのままプレーさせたことがまず異常。
そして3回目の反則で宮川選手が退場処分になって引き上げてきても、非難せずむしろ
慰労する様子からもコーチ陣らによる明白な故意が感じられます。

おっしゃる通り、体育会系クラブはかつて監督・先輩絶対主義がまかり通っており、
練習中だけでなく、オフでも理不尽がまかり通る世界でした。
私の場合も、飲み会で下ネタ芸や一気飲みを強要されたり、深夜寝ていると
「シャープペンの芯が切れたから買ってこい」と先輩から電話で起こされ、
コンビニで買って数km先の先輩宅まで持っていった苦い思い出もありました(笑)
もっともそういう理不尽な仕打ちを受けても、自分が上級生になった場合は
後輩たちには同じようなことはほぼ?しなかったつもりです。
また体育会での理不尽さは、社会で待ち受ける理不尽の予行演習だと割り切っていましたし、理不尽さの中にも”愛”があり、理不尽な先輩たちもアメとムチは心得ており、飯をおごってくれたり、飲み会では朝まで付き合わせても、後輩からは一切お金を取らずおごってくれるという文化がありました。
今はチョッとしたことでもパワハラとされてしまい、理不尽に対する免疫もないのかもしれません。

今回の宮川選手への監督コーチの言葉は、その地位を利用しての脅迫行為であり、理不尽を通り越して犯罪行為に等しく、選手への愛が全く感じられませんね。




2018/05/23 (Wed) 11:49 | EDIT | REPLY |   

よっし~  

Re: 監督の指示 選手の捉え方

コブタパパさん こんにちは

今回の反則タックルは明らかに異常ですが、その遠因にはアメフトの仕組みやルールにもあるのではと個人的に思っています。

ご存知かと思いますが、アメフトはいわば”陣取りゲーム”で、自陣・敵陣の各50ヤードの計100ヤードを4回の攻撃で10ヤード以上進みながら敵ゴールゾーンにボールを運ぶ競技です。
通常自陣20ヤード地点ぐらいからの攻撃で、残り80ヤードを敵を騙したり、騙されたりしながら進んでいきます。

選手交代は他のスポーツと比べるとだいぶ変わっていて、自由に何度も入れ替わることができます。
このためRBやWRなど疲労度が激しいポジションでは、1プレーごとに交代することもザラで、一度退いた選手が再びフィールドに復帰することも可能。

特に大きいのが反則に対する罰則で、ラフィングザパサーやホールディングなどある特定の個人選手が犯した反則でも、その個人選手へのペナルティは課されることはほぼなく、反則チーム全体への罰則(「ヤード罰退」や「ダウンロスト」など)がほとんどです。
サッカーだと故意的なプレーをした選手にはイエローカードやレッドカードが出されますし、アイスホッケーであればその選手は一定時間退場となって、敵チームにパワプレー状態を与えるチームの不利益も生じますが、アメフトの場合今回のようなよほど悪質な反則でない限り、反則選手を罰することはなく、あくまでもチームへの罰則になっています。
しかも万一退場してもその選手だけがその後プレーをできないだけで、代わりの選手がそのポジションに入ることが可能。

つまりアメフトの場合、個人への罰則というより、チームに罰則を科すというルールが大半で、それもヤード罰退等で済むというのが反則行為の陰湿化を生む温床にもなっていると思われます。
例えばラフィングザパサーは、パス直後のQBにタックルしてしまう反則で、「15ヤードの罰退&1stダウン更新」という罰則なりますが、相手QBをハードタックルで痛めつけられるのなら、状況によってはこの罰則を受けてもおつりがくる場合があるのも事実です。


また今回はディフェンス側の反則ですが、オフェンス側でも例えば圧倒的なパワーで進入してくるDL(ディフェンスライン)に手を焼く場合、2人のOL(オフェンスライン)が共謀してダブルブロックで痛め付けることもあります。
2人のOLが1人のDLをブロックすることでルール上認められていますが、片方のOLがローブロック、もう1人がハイブロックという風に当たる位置を微妙に変えてハイ&ロー攻撃をすると、かなりの高確率で守備選手を痛めつけること(骨折や靭帯断裂)ができてしまいます。
もちろんこれは「チョップブロック」という反則で、「15ヤードの罰退」になりますが、他の選手と入り乱れている状態だとなかなか審判が分かりづらい反則で、当時からも如何に上手にやるかが技術の内ともされていました。


