2016年5月6日(金) 曇りのち雨(暴風)

お麺路四国遠征の2日目です。
昨日は石鎚山(1982m)に無事登頂し、今日は同じく日本百名山のこの山。

剣山
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山名は壇ノ浦から逃げ延びた安徳天皇が、平家再興を願って三種の神器の1つ、宝剣
(天叢雲剣:あめのむらくものつるぎ)をこの山中に奉納したという伝説に由来する。
またちょっと眉唾ではあるが、ソロモンの秘宝伝説も残っており、これは後ほど。

出発前に確認した登山指数では、この日はオールC
雨はそれほどでもないようだが、山頂付近では風速20m/s以上の暴風が吹き荒れる予報。
登山指数が更新されていないか確認したかったが、私のガラケーは圏外で確認できず。
まぁ一番ヒドくなるのは正午以降のようだから、なんとかなるかも・・・
 
昨夜お世話になった道の駅大歩危を出発し、県道45で西祖谷(にしいや)へ(6:00)
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ここには一度ツーリングで来たことがある。
祖谷には壇ノ浦の合戦で敗れた平家一門の平教経(たいらののりつね=国盛)が、
幼い安徳天皇を連れて逃れてきたという平家伝説が残っているのは有名。

県道32に入り、祖谷川沿いに進んでいく。
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最近はだいぶ改善されたが、狭隘な道路が続くまさに険道

ここで国道439号線と合流(6:35)
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剣山方面はここを左折し、まだ30km以上ある(汗)

R439は酷道・険道マニアの間では有名な道で、通称”ヨサク”とも呼ばれる。
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徳島県徳島市から高知県四万十市まで、四国を北東から南西に横断し、全長は348.3km。
1000m以上の四国山地の山中を走っており、1~1.5車線の隘路区間も多いので、
四国最狂(強)酷道としても知られている。
剣山を中心に見立てると、鬼門(北東)から裏鬼門(南西)に貫かれているので、
もしかすると建設にあたって風水師がかかわっているのかもしれない。

昨日のうちに登山口のある見ノ越まで行こうかとも思ったが、
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夜間の酷道は危険も多いので、昨日は大歩危で一夜を明かした。

こんな山深いところでも中古車を売っていた(笑)
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おそらく過疎化・高齢化で乗り手がいなくなった車を販売しているのだろう。

日本屈指の酷道だけあって、すれ違いもままならない隘路が続く。
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最近では隘路箇所に、対向車の接近を知らせる電光表示板が設置されている。
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表示板が点滅している場合、対向車が接近中なので待機。
ただしバイクなどは感知しないこともあるので、点滅していなくてもスピードは控えめに。

剣山まではまだ14kmもあるのか・・・
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ぽつぽつ雨が落ちてきたが、まだ本降りにはならない感じ。
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東祖谷の集落に差し掛かると、早朝にもかかわらず人影が多い(7:04)
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うん? 人じゃなく、人形(かかし)だった(笑)
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ここは三好市東祖谷の天空の村・かかしの里と呼ばれ、元はカラス除けにかかし
を置いていたが、そのユーモラスな姿が好評を博して次第に増えていったそうだ。

バス停(ただしバスは止まらない)にはかかし村基本台帳なるものが置いてあり、
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写真とともに、名前や年齢、住所、性格、身長、体重などの特徴が出生届として閲覧可能。

朝だからかかしだと分かったが、真夜中だと絶対ビックリするだろう(笑)
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奥祖谷の二重かずら橋にさしかかる(7:10)
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有名なのは西祖谷のかずら橋で、そちらは以前訪れたことがある。
祖谷にかずら橋が多いのは、源氏の討手が迫ってきた際、かずらを切って追撃を阻むため
だとも謂われている。
男橋と女橋の2つのかずら橋があるそうで、リフトの運行開始(9:00)までは時間があるので、
寄ってみようかとも思ったがパス。

7:26 剣山見ノ越登山口駐車場(標高約1390m)
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屋根付きの大きな駐車場で、しかも無料。

最初ここに停めたが、もう少し上に第1駐車場があるようなので移動する。
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ここにはトイレもあり、まずはOPP対策をしっかり実行(笑)

山腹の西島駅までワープする登山リフトの営業開始は9時
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まだ1時間以上あるけど、どうしよう・・・
リフトだと中腹の西島駅まで10分だが、リフトを使わず歩いた場合は約50分。
9時ピッタリに乗った場合、西島駅到着は9時10分。
一方、今から歩いて登った場合、西島駅到着は8時50分頃とそう大差ない。

付近には土産物屋兼食堂があり、すでに営業中。
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今朝はまだ何も食べていないし、うどんでも食べて時間を潰そうかな?

