立山テン泊ハイク2日目① 神の道(雷鳥沢~一ノ越)

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Byよっし~

2017年8月15日(火) 曇り時々小雨

4時に起床。よほど疲れが溜まっていたのか、10時間も寝てしまった。
どうやら雨が降ったようで、タープがしっとりと濡れていたが、起きた頃にはほぼ止んでいた。

雷鳥沢キャンプ場
CIMG1874_20170816172821c81.jpg
テントの中で朝食を採りながら、今日の行程天候をチェック。
白山ではウンともスンとも繋がらないA社のガラケーだが、アンテナバリ3だった(笑)

一ノ越経由で雄山(3003m)に登り、大汝山(3015m)、富士ノ折立(2999m)
と縦走しながら、大走りルートで雷鳥沢に戻るコース。
標準CTは約6時間で、亀足の私の場合、1.4倍ぐらいの係数としても8時間30分
最終バスが17時40分なので、5時30分に出発して遅くとも15時までに戻るとすると1時間ほど
余裕があるのでなんとかなるだろう。

むしろ心配なのが天候
出発前の予報では登山指数Aだったが、最新予報を確認するとBCに悪化。
てんきとくらすのウソつき!(笑)
時間が経つにつれガスが晴れてきて、稜線がすっきりと望めるようになった(4:55)
CIMG1876_201708161728220de.jpg
雄山山頂にはご来光を迎えるハイカーたちの姿が視認できた。

この様子ならなんとか持つかな?
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そう思っていると、みるみるうちにガスが湧いてきて真っ白(5:00)
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やっぱり止めようかな?(ウソ)

テントやフライパンはここにデポし、水と行動食、カッパ、防寒着等を持って出発(5:24)
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一ノ越に向かうべく、キャンプ場から浄土川(称名川)源流にかかる橋を渡って対岸へ。
CIMG1880_201708161729002db.jpg

通常雷鳥沢から一ノ越に向かうには、石階段を登ってミクリガ池まで戻り、
tateyama00ta1.jpg
室堂山荘を経由するのが一般的(標準CT2時間45分)

ただしそうすると、あの急登な石階段を1日に2回も登るハメになる。
1回だけでもヘロヘロになりそうなのに、2回だなんてありえない(笑)
また室堂山荘からは室堂宿泊者や始発便のハイカーたちと合流するので、混雑する可能性大。

一方、大走りから富士ノ折立、大汝山、雄山と逆回り(時計回り)に回る方が
空いており、石階段も1回登るだけなのでベターだが、あわよくば真砂岳(2861m)、別山(2880m)
まで足を伸ばしたいと無謀にも思っていたのでパス。

出発前に他に良いルートはないかと地図を見ていると、
雷鳥沢から一ノ越に真っ直ぐ向かう点線がある。

tateyama00ta2.jpg

(これは登山道??)

ヤマタイム(ヤマケイオンライン)ではメジャールート(赤点線)にはなっておらず、
コースタイムも記載されていないが、ネットで調べるとどうやら登山道のようだ。
もっと調べていくと、正式名称は”母恋坂”といい、通称”神の道”と呼ばれている。
詳細は定かではないが、大日岳から雷鳥沢を経由して立山、浄土山へと真っ直ぐ伸びており、
神様たちが通る道なのでこう呼ばれるのかも。
また眺めも良いので”スカイロード”とも呼ばれるそうだ。

標準CTは記載されていないが、室堂山荘経由よりは明らかに距離が短いので、
恐らく2時間ぐらいだろう。
前述の通常ルートより時間短縮できそうで、別山周回の可能性も。
さらに利用するハイカーが極端に少ないのでマイペースで歩くことができ、
そして何より、あの石階段を2回も登らなくて済むというイイ事尽し。

という訳で、今回は”神の道”を通って一ノ越に向かうことにした。

昨日飲み過ぎたせいか、少し足がふらつく(笑)
CIMG1881_20170816172902a1d.jpg

5:27 大走り・神の道分岐(標高約2264m)
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劍御前・奥大日岳方面を示す標識はあるが、神の道を表示する標識は見当たらず、
岩に赤い〇のペイントがあるだけ。
(これが目印なのかな??)

地図とにらめっこしながらしばし思案していると、年配のハイカーがやってきた。
この方も神の道に向かうそうだが、利用するのは初めてのとのこと。
意を決して、ペイント方向に進んでいくハイカーの後を私も付いていく(5:31)

トレースがあるし、この道なんだよな・・・
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少し進むと2つ目の渡渉地点。
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寂しげな沢がさながら”賽の河原”のようで、親より先に亡くなってしまい成仏できない
子供たちの霊が、「母が恋しい」とこの河原に留まっていることから”母恋坂”と呼ばれる。
なお沢を渡る際は、決して後ろを振り向いてはいけないそうだ。

5:40 大走り分岐(標高約2278m)
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かなり朽ちている標識は、かろうじて大走りと一ノ越と読めた。

すぐ近くにあった真新しい標識。
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左が真砂岳2.1km、右が室堂ターミナル2.8kmと記されていた。

(えっ? 一ノ越じゃなく室堂?!)
CIMG1889.jpg
一抹の不安を覚えながらも先を進む。

クルマユリ(車百合)
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ユリ科ユリ属の多年草。

イワイチョウ(岩銀杏)
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ミツガシワ科イワイチョウ属の多年草。 別名、ミズイチョウ(水銀杏)

