朱のエクスタシー 稲荷山(233m)

author photo

Byよっし~

2018年4月6日(金) 曇りのち雨

久しぶりに連休が貰えたので、干支(戌)の山登山関西へ。
初日の天気は曇りで、昼頃からは雷を伴う激しい雨という予報だったので、
メインのハイクは2日目にし、初日はこの山へ。

稲荷山
DSCN2202_20180408165355db4.jpg
稲荷山というより、伏見稲荷大社のある山と言った方が分かり易いかも。
眷属とされるイヌ科キツネ属なので、広義で言えばここも干支の山かな?(笑)
 
前日帰宅後、自宅を出発。R8・R161と走って伏見稲荷大社へ(1:55)
DSCN2173_20180408165220aca.jpg
楼門横には24時間開放の無料駐車場(200台)があり、ここで朝まで仮眠。
大社(稲荷山)内も24時間開放されているので、深夜にもかかわらず参拝客がチラホラ。

支度を済ませ、手水で身を清める(7:20)
DSCN2178_201804081652235a7.jpg

楼門国重文
DSCN2177_20180408165222563.jpg
母大政所の病平癒の御礼として、豊臣秀吉公が天正17(1589)年に寄進。

楼門の左右にいる狛犬ならぬ狛狐(白狐)
DSCN2179_2018040816522696b.jpg
向かって右が宝珠を、左がを咥えている。

珠は稲荷大神の霊徳の象徴で、鍵はその御霊を身につけようとする願望とされる。
DSCN2180_20180408165226d7b.jpg
余談だが、花火の際の”たまや~! かぎや~!”という掛声は、この狛狐が咥えている珠と鍵に由来すると謂われる。
江戸の花火職人として名高い玉屋鍵屋の屋号は、商売繁盛の神である稲荷大社にあやかって名付けられたそうだ。

境内にあるしだれ桜
DSCN2182_20180408165242dfb.jpg
散りはじめだったが、なんとか間に合った。

外拝殿(舞殿)国重文
DSCN2183_20180408165244963.jpg
拝殿には伏見の銘酒や味噌・醤油・味醂といった発酵食品が奉納されていた。

内拝殿
DSCN2185_20180408165245160.jpg
今日と明日のハイクの無事を祈願する。

本殿国重文)(標高約40m)
DSCN2186_2018040816524713b.jpg
五間社流造の檜皮葺き。応仁の乱で焼失後、明応8(1499)年に再建。
主祭神は稲荷大神こと、宇迦之御魂大神(うかのみたまのおおかみ)

まだ7時台だというのに、参拝客が多い。
DSCN2187_20180408165248152.jpg
しかもそのほとんどが外国人観光客

奥宮国重文
DSCN2188_20180408165306828.jpg

この先から伏見稲荷名物の千本鳥居の始まり。
DSCN2189_201804081653079b3.jpg

参道が二手に分かれていて、右が往路となっているが、お構いなしの方も(笑)
DSCN2190.jpg
入口付近にいるのは全て外国人で、インスタ映えの1枚を撮るべく、人が途切れるのを待っている。

おそらく4時台ぐらいじゃないと、人がおらず無限に鳥居が続くあの画像は厳しいのかも。
DSCN2192_2018040816531097a.jpg

奥社奉拝所(奥の院)(標高約60m)
DSCN2193_2018040816531267f.jpg
厳密にいうと、千本鳥居はここまで。

おもかる石
DSCN2196_201804081653297c7.jpg
石燈籠の宝珠、つまりてっぺんの部分を持ち上げることができ、予想してたより重く感じた場合は、願い事成就は難しく、軽く感じた場合は祈願成就になると謂われている。

早速体験したところ、左は重く感じ、右は軽く感じた。
DSCN2197_20180408165331429.jpg
もっとも一度重さを体験した後は、軽く感じるのは当然だが(笑)

この先は登りが出てくるので、ここで引き返す観光客も多い。
DSCN2194t.jpg

この参道は京都一周トレイルにも指定されているようだ。
DSCN2195_20180408165328fb1.jpg

ここからハイカーの本領発揮。 ハイカーをなめんなよ!(笑)
DSCN2198_20180408165332ece.jpg
この辺りは一旦軽く下ってからの緩やかな登り返しとなる(7:36)

