2016年12月2日(金) 曇りのち晴れ

暦が替わって師走12月
年々月日が経つのが早く感じるのは、歳をとったせいなのかな(笑)
年間99座目文殊山から3週間も足踏み状態が続く。
仕事が忙しかったこともあるが、山に行けないほどではなく、
晴れた休日でも山に行きたいという気力がなかなか湧いてこなかった。

しかし久々に貰った連休。天気もまずまずのようだ。
記念すべき100座目として鳥取県にある伯耆大山を選んだのだが、

・3週間、山に登っていないので、イマイチ本調子ではない。
・福井から片道400kmあるので、初日だと長時間の運転後のハイクとなる。
・初日より2日目の方が天気が良い予報。

などの理由から、初日は途中の軽めの山に登って、鳥取県まで移動。
2日目に大山に登ることにした。
そこで初日のハイクに選んだのがこの山。

大江山(千丈ヶ嶽)(832m)
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京都府福知山市、宮津市、与謝野町に跨る山塊で、酒呑童子伝説で有名。
新・花の百名山にも選定されている。
なお厳密には大江山という山は存在せず、広義では鍋塚(763m)、鳩ヶ峰(746m)、
千丈ヶ嶽(832m)、赤石ヶ岳(736m)などの連山の総称で、狭義では最高峰の千丈ヶ嶽を指す。
 
連休中の仕事の段取りなどを済ませ、23時過ぎに出発。
吝嗇家の私はR8・R27とシタミチをとろとろ走って京都府舞鶴市へ。

2:28 道の駅舞鶴港とれとれセンター
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朝までここで車中泊。

隣接するコンビニには、釣りえさやしかけの自販機があった。
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えっ、生きたゴカイやイソメが入っているの?

7時に起床し、R175で由良川を渡って福知山市(旧大江町)へ。
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大江山に登る前に、久しぶりに大江駅前にある鬼瓦公園に立ち寄る(7:45)
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ここには2度ほど訪れたことがある。

酒呑童子像
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平安時代、大江山に巣食っていた酒呑童子を頭領とする鬼たちが、夜毎都に出没して
盗みや人さらいを行っていたとされる。

ここには石州(石見)を始めとして、全国瓦産地の名工が焼き上げた鬼瓦が集められている。
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一番好きなのはこの笑っている鬼
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残念なことに片方の角が折れてしまい、苔も生えていて痛々しい姿。

有りし頃(2005年3月)の鬼さん(笑)
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R175を戻り、二瀬川沿いに府道9を北上する。
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この一帯は元伊勢と呼ばれ、皇大神社(元伊勢内宮)や豊受神社(元伊勢外宮)などが点在。
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かつて宮中で同床共殿されていた天照大神の霊力が強過ぎるため、10代崇神天皇が
皇女の豊鍬入姫命(とよすきいりひめのみこと)に命じて、三輪山麓の笠縫邑に遷座。
さらに理想的な鎮座地を求め、丹波国、紀伊国、吉備国などに移されたとされる。
その後11代垂仁天皇皇女の倭姫命(やまとひめのみこと)に引き継がれ、約90年かけて
現在の伊勢の地に安住することになり、伊勢遷宮以前の鎮座地は元伊勢と呼ばれる。

8:05 大江山登山口入口(標高約240m)
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府道と分かれて林道へ。

鬼さんも案内してくれています(笑)
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8:07 日本の鬼交流博物館(標高約260m)
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全国各地から集められた鬼(面)瓦や鬼のお面が多数展示されており、
鬼瓦の変遷や鬼と人との関り合いなどが学べる。

博物館前にある平成の大鬼瓦
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高さ5m、横幅4.2m、重さ10トンで日本一。 全部で130枚の瓦からできており、
9つのブロックに分け、石州(島根)・三州(愛知)・越前(福井)などの瓦名産地の職人が、
分担して製作したそうだ。

園内にはユーモラスな鬼たちの像が点在。
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一条帝の命により源頼光と四天王(渡辺綱、坂田金時、碓井貞光、卜部季武)が征伐に向かう。
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坂田金時は某携帯CMで有名なあの金太郎くんですね(笑)

頼光たちは旅人に扮して油断させ、眠り薬入りの酒を飲ませて、寝首を掻いたとされる。
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いくら残虐な鬼とはいえ、卑怯ですね(笑)
一説によると、かつて大江山では銅や銀が採掘されていて、これに目を付けた朝廷が富を収奪。
自分たちの非道を美化するために、このような鬼退治伝説を作ったとも謂われる。

