2016年9月2日(金) 晴れ

2泊3日の槍ヶ岳ハイクの2日目です。

18kgのテン泊装備だが、初めての上高地で気持ちが高揚していたのか、はたまた
これまでの歩荷訓練の成果なのか、初日は標準CT通りで順調にババ平に到着。
あわよくば殺生ヒュッテまで行っちゃおうかとも思ったが、無理をせず予定通りババ平で宿泊。

1日目の様子はコチラ↓↓↓
槍ヶ岳(3180m)槍沢コース1日目その1(上高地~横尾)
槍ヶ岳(3180m)槍沢コース1日目その2(横尾~ババ平)

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昨日はすっかり飲み過ぎて19時前にバタンキュー(古っ!)
今日はいよいよ槍ヶ岳への挑戦が待っている。
果たして結果はどうなったのか・・・
 
3時50分に起床。何度か目が覚めたが、防寒対策を施したせいかぐっすり眠ることができた。
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インナーは大丈夫だったが、タープにはびっしりと露が降りていた。
周りも半分近く起きているようで、ライトの灯りとゴソゴソと音が聞こえてくる。
お隣さんはお疲れのようなのか、まだ寝ておられるようだ。

なるべく音を立てないように、棒ラーメンで腹ごしらえ。
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日の出間近だが、3000m級の尾根に挟まれたゴルジュなのでご来光は望めない(4:57)
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テントやシュラフ等はそのままにし、雨具や水、行動食などを背負ってスタート(5:13)
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うわ~ 軽っ! でもなんやかんやで10kg近くありますが(笑)

まずは梓川源流の沢沿いをなだらかに登っていく。
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東鎌尾根の上部が朝日に照らされ始める(5:29)
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5:41 槍沢大曲(水俣乗越分岐)(標高約2094m)
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ババ平から27分。槍沢ロッヂ泊まりのハイカーが数名休憩されていた。

ガレた沢のようなところを登っていくと、東鎌尾根上の水俣乗越に至る(標準CT90分)
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こちらからでも槍ヶ岳に至るが、800mで一気に標高差400mを登るハードルートなので、
もちろんパス(笑)

大曲の名前通り、ここで沢は左側に大きくカーブしている。
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朝日に山肌がどんどん照らされていく(5:51)
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振り返ると、ババ平は随分遠くなった。
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今日も予報通り、いい天気だ。サンキュー てんきとくらす!(笑)
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前方の大きな岩塊はツバメ岩と呼ばれ、その下の小高い盛り上がりが槍沢モレーン
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モレーン(堆石)とは、氷河がゆっくり谷を削りながら流れ、削り取られた岩石や土砂などが
土手のように堆積した地形。

6:37 大岩
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6:46 天狗原分岐(標高約2350m)
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スタートから1時間33分、標準CTが2時間なのでかなり順調なペース。ここで小休止する。

左手に進むと”氷河公園”とも呼ばれる天狗原に至る(標準CT40分)
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天狗原には天狗池があり、天気がイイと湖面に映る”逆さ槍”が見られるそうだ。

槍の肩まではまだ3時間近くかかる(7:01)
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森林限界を超えたこの辺りはグリーンバンドと呼ばれる。
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遮るモノがないため、容赦なく日差しが降り注いでくる。あぢぃよ~

7:39 水場(標高約2600m)
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槍沢コースの最終水場。槍沢コースは水場が豊富なので、最小限でもOK。
なおこの先の殺生ヒュッテや槍ヶ岳山荘でも入手可能だが有料(1L200円)

そろそろエネルギーが切れかかってきたので、ドーピング剤をチャージ。
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さぁ頑張るぞ!(7:50)
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もうそろそろお槍様が見えてくるはずなのだが・・・

俯いてよたよた登っていき、ふと顔を上げると、
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お、お槍様だー!!
ついに槍の穂先が見え、テンションMAX状態!

岩に1500とペイントされている(8:08)
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槍の肩まで残り1500mのようだ。でもまだ標高差400m以上あるんですが・・・

例えるなら鬼ヶ岳(1.4km・430m)を1本登る感じ。
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日差しを遮るモノもなく、仮想槍沢コースでの鍛錬の成果が試される(笑)

残り1300m(8:20)
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8:21 坊主岩屋下分岐(標高約2660m)
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たまらずここでも小休止。右手に進むとヒュッテ大槍に至る(標準CT40分)
スタートから3時間が経過。依然標準CT(3時間30分)以内とはいえ、かなりバテてきた。

背後には常念岳(2857m)や蝶ヶ岳(2677m)が望めた。
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残り1200m(8:39)
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8:39 播隆窟(行者岩屋)(標高約2695m)
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槍ヶ岳を開山された播隆上人がこの岩屋に53日間籠って念仏を唱えたとされる。
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私見だが仮にも槍ヶ岳を開山された方ゆかりの場所なので、坊主岩屋じゃなく、
”上人岩屋”とか”行者岩屋”と呼ぶべきかと思います。
”坊主”も本来は尊称だが、最近は”蔑称”の意味で使われることの方が多いからだ。