根上り松
DSCN2199.jpg
根が上がっている松から、”値上がりを待つ”という意味合いで、株式業界で縁起を担がれているそうだ。
また人がひざまづいて祈る姿に似ていることから、”膝松さん”とも呼ばれ、根の間をくぐったり、樹の肌を撫でて傷む部位を撫でると平癒するとも謂われているそうだ。
隙間をくぐって、昨年負傷した両膝をしっかり撫でておきました(笑)

根上り松から見た千本鳥居。
DSCN2201_201804081653534d8.jpg
実際には千本はなく、800~850本ぐらいだと言われている。

稲荷塗とも呼ばれる独特な朱色
DSCN2204.jpg
魔除けのためとか、原料の水銀(丹)が木材の腐敗防止のためともされている。
余談だが、丹(辰砂=硫化水銀)の産地には丹生(にゅう)という地名が多く、古代よりアマルガム法によるメッキ技術や製鉄が盛んだったとされる。
福井県の丹生郡織田町(現越前町)も丹の産地で、その中心が剣神社だったとされ、その末裔の織田氏から織田信長公に繋がっていく。

山中には無数の小さな祠が祀られており、その数は1万を超えるともいわれる。
DSCN2205_20180408165358dd9.jpg

新池(谺ヶ池)
DSCN2206_2018040816541477c.jpg
行方不明者を探している人がこの新池に向かって手を打つと、木霊(こだま)が返ってきた方向に何らかの手掛かりがあるという伝説から、谺ヶ池(こだまがいけ)とも呼ばれる。

場違いな大きなザック(60L)を背負ってきたが、バックパッカーが多いので違和感はない。
DSCN2209.jpg
むしろ登っている人の98%ぐらい(大げさでなく本当!)が外国人で、聴こえてくるのは英語、フランス語、ドイツ語、中国語、韓国語、スペイン語などばかりで、日本語は皆無に近い完全アウェー状態。ここは本当に日本なのか?

鳥居奉納の初穂料表
DSCN2207_201804081654161e1.jpg
千本鳥居に並ぶ5号(直径15㎝)が175,000円で、一番大きな10号(直径30㎝)が1,302,000円~だそうだ。意外と安いんだな。これならポケットマネーで楽勝だ(大ウソ)
なお常に予約が一杯で、奉納依頼から建設まで4~5年はかかるらしい。

7:55 三つ辻(標高約95m)
DSCN2211.jpg
その名の通り、ここで参道が二手に分かれ、標識に従い右手へ。

参道沿いの至る所に、休憩やお土産販売の茶屋がある。
DSCN2212_201804081654204e0.jpg
まだ時間が早いせいか、ほとんど開店前だった。

汗をダラダラ流しながらよたよた登っていく。
DSCN2213.jpg
一方の外国人観光客たちは、汗ひとつかかず何食わぬ顔で追い越していく。
日本人ハイカーの威厳が。。。。。

途中視界が開ける場所があり、眼下には伏見市街が広がる。
DSCN2214.jpg

8:08 四つ辻(標高約162m)
DSCN2215_201804081654426bf.jpg
ここに居た人も全て外国人でした。

ここは参道が十字に交差していて、直進、右のどちらでも山頂に至る。
DSCN2216.jpg

順路は直進(御膳谷奉拝所)とあったが、天邪鬼な私は右手(三ノ峰)へ(笑)
DSCN2217.jpg

この辺りになると外国人の姿もまばらに。
DSCN2219.jpg

8:14 三ノ峰(下之社神蹟)(標高約190m)
DSCN2220_2018040816550787d.jpg
伏見稲荷の主祭神、宇迦之御魂大神の分霊(わけみたま)ともされる白菊大神を祀っている。

8:16 間ノ峰(荷田社神蹟)(標高約192m)
DSCN2221.jpg
伊勢大神(=天照大御神)を祀っている。

この辺りの鳥居は塗装が剥げてきて、朱色がだいぶ薄くなっている。
DSCN2224_20180408165511b80.jpg
鳥居本体だけでなく、黒い根巻き板部分が朽ちているものも。

