2016年5月7日(土) 曇りのち晴

四国お麺路の旅最終日続きです。
難関札所の12番焼山寺、20番鶴林寺をクリアし、残すは3寺(21・22・23番)
まだ10時を少し回ったところなので、この調子ならなんとか夕方までには帰路に就けそう。

次の札所は、21番太龍寺(たいりゅうじ)
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”一に焼山(焼山寺)、二にお鶴(鶴林寺)、三に太龍(太龍寺)”
と称される阿波三大難所の1つ。
歩き遍路の方はもちろん、車遍路にとっても厳しい札所でした(笑)
 
10:25 道の駅鷲の里(標高約53m)
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吉野川に次ぐ大河、那賀川ほとりの県道19沿いにある。
なお那賀町(694.98㎡)は剣山まで広がり、徳島県(4146.65㎡)の1/6を占める広大な町。

太龍寺ロープウェイ鷲の里駅が併設されており、これを利用するのが一般的。
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車でもある程度まで行けるが、札所までは行けず、片道40分ほどの山登りとなる。
なお車で行く場合の登山口は、ここからひと山越えたところにあるのでご注意を。

赤い橋を渡って駅舎へ。
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大きな錦鯉がバシャバシャと音を立てて、餌をねだっていた(笑)
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乗り場までは展示スペース、食堂、お土産売り場などを通っていく。
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だからこんなお遍路ガール、見てないって(笑)
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お麺路の私にとっては目の毒です(笑)
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切符を買おうと料金表を見ると・・・
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うわ~ 高っ!
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なんと、往復2470円もする。
登りだけ利用し下りは徒歩も考えたが、徒歩の登山口はひと山越えた場所のため、
ここまで戻ってくるには10km以上歩かないとならない。

近くの北地集落から登る古道もあるようだが、近年は獣道化しているらしく、
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しかも太龍寺までは2つの山を越えていくそうだ(汗)

この後の遍路や帰りの運転も考慮して、しぶしぶロープウェイを利用する。
なおクレジット払いの場合、100円引になり少しお得。

うん? これは?!
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国交省のビジット・ジャパン・キャンペーン(訪日促進活動)の一環で、
外国人旅行者はパスポートを提示すると、往復2470円がなんと1200円になるようだ。
”ワタシ、パスポート アリマース!”(ウソ)

だから、どこに居るんだよ(怒)
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ロープウェイは20分間隔(混雑時は15分間隔)で運行されている。
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なお始業時刻は季節で異なる(12~2月は8時)のでご注意を。

太龍寺ロープウェイ

全長2775mと西日本最長で、一級河川越えや山越えもする珍しいロープウェイ。
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約10分で麓から山上の太龍寺駅を結んでいる。

ゴンドラはスイス製で最大101人乗り。
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中央にあるベンチのようなモノ、実はコレ、重し
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1個700kgもあり、2個で1.4トン。この2つで私の16人分もある(笑)
昨日はこの付近も強風が吹いていたそうで、ゴンドラが揺れないように積んであるそうだ。
なお重しを積んでいる時は、重量分の人数制限を設けている。

またゴンドラの床面にはスリットの部分があり、ゴンドラ直下が丸見え。
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私が乗っても大丈夫でした(笑)
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1号鉄塔が見えてきた。
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1号鉄塔は高さ42m、地中も15mも打ち込まれており、世界一の大きさを誇る。
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アテンダントのおねーさんが色々説明してくれる。
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先ほど訪れた鶴林寺の三重塔も望めた。

眼下の岩峰に見えるのは、絶滅したとされるニホンオオカミのブロンズ像。
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日本で最後(1910年)に個体が確認(※)されたのは、実は福井県なんですよ。
※福井空襲で標本が焼失。現在は写真のみ。

2号鉄塔(H=24m)を越えると太龍寺駅が見えてくる。
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太龍寺駅(標高約476m)に到着(10:49)
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10:50 21番札所 太龍寺(たいりゅうじ)
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”西の高野”とも呼ばれる高野山真言宗の寺院で、山号は舎心山。御本尊は虚空蔵菩薩。

本堂へは急な石段を登っていく。
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以前は徒歩でしか訪れることができない難所だったが、1992(平成4)年にロープウェイが完成し、
手軽に訪れることができるようになった。

嘉永5(1852)年建立の現在の本堂は国の登録有形文化財。
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本尊真言は”のうぼう あきゃしゃ きゃらばや おん ありきゃ まりぼり そわか”
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天正年間に長宗我部勢の兵火により焼失し、一時は衰退したが、
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徳島藩蜂須賀家の保護により再興し、現在に至る。

