2017年9月8日(金) 雨のち曇り

9月になってめっきり涼しくなり、秋の気配が感じられるようになった。
また連休が貰えることになったので、泊まり掛けで山に行こう!
今回の2日間はどの山域もほぼ登山指数Aで、いろいろ悩んだがこの山へ。

笠ヶ岳
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を伏せたような山容が特徴の山で、日本百名山新・花の百名山
にも選ばれている。
メインルートの笠新道北アルプス三大急登(※)とされ、
”鬼の笠新””どえむの笠新”とも呼ばれる。
※残り2つは烏帽子岳のブナ立尾根、剱岳の早月尾根とされ、笠新道の代わりに
燕岳の合戦尾根を入れる場合もある。

実はこの笠ヶ岳、4年前に2泊3日で計画。
亀足でヘタレな私は笠新道を避けて、比較的ラクとされる小池新道経由で登る予定だったが、
テン泊装備と暑さでバテてしまい、急遽予定を変更した苦い想い出がある。
今回は1泊2日と1日短く、遠回りになる小池新道だと1泊目が鏡平小屋泊まりとなり、
2日目に笠ヶ岳に登頂し、急登の笠新道を下るハードスケジュールになる。
そこで小屋泊まりにして装備を軽くし、笠新道を登る計画を立案。
さて、ヘタレな私が”鬼の笠新”を登り切ることができるのだろうか・・・
 
小雨の降る中、21時過ぎに出発。
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R158、東海北陸道経由で登山口のある新穂高温泉郷を目指す。

0:31 新穂高登山者用無料駐車場(標高約1037m)
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4年前は既に満車で、山上の鍋平園地駐車場に誘導されたが、今回はガラ空きだった。
上だと1時間弱は余分にかかるので、良かった~
しとしと雨が降っているが、朝までに止んでくれるといいのだがzzz

アラームで起床(4:00)
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到着時は半分以上空いていた駐車場も9割方埋まっていた。

まだ真っ暗な中、ヘッデンを付けて登山口へ(4:27)
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蒲田川沿いの遊歩道を登っていく。

4:40 新穂高センター(標高約1080m)
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前回は建築中だったが、2014年1月に完成(木造2階建て・延床251.74㎡)
オール岐阜県材製の施設で、観光案内所、登山指導センター、トイレ(24時間可)などがある。

自宅で作成してきた登山届を提出。
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未届けの場合、山岳遭難防止条例違反で5万円の過料が課せられる。

OPP対策を済ませ、標識に従い登山口のある左俣方面へ(4:53)
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なんか橋の下から轟音が聴こえてくるんですが(汗)
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5:09 林道ゲート(登山道入口)(標高約1125m)
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ここから笠新道入口まで約4kmの林道歩きとなる。

昨夜ほどではないが、霧雨のような雨が降る中をよたよた歩いていく。
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初日の予報は登山指数B→Aだけど、また裏切られたかな?

時折見える左俣川には轟音を立てながら濁流が流れている。
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涼しい風が吹き付けるというお助け風穴は全く役立たず(笑)
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6:05 中崎橋(標高約1327m)
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橋が傾いていて通行の責任は負わないので、通称”自己責任橋”と呼ばれる。
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0.1トンの私が通行しても大丈夫(笑)
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別ルートのクリア谷コースは4回渡渉するので、今日は自殺行為かも。
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6:18 笠新道入口(標高約1366m)
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新穂高センターから1時間25分。ここが実質的な登山口になる。

入口脇にある水場で水の補給。
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この先笠ヶ岳山荘まで水場はないので、水の確保はしっかりと。

待ち受ける北アルプス三大急登を前にドーピング。
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後続のハイカーがドンドン追いついてきたが、ほとんどがわさび平方面へ。
やっぱり、小池新道経由にしようかな?(ウソ)