今回の反則はあまりにもあからさま過ぎて大問題になっていますが、このようにラフプレーは少なからずどのチームにも存在しているのも事実だと思います。

2018/05/23 (Wed) 12:51 | EDIT | REPLY |   

Leave a reply(コメントをどうぞ)※認証後に表示されます

文殊山 (226)
二上コース (121)
二上コース(裏・旧道) (28)
大村コース (9)
角原コース (17)
半田・鉾ヶ崎コース (2)
帆谷コース (3)
西袋コース (3)
大正寺コース (7)
南井コース (3)
四方谷コース (8)
橋立(酒清水)コース (2)
北山コース (2)
徳尾コース (1)
青葉台コース (2)
文殊やまのぼり大会 (3)
花火を眺める会 (6)
熊遭遇! (3)
ナイトハイク (1)
奉仕活動 (1)
MAP・他 (4)
白山 (47)
別山 (4)
白山釈迦岳 (1)
福井県の山(奥越) (61)
荒島岳 (5)
経ヶ岳 (6)
三ノ峰 (4)
銀杏峰 (6)
取立山 (4)
赤兎山 (4)
越前甲 (2)
大師山 (2)
飯降山 (3)
保田経ヶ岳 (5)
バンビライン (6)
天子山 (6)
福井県の山(福井・坂井) (47)
浄法寺山・丈競山 (4)
吉野ヶ岳 (2)
大佛寺山 (2)
下市山 (4)
城山(じょうやま) (10)
三峯城山 (3)
一乗城山 (3)
二本松山 (2)
鷹取山 (3)
福井県の山(南越) (87)
日野山 (13)
鬼ヶ岳 (22)
三床山 (8)
ホノケ山 (4)
三里山 (3)
蛇ヶ獄 (2)
権現山 (3)
乙坂山 (2)
越知山 (3)
夜叉ヶ池 (2)
冠山・金草岳 (3)
妙法寺山 (2)
福井県の山(嶺南) (20)
野坂岳 (4)
岩籠山 (2)
西方ヶ岳・蠑螺ヶ岳 (2)
石川県の山 (21)
富士写ヶ岳 (3)
火燈山・小倉谷山 (3)
医王山 (3)
鞍掛山 (7)
新潟県の山 (4)
福島県の山 (9)
東京都の山 (1)
長野県の山 (5)
滋賀県の山 (21)
伊吹山 (4)
霊仙山 (2)
賤ヶ岳 (3)
岐阜県の山 (18)
舟伏山 (3)
金華山 (3)
愛知県の山 (1)
京都府の山 (6)
奈良県の山 (4)
大阪府の山 (3)
兵庫県の山 (2)
三重県の山 (4)
鳥取県の山 (3)
島根県の山 (2)
岡山県の山 (2)
四国の山 (3)
北アルプス (64)
槍ヶ岳 (7)
双六岳・三俣蓮華岳 (7)
笠ヶ岳 (5)
燕岳 (5)
常念岳 (3)
徳本峠 (5)
湯俣温泉 (3)
焼岳 (1)
御嶽山 (1)
立山 (4)
剱岳 (9)
大日岳 (1)
阿曽原温泉 (5)
白馬岳 (5)
太郎兵衛平 (3)
中央アルプス (3)
木曽駒ヶ岳 (3)
南アルプス (6)
北岳 (6)
八ヶ岳 (6)
ウオーキング・マーチ (9)
お遍路 (16)
山行インデックス (10)
山めし・山ごはん (80)
麓の山めし (27)
道具 (14)
山百(百均)グッズ (4)
B級グルメ (97)
福井のおすすめスポット (10)
石川のおすすめスポット (2)
滋賀のおすすめスポット (1)
岐阜のおすすめスポット (1)
長野のおすすめスポット (1)
東京のおすすめスポット (2)
京都のおすすめスポット (3)
兵庫のおすすめスポット (1)
岡山のおすすめスポット (2)
島根のおすすめスポット (1)
おすすめ温泉 (1)
旅 (3)
日常 (8)
山雑記 (11)
青春の想い出の曲 (12)
よっし~のコレクション (3)
よもやま話 (2)
未分類 (0)