暦が変わって長月9月
ようやく半月遅れで、3日間のお盆休みを貰えることになった。
3日間とはいえ貴重な連休なので、県外の山に遠征しよう!

南アルプスや白馬三山縦走など色々候補が上がったが、今回選んだのはこの山。

槍ヶ岳
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日本第5位(3180m)の高峰で、日本百名山、新日本百名山、花の百名山。
ピラミダルな山容から”日本のマッターホルン”とも呼ばれ、ハイカー憧れの山である。

山登りを始めた5年前には、槍ヶ岳など一生縁のない山だと思っていたが、
昨年、同じくハイカー憧れの剱岳(2999m)に無謀にも挑戦し、なんとか登頂。
そろそろ山ヤ初級を卒業してもいい頃なので、今回挑戦してみることにした。
 
剱岳同様、憧れだけで登れる山ではなく、試練が待ち構えている。
槍ヶ岳への登山ルートは、大きく分けて以下の6ルートがある。

コース出発地/帰着地経由地距離日程※
①槍沢コース上高地横尾44.0km2泊3日
②表銀座コース(東鎌尾根)中房温泉/上高地喜作新道37.8km3泊4日
③裏銀座コース(西鎌尾根)高瀬ダム/上高地西鎌尾根51.0km4泊5日
④新穂高コース(右俣・槍平)新穂高槍平25.3km1泊2日
⑤新穂高コース(左俣・西鎌尾根)新穂高小池新道34.5km2泊3日
⑥槍・穂高縦走路コース上高地岳沢34.0km3泊4日
※日程はあくまでも目安。できれば①以外は上記日数に+1日するのが望ましい。
他に昨年行った湯俣温泉側から登る北鎌尾根コースなどもあるが、
これはヴァリエーションルートで、超上級者向けなので私には一生縁のないコース。

今回2泊3日の山行なので、まず②、③、⑥除外
②表銀座コースは、中房温泉から燕岳に登り、喜作新道で
大天井岳(2922m)、西岳(2758m)を経由して東鎌尾根で登るルート。
上高地に降りる場合、総行程約37.8kmで3泊4日が一般的。
③裏銀座コースは、高瀬ダムから烏帽子岳(2628m)、鷲羽岳(2924m)などを経て
西鎌尾根で槍ヶ岳に至るルートで、総行程約51kmで通常4泊5日はかかる。
中には②や⑥を2泊3日で踏破する超健脚の方もおられるが、亀足の私にはまず無理。
なお⑥槍・穂高縦走路コースは、大キレットや前穂吊尾根といった超難所を
通過しないとならないので、私の経験や体力では決して近づいてはいけないルート(笑)

となると、残るは①、④、⑤の3つ。
①槍沢コースは上高地から横尾を経由して槍沢沿いに登るルートで、
片道約22kmあるが一番ポピュラーで、槍初心者向けのコース。
ブロ友のおかんさんが、先月同コースを2泊3日で登られている。
④新穂高コース(右俣・槍平)は、槍ヶ岳の登山コースの中で最短(片道約13km)で、
健脚な方だと日帰りピストンされる方も多く、2泊3日だとかなり行程に余裕ができる。
⑤新穂高コース(左俣・西鎌尾根)は、3年前に登った双六岳(2860m)に通じる
小池新道を経由し、西鎌尾根から槍ヶ岳に至るルート。
1泊目を双六小屋、2泊目を槍ヶ岳山荘とし、3日目は④または①で下山するのが一般的だが、
テン泊装備で小池新道を登った際、バテバテで目的地の双六小屋に辿りつけず、
鏡平山荘でタイムアウトとなった苦い思い出がある。

これら3コースはピストンする以外にも、④→①、⑤→④、⑤→①というように
下りは違うコースで周回するハイカーも多い。
AP軍団総帥が1週間前に、1泊2日で④→①とテン泊ハイクされた。
昨年の剱岳に続き、また先を越されてしまった(笑)