鬼に横道なきものを・・・(鬼によこしまな考えなど無いのに・・・)

酒呑童子の今際の言葉を聞くと、この説も信憑性を帯びてくる。

日本の鬼交流博物館

大江山は2007(平成19)年に、丹後天橋立大江山国定公園に指定された。
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なお博物館から鍋塚(763m)に至るルートもあります。

ここから先は舗装された林道を登っていく。
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結構急な坂が続き、エンジンが唸りを上げる。

8:17 林道(鍋塚方面)分岐(標高約447m)
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大江山(千丈ヶ獄)への登山口は、ログハウス(LogCafe Floresta)前で分岐する林道終点の
鍋塚と鳩ヶ峰の鞍部からのルートと、2kmほど先の鬼嶽稲荷神社からの2つ。
悩んだが、今回は鬼嶽稲荷神社ルートをチョイスし直進。

神社入口付近に駐車スペースがないのは予習済み。
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先客の車のあった100mほど手前の路肩に駐車させていただく。

8:28 鬼嶽稲荷神社入口(標高約660m)
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神社背後の法面工事を行っており、先ほどの車は警備の方のモノだった。
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まさにその通りですね。
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境内には大きな休憩所が設置されている。
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ここは雲海の名所だそうで、僅かだが雲海が望めた。
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鬼嶽(おだけ)稲荷神社
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御嶽とは大江山の古名で、現在の主祭神は稲荷大神。
社伝によると、四道将軍として当地へ赴いた丹波道主命(たんばのみちぬしのみこと)が、
父の日子坐王(ひこいますのみこ)の旧蹟(鬼退治)に神祠を建立したと謂われる。
ハイクの無事を祈願する。

立派なバイオトイレもあるので、OPP対策も万全(笑)
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8:32 大江山鬼嶽稲荷神社登山口(標高約660m)
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千丈ヶ獄山頂までは距離約1100m、標高差約170mで、標準CTは40分。

序盤は急斜面の階段をつづら折れに登っていく。
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3週間ぶりのハイクのせいか、足取りがいつも以上に重い。
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まだ110mしか進んでいないのか(汗)
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沿道にあるリョウブやウリハダカエデ、ハクウンボクなどはすっかり落葉。
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階段が終わるとなだらかになり、道幅も広がる(8:57)
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9:03 千丈ヶ獄まで500m(標高約805m)
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こまめに案内標識が設置されている。

9:09 縦走路(双峰・天座)合流点(標高約795m)
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赤石ヶ岳(736m)からの縦走路と合流。

9:15 大江山(千丈ヶ獄)山頂(標高832.5m)
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タイムは43分。予想通り、山頂には誰も居なかった。

2016年の100座目
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登頂記念の三角点(二等・千丈ヶ岳)タッチ。
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山頂はかなり広く、まさに1000人居ても大丈夫!
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って、イ●バ物置かい!(笑)

山頂からは西側を中心に眺望が開けている。
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手前の山は江笠山(727m)

江笠山の左の雲の中にあるのが赤石ヶ岳(736m)
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千丈ヶ獄だけではあまりにも物足りないので、鍋塚まで縦走しよう(9:27)
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鳩ヶ峰まで約1km、鍋塚までは約2.9km。

鞍部に向けて急階段を下っていく。
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千丈ヶ獄山頂からは見えなかった鳩ヶ峰(746m)や鍋塚(763m)が見えてきた。
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キャップを紛失してしまい、積もった落ち葉が串焼きのように刺さっていく(笑)
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9:41 鞍部(標高約690m)
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ここから鳩ヶ峰へ登り返し。
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千丈ヶ獄を振り返る。
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帰りはあれを登り返すのか・・・

9:54 鳩ヶ峰山頂(標高約746m)
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千丈ヶ獄から27分。ここにも誰も居なかった。

ベンチや案内板があるが、千丈ヶ獄山頂と比べるとかなり狭い。
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ここからも西側の眺望が開けている。
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前方にはこれから向かう鍋塚への稜線が続く。
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息を整えたのち、鍋塚に向けて出発(9:59)
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鍋塚までは約1.9km。

千丈ヶ獄からの下りと比べると緩やかだが、小さな岩が多くて歩きづらい。
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10:14 鍋塚休憩所(鞍部)(標高約645m)
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10台ほどの駐車スペースと、トイレ、休憩所が設置されている。
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ここにも車はなく、もしかすると今日この山域にいるのは私だけ?

