2017年5月27日(土) 晴れ

高野山奥の院の御廟橋(ごびょうばし・みみょうのはし)に到着(9:32)
ここから先は聖域中の聖域とされ、写真は撮影禁止

CIMG0785_20170528184034459.jpg
橋板が36枚あり、1枚ごとに梵字が記されており、橋全体と合わせて金剛界三十七尊
(金剛界五仏、十六大菩薩、四波羅蜜菩薩、四供養菩薩、四摂菩薩)を体現している。
なお大師がこの橋まで出迎えに来られているので、渡る前に合掌一礼を忘れずに。
 
撮影禁止なので、某TV番組で放送されたキャプチャー画像で説明。

燈籠堂(世界遺産)
kouyasan_okunoin01.png
弘法大師の甥で高野山2世座主の真然(伝灯国師)によって建立され、後に藤原道長も寄進。
その名の通り、奉納された2万灯以上の燈籠があり、消えずの火として燃え続けている。

御廟(弘法大師御廟)(ごびょう)(世界遺産)
kouyasan_okunoin02.png
燈籠堂の背後にあり、弘法大師が入定された御廟所。
入定された大師は、今なお御廟の地下にある霊窟で座ったまま肉体をこの世にとどめ、
衆生救済を求め深い禅定に入られているとされる。

嘗試(あじみ)地蔵
kouyasan_okunoin03.png
今も禅定されている大師のために、毎日6時と10時半の2回、食事が運ばれている。
御食事は維那(いな)と呼ばれる2人の僧により、嘗試地蔵に毒味していただいた後、
御廟前の燈籠堂に運ばれる。
生身供(しょうじんぐ)と呼ばれる一連の儀式は、1200年前からかかさず行われている。
メニューは1汁2菜(昼は3菜)で、殺生を禁じる仏教なので基本精進料理だが、
クリームスパやコロッケなどの洋食やメロンやコーヒーも供されるそうだ。
大師様って、意外とグルメなんですね(笑)

案内板に従い燈籠堂を時計回りに進んで行くと、地下法場に降りていく。
kouyasan_okunoin04.png
薄暗い法場内には、全国から寄せられた5万体にも及ぶ大師像が奉納されている。
法場の最奥部には大師の御影(おみえ)があり、ちょうどその先の霊窟内で
大師が今も禅定されているといわれる。

御廟橋を渡り終えたら、見送りされている大師に合掌一礼
CIMG0786z.jpg

御供所(ごくしょ)
CIMG0787_20170528184056be6.jpg
生身供の食事が作られる場所で、納経(朱印)所を兼ねている。

「お願いします」と納経帳を差し出す。
CIMG0520_201705142056209b3.jpg

すると、係の方から、
満願成就ですね。おめでとうございます。」
CIMG0790.jpg
満願成就の場合、これまでの納経による墨書で納経帳が膨らんでいるのですぐ分かるそうだ。
係の方は時間をかけて墨書され、ドライヤーで乾燥させるなどすごく丁寧な応対だった。
こちらこそありがとうございました。

満願成就の日付も押印。
CIMG0789_2017052818405852d.jpg

なお納経料は四国霊場と同じ300円だが、御影札は別料金
札所で貰える御影札よりふた回りほど大きく、白黒が200円で、カラーが300円。

将来的に御影札を軸装や額装する場合、中央に配置され、
jikusou.jpg
カラーの方が見栄えがいいので、カラーをチョイス。

御衣切(おころもきれ)を購入したくて尋ねたところ、今年分は既に売切れとのこと。

御廟内で禅定されている大師がお召しの衣を、年1回、旧暦の3月21日に新調
その古くなった衣を細かく裁断したものが御衣切で、毎年4月に販売される。
そのままでも十分ご利益があるが、この切れ端の縦糸と横糸を1本ずつ抜いて水に入れ、
”南無大師遍照金剛”と7回唱えながらかき回して飲むと、ますますご利益があるらしい。

毎年約1000個用意されるが、10日間ほどで完売してしまうそうだ。残念。
代わりに厄除けの御守を購入。
戻りは、別ルートの参道へ。

浅野内匠頭墓所
CIMG0791_20170528184102ae5.jpg
忠臣蔵で有名な浅野内匠頭長矩公の墓所で、大石内蔵助が建立したとされる。

筑前黒田家墓所
CIMG0793.jpg
黒田官兵衛の曾孫で、福岡藩3代藩主の光之公と正室の宝光院が祀られている。

中の橋駐車場に続く参道は道幅が広く、近年に造られた墓所や慰霊塔が多い。
CIMG0796_20170528184125cf0.jpg

東日本大震災物故者慰霊碑
CIMG0795_20170528184124bdb.jpg
平成25(2013)年3月に建立。

福助株式会社慰霊碑
CIMG0797_201705281841277d2.jpg
慰霊碑にはあの福助人形の石像があった。

社団法人日本しろあり対策協会慰霊碑
CIMG0798.jpg
”しろあり やすらかにねむれ”と駆除したしろありを慰霊している(笑)

新明和工業株式会社慰霊碑
CIMG0799.jpg
ひと際目立つ中央のロケットは、某国ミサイル迎撃用です(ウソ)
本当は昭和44(1969)年7月に月面着陸したアポロ11号で、同年11月に建立。

