伊吹山(1377m)

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Byよっし~

2011年6月9日(木)

最近その楽しさに目覚めた山登り。
先月から、文殊山(365m)、鬼ヶ岳(533m)、日野山(795m)と徐々に標高のある山に挑戦。
登山中の苦しみはあるものの、頂上到達の充実感から、次は何処へ登ろうかとハマりつつあるというか、
もうすっかりハマっている(笑)

当面の目標は、白山(2702m)だが、標高差1452m、距離6500m(片道)の行程で、
現在の経験と体力ではあまりにも無謀。
そこでさらなる体力と経験作りのため、もう少しハードなハイクを検討。
いろいろ調べていて、目に留まったのが、この山。
伊吹山(1377m)
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ご存知、深田久弥氏が選んだ日本百名山の1つであり、近江の最高峰。
関西を代表する人気の山である。
岐阜県側の関ヶ原からドライブウェイが山頂近くの9合目まで走っており、
百名山の中で最も気軽に登れる山の1つともされる。

だがそんな甘ちょろい登り方では、白山登山の訓練にもならない。
当然、滋賀県側の登山口から山頂まで全て徒歩で登ることにする。

標高差1157m、距離6000m(片道)。
白山登山より少し足りない程度ではあるが、充分訓練になりそう。

情報収集のため、ネットで伊吹山の山行記録を調べていると、
見覚えのあるページHit

以前別のサイトで知り合った、コブタパパさんの旅行記だ。
コブタパパさんは何を血迷った(笑)のか、
2007年に伊吹山登山を決意。
以後同僚や家族と毎年の如く登られており、私にとってはすごい先達。
またお嬢さんのコブタ1号ちゃんやコブタ2号ちゃんも登っているので、
いいオッサンの私が登れない訳にはいかない。
コブタパパさんの山行記録は、登山中にも非常に参考になり、大いに助かった。

01:15 道の駅伊吹の里
最近寝坊気味で、早起きする自信がなかったので、
先日深夜から登山口に程近い【道の駅伊吹の里】へ。
ここで車中泊する。
ここは伊吹山麓を走る広域農道沿いにあるのだが、来る途中、道路脇でなにやら光る物体を発見。
近づいていくと、ニホンジカだった。

05:45 起床
到着時は濡れていなかった駐車場の路面が濡れていた。どうやら雨が降ったようだ。
肝心の伊吹山の方を見やると、
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ご覧のように、3合目付近から上は一面ガスっている。
ガスだけなのか、それとも雨が降っているのか分からないが、どうしようか?
予報では晴れだったが、今日は外れたようだ。
今日は伊吹山登山は諦めて、別の低い山にでも登ろうかとも考えたが、
せっかく来たので取り合えず行けるところまで行ってみることにしよう。

06:15 朝食
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今日の登山は標高差1157m、距離6000m(片道)という今まで以上にハードな行程なので、
しっかり燃料補給。

道の駅に車を置いて、登山口のある上野という集落まで歩いていく。

前方に見える道路を跨ぐ線路のような構造物は、採掘された石灰石を運ぶベルトコンベア。
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伊吹山は太古は赤道近くの海の底だったそうで、サンゴ礁などの死骸が堆積してできたとされる
石灰岩が豊富。このため山腹ではセメントの材料となる石灰岩が採掘されており、
それを麓の工場まで運んでいるのが、この設備。
子供の頃初めて見た時は、ものすごく感動し、興奮した記憶がある。

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上野交差点を左折し、集落へ。
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この辺りは登山客向けの臨時駐車場をやっており、1台500円~1000円。
今回は節約のため、道の駅から登山口まで1.5kmほどあるが歩いてきたのだ。
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登山前に登山口のそばにある【三ノ宮神社】に参拝。登山の無事を祈願する。
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この神社の紋章は菊と桐だそうだが、これは本能寺の変(1582年)の折、長浜城主だった
羽柴秀吉の奥方おね(ねね)たちが、明智方の詮議を逃れて伊吹山麓のここ三ノ宮神社に避難。
その後天下人となった秀吉から、褒美として紋章を賜ったそうだ。