鞍部から千丈ヶ獄は1.8kmと鬼嶽稲荷神社コース(1.1km)より長いが、傾斜は緩やか。
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鹿や熊は分かるが、鬼?(笑)
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鍋塚に向けて出発(10:17)
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よたよたとなだらかに登っていく。
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所々鹿くんの地雷があるのでご注意を(笑)
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また粘土質の路面なので、雨後は泥濘で滑り易い箇所も。

まさに鍋をひっくり返したような山容。
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10:51 鍋塚山頂(標高約763m)
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鳩ヶ峰から52分(2.9km)、スタートからは2時間19分(4km)

ここにも誰も居なかった。
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ここにも三角点(三等・大江山)があったのでタッチ。
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3座の中では一番眺望が開けており、天気が良いと青葉山や白山も望めるそうだ。
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日本三景の1つ、天橋立がある宮津湾も望めた。
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大江山 いく野の道の 遠ければ まだふみも見ず 天の橋立
小式部内侍
(大江山を越えて、近くの生野へと向かう道のりですら行ったことがないので、
まだ母(和泉式部)のいる天の橋立の地を踏んだこともなく、母からの手紙も見ていません)

歩いてきた鳩ヶ峰、千丈ヶ獄に続くトレイル。
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鍋塚の先にもトレイルが伸びている。
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前方に見えるのは国交省所管の航空管制塔
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空の灯台で、灯火や電波信号等で航空機の安全を守っているそうだ。

管制塔までは往復4kmもあるので、ピストンで戻ることにする(11:05)
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千丈ヶ獄までは大小合わせて4つほどの登り返しが待っている。。。

11:29 鍋塚休憩所(鞍部)(標高約645m)
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相変わらずハイカーの姿はなし。

鳩ヶ峰へよたよた登り返していく。
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先ほどいた鍋塚が随分遠くになった。
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11:57 鳩ヶ峰山頂(標高約746m)
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鍋塚から52分、本日2度目の鳩ヶ峰。

だいぶ雲が取れてきた。
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うん? あれはもしかして・・・

薄らであったが、双耳峰の青葉山(693m)が望めた。
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小休止した後、千丈ヶ獄へ向かう(12:06)
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12:19 鞍部(標高約690m)
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12:29 千丈ヶ獄まで300m
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これを登りきれば・・・

12:46 大江山(千丈ヶ獄)山頂(標高832.5m)
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鳩ヶ峰から40分、本日2度目の千丈ヶ獄。
お腹が空いたので、とっとと降りよう。実は朝からまだ何も食べていません(笑)

途中縦走路との分岐があるのでご注意を。
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今日は誰もいないと思っていたら、前方にソロの女性。
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やっとハイカーと会えました(笑) 登山口近くでもう1人とすれ違う。

13:10 大江山鬼嶽稲荷神社登山口(標高約640m)
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鍋塚からの戻りは2時間5分。

軽めのハイクのつもりだったが、歩行距離約8km、累積標高差約620mと
結構ガッツリ歩いてしまった(笑)


☆今回歩いたコース☆ (クリックすると大きくなります)
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☆トレッキングログ
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※上記トラックログはヤマレコの同コース山行レポから引用しました。

☆アクセス☆


(この日の行程)
8:05大江山登山口入口(林道入口)
8:07日本の鬼交流博物館
8:22鬼嶽稲荷神社入口手前駐車スペース
8:32大江山鬼嶽稲荷神社登山口
9:15大江山(千丈ヶ獄)山頂(小休止)9:27
9:54鳩ヶ峰山頂(小休止)9:59
10:14鍋塚休憩所(鞍部)10:17
10:51鍋塚山頂(小休止)11:05
11:29鍋塚休憩所(鞍部)
11:57鳩ヶ峰山頂(小休止)12:06
12:46大江山(千丈ヶ獄)山頂
13:10大江山鬼嶽稲荷神社登山口


やっぱり、山っていいね!


大江山(千丈ヶ獄)(832m)・鳩ヶ峰(746m)・鍋塚(763m)
累積標高差約620m
登り 2時間19分、下り 2時間5分、total 4時間38分
出会った人 2人 出会った動物 なし
2016年:100・101・102座目

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