晩秋の赤岳 1泊2日ハイク 1日目その3

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Byよっし~

2017年10月27日(金) 快晴

晩秋の貴重な好天の中、1泊2日で八ヶ岳に登ってきました。

美濃戸から行者小屋までほぼ計画(といっても亀足タイムだが)通り登ってきたが、
だいぶバテてきていて足取りが重くなることを勘案して計画を変更。
行者小屋から地蔵尾根ルート赤岳天望荘に到着(15:17)

ここまでのハイクの様子はコチラをどうぞ↓
晩秋の赤岳 1泊2日ハイク 1日目その1
晩秋の赤岳 1泊2日ハイク 1日目その2

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標準CT1時間20分のところ、2時間37分もかかる大ブレーキ。
急登急階段に加え、雪と氷と岩がミックスした路面状況で歩きづらく、
すっかりバテてしまった。
受付する気力すらなく、山荘前のベンチにザックを放り出して座り込む。
 
今朝、赤岳山荘でお会いしたソロの男性と再会。
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彼は北沢経由で硫黄岳(2760m)、横岳(2829m)と縦走されてきた。

また白河原や行者小屋でお会いした神戸から来られたソロの男性とも再会。
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彼は文三郎尾根経由で赤岳に登り、20分ほど前に天望荘に到着されたとのこと。早っ!

ようやく息が落ちついてきたので、宿泊受付へ(15:44)
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赤岳天望荘は赤岳と横岳の鞍部、標高2722mに建つ山小屋で、収容人員は200名。
なお今年の営業は11月5日(日)まで。なお冬季営業は12月21日~2月下旬。

赤岳天望荘

1泊2食(9,000円)で宿泊を申し込むと、
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「今日は空いているので、同料金で個室をご利用ください」とのこと。ラッキー!
通常15,000円(1人で利用の場合)する個室に無償グレードアップ
私がVIPだと知ってて忖度してくれたのだろう(ウソ)
全員個室対応でした(笑)

料金を支払うと、ホルダーがグリーンカップが渡される。
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他人のカップと間違わないように、マジックで名前等を記入するよう指示される。
ホルダーの色は複数色あるようだが、この日は全員グリーンだった。
このカップが食券、ホルダーの色が食事の時間帯を示す合理的なシステムを採用。

受付を済ませ個室棟に向かうべく、階段降りていく
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階段を降りる??

要塞のような地下トンネルを通って個室棟へ。
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トンネルはそれほど高くないので、180㎝以上の方は頭上注意。

個室棟の1階が建っている場所は、本館が建っている場所より一段低くなっており、
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半地下状態のここが1階で、先ほど休憩していたベンチ横に見える部分が実は2階部分

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赤岳天望荘のガイドブックから転載、加工しました。

1階から階段を登って2階へ。
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なお地下トンネルを通らずに、直接個室棟2階(談話室経由)にも行けます。
また小屋内は一部(談話室)を除き、各個室前まで土足可能

私が指定された個室は28号室
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2階の個室にはがあり、半地下状態で窓のない1階より断然明るい。
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1階の個室も覗いてみたが穴倉のようで、2階と同じ料金だったら文句が出そう。

定員2名で約2畳の広さ。窓際には大きな棚もありザック等も余裕で置ける。
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しかも個室から富士山が一望(東側の場合)のマウンテンビュー
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他にも部屋前にあるハンガースペースや色でサンダルのサイズを区別してあるなど
細かいところにまで気配りされている。

この後紹介することなどが理由で、一部ネットでは、”赤岳失望荘”と揶揄されているが、今のところ全然そんなことはなく、むしろ”赤岳満点荘”

荷を解いた後、小屋内外を散策。
あわよくば今日中に赤岳山頂に登ろうと思っていたが、最早そんな体力も気力も皆無
とっくに登山靴も脱いでます(笑)

ごえもん(五右衛門)風呂終了の貼り紙。
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ごえもん風呂利用可能時期は6月~10月上旬(宿泊者のみ)

天望荘は標高2700mの稜線上にあるのに、なんとお風呂に入れる。
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これは浄化槽のし尿分解に不可欠なバクテリアを繁殖させるのに大量の温水が必要で、天水を沸かしたお湯をお風呂に利用し、残り湯を浄化槽で再利用しているそうだ。
浴槽は”天下の大泥棒”石川五右衛門が釜茹でされた大釜を模しており、一度に3人ほど入れる大きさ。浴槽は1つしかないが残念ながら混浴ではなく、時間帯ごとに男女別となる。
当然のことながら循環ろ過装置などはないため、後半の時間帯になると、先客たちの汗や埃でよく出汁がでているらしい(笑)

