2016年7月30日(土) 曇りのち強雨

今日は満を持してこの山へ。
別山(2399m)
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※7月19日に砂防新道の甚之助小屋から撮影。
白山の隣にある山で、6月に登った白山釈迦岳(2053m)と合わせて
白山三山とも呼ばれる。

このところ天気や通行止やらでなかなか登れなかったが、明日はまずまずの予報。
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崖崩れで通行止だった別山市ノ瀬道(チブリ尾根)も、22日15時に解除された。

別山には山登りを始めた5年前に1度、南竜経由で登っている。
また昨年、剱岳早月尾根の鍛錬として、チブリ尾根経由で挑戦したが、
バテバテでチブリ小屋で敗退する情けない結果になった。
今回は昨年のリベンジも含めて、チブリ尾根に再挑戦します(笑)
 
21:55 市ノ瀬ビジターセンター(標高約830m)
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別山市ノ瀬道の起点。マイカー規制中のせいか、既に多くの車が駐車してあった。
OPP対策を済ませ就寝。おやすみなさいzzz

4時半に起床。到着時空いていた両サイドも車で埋まっていた。
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案の定、トイレには長蛇の列。昨夜のうちに済ませておいて良かった(笑)

5:03 別山市ノ瀬道入口(標高約840m・別山まで残り9.4km)
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続々と別当出合に向かうシャトルバスを見送りながらハイク開始。

先日のがけ崩れの個所はここのようだ。
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※画像は下山時に撮影。

市ノ瀬から別山まで片道約9.4km、標高差約1570m
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先日1日に里山3座を連荘で登ったのも、このチブリ尾根の鍛錬だったんです(笑)
標準タイムは5時間40分(休憩含まず)なので、亀足の私の目標タイムは7時間
なお今回もドーピング剤封印は継続中。

5:30 別山チブリ尾根登山口(猿壁)(標高約930m・別山まで残り8km)
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ここまで市ノ瀬から1.4km。別山まではまだ8kmもある(笑)

前回、ここから行程の2/3のチブリ小屋まで4時間43分もかかってしまった。
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今日はなんとか4時間で到着したいところだが・・・

ヤブレガサ(蕾)(破れ傘)
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キク科ヤブレガサ属の多年草。若葉の様子が、”破れ傘”に似ることに由来する。

砂防新道から比べるとハイカーが極端に少ないチブリ尾根だが、そこそこ登ってくる。
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今日も”お先にどうぞ”のプレートを付けています(笑)

道中にはこのような巨木が多い。
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6:12 標柱(標高約1120m・別山まで残り7km)
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意図的にゆっくり歩いており、登山口から42分と前回より約2分遅れ。

下の水場もスルー(6:22)
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6:47 水飲場(標高約1260m・別山まで残り6.2km)
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ラップタイムは1時間17分とようやく前回(1h20m)からの遅れを挽回できた。

小休止していると、見覚えのあるお顔が登ってこられた。
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6月に白山釈迦岳でお会いしたNJさん。前回お会いしたのも確か水飲場でしたね(笑)

NJ:「今日は周回(杉峠経由)ですか?」
よ:「予定より早く着けば周回(南竜経由)したいんですが・・・」

しかし話が進むにつれ、どうも話が噛み合わない。
NJさんのいう周回とは、別山から三ノ峰に回って杉峠から市ノ瀬に戻ることだった。
私にそんな大それたこと(距離23km・累積標高2200m)ができる訳ありません(笑)

7:42 標柱(覗き)(標高約1530m・別山まで残り4.9km)
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立ったまま軽く息を整える。

ここは”覗き”とも呼ばれ、御前峰を始めとする白山の峰々が望める。
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実はこの日白山が望めたのはこれが最後でした(涙)

NJさんとお会いした白山釈迦岳(2053m)も望めた。
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チブリ小屋までは残り2.2km。
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7:55 標柱(中間地点)(標高約1560m・別山まで残り4.7km)
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ようやく別山までの中間地点。先はまだまだ長いです。

ソバナ(岨菜)
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キキョウ科ツリガネニンジン属の多年草。

オオバギボウシ(大葉擬宝珠)
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キジカクシ科リュウゼツラン亜科ギボウシ属の多年草。

タマガワホトトギス(玉川杜鵑草)
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ユリ科ホトトギス属の多年草。

カニコウモリ(蟹蝙蝠)
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キク科コウモリソウ属の多年草。

ヨツバヒヨドリ(蕾)(四葉鵯)
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キク科ヒヨドリバナ属の多年草。