チングルマ(稚児車)
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バラ科ダイコンソウ属。この辺は雪解けが遅いせいか、まだかなり咲いていた。

アオノツガザクラ(青の栂桜)
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ツツジ科ツガザクラ属の常緑小低木。

コイワカガミ(小岩鏡)
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イワウメ科イワカガミ属の多年草。

3つ目の渡渉箇所(5:45)
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橋板表面には滑り止め加工も施されている。

後続のハイカーに道を譲り、お花畑を愛でながらゆっくり進んでいく。
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4つ目の渡渉箇所(5:49)
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確か予習したいくつかの山レポでは、1本目の雷鳥沢間近以外は橋がないとなっていたが、
いずれもかなりしっかりした橋がかかっていた。

橋だけでなく、路面には石畳も敷かれており、マイナールートの割には整備されている。
CIMG1900_201708161730398c5.jpg
なんでやろ? メジャールートに昇格したのかな?

登山道脇にあったお地蔵様に手を合わせる。
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雪除けのコンクリート囲いが、なんか牢屋のようですが(笑)

お地蔵様を過ぎると、前方の小高い丘に向けて上り坂となる(5:54)
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斜面には丸太の段鼻が敷かれ、踏面には石が埋め込まれている。
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後半部分は結構急登(汗)
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おそらくこの丘陵は氷河が削った土砂が堆積したモレーン(堆石)なのだろう。
CIMG1905.jpg

上部は一面のお花畑になっており、チングルマが乱舞。
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登りきって広くなった場所で小休止(6:19)
CIMG1907_20170816173128a52.jpg

少しずつガスが取れてきた。
CIMG1909_20170816173129dc3.jpg

6:34 室堂分岐(標高約2400m)
CIMG1910_20170816173132db1.jpg
道が二手に分かれ、右の階段が整備されている道が室堂ターミナル方面に至る。
帰宅後調べたところ、ここまでのルートは火山活動が活発化している地獄谷を回避して
雷鳥沢に向かう新ルート(夏季のみ)として2016年7月から供用開始されたそうだ。

なるほど、通りで新しい標識や橋、階段など整備されていた訳だ。
約3kmと現ルート(1.4km)より距離は倍近くになるが、あの石階段を避けたい人にはおススメ(笑)

すっかりガスが取れ、立山が眼前に聳え立つ。
CIMG1911.jpg

真砂岳方面の稜線も望めるようになった。
CIMG1912_201708161731578ab.jpg
ガスが取れたのはイイが、なまじっか見える方がまだあんなに登るのかと焦る(笑)

先ほどまでの整備された遊歩道的な道から、登山道らしくなってきた。
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沢の対岸には、室堂からの石畳を登ってくるハイカーたち。
CIMG1916_2017081617320120a.jpg

モミジカラマツ(紅葉唐松)
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キンポウゲ科モミジカラマツ属の宿根性多年草。

この付近からザレ場になる(6:50)
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雷鳥沢のテン場が随分遠くになった(6:54)
CIMG1922_2017081617323210c.jpg

ここからはトラバース気味に登っていく。
CIMG1924.jpg

立山三山の1つ、浄土山(2831m)も望めるようになった。
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今回は時間的に厳しいので残念ながらパス。

ガレ場に差し掛かる頃になると、またガスが出てきた。
CIMG1928_2017081617330462c.jpg

途中で見かけたボッカミチの表示。
CIMG1927_201708161732383c0.jpg
どうやら立山稜線を迂回して、大走り方面に続いているようだ。

再びガスに包まれてしまった。
CIMG1929_20170816173306690.jpg

雪渓を横切る場所は通過に支障なし。
CIMG1930_20170816173307d59.jpg

一ノ越までもう少しだが、ここで2度目の小休止(7:49)
CIMG1932.jpg
肌寒くなってきたので、ジャケットを羽織る。

石畳との合流直前はゴーロ場になっており、ペイントを見失わないように。
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ようやく室堂から続く石畳に合流(8:05)
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直上の一ノ越までは急坂をつづら折れに登っていく。
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後続のハイカーたちにどんどん抜かれながら、よたよた登っていく。
CIMG1937_20170816173345dfe.jpg
神の道より歩きやすいが、道を譲る配慮が必要な分、亀足の私にはむしろ歩きづらい。

ミヤマリンドウ(深山竜胆)
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リンドウ科リンドウ属の 多年草。

ミヤマアキノキリンソウ(深山秋の麒麟草)
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キク科アキノキリンソウ属の多年草。

8:19 一ノ越山荘(標高約2700m)
CIMG1941_20170816173408485.jpg
雷鳥沢から2時間55分と、室堂回り(標準CT2h45m)とあまり変わらないが想定内(笑)
ここは浄土山や五色ヶ原、黒部湖などに向かうルートにもなっており賑わっていた。

これから待ち受ける急登にビビりながら、行動食で栄養補給。
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これを登るのか・・・
CIMG1944_201708201443536ba.jpg


立山テン泊ハイク2日目②に続く・・・


(ここまでの行程)
5:24雷鳥沢キャンプ場
5:27神の道分岐
5:40大走り分岐
6:19P2358(小休止)6:25
6:34室堂分岐
8:19一ノ越山荘


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