そう思っていたら、続々とハイカーが降りてくる。
まだリフトも動いていないし、小屋泊まりかと思ったが、5時前から登っていたそうだ。
どうやら昼前から天候が悪化するので、日の出前から登り始めた方が多かったようだ。

隣の方ははるばる岩手からお越しで、昨日は私と同じく石鎚山に登られたそうだ。
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6時台の頃はまだそれほど風も強くなく、次郎笈(じろうぎゅう)まで行かれたとのこと。
往復どれぐらいかかったのか、念のため聞いたところ、次郎笈も含めて2時間という答えで、
どうやら聞いた相手を間違えた(笑)
ちなみに見ノ越~剣山山頂までのリフトを使わない登りの標準タイムは1時間50分。

私の後に到着した方たちも、みなさんリフトは使わずに登るご様子。
えっ、みんなリフト使わないの?
popさんのレポでは、半数はリフト利用とあったけど・・・
リフトは往復1800円もかかるし、到着時刻が大差ないなら、私も徒歩で登ることに変更。

7:58 劔神社入口(標高約1393m)
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まずは石段を登っていく。先週(4/29)山開きがあったようだ。

8:01 劔神社(標高約1413m)
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剣山一帯にある神社の本宮で、御神体は”ソロモンの秘宝”とも謂われる聖なる鏡石

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※画像は剣山観光推進協議会のHPよりお借りしました。

8:02 剣山見ノ越登山口(標高約1415m)
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ここから剣山山頂までは約4km、標準タイムは1時間50分

まずはなだらかな道を登っていく。
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4分ほど登ったところにもお社があった。
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登山道はしっかり整備されており、樹木の表示板なども掲示されている。
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登山リフトと交差する箇所にはトンネルが設置。
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高さ170㎝ほどなので、頭をぶつけないように。

ここで道が二手に分岐(8:12)
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ともに西島駅近くで合流するが、右は遊歩道経由で1530m、左930mと左の方が600mも短い。

右の方が緩やかなのだろうが、Mの掟に従いに進む(笑)
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前方から20名ほどの団体さんが降りてこられた。
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まだ8時過ぎだけど続々と下山者とすれ違い、少し不安になってくる。

8:30 見ノ越から950m地点(標高約1600m)
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この付近はまだ平穏だが、何やらもの凄い風の音が上の方から聴こえてくる(汗)

8:41 西島神社分岐(標高約1660m)
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西島駅はあと200mほどだが、神社はすぐそこのようなので寄ってみる。

神社は巨大な岩の中ほど建てられており、岩自体が御神体の磐座のようだ。
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遊歩道コースとの合流付近に差し掛かると、山頂側から強風が唸りを上げて吹いてくる。
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画像では分かりにくいかもしれないが、クマ笹が左に大きくなびいているのがその証。

この辺りではまだ風速10~15m/s程度と、歩くのにそれほど支障はない。
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8:49 登山リフト西島駅(標高約1712m)
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登山口から47分と標準タイム通り。

リフトには係員がおられたが、今日はこの強風下で営業するのかな?
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あまりにも風が強いので、たまらず香しい公衆トイレの中で小休止(笑)
併せて防風・防寒対策でカッパも装着する。

西島駅から山頂までのルートは3つ。
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1つは昨年poptripさんが使われた尾根道ルート
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文字通り尾根を直登していくルートで、長さ900m、標準タイム40分と最短。
当初はこのルートにしようと思っていたが、強風が吹き荒れている中、遮るものがない
尾根では風をモロに受けるので却下。

残り2つのうち、縦走路ルートは閉鎖中だったので、大剣道ルートをチョイス(8:59)
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大剣道ルートは距離1360m、標準タイム60分。
ちなみに私は剣道有段者です(どうでもイイ情報w)

