日本百名山 霧ヶ峰(車山)(1925m)

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Byよっし~


妙な言い方だが、山には、登る山遊ぶ山とがある。
前者は、息を切らし汗を流し、ようやくその頂上に辿り着いて快哉を叫ぶという風であり、後者は、歌でもうたいながら気ままに歩く。
もちろん山だから登りはあるが、ただ1つの目標に固執しない。
気持ちのいい場所があれば寝ころんで雲を眺め、わざと脇道へ入って迷ったりもする。当然それは豊かな地の起伏と広濶な展望を持った高原状の山であらねばならない。霧ヶ峰はその代表的なものの一つである。

(深田久弥著『日本百名山』より抜粋)



霧ヶ峰(車山)
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八ヶ岳中信高原国定公園中部にあり、長野県茅野市、諏訪市、下諏訪町、長和町に跨る火山。
高校の頃、楯状火山(アスピーテ)と習った記憶があるが、最近の研究では成層火山(コニーデ)が
浸食されてなだらかな高原状になったとされているそうだ。
 
利休庵で霧ヶ峰(黒天ざる)に登頂したのち、再び大門峠へ(14:10)
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蓼科山方面を望むと、また少し雲がかかりだしていた。
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ほんとにどこが登山指数Aなんだよ・・・

ビーナスラインに入り、車山方面に向かう。
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茅野市街から美ヶ原高原を結ぶ全長約76kmの観光山岳道路で、かつては有料だったが
2002(平成14)年に全線無料化された。

標高1600m以上の高原を走るため、冬期は一部区間が通行止めとなる。
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付近には車山高原、エコーバレー、ブランシュたかやまなどのスキー場が点在。

当時は空前のスキーブームで、ほぼ毎週信州や上越へスキーに出かけていた。
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※1990年車山高原スキー場にて。八重樫さん(利休庵店主)を指導中(大ウソ)

深田翁の言う”寝転んで雲を眺めたくなる気持ちのいい場所”の中を走っていく。
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14:25 車山肩(標高約1800m)
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ここの無料駐車場に駐車。

霧ヶ峰の主峰車山1925m)に徒歩で登る場合のメイン登山口。
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厳密には霧ヶ峰という山はなく、車山、蝶々深山(1836m)、北の耳(1829m)、
南の耳(1838m)などの峰の総称。

霧ヶ峰の最高峰は車山であるが、それも骨の折れる山ではなく、ゆるやかな傾斜をのんびり登って行くうち、いつか三角点に達するといった風である。
その細長い頂から、すぐ真向かいに蓼科・八ヶ岳の連峰が手に取るように見えた。殊に夕方、落日を受けた赤岳が、その名の通り赤く映えた姿は、美しさの限りであった。

(深田久弥著『日本百名山』より抜粋)



14:27 車山肩登山口(標高約1803m)
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ザックは車に置いて、タオルのみを持ってハイク開始。
山頂までは約1.8kmで、標準CTは40分。

100mほど進むと左からくる登山道と合流し、右手に折れる。
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正面にかつての登山道らしき跡が続いているが、バリケードで立入禁止となっている。

ウマノアシガタ(馬の足形)
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キンポウゲ科キンポウゲ属の多年草。

山肌を巻くようになだらかに登っていく。
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このような緩斜面の道が山頂まで続いている。

このため山頂部はすぐ先に見えているのだが、なかなか近づかない。
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以前は先ほどの山肌を直登するルートもあったが、浸食が激しいので山肌を巻くような
現在の登山道に変わったようだ。

レンゲツツジ(蓮華躑躅)
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ツツジ科ツツジ属の落葉低木で有毒植物。初夏の霧ヶ峰を代表する花だがほぼ終盤だった。

イブキトラノオ(伊吹虎の尾)
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タデ科イブキトラノオ属の多年草。道中で見つけたのはこの1株のみ。

7月頃にニッコウキスゲが咲き誇るといわれる霧ヶ峰だが、残念ながら見つからず。
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近年はシカの食害が深刻な問題になっているらしく、防護用の電気柵も張り巡らされていた。

深田翁のようにこの辺に寝転んでみたいが、現在は自然保護でままならず。
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コバイケイソウ(小梅蕙草)
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ユリ科シュロソウ属の多年草。こちらも咲いていたのはこの1株だけ。

歩いて登る酔狂なのは少ないのかと思いきや、意外とハイカーとすれ違う。
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やはり日本百名山だ。

15:09 霧ヶ峰(車山)山頂(標高1924.7m)
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タイムは42分とほぼ標準CT通り。

山頂にはハイカーの出で立ちとは異なる行楽客が20人ほど。
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実は歩いて登ってこなくても、リフトを使うと約15分で山頂にやって来られる。