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登山口近くの民家のおばさんが、
『下の方に車停めてきたの?ウチでも500円なのに。』
「あ~そうなんですか。今度利用します。」
(ごめんなさい、実はタダのところに停めてあるもんで・・・)

07:13 登山開始(上野登山口:標高約220m)
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しばらくは木立の中を登っていく。結構急な箇所もある。
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登り始めて24分、1合目(標高約420m)に到着。
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コブタパパさんもレポートで述べられているように、
『え~!まだ1合目?』
という気持ちがひしひしと感じられる。
それもそのはず。標高は既に420m。登り慣れた文殊山(365m)をとうに超えている。

ここではリュックは下ろさずに、呼吸を整える。
山荘の自販機を見ると、缶が150円、PETボトルが200円。
下界より25%増し。確かに標高が高いけど、ここって車で来れる場所なんだからちょっと・・・
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ここから4合目付近までは、大部分ゲレンデ跡を歩いていく。
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日が照っていないのでいいが、晴天だと遮るものがないのでめちゃくちゃ暑いかも。

ここは伊吹山スキー場だったが、近年の温暖化による雪不足やスキー人口の減少に伴い、
残念ながら2009年に閉鎖されてしまった。
リフトも既に撤去され、周りの土産物屋や民宿等もほとんど休業状態。

08:03 2合目(標高約580m)通過
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もうこんなに登ってきたんだ。既に鬼ヶ岳(533m)を超えている。

伊吹山周辺は古くから薬草の宝庫で、お灸の原料のもぐさなどでも有名。
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途中下山してきた男性とすれ違う。伺ったところ、3合目まで行ったけど、
上がガスっているので今日は引き返してきたとのこと。
う~ん、大丈夫だろうか?
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08:33 3合目(標高約720m)到着
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旧伊吹山スキー場のメインゲレンデ部分。ここで10分ほど小休止。
公衆トイレがあるが、この先頂上まではないので、ご注意を。

向こうに見えるのは、ゴンドラ乗り場(※現在は休止中)
これを使うと、行程の約半分ぐらい短縮できるようですが・・・
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5合目以上は全くの霧の中。大丈夫かな~??
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08:52 4合目(標高約800m)通過
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日野山(795m)山頂とほぼ同じ高さ。3合目から4合目間は一番短く感じた。
旧ゲレンデ部分はここまでで、ここからは本格的な登山路となる。

石灰岩の山だけあって、ゴロタ石と呼ばれる岩が登山道に散らばっていて歩き難い。
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09:03 5合目(標高約880m)到着
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ここにはベンチが置いてあり、再び10分ほど小休止。
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ここにも自販機があり、缶、PETボトルともに更にUPし、190円と250円。
う~ん、いい値段ですね。
今回私が持ってきた2Lの緑茶(98円)なら、同じ金額で5L相当と、10倍もする計算。
でもなくなればおそらく買ってしまうかも。
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コブタパパさんも言われているが、伊吹山の場合、5合目までと5合目から先とでは、
全くその顔というか、雰囲気が異なった山となる。
それまでの低山、高原といった雰囲気から、ゴツゴツした岩肌が目立ち、植生も木々が減って、
潅木や高山植物が多くなってくる。
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この登山道、実は滋賀県の県道に指定されており、このような標識がところどころに埋めてある。
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6合目手前にある避難小屋。
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09:29 6合目(標高約990m)通過。
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休憩はせずに、スルー。
つづら折れしながら、登っていく。

09:45 7合目(標高約1080m)通過
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冬場の雪のせいなのか、標識が倒れていた。

この辺りにくると、上も下も辺り一面ガスってきた。
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7合目を過ぎた辺りから、道が険しくなり、岩場が増えてくる。
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場所によっては、手を使わないといけないような箇所も。しんどさも増してきたが、頑張らないと。
コブタちゃんたちに負けてなるものか。
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10:05 8合目(標高約1220m)到着
ここにはベンチがあり、最後の小休止。
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道中にはキレイな花が咲いている。多分ウマノアシガタかな?(違っていたらゴメンなさい)
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珍しい色のかたつむりも発見!
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こうやって自然を観察しながら登っていくと、少しは苦しさも和らぐ。