一の橋に戻る(10:25)
CIMG0801_20170528184156191.jpg
戻りは沿道の寺院に寄り道していく。

ビルマ戦没者供養塔(成福院摩尼宝塔)(拝観無料)
CIMG0802_20170528184158459.jpg
ビルマ(現ミャンマー)戦線で犠牲になった18万以上の英霊たちを供養するために建立。
高野山では異色の寺院で、本尊はミャンマーから送られた釈迦如来像。
八角形の御堂で、ミャンマーのパゴダ(仏塔)を模したとされる。

外には可愛らしい象さんのベンチがあった(笑)
CIMG0757_201705281838085f9.jpg

宝塔中央には地下に通ずる戒壇があり、長野の善通寺のように真っ暗で何も見えず、
手すりだけを頼りに一周する。
途中にある幸福の鍵に触れると、幸せが訪れるとあったが、残念ながら触れられず。
もう1周しようかと思ったが、怖いのでパス(笑)

高野山のメイン通りは、電柱・電線が地中埋設されており、スッキリとした情景。
CIMG0803.jpg
邪魔なキュービクル(高圧受電設備)も見当たらない。

沿道で見つけた般若湯(はんにゃとう)の看板。
CIMG0804_20170528184201a24.jpg
般若湯とはお酒隠語で、修業中の僧侶は当然禁酒なのだが、
弘法大師自らが「酒はこれ治療の珍、治療の人には塩酒を許す」とお酒の効能を認め、
飲酒を容認
”悟りを得る真実の知恵”を意味する般若から、”悟りを得る知恵の水”として
高野山の僧侶たちに親しまれた。
単に大師本人が飲みたかったんじゃないの?(笑)

金剛峯寺(世界遺産)
CIMG0807_20170528184202b48.jpg
高野山真言宗の総本山で、最高位の座主の住寺。
元々は高野山全体を金剛峯寺と呼んでいたが、現在は秀吉が建てた青巌寺が興山寺 (廃寺)と
明治2(1869)年に合併し、金剛峯寺と呼ばれるようになった。

本殿屋根は総檜皮葺きのため、火災対策として天水桶が屋根に設置されている。
CIMG0808_201705281842295f5.jpg
柳の間は、謀反の嫌疑で高野山に送られた関白豊臣秀次が自刃した場所だとされる。
拝観しようかと思ったが、有料(500円)なのと登山靴を脱ぐのが面倒なのでパス。

高野山大学
CIMG0810_20170528184231d2a.jpg
真言宗の僧侶育成を目的とした大学で、日本で2番目に高い場所(820m)にある。
楞厳寺のご住職の母校でもある。

路地を入って裏通りへ。
CIMG0811_20170528184232cd1.jpg

上野屋
CIMG0814_201705281842354bc.jpg
高野山大生御用達の大衆食堂で、ボリュームがあるメニューが評判。
実は8年ほど前にも一度寄ったのだが、その時は臨時休業だった。

ここでお昼を食べるつもりだが、開店(11時30分)までまだ少しあるので付近を散策。
CIMG0818.jpg

金剛三昧院
CIMG0820_20170528184306c2d.jpg
高野山真言宗別格本山。頼朝供養のため北条政子が発願して建暦元(1211)年に創建。

国宝の多宝塔があるが、有料のためパス。
CIMG0822.jpg

開店時刻を過ぎたが、暖簾が上がる気配はなし。また臨時休業?
CIMG0813_20170528184234b1d.jpg
念のため電話してみるも、呼び出し音のみで、しぶしぶ諦める。
せっかくがっつり食べようと、朝から何も食べていないのに・・・

根本道場大伽藍(壇上伽藍)(世界遺産)
CIMG0823.jpg
真言密教中枢の地で、曼荼羅思想に基づいて建物が配置されている。

キレイに掃き清められた参道。
CIMG0824.jpg

春もみじの赤い新芽が鮮やかだった。
CIMG0825.jpg

東塔(とうとう)
CIMG0826_20170528184334748.jpg
大治2(1127)年、後白河法皇の発願で造営。現在のは昭和59(1984)年に再建された。

大会堂(だいえどう)
CIMG0827_20170528184355e09.jpg
鳥羽法皇の皇女、御辻斎院内親王が父帝の追善のために建立した堂。嘉永元(1848)年再建。

根本大塔(大塔)(こんぽんだいとう)
CIMG0830.jpg
内部は胎蔵界大日如来を中心とした立体的曼荼羅が再現されており、真言密教の根本道場。
度々火災等に遭って焼失し、現在のは昭和9(1934)年に再建されたRC造。
拝観は有料(200円)で、内部は撮影禁止。

金堂(こんどう)
CIMG0831_201705281843582c9.jpg
高野山全体の総本堂で、高野山での主な宗教行事はここで執り行なわれる。
こちらも度々被害に見舞われ、現在のは7代目で、昭和7(1932)年に再建(RC造)。

大塔の御朱印(300円)もいただく。
CIMG0832_201705281844001ea.jpg

これで17年間に及ぶお遍路が無事満願成就
いつになるか分からないが、いつか歩き遍路で歩いてみたい。


☆☆☆ランキング参加中です。☆☆☆


にほんブログ村 アウトドアブログ 登山へ
にほんブログ村
応援のポチッ、お願いします。

↓こちらもポチっとよろしくお願いします。
関連記事
スポンサーサイト
Secret

TrackBackURL
→http://yotayotayoshi.blog.fc2.com/tb.php/860-04896fc7