内部は結構広く、緊急避難にも使えそう。
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お槍様が望めてテンションは上がっているのだが、傾斜はどんどんキツくなってくる。
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残り1000m(8:54)
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9:08 東鎌分岐(標高約2810m)
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ここでも小休止。右に進むと殺生ヒュッテを経て東鎌尾根に至る。

イワヒバリくんが唄って応援してくれるが、ヘロヘロ(笑)
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シャリバテ気味なので、行動食で栄養補給。
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気圧のせいで今にも破裂しそう(笑)

残り800m(9:22)
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9:31 殺生分岐(標高約2860m)
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スタートから4時間18分。標準CT(4時間10分)から遅れ始めてきた。
昨日より半分ほどの歩荷でこの調子なので、やはりババ平泊まりで正解だった。

残り600m(9:37)
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槍の肩にある槍ヶ岳山荘もずっと見えているのだが、なかなか近づいてこない。
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残り500m(9:45)
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残り400m(9:53)
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この付近からガレた岩場歩きからつづら折れの階段登りとなる。
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槍の穂先に登っている登山者たちの姿も目視できるようになってきた。
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あんなところを登るのか・・・

残り300m(10:04)
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よたよた登っていると、グェ~、グェ~という声が聴こえてくる。
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うん? もしかして・・・

ライチョウだ!!
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保護色の夏毛で分り難いが、今年生まれたと思われる可愛いヒナ5羽とお母さん。

実はナマでライチョウを見るのはこれが初めて
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しばし足を止めて、ライチョウに見入ってしまった。
でもライチョウが出てくるということは、予報通り天気が崩れるのかな??

残り200m(10:15)
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残り150m(10:18)
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なんか急に刻み出したぞ(笑)

残り110m(10:22)
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この先、五十肩、四十肩というのもあります(ウソ)

10:27 槍ヶ岳分岐(標高約3060m)
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ここで大天井岳や西岳から続く表銀座コース(東鎌尾根)と合流。

槍ヶ岳山荘はもうすぐそこだ。
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10:31 槍ヶ岳山荘(槍の肩)(標高約3080m)
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タイムは5時間18分。後半失速し、標準CT(4時間50分)より30分ほど遅れてしまった。

山荘前からは大天井岳(2922m)を盟主とする常念山脈の山並みが一望。
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常念山脈の先には、南アルプスの甲斐駒ヶ岳(2967m)や北岳(3193m)
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薄らであったが八ヶ岳(赤岳)(2899m)も望めた。

うん? アレは・・・

富士山(3776m)だ!
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南側には大喰岳(3101m)や北穂高岳(3106m)など穂高の稜線が続く。
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ここからだと奥穂高岳(3190m)は大喰岳の陰になって見えないようだ。

視線を少し右に移すと、乗鞍岳(3026m)
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重なって分かり難いが、背後には御嶽山(3067m)も望めた。

今の時間帯、槍の穂先は空いていたが、その前に腹ごしらえ。
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ちょうど昼食提供(10時30分~14時30分)が始まったところ。
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う~ん、なににしよう?

迷った末、無難に槍ヶ岳カレーライスを注文。
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槍の穂先をモチーフにした、山ヤ御用達の裏メニューです(大ウソ)

実際はこちらで、ビジュアル的にも味的にも可もなく不可もない感じ。
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ビアで乾杯といきたいところだが、槍の穂先が待っているのでコーラ(300円)で我慢。

☆槍ヶ岳山荘

食後は穂先の混雑状態を見極めながら、ベンチで小休止。
槍ヶ岳山頂付近ではD社は通話可能で、Wi-fiも利用可能。
オフにしていた携帯(D社)の電源を入れると、メールが続々と届く。
ほとんどメール会員になっているお店からの貴重なメールでしたが(笑)
ただしもう1つの携帯(A社)は、ウンともスンとも動きませんでした。
やはり山ではD社以外は死を招く恐れがありますね(半分ホント)
通話可能なD社携帯で、仕事の段取りやある場所へ連絡する。


槍ヶ岳(3180m)槍沢コース2日目その2(山頂アタック編)に続く・・・

(ここまでの区間の行程)
5:13ババ平
5:41槍沢大曲
6:46天狗原分岐(小休止)7:01
7:39水場(小休止)7:50
8:21坊主岩屋下分岐(小休止)8:31
8:39播隆窟
9:08東鎌分岐(小休止)9:22
9:31殺生分岐
10:31槍ヶ岳山荘(槍の肩)

やっぱり、山っていいね!

槍ヶ岳(3180m)(ババ平~槍の肩) 
標高差1080m
登り 4時間28分、休憩時間 50分、TOTAL 5時間18分
出会った人 測定不能 出会った動物 イワヒバリ2羽、ライチョウ6羽


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