大剣道ルートの前半部は斜面をトラバースして登っていくので、あまり風の影響を受けない。
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大剣神社の鳥居が見えてきた(9:05)
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山頂まで1km地点辺りからまた徐々に風の影響を受けてくる(9:10)
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下山してくる方はいるが、登っているのは私を含め4人ほど。

女性に風の具合を尋ねると、中腰じゃないと進めないほどの暴風とのこと。
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まぁこの女性は私の半分ほどの体重だからで、私なら大丈夫かな?(笑)

9:19 大剣神社(標高約1820m)
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社殿の裏手に見える大岩が御神体の塔岩
「天地一切の悪縁を断ち、現世最高の良縁を結ぶ」パワースポットだそうで、
お参りしたがとてもじっとしていられなかった(笑)

この辺りがちょうど西島駅との中間地点だが、風がますます強くなってくる。
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森林限界点を超え遮るものがないため、稜線からの吹き下しの風がハンパない。
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おそらくこの時点で風速20m/sを超えていたと思われる。

頂上ヒュッテの別館、雲海荘が見えてきた(9:29)
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風こそ強いが雨はまだ落ちてきておらず、眼下には見ノ越方面が望める。
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頂上ヒュッテまであと僅か。
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9:36 尾根道合流点(標高約1926m)
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大剣道でもこれだけの強風だったので、尾根道に進まなくて大正解だった。

9:38 剣山本宮宝蔵石神社(標高約1930m)
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剣山本宮剣神社の山頂社で、社名は社殿の後に見える巨大な磐座に由来する。

すぐさま隣にある頂上ヒュッテに駆け込みたいところだが、
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先に250m先の山頂を目指す。
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神社と山荘の間を抜けると、これまで以上の暴風が吹き付けてくる。
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なだらかな草原のこの一帯は、平家の馬場と呼ばれる。
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平家の落武者たちが、平家再興を夢見てここで軍馬の調練に励んだといわれる。

宝蔵石神社裏のこの磐座の下には、安徳天皇の奉納した宝剣が眠っているとされる。
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また、この下にはあの契約の箱(聖櫃)があるという大胆な説も。

契約の箱とは、映画レイダース・失われたアーク《聖櫃》にも出てきたコレ。
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神の啓示を受けたモーゼが出エジプトの際に、ユダヤの三種の神器である
十戒の石板マナの壺アロンの杖を入れたとされる箱で、
アカシアの木でできており、箱全体が純金で覆われ、箱本体に触れないように
4本の脚と2本の担ぎ棒があるとされている。
また箱の蓋には1対のケルビム(智天使)が装飾として施されている。

その後ユダヤの王の権威の象徴とされ、エルサレムの神殿に安置されていたが、
ソロモン王没後の北イスラエル王国(10支族)と南ユダ王国(2支族)に分裂(B.C.930)、
アッシリア帝国による北イスラエル王国滅亡と10支族の離散(B.C.722)
新バビロニア王国による南ユダ王国滅亡とバビロン捕囚(B.C.586)
などの混乱に伴い、いつしか行方が分からなくなり、失われた聖櫃(アーク)とも呼ばれる。

なぜ、剣山と契約の箱が関係あるのか?

なお定説ではなく、あくまでも異説としてお読みください。

剣山山頂から次郎笈方面に少し向かった先に、鶴岩・亀岩という奇岩があり、
かつて剣山は鶴亀山(つるぎさん)とも呼ばれていた。
♪鶴と亀がすべった~と鶴・亀が登場する童謡かごめかごめ

かごめ ⇒ 籠目紋 ⇒ 六芒星 ⇒ ダビデ王(ソロモン王の父)の紋章

     籠目紋          六芒星
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ただこの童謡が唄われ始めたのは江戸期ぐらいからとされ、それをはるか太古のダビデ王と
結び付けるのはかなり無理がある。

だが剣山では毎年7月17日の例祭日(※)に、麓から山頂磐座を目指して御神輿を運ぶ
神輿渡御の儀(みこしとぎょのぎ)が行なわれる。
※現在は人手の関係上、7/17以降の日曜日に例大祭が開催されている。