大師堂脇にあった大きな御神木。
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異株同根といい、長い年月の間にが共存するようになった。
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境内にはツツジが咲き誇っていた。
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納経をいただき、ロープウェイ駅に戻ってくる(11:10)
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(南)舎心ヶ獄(しゃしんがだけ)を望みながら、ベンチで次の便(11:20)を待つ。
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南舎心ヶ獄の岩峰には、ロープウェイから望めた弘法大師像がある。
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三教指帰によると、弘法大師様は19歳の頃、舎心ヶ獄の岩上で、
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100日間の虚空蔵求聞持法を修したとされる。

うん? 舎心ヶ獄まで680m?
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680mなら片道20分ほどで行けそうだし、残り2札所だから時間的にもなんとかOK。
今日は山に登っていないので行ってみることにする(11:13)

沿道には各札所の御本尊が5~10mおきに鎮座、ミニ八十八箇所巡りもできる。
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前半は傾斜もなだらかで、道幅も林道ぐらい広い。
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ここ(44番大宝寺:十一面観世音菩薩)が中間地点(11:19)
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御宝号が記された石柱付近から、急登になってくる。
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なるほど、御宝号を唱えて苦しさを紛らわすということですね(笑)

”南無大師遍照金剛、南無大師遍照金剛、南無・・・”
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御宝号を唱えても、キツいものはキツいです(笑)
後続のトレラン風の男性は、急登でもほとんどスピードが落ちずに登っていかれた。
す、すごい! 貴方はもしかしてヤング大師様?w

11:27 南舎心ヶ獄(標高約548m)
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太龍寺駅から14分でとうちゃこ。

祠上が最高所のようだが、まずはあのスポットへ。
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大岩の登り始め部分は鎖場になっている。
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長さは5mほどだが、足掛りになる部分が少なく、両手両足を使ってよじ登る。
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私は登山靴だったが、スニーカーや革靴だと滑り易いかも。
また金剛杖、編笠、頭陀袋などは邪魔になるので、置いて行かれた方がイイです。

11:29 弘法大師坐像(標高約552m)
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ロープウェイ完成を記念して、この地に鎮座された。

ヤング大師様はこの岩峰で修行し、虚空蔵求聞持法を修めたとされる。
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大師様にあやかり、私も座禅を組んでみる(笑)
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満腹蔵求聞持法を習得しました(ウソ)

眼下に見えるのが、車利用の場合の登り口。
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太龍寺までは片道40分ぐらいかかり、結構急登らしい。

ちょうど通りかかったロープウェイに手を振る。
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舎心ヶ獄の先にも道が続いていたので、少し進んでみる。
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左手が阿波遍路道(いわや道・平等寺道)で、右手が前述の北地に至る古道
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古道はロープウェイ完成で利用者が激減して獣道化しているようだが、復活の動きもあり
この日整備の方が登られていたそうだ。

祠に戻り、先ほどから気になっていた山さきもりへ(11:51)
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11:53 山さきもり(標高約553m)
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2010年に世界的彫刻家、流政之氏による斬新なオブジェが設置された。
オオカミ像や弘法大師像は歴史や背景があり理解できるが、この像はなぜ???

ここからは南側の眺望が開けている。
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まだ2札所回らないといけないので、下山開始(11:54)
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下りは急坂もなんのその。
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軽快に御宝号を唱えながら下っていく(笑)

大師様、ありがとうございました。
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太龍寺駅に戻ってくる(12:04)
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舎心ヶ獄まで足を伸ばされる方は少ないようで、すれ違ったのは4人だけ。

”虚しく往きて 実ちて帰る (虚往実帰)”
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まさにこの通りで、行きはキツく辛いけど、帰りは充実感に満ち溢れるので、
是非、舎心ヶ獄まで足を伸ばされることをおススメします。

ハイク後のコークでも充実感を噛み締める(笑)
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12時20分の便で戻ります。
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1時間遅くなったが、舎心ヶ獄まで行って本当に良かった。

アテンダントのおねーさんが説明してくれた大師像下の谷間にある一本杉。
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おねーさんの顔に見とれていて、古杉ということしか覚えていない(ウソ)

往路では気付かなかった可愛い折り紙のゴンドラ。
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アテンダントさんたちが作られたそうだ(こういう情報はしっかり覚えているw)

100年以上発見されておらず、既に絶滅したとされるニホンオオカミだが、
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山深い四国のどこかで今尚生きているのかも。

1号鉄塔を過ぎ、那賀川が見えてくると、もうすぐ終点。
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12:33 道の駅鷲の里(太龍寺ロープウェイ鷲の里駅)
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22番札所平等寺に向かう。

2016年お麺路ハイク 徳島札所巡礼④につづく・・・


やっぱり、お遍路っていいね!

参拝札所:1札所(21番太龍寺)
TOTAL:88札所中68札所

南舎心ヶ獄(552m)
標高差76m
登り 16分、下り 10分 TOTAL 51分
出会った人 4人 出会った動物 なし
2016年:48座目

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