登頂記念の三角点(二等・車沢)タッチ
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山頂にある車山気象レーダー観測所。
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1999(平成11)年完成と意外と新しく、ドーム内にある直径4mのパラボラアンテナを使い、
広範囲の雨や雪の状況が観測できるそうだ。

”真向かいに手に取るように見えるはずの蓼科・八ヶ岳の連峰”は生憎雲の中(涙)
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360度の大パノラマが楽しめるのだが、北アルプスや中央アルプスも全く見えません。
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車山神社
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主祭神は大山祇神(おおやまつみ)で、昨年訪れた麓の諏訪大社の小宮とされることから、
武御名方神(たけみなかたのかみ)と八坂刀売神(やさかとめのかみ)も合祀されている。
規模はだいぶ小さいが、諏訪大社と同じような御柱が四隅に建てられている。

7年に一度開かれる御柱祭の際、山上から里に御神木を曳き下ろすのがほとんどだが、
車山神社の場合、逆に里から山上に曳き上げるため、”天空の御柱”とも呼ばれ、
現在の御柱は昨年(2016年)に曳き上げられた。

スキー上達の神様でもあるので、参拝すると上手くなるそうです(笑)

神社のすぐ下に見えるのが車山展望リフト
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スカイライナー(6分)とスカイパノラマ(8分)の2基のリフトを乗り継ぐと、あっという間に
山頂までワープできる(往復1,600円、ハイシーズンは1,700円)

実は修学旅行でこの車山に寄っており、スカイライナー(当時は確か第1リフト)
に乗ったが、一面ガスが立ち込めていて山頂行きは急遽中止になった記憶がある。

さらに余談だが、ウチの高校の修学旅行はかなり変わっていて、
他校が九州方面だったのに、なぜか信州3泊4日の旅。
しかも白樺湖でボートを漕いだり、車山ハイキング(悪天候中止)、八島ヶ原湿原散策、
軽井沢でサイクリング、長野でりんご狩り等、毎日何かしらのアクティビティがあり、
思い出に残る不思議な旅だった。
当時は違和感を感じたが、今思えば時代の最先端を取り入れていたのかも。

今より40kgもスリムなヤングよっし~(笑)
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※画像は鬼押出し園。

ベンチで一服していると、車山神社に参拝してきた若いカップルの会話が聴こえてきた。

外観から見て大学生のようで、女性は今どきのコギャル(古っ!)風ではなく、
白いブラウスに紺のスカート、黒いパンプスと清楚なお嬢様系ファッション。
雰囲気からしてまだ付き合い始めて間もない感じがする2人だった。

男:「俺、しっかり4文字でお願いした!」
女:「・・・・・ えっ、4文字って何を?」

よ:(敢えて宣言したということは、”恋愛成就”とか”結婚祈願”?)
男:「・・・・・・・(無言)」
女:「ねぇ、なに? 四字熟語?」

よ:(ま、まさか、”今夜●発”(自粛)じゃ・・・)
男:「・・・・・・・(無言)」
よ:(you 言っちゃいなyo!)
女:「四字熟語でしょ!? それとも・・・」
よ:(攻めるね~ カノジョw)

次第に距離が離れていくので、後半は聴き取れなかったが、青春を感じさせてもらった。
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彼女のヒールが土に刺さって歩きづらそうだったので、彼氏、そこはお姫様抱っこしないと。
ガンバレ、ワカゾー!(笑)

絶景は見られなかったが、青春グラフティーが見られ満足したので下山開始(15:20)
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下りも数組のハイカーとすれ違う。
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車を停めた車山肩が見えてきた。
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15:48 車山肩登山口(標高約1803m)
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下りは28分。

隣接するチャップリンという土産店で、霧ヶ峰の山バッジを購入。
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同じく百名山の美ヶ原(王ヶ頭:2034m)はまた別の機会に。
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茅野市街に降りると、突然どしゃ降りの雨に見舞われる。
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ワイパーをMAXにしても前が見えないほどのゲリラ豪雨
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おいおい、明日の天気は大丈夫か?!
途中買い出しで立ち寄ったスーパーでも、駐車場に戻れず雨宿りしている方が多かった。

豪雨だったのは茅野市周辺だけで、南下するにつれ雨は降り止んだ。
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良かったね、今年の七夕は彦星と織姫が出会えそうで。
明日の天気は心配だが、恵那山方面に南下する。


☆今回歩いたコース☆ (クリックすると大きくなります)
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(この日の行程)
14:25車山肩登山口14:27
15:09車山山頂(小休止)15:20
15:48車山肩登山口


やっぱり、山っていいね!


霧ヶ峰(車山)(1925m)(車山肩登山口コース)
標高差122m
登り 43分、下り 28分、TOTAL 1時間21分
出会った人 60人ぐらい(うちハイカー20人) 出会った動物 なし
日本百名山:20座目 2017年:26座目


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