晩秋の赤岳 1泊2日ハイク 1日目その2

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Byよっし~

2017年10月27日(金) 快晴

台風22号が迫る中の貴重な好天の日。
1泊2日で未踏の八ヶ岳エリアへ行ってきました。

ここまでのハイクの様子はコチラをどうぞ↓
晩秋の赤岳 1泊2日ハイク 1日目その1

美濃戸口から約4時間30分で行者小屋(標高約2350m)に到着(12:09)
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赤岳や阿弥陀岳に向かうハイカーが大勢休憩していた。
ここは同経営の赤岳鉱泉とともに、赤岳、阿弥陀岳、横岳、硫黄岳などの南八ヶ岳一帯の登山基地となる山小屋で、テン場(50張・1人1000円)も完備。

行者小屋・赤岳鉱泉HP
 
眼前にはこれから向かう八ヶ岳の主峰、赤岳(2899m)が聳え立つ。
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こちらは横岳直下にある大同心小同心と呼ばれる岩峰。
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昼食のおにぎりを頬張りながら、この先の行程を検討
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本日の宿、赤岳天望荘までのルートは2つ
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1つは赤岳と中岳の鞍部に登る文三郎尾根で、赤岳山頂へ直登するルート。
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赤岳山頂までの標準CTは2時間で、亀足補正した目標CTは3時間
その後山頂から天望荘まで下るのに最低30分はかかるので、12時30分に出発すると
小屋到着は16時過ぎと遅着するのが難点

もう1つは天望荘近くの稜線に続く地蔵尾根で、天望荘までの標準CTは1時間20分
DSCN0355z.jpg
亀足補正で2時間かかったとしても、15時前には小屋に到着できる計算。

先ほどの3人組は文三郎ルートから分岐する中岳ルートで阿弥陀岳(2805m)に登った後、中岳(2700m)、赤岳と縦走して天望荘に進まれるとのこと。
また白河原で出会ったソロの男性は文三郎ルートをチョイスされていた。

(う~ん どうしよう・・・)

明日、天気が崩れる予報なので、できるだけ今日のうちに山頂に登っておきたく、
赤岳山頂に向かう文三郎尾根ルートを計画していたのだが、だいぶバテてきており
ますます亀足に拍車がかかるのは必死
文三郎ルートだと3時間はおろか、4時間近くかかる可能性も高く、そうなると小屋到着は17時を回る恐れも十分ありうる。
もっとも赤岳山頂にも山小屋(赤岳頂上山荘)があるので、無理して天望荘まで降りなくてもいいのだが、今回どうしても天望荘に泊まりたい!

明日の天気は心配だが、無理して文三郎ルートを進むのは亀足の私にとっては無謀で、暗くなって焦ったりするとどんな危険が待ち構えているか分からない。

そこで計画を変更して、地蔵尾根で天望荘に向かうことにする(12:40)
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少し冷えてきたので、薄手のパーカーからハードシェルの防寒着に変更。

天望荘までは距離約1.5km、標高差約370m
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例えるなら地元の鬼ヶ岳を登るような感じなので、2時間もかからずに登れるかもという淡い期待を抱いていた(笑)

まずは薄暗い樹林帯の中を登っていく。
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20分ほどよたよた登っていくと急登になり、路面は一面のとなる。
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時折下山者とすれ違うが、中にはノーアイゼンの方もチラホラ。
さすがにせめて軽アイゼンかチェーンスパイクは持参すべきだと思う。

だいぶ緩んではきているが、凍結している箇所もあるのでアイゼンを装着(13:19)
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しまった! 手袋持ってくるのを忘れた。

のミックスなので、足の置き場に苦労する。
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1時間ほど経過した辺りで、地蔵尾根名物の階段が登場(13:41)
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踏面が網目だったり、パンチ(穴空き)なので、休憩がてら一旦アイゼンを外す。
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眼下には今日歩いてきた南沢や行者小屋。
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右手には八ヶ岳連峰で赤岳、横岳に次いで3番目に高い阿弥陀岳(2805m)
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鞍部を挟んで左側のピークは中岳(2700m)

遠望すると今年登った霧ヶ峰(車山)(1925m)の先には北アルプスの山並み。
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薄らと冠雪した槍ヶ岳(3180m)や先月登った笠ヶ岳(2898m)も望めた。
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なんでも槍ヶ岳周辺には40cm近い積雪があるそうだ。