宿泊者は先ほどのカップで、お湯お茶コーヒーが無料で飲み放題
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お茶やお湯が無料というのは常念小屋もそうだったが、コーヒーもというのは珍しい。
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ただし飲用水(冷水)は無料ではなく、PETボトルを購入しないとならない。
天望荘で使う水は天水らしく、煮沸の関係上このようなシステムになっているそうだ。

喫茶タイムには1杯500円なので、4杯飲んだら2,000円もおトク。
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2日間で5杯飲みました(笑)

アルコール類はビアだけでなく、日本酒、焼酎、ウイスキーと種類も豊富。
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頭上に聳える赤岳山頂(北峰)赤岳頂上山荘
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北峰の奥にある最高峰の南峰は見えず、手前にあるピークは”赤の肩”と呼ばれる前峰。
「赤岳からの下りが凍結しまくりで、一番怖かった」
文三郎尾根経由で降りてこられた方は一様にこう言っていた(汗)
明日大丈夫かな???

”赤富士”を期待したが、この日の夕陽がイマイチのせいか観られなかった。
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夕食は17時30分からなので、個室棟の2階にある談話室で同泊者の方たちと談笑。

茨城からお越しの娘さんと来られた同年代ぐらいの男性はかなりのベテランで、
これまで何十回と八ヶ岳に登っているが、冬期オンリーで無雪期は実は初めてとのこと。
娘さんが一緒なのでアイゼンの要らないこの時期に登ったのだが、初冠雪で結局アイゼンを履いたそうだ(笑)

談話室の窓から赤岳側を見ると、阿弥陀岳に登られていた3人組がまさに下山中。
先頭の女性は颯爽と軽やかな足取りだが、後ろの男性2人は腰が引けたへっぴり腰状態。
後でこの様子を話したところ、ノーアイゼンだったのでマジで怖かったそうだ。

夕食時間までまだ10分ほどあったが、夕食開始の館内放送が流れる(17:18)
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お気付きでしょうか?
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天望荘の食事はセルフ方式ビュッフェ・スタイル
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節水のための使い捨て容器に、主菜、副菜などを自分の好みと分量で盛りつける。
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この日の夕食メニューは、入口から並んでいる順に
◎杏仁豆腐
◎フルーツポンチ
◎香物(柴漬け)
◎山菜の水煮
◎キノコの水煮
◎たらの芽の天ぷら
◎豚肉の角煮
◎チキンのトマト煮
◎豚汁
◎季節の炊き込みご飯

メニュー内容は季節によって微妙に変化するが、概ねほぼ同じ内容のようだ。

聡明な方ならお気付きかもしれないが、その配置に小屋側のある意図が感じられる。

通常、前菜、副菜、主菜、香物、ご飯、味噌汁、デザートなどと並べられるのが一般的だが、天望荘ではデザート香物が前菜や副菜、主菜より前に陳列。
しかも容器は仕分けのあるお弁当タイプで、デザートを入れるスペースが極めて微妙。
調子にのって副菜エリアにデザートをたくさん盛ってしまうと、その後前菜、副菜で主菜エリアを侵食してしまい、肝心の主菜を入れるスペースが不足する可能性が大。

もちろんお替り可能なので、食べ終えてからまた盛ればイイのだが、
少食の方なら「もうお腹いっぱい!」となる可能性もある。
もし主菜が最初の方にあったら、容器の空きスペースがあるので、いっぱい盛り付けてしまうのは自然な流れ。
恐らくデザートや前菜でミスリードし、人気のある主菜を後半に配置することで不用意な消費を減らし、できるだけ全員のお客が均等に食べてもらえるようにしたいのだろう。

繁忙期は数回に分けての食事になるので、最後の時間帯の組では主菜がほとんどなく、
前菜副菜だけという悲しい状況(失望)が過去にはあったようだ。
食い物の恨みは一番怖いですよね(笑)

なおこの日は15名ほどの宿泊者だったので、料理は余裕で足りてました。

小屋側の意図とは裏腹に、瞬時にベストな配置をイメージして盛り付けました(笑)
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足元ばかり見るのではなく、数歩先も視野に入れる岩場でのルートファインディングに通じますね(チョッと違う?w)

一番美味しかったのは、チキンのトマト煮
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だがコーヒーやビアの飲み過ぎで、お腹がたぷたぷになってしまい、珍しいことにご飯はおろか主菜や副菜もお替りしませんでした。
明日は予報通りかな?(笑)

食後は談話室に戻り、ビアを片手に談笑。
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ストーブのほかにコタツもあるので暖かい。

外に出ると、赤岳頂上山荘の灯りと上弦の月が輝いていた。
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星も結構キレイに見えていたのだが、安物のコンデジではダメでした。
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明日は下り坂の予報だが、なんとか昼頃まではもって欲しいのだが・・・

晩秋の赤岳 1泊2日ハイク 2日目その1につづく・・・

やっぱり、山っていいね!

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