普通に考えるとのピストンもしくは、両方の周回が妥当。

まず①の場合、登山口のある上高地はマイカー規制のため、岐阜県側のあかんだな駐車場を
利用(600円/日)し、シャトルバス(往復2050円)での移動が必要。
3日間だと合計3850円もかかり、決してお財布に優しくない。
一方、④ピストンの場合、無料駐車場や登山口までの交通機関も不要というメリットがあるが、
上高地のようなシャレオツなお店や山ガールに出会う確率が少ないデメリットも(笑)
なお④→①周回の場合、登山口(新穂高)と下山口(上高地)が異なるため、交通費の他に
連絡バスの接続時刻の問題もある。

吝嗇家の私なら迷わず④ピストンなのだが、実はまだ上高地に行ったことがない。
もちろん映像や写真では見ており、釜トンネル入口前も何度も通過しているが、
未だかつて足を踏み入れたことはないのである。
4年前に焼岳(2455m)に登った際に、山頂から上高地を眺めたのが唯一の経験。

上高地に足を踏み入れたこともなく、山ヤ初級卒業を語るなんて、甚だ噴飯もの。
多少お財布に厳しくても、上高地に寄らずばなるまい(笑)

というわけで、①槍沢コースピストンに決定!
決して上高地に山ガールが多いからではありません(ウソ)

コースが決まったので、ヤマレコや山ブログなどで基本情報を収集。

山と高原地図 槍ヶ岳・穂高岳(1080円)
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普段はネットからプリントアウトする地図も、初めて購入しました(笑)

上高地から山頂直下の槍の肩までは片道約22km、標高差約1580m
登りの標準コースタイムは10時間20分
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※上記トラックログはヤマレコの同コース山行レポから引用しました。

距離が長いため、健脚な方で1泊2日、普通のハイカーで2泊3日が一般的。
中には日帰りで登られる変態さんもおられるようだが(笑)

費用削減でテン泊ハイクにするつもりだが、同コース(横尾以遠)にあるテン場は、
ババ平(30張)、殺生ヒュッテ(50張)、槍ヶ岳山荘(30張)の3箇所のみ。
2泊3日の場合、1泊目がババ平、2泊目が槍ヶ岳山頂付近もしくは槍沢戻りが相場のようだ。
1日目は距離(約17km)こそ長いが、標高差は僅か500mしかないので、
その先の殺生ヒュッテまで足を伸ばそうかとも思ったが、コースタイムで+4時間
上高地からだと最低9時間近くとなる。

ハイシーズンが過ぎたので、あかんだな駐車場から上高地バスターミナル(BT)に向かう
シャトルバスの始発は6時20分で、上高地到着は6時55分。
7時過ぎに出発し、順調にコースタイム通り進んだとしても、殺生ヒュッテ到着は16時過ぎ。
しかも今回はテン泊装備でのハイクなので、想定通り進むとは限らない。
一応初日はババ平泊とし、2日目以降は状況をみて決めることにする。

☆シャトルバス時刻表(あかんだな駐車場~上高地)

フィジカル面ではお盆過ぎからテン泊装備での歩荷訓練ハイクに着手。
仮想槍沢コースとして、鬼ヶ岳日野山で鍛錬を積んでいたという訳なんです(笑)

またメンタル面では、槍ヶ岳を開山した播隆上人の人生を描いたこの本を再読。

槍ヶ岳開山(新田次郎)
yarigadake_kaizan.png
播隆上人は江戸時代後期の浄土宗の僧侶で、荒廃していた笠ヶ岳(2898m)の登山道を
再興したり、未踏であった槍ヶ岳にこの槍沢経由で登頂し開山された。
なお播隆上人が初登頂した文政11(1828)年7月28日は、新暦に直すと8月30日に当たり、
毎年槍ヶ岳ではその直後の週末に上人の遺徳を偲ぶ播隆祭が開催されており、
今年は9月2日が前夜祭、3日が本祭というのも何か縁を感じさせてくれる。

ザックの軽量化を図りながらも、入れ忘れがないか確認しつつ出発の日を迎える。
さすがに今回はバーナーをチャンと入れました(笑)

槍ヶ岳(3180m)槍沢コース1日目その1(上高地~横尾)に続く・・・


やっぱり、山っていいね!

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