ノアザミ(野薊)
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キク科アザミ属の多年草。

シナノオトギリソウ(信濃弟切草)
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オトギリソウ科オトギリソウ属の多年草。

ハクサンシャジン(白山沙参)
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キキョウ科ツリガネニンジン属の多年草。別名、タカネツリガネニンジン(高嶺釣鐘人参)

ヨツバヒヨドリ(四葉鵯)
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樹林帯を抜け、植生がクマ笹に変わる(8:53)
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前方の別山にはガスがかかり始めていた。
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今日の眺めは期待できないか・・・

加越国境の大長山(1671m)や赤兎山(1628m)も雲隠れ。
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ウラジロモミ(球果)(裏白樅)
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マツ科モミ属の常緑針葉樹。別名ダケモミ、ニッコウモミ。
なお球果(松かさ)に付いた透明の塊は松脂。

木道が見えてくると、小屋までわずか。
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9:23 標柱(チブリ小屋まで100m)
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9:25 チブリ尾根避難小屋(標高約1900m・別山まで残り2.8km)
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登山口から3時間55分と目標の4時間をクリアし、前回(4h43m)よりも大幅短縮と上出来。

サンドウィッチで手早く栄養補給。
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前方にはガスが垂れ込め、別山はおろか200m先も望めない。
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今日もここで引き返します(ウソ)
むしろ急な登りが見えない方が気持ち的にラクかも。

別山まで残り2.8km、ここから先は未知の領域になる(9:39)
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なおこの先、南縦走路合流点まで標識はありません。

小屋までの道と比べて細くなり、クマ笹も茂っていて歩きづらい。
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少しガスが取れてきて、前方にエグそうな急坂が姿を現す(9:;59)
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しかも御舎利山や別山はその遥か上のガスの中(大汗)

振り返るとチブリ小屋周辺もガスに包まれつつあった。
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天気が良いと白山が望めるのだが、ご覧のとおり。
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ここで小休止(10:36)
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南竜方面から周回してくる方とのすれ違いが増えてくる。

この付近からポツポツと小雨が降り出す(10:43)
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今日は昼頃まで登山指数Aのはずなんだが(怒)

雨は程なく止んだが、ガスは一段とヒドくなり、正直引き返そうと思ったほど。
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何度もくじけそうになるも、気持ちを奮い立たせ一歩ずつ登っていく。
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つづら折れの登りが終わると、急登が終了。
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11:49 御舎利山山頂(標高約2380m)
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表示板の残骸があるだけなのでスルー。
なお1枚目の写真のように、甚之助小屋から一見別山と勘違いしやすいのがこの御舎利山。

11:51 南縦走路合流点(標高約2370m)
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別山山頂は稜線を直進して500m先。左に行くと南竜ヶ馬場(4.2km)に至る。

ガスの中なのでニッコウキスゲもイマイチ。
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軽くを息を整え、別山に向かう(11:52)

分岐近くにある緊急避難用の岩室(いわむろ)
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前方からNJさんが降りてこられた(11:55)
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杉峠に周回するとおっしゃっていたが、到着が遅くなったので断念されたそうだ。

ウサギギク(兎菊)
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キク科ウサギギク属の多年草。

ダイモンジソウ(大文字草)
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ユキノシタ科ユキノシタ属の多年草。

ヨツバシオガマ(四葉塩釜)
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ハマウツボ科シオガマギク属の多年草。

チングルマ(実)(稚児車)
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バラ科ダイコンソウ属の落葉小低木。

カライトソウ(唐糸草)
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バラ科ワレモコウ属の多年草。

白山の地主神とされる大山祇神(おおやまつみのかみ)を祀った別山神社
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大山祇神の娘、木花咲耶姫(このはなのさくやびめ)は邇邇芸命(ににぎのみこと)の妻。

12:05 別山山頂(標高2399m)
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タイムは6時間35分(市ノ瀬からは7時間2分)と目標タイムをクリア。

5年ぶりの三角点(二等:別山)タッチに感慨もひとしお。
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再びこの地を踏むまでが本当に長かった。

白山方面はご覧のとおりガスの中。
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天気が良いとこんな絶景が広がっています。
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※2011年9月7日撮影。