場所にも寄るが、5~10年程度で修繕(再塗装)が必要らしい。
DSCN2223_20180408165510871.jpg
一度奉納したら子孫の代まで関係が続く上手い商売でんな(笑)

8:20 二ノ峰(中之社神蹟)(標高約216m)
DSCN2225_201804081655309a9.jpg
山頂(一ノ峰)まではあと5分。

記紀の天孫降臨に出てくる猿田毘古神(猿田彦)とされる青木大神を祀っている。
DSCN2226.jpg

参道の至るところにあったイノシシ注意の看板。
DSCN2227.jpg
かかってこいやー!(ウソ)

そろそろ朱色もお腹いっぱいの感じ(笑)
DSCN2228.jpg

8:24 一ノ峰(上之社神蹟)
DSCN2229_201804081655366d4.jpg
本宮から58分。標準CTは1時間ほどなので、個人的にまずまず。

ここが稲荷山山頂(標高233m)
DSCN2232.jpg
看板に”店に再確認不要”とか”再確認お断り”とあるので、尋ねてくる外国人が多いのだろう。

宇迦之御魂神の分霊とされる末広大神を祀っている。
DSCN2230.jpg
また天照大御神の侍女とされる大宮能売大神(おおみやのめのおおかみ)とする説も。

拝殿の奥には御神体と思しき磐座
DSCN2231_201804081656015a4.jpg
かつては古墳だったらしく、古代より信仰の対象だったのだろう。

一ノ峰の周りにはシャガ(射干)が咲いていた。
DSCN2234.jpg

山頂で昼食にしようと思っていたが、神域なので自粛し下山する。(8:32)
DSCN2236.jpg
下りは逆ルートの御膳谷奉拝所方面へ。

8:38 御剱社(長者社神蹟)(標高約187m)
DSCN2237_201804081656223d0.jpg

加茂玉依姫(かもたまよりひめ)を祀る社殿の後には御神体の剱石がある。
DSCN2238.jpg

茶屋も営業が始まったようで、一服しようかとも思ったがスルー。
DSCN2239.jpg

薬力社にある薬力瀧
DSCN2240.jpg
ここで滝行をされる方もいるそうだ。

御膳谷奉拝所を抜けて四つ辻へ。
DSCN2244.jpg

8:53 四つ辻(標高約162m)
DSCN2245.jpg
ますます外国人が増えており、ここにいるほぼ100%が外国人(呆)
日本文化を象徴する神社で、インスタ映えする千本鳥居があり、しかも入場無料だったら、そりゃ来るわな・・・

時折すれ違う人が日本語を話していると、お~同朋だと感激してしまう(笑)
DSCN2246.jpg
帰りは混雑する千本鳥居に向かわず、三つ辻を直進。

シャクナゲ (石楠花)
DSCN2247.jpg
ツツジ科ツツジ属。

途中、ニャンコをたくさん見かけた。
DSCN2248_20180408165653318.jpg

普段はあまりネコに好かれないのだが、ここのネコはなぜかいっぱい寄ってきた。
DSCN2250_2018040816565596f.jpg
エサが欲しいのかな?

途中から、長身(190㎝ぐらい)2人組の外国人女性とデッドヒート。
DSCN2255_20180408165712b4c.jpg
彼女たち足が長いから、付いていくのがやっとだった(笑)

本殿に御礼参りをしてハイク終了(9:17)
DSCN2256_20180408165713602.jpg

外国人が多いとは聞いていたが、これほどまでとは・・・
DSCN2257.jpg
さすが昨年(2017年)の訪日外国人訪問先第1位だけのことはある。

今度は真夜中に登ってみたい。
DSCN2253_20180408165710397.jpg

やっぱり、山っていいね!