9合目(標高約1300m)の標識は見落としたのか、発見できなかったが、
もう後僅かで山頂のようだ。
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ぼんやりと建物らしきものが見えてきた。
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伊吹山寺
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10:38 伊吹山山頂(1377m)到着。
や、やっと着いたぞ~!
コブタちゃんたちに負けなくて良かった(笑)
登りは休憩も含めて、3時間25分かかった。

頂上には数軒の売店がある。ガスのせいで気温が低いせいか、みんな中で暖を取っているようだ。
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まずは頂上での記念撮影。

これが噂の【日本武尊(やまとたける)像】
凛々しいという感じじゃなく、少しユーモラスな雰囲気で、深田翁も酷評したシロモノ。
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でも個人的にはこれでも充分イイ味出していると思うが・・・

石像と標識の前でも1枚。
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売店のご主人が撮って下さった。
商売上手でんな~。
こりゃなんか買わないといけないじゃないですか(笑)


撮影の御礼にソフトクリーム(300円)を購入。
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気温は12~3℃ほどと肌寒いのだが、火照った身体にはピッタリ!

他にラーメンやカレーライスなどもあり、とても百名山の山頂とは思えぬほど観光地化している。
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値段は飲み物などから比べると、いたって普通。というか、むしろ安いと思う。

私の昼食は持参した携帯ストーブで、増えるワカメ入りとんこつラーメンを調理。
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でも標高が高いせいで、気圧が低いのか、なかなか沸騰せず、少し固めの出来栄えだった。
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あとで気づいたのだが、伊吹山のローカルルールで、山頂含めて火気使用は禁止だそうだ。
気付かなくて、すみません。

ガスが取れるかとしばらく粘ってみたが、一向に晴れる気配がない。
仕方ないので、下山することに。

11:39 下山開始
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下りは登りより楽と思われる方がいるかもしれないが、筋肉が伸びた状態で負荷がかかるため、
足への負担は下りの方が大きい。また怪我をするのも、下りの方が断然多いそうだ。
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下山途中、登ってくる何組かのパーティーとすれ違う。
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7合目辺りから、次第にガスが晴れてき始め、
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振り返って頂上を見ると、私が居た頃とは打って変わって、ガスがとれてきた。
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しまったー
降りると晴れるの法則だ!
結果論だが、もう少し頂上で粘っていれば、ガスがとれて良い眺めが見れたのに・・・
今から戻ろうか?とも思ったが、さすがにもう一度登る気力も体力もないので、今回は諦めることに。

眼下にはつづら折れの登山道が連なり、今朝方登ってきた避難小屋、3合目などがはっきり見える。
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登りのときはスルーした避難小屋に寄り道。
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内部は板張りで、できてまだ新しいせいか、とってもキレイ。
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12:35 5合目
ここでようやく小休止。
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登りの際はガスのせいで気付かなかったが、この辺りにもキレイなお花畑ある。
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これはアヤメ?(これも違っていたらゴメンなさい)

5合目から先も、滑りやすい路面に注意しながら下山。

14:04 上野登山口到着
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登山道標識の裏側には、「おつかれさまでした」の文字。
こういった何気ない労いの言葉が、身に染みる。
下山には2時間25分かかった。無事下山できた御礼に、再び三ノ宮神社へ参拝。
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車の置いてある道の駅まで、ぶらぶら歩いていこう。

上野の集落の中にあったこの建物。一見何のお店と思ったが、理髪店でよく見かける
回転するアレがしっかり回っていたので、理髪店で営業しているようだ。
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途中のコンビニで小休止。伊吹牛乳で喉を潤す。冷たくて美味しい~
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さっきまで居た頂上があんな上に。あそこまで登って下りてきたんだ。
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道の駅に戻ったあと、近くの【ジョイ伊吹】薬草風呂(400円)で汗を流す。
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今度登るときは、是非晴れた日にしよう!

伊吹山(1377m)(上野コース)
標高差1157m
登り 3時間25分、下り 2時間25分、total 6時間50分

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