ようやく地蔵尾根の半分ぐらいだが、既に1時間23分が経過(14:03)
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この調子ならやっぱり2時間30分コースだな(笑)

森林限界を超えると凍結した雪が増えてきたので再びアイゼンを装着(14:10)
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赤岳に続くエグい角度のグラート(岩尾根)ルンゼ(岩溝)
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こんなところを登る変態さんの気持ちが分からない(笑)

もうあの3人組の方やソロの男性は赤岳に着いているのかも(汗)
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赤岳の由来になった赤色の岩が目立つようになってきた。
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ここからが地蔵尾根ルートの核心部(14:28)
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”へ”の字型に設置された長い急階段を登り、その先には鎖場が待ち構えている。

上から見るとこんな感じ。
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斜度が40度近くあり、ここをツボ足で降りてくるツワモノがおられた。

最初の核心部を通過した先は展望スポット(14:37)
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北沢側の赤岳鉱泉が望めた。

また冬の名物のアイスキャンディの櫓も視認できた。
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氷点下20℃にも及ぶ厳しい冬の寒さを利用して、人工の櫓に散水、結氷させて造るアイスクライミング用の氷壁の愛称で、デザートではない(笑)
なお赤岳鉱泉は山小屋らしからぬ食事の素晴らしさで有名で、運が良ければなんと、夕食で分厚いステーキが食べられる。
今回計画にあたって、天望荘にするか赤岳鉱泉にするか大いに悩んだのだが、
2日目の天候が下り坂ということや、ステーキが出るのは不確定で必ず食べられる訳ではないので、天望荘にしたという訳。
いつか必ず食べてやる!(笑)

7月に登った蓼科山(2531m)も望めた。
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お地蔵様にハイクの安全を祈願(14:41)
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お地蔵様から先は幾分傾斜が緩くなる。
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ここまで下山者には10名ほどすれ違っているが、後続のハイカーは全くなし。
みんな明日の天気を考えて文三郎尾根に行ったのかな?

目と鼻の先に天望荘が見えているのだが、なかなか近づかない。
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地蔵尾根最後の核心部に差し掛かる(14:55)
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鎖が設置されているが、路面から3m近い位置にある。
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おそらく積雪期に雪に埋もれてしまわないように、あのような高い位置にあるのだろう。

左手を望むと横岳がだいぶ目線の高さになっており、左奥には硫黄岳の姿も。
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横岳は主峰(2829m)を中心に、二十三夜峰、日ノ岳、鉾岳、石尊峰、三叉峰、無名峰、奥の院といった岩峰の集まり。

最後の岩壁の上には分岐指導標らしき看板が見える(15:04)
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あれが稜線の地蔵ノ頭か。

疲れもピークでヘロヘロ状態。
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15:08 地蔵ノ頭(標高約2716m)
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行者小屋から2時間28分、ようやく赤岳と横岳を結ぶ稜線に到達。
アイゼンを履いての岩登りもあり、かなりキツかった。

このお地蔵様、お顔がリアル過ぎてコワイ・・・
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計画では明日あの岩稜帯を越えていくのだが、今日のような晴天でも怖そう。
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天望荘まではあと少し。
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高低差はほとんどないが、ヤセ尾根が続くので慎重に。
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うん? あれはもしかして・・・
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数日前(10/23)に初冠雪した富士山が聳え立つ。
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うれしー これが見れただけでもここまでの疲れが吹っ飛ぶ。

でも天望荘に続く道は、一旦下って登り返す。
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余計に疲れがぶり返してきた(笑)

15:17 赤岳天望荘(標高約2722m)
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ついたー! 行者小屋から2時間37分と標準CT(1h20m)のもかかってしまう。
やはり、文三郎尾根に進まなくて良かった。
あっちに進んでいたら、今頃まだ赤岳山頂にも着いていないだろう。


晩秋の赤岳 1泊2日ハイク 1日目その3につづく・・・


(ここまでの行程)
12:09行者小屋(昼食)12:40
13:10(アイゼン装着)13:19
13:41(アイゼン脱着)13:44
14:10(アイゼン装着)14:14
14:28核心部①
14:41お地蔵様
14:55核心部②
15:08地蔵ノ頭
15:17赤岳天望荘


やっぱり、山っていいね!


赤岳(行者小屋~赤岳天望荘)(地蔵尾根ルート)
標高差372m
登り 2時間37分(うち休憩時間 16分)
出会った人 10人ぐらい 出会った動物 なし

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