☆今回のルート☆
inariyama02.jpg


稲荷山(233m)
標高差193m
登り 58分、下り 45分 TOTAL 2時間
出会った人 測定不能 出会った動物 猫6匹
2018年:17座目

☆☆☆ランキング参加中です。☆☆☆


にほんブログ村 アウトドアブログ 登山へ
にほんブログ村
応援のポチッ、お願いします。

↓こちらもポチっとよろしくお願いします。
関連記事
スポンサーサイト
Share

Comments 0

Leave a reply(コメントをどうぞ)※認証後に表示されます

文殊山 (220)
二上コース (117)
二上コース(裏・旧道) (28)
大村コース (9)
角原コース (16)
半田・鉾ヶ崎コース (2)
帆谷コース (3)
西袋コース (3)
大正寺コース (6)
南井コース (3)
四方谷コース (8)
橋立(酒清水)コース (2)
北山コース (2)
徳尾コース (1)
青葉台コース (2)
文殊やまのぼり大会 (3)
花火を眺める会 (6)
熊遭遇! (3)
ナイトハイク (1)
奉仕活動 (1)
MAP・他 (4)
白山 (46)
別山 (4)
白山釈迦岳 (1)
福井県の山(奥越) (60)
荒島岳 (5)
経ヶ岳 (5)
三ノ峰 (4)
銀杏峰 (6)
取立山 (4)
赤兎山 (4)
越前甲 (2)
大師山 (2)
飯降山 (3)
保田経ヶ岳 (5)
バンビライン (6)
天子山 (6)
福井県の山(福井・坂井) (47)
浄法寺山・丈競山 (4)
吉野ヶ岳 (2)
大佛寺山 (2)
下市山 (4)
城山(じょうやま) (10)
三峯城山 (3)
一乗城山 (3)
二本松山 (2)
鷹取山 (3)
福井県の山(南越) (86)
日野山 (13)
鬼ヶ岳 (21)
三床山 (8)
ホノケ山 (4)
三里山 (3)
蛇ヶ獄 (2)
権現山 (3)
乙坂山 (2)
越知山 (3)
夜叉ヶ池 (2)
冠山・金草岳 (3)
妙法寺山 (2)
福井県の山(嶺南) (20)
野坂岳 (4)
岩籠山 (2)
西方ヶ岳・蠑螺ヶ岳 (2)
石川県の山 (21)
富士写ヶ岳 (3)
火燈山・小倉谷山 (3)
医王山 (3)
鞍掛山 (7)
新潟県の山 (4)
福島県の山 (9)
東京都の山 (1)
長野県の山 (5)
滋賀県の山 (21)
伊吹山 (4)
霊仙山 (2)
賤ヶ岳 (3)
岐阜県の山 (18)
舟伏山 (3)
金華山 (3)
愛知県の山 (1)
京都府の山 (6)
奈良県の山 (4)
大阪府の山 (3)
兵庫県の山 (2)
三重県の山 (4)
鳥取県の山 (3)
島根県の山 (2)
岡山県の山 (2)
四国の山 (3)
北アルプス (56)
槍ヶ岳 (7)
双六岳・三俣蓮華岳 (7)
笠ヶ岳 (5)
燕岳 (5)
常念岳 (3)
湯俣温泉 (3)
焼岳 (1)
御嶽山 (1)
立山 (4)
剱岳 (9)
大日岳 (1)
阿曽原温泉 (5)
白馬岳 (5)
中央アルプス (3)
木曽駒ヶ岳 (3)
南アルプス (6)
北岳 (6)
八ヶ岳 (6)
ウオーキング・マーチ (9)
お遍路 (16)
山行インデックス (10)
山めし・山ごはん (79)
麓の山めし (22)
道具 (13)
山百(百均)グッズ (4)
B級グルメ (97)
福井のおすすめスポット (10)
石川のおすすめスポット (2)
滋賀のおすすめスポット (1)
岐阜のおすすめスポット (1)
長野のおすすめスポット (1)
東京のおすすめスポット (2)
京都のおすすめスポット (3)
兵庫のおすすめスポット (1)
岡山のおすすめスポット (2)
島根のおすすめスポット (1)
おすすめ温泉 (1)
日常 (8)
山雑記 (10)
青春の想い出の曲 (11)
よっし~のコレクション (3)
よもやま話 (2)
未分類 (0)