それほどお腹が減っていなかったが、下りも長丁場なので無理矢理お腹に押し込める。
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眺めもないので、早々に下山開始(12:24)
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12:35 御舎利山(チブリ尾根)分岐(標高約2370m)
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当初の予定では、下りは南竜経由で砂防新道(9.1km)を下るつもりだった。
K・H・K(下りは速い子)なので、恐らく別当出合まで4時間ほどで降りられるだろうが、
最終バス(17:00)ギリギリになりそうなので、時間を気にしなくて済むチブリ尾根ピストンにする。

12:39 御舎利山山頂(標高約2380m)
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ガレた岩が多く、浮石もあるので慎重に。
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再びポツポツと小雨が降ってきたが、まだカッパが必要なほどではない。
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そんな中、重そうなテン泊装備を背負ったどえむ、猛者たちが続々と登ってくる。
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15人ほどすれ違いました。中にはソロの山ガールの姿も。

13:37 チブリ尾根避難小屋(標高約1900m・市ノ瀬まで6.6km)
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ここで小休止。持参した2.5Lの水も残り300mlほど。水飲場までなんとか持たせよう。

だが小屋を出た直後、本降りの雨が降り始めてきた(13:44)
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画像では分かり難いが、降雨量20~30mmほどのどしゃ降り
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カッパは上だけしか持ってきておらず、あっという間にズボンはおろか、パンツや
登山靴の中もびしょ濡れ。

当初は白山特有の夕立ちですぐ止むかと思ったが、雨は一向に収まる気配を見せず、
ゴロゴロとまで鳴ってくる始末。てんきとくらすのウソつき(笑)

14:31 標柱(覗き)(標高約1530m・市ノ瀬まで残り4.5km)
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雨除けになる大きな木があるので小休止。
雨音に混じって、別当出合側から救急車のサイレンが聴こえてくる。
どうやら白山側で負傷者が発生したようだ。

大量の雨で濁った水が登山道を流れ、ほとんど沢状態
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(沢状態? し、しまった!)
残り少ない水をこの先の水飲場で補給しようと思っていたのだが、
この強雨で沢水もかなり濁っているに違いない。とほほ・・・

15:06 水飲場(標高約1260m・市ノ瀬まで残り3.2km)
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駄目元で沢の方に行ってみる。

意外なことにこの付近の沢水はほとんど濁っておらず、試しに汲んでみても濁りは僅か。
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OPPが心配だが、幼少時から井戸水で鍛えられたせいか、山の水で当たったことはない。
背に腹は代えられないので、PETボトル1本分を飲み干して、コースに復帰。

雨で岩や木の根が滑り易いので、どちらかというと普段よりセーブしたペースなのだが、
K・H・K(下りは速い子)の異名通り、次々と先行のハイカーを追い越していく。
登山口手前では、30分ほど前に降りられたNJさんにも追い付いてしまった。

15:49 別山チブリ尾根登山口(猿壁)(標高約930m・市ノ瀬まで残り1.4km)
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下りは3時間25分。登りでは22人に抜かれたが、下りでは15人抜きました(笑)

市ノ瀬周辺になると雨もほとんど止んでいた。
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どうやら標高1200m辺りより上がヒドかったようだ。

16:06 別山市ノ瀬道入口(標高約840m)
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けたたましくサイレンを鳴らした救急車が通り過ぎていった。
大したことがなければいいのだが・・・

下山後は禅の里で濡れ鼠になった服を着替えて帰宅。
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生憎の天気で、下りは2時間以上シャワーを浴び続けた恰好になったが、
昨年のリベンジを果たし、5年間ぶりに別山山頂に立つことができた。
これで白山三山の年間登頂も達成。
紅葉の時期にも登ってみたいが、またあの急坂を登ると思うと・・・


(この日の行程)
5:03別山市ノ瀬道入口
5:30別山チブリ尾根登山口(猿壁)
6:47水飲場(小休止)6:58
7:42標柱(覗き)
9:25チブリ尾根避難小屋(中休止)9:39
11:49御舎利山山頂
11:51南縦走路合流点
12:05別山山頂(昼食)12:24
12:39御舎利山山頂
13:37チブリ尾根避難小屋(小休止)13:44
14:31標柱(覗き)(小休止)14:36
15:06水飲場(水補給)15:09
15:49別山チブリ尾根登山口(猿壁)
16:06別山市ノ瀬道入口

やっぱり、山っていいね!

別山(2399m)(チブリ尾根)
標高差1569m
登り 7時間2分、下り 3時間42分、TOTAL 11時間3分
今年1回目、通算3回目
出会った人 80人ぐらい(NJさん他) 出会った動物 なし
2016年:74座目

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