覚悟を決めて笠新道に入る(6:31)
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本日の目的地、笠ヶ岳山荘までは距離約6.8km、標高差約1450m
3日前に登った白山(距離約7km、標高差約1450m、標準CT5時間)とほぼ同じだが、
急登なせいか笠新道の標準CTは7時間と約1.4倍
もちろん休憩時間を含まず、休憩を入れた平均タイムは8時間。
ただしこれは一般の登山者の話であって、超亀足の私の場合、1.2~1.3倍乗じる必要があり、
10時間はかかる計算。
小屋に16時までに到着するとして、亀足倍率を考慮してヤマタイムで逆算したところ、
新穂高出発が5時になった訳なのだ(笑)

ちなみにこれが今日のタイムスケジュール。
 1日目(9/8)
0:30
登山者
駐車場
4:30
4:40
新穂高
センター

5:00

5:10
林道
ゲート

(左俣林道)
6:10
笠新道入口
6:20

(笠新道)
9:30
2000m
の草付
9:40

(笠新道)
11:50
杓子平
12:10

(笠新道)
14:10
笠新道分岐
14:30

(稜線)
16:00
笠ヶ岳
山荘



出だしは普通に登っていく。
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コレなら意外と楽勝かも(ウソ)
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6:59 標高約1450m標識
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最初の標識を過ぎると、”鬼の笠新”がその凶暴な牙を剥き始める。
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全く眺望のない樹林帯の中をつづら折れに登っていく。
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休憩できそうな場所は少なく、ここでようやく小休止(7:54)
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8:16 標高約1700m標識
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このような標識が設置されているが、抜けている箇所も。

ますます急登になってきた。
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このようなハシゴや足場板の設置された箇所もある。
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8:44 標高約1800m標識
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後続のハイカーにどんどん抜かれていくが、マイペース。
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9:14 標高約1920m標識
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杓子平までの中間地点で、標識では1時間30分となっているが、
まだ標高差500m以上あり、健脚者のCTなので信じないように(笑)

崖崩れ地点に差し掛かる(9:24)
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小屋の方の尽力で迂回路が設けられている。

ここで2度目の小休止(9:39)
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雨はほぼ止んだが、ガスで全く何も見えない。

標識はなかったが、この辺りが2000mの草付なのかな?
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標高2000mを超えて、”鬼の笠新”はさらに凶暴さを増してきた。
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大きな岩が増え段差が大きくなり、
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ゴーロ場を登る箇所も。
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濡れた岩場を登る箇所は慎重に。
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杓子平はまだかー
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10:25 標高約2100m標識
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槍・穂高が一望と書いてあるが、全く何も見えません(涙)
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ふと時刻を確認しようと携帯(A社)をみると、着信ありの表示(10:36)
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マナーモードで気付かなかったが、笠新道ではほぼ繋がるようだ(D・A社)
相手は取引先だったので、小休止がてらしばし仕事の対応。

11:11 標高約2200m標識
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既に杓子平到着予定時刻(11:50)を過ぎたが、ここでも小休止(12:02)
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行動食と追加ドーピングを口に入れ、身体にムチ打つ。

後続のハイカーの姿はすっかり見なくなり、どうやら私が最後尾になったようだ(恥)
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12:49 杓子平(標高約2453m)
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笠新道入口から6時間18分
標準CT(4h40m)はおろか、ゆるゆるの目標タイム(5h40m)からも大幅に遅れるヘタれぶり。


孤高の山 笠ヶ岳(2898m)1日目 ②遥かなる笠ヶ岳に続く・・・


(ここまでの行程)
0:31新穂高登山者用無料駐車場(仮眠)4:27
4:40新穂高センター4:53
5:09林道ゲート(登山道入口)
6:18笠新道入口(小休止)6:31
6:59標高約1450m地点
7:54(小休止)8:06
8:44標高約1800m地点
9:14標高約1920m地点
9:39標高2000mの草付(小休止)9:43
10:25標高約2100m地点
10:36(小休止)10:46
11:11標高約2200m地点
12:02(小休止)12:10
12:49杓子平


やっぱり、山っていいね!


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