日本の御神輿も木製で、随所に金箔が施され、2本の担ぎ棒があり、
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頂部には純金の鳳凰があしらわれているなど、まさに契約の箱に酷似

しかも例祭日の7月17日は、ノアの箱舟がアララト山に辿り着いた再生の日で、
京都の祇園祭りのハイライト、山鉾巡行が始まるのもなぜか同じくこの日。
山鉾は御神輿を巨大化したような様相で、これもまさに契約の箱と見てとれる。
祇園祭り自体もユダヤ色が強く感じられる祭りとされ、ギオンはシオン(ユダヤの意)
が訛ったともいう説すらある。

また平安京を開いた桓武天皇を影で支えたのが、帰化人の秦氏で、
この秦氏は古代イスラエルの失われた10支族の末裔という説もある。
長岡京から平安京への遷都にあたって、秦氏は無償に近い形で造営を手助けし、
京都御所のある場所は秦氏の長、秦河勝の屋敷だったともされる。

遠い過去に故郷(シオン)を追われ、遥か東方の異国で千年王国を樹立しようとした人々。
故郷のエルサレムに因み、エル(=都)+ シャローム(サレム)(=平和)
つまり、平安京を創り上げたとも謂われている。

さらに石鎚山や剣山は修験者(山伏)の修業の場であったが、
その山伏とユダヤ教の聖職者にも驚くべく共通点がある。

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ユダヤ教徒は祈りの際に黒い小箱(フィラクティリー※テフィリンともいう)を紐で
頭に付け、その中には聖書の一節が記された羊皮紙が入っている。
一方、山伏の頭にも兜巾(ときん=頭巾)という黒い箱があり、中には法華経の経文が入っている。
またユダヤ教徒はショーファーと呼ばれる羊の角笛を吹き、山伏は法螺貝(ほらがい)を吹く。
山伏は修行前に水で心身を清める(みそぎ)を行うが、ユダヤも水や塩で清める行為など
枚挙に暇がない。

全く離れた土地固有の宗教で、このような極めて似通った習慣があるのは、
世界広しといえども、日本ユダヤ以外例を見ない。

チョッと脱線し過ぎたが、剣山周辺には他にもキリストを連想させる栗枝渡(くりしど)神社や
ユダヤの祭壇に類似した磐境神明神社など、ミステリアスなスポットが数多く点在している。

あくまでも日ユ同祖論に基づく異説奇説で、話半分で聞かれるのがいいのですが、
こういう太古のロマン溢れるスポットは大好きなんです(笑)

アーチ状の屋根の建物は昨年7月に完成したあわエコトイレ
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エコトイレの横にある施設は気象庁の(旧)剣山測候所
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かつては富士山に次いで2番目の高所にある測候所だったが、気象衛星への移行などにより、
2001年に観測が終了した。
通常、数年のうちに解体撤去されるのが一般的だが、15年も経過しているにもかかわらず、
建物や観測機器が依然として残っている。
一説よると、建物の地下にはソロモンの秘宝や、地下ピラミッドへの入口があるらしく、
解体工事でそれらが明るみに出ないように放置しているという噂も・・・

山頂付近はこれまでとは比較にならない暴風が吹き荒れている。
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3日前にこの状況をピタリと予報していたてんきとくらすって、実はスゴいんだ(笑)

右手が風上で、身をかがめて風上側を歩いていても、左手の風下側に流されてしまう。
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いったい風速何m/sぐらいの風が吹いていたのか、帰宅後検証してみました。


 身体が受ける風の圧力(抗力:D)は以下の式で算出される。

 D = Cd × A × y × u2 ÷ (2 × g) 

 D:抗力(kgf) Cd:抗力係数 A:表面積(m2)
 y:空気密度(kg/m3) u:風速(m/s) g:重力加速度(m/s2)

 上記①の式を変換すると、風速が求められる。
 u2 = 2 × g × D ÷ (Cd × A × y) 

 抗力(D)は、私の体重≒90kgf
 抗力係数(Cd)は、立方体とみなして2.0
 表面積(A)は、1.8m×0.6m≒1.0m2
 空気密度(y)は、標高2000mで1.0kg/m3
 重力加速度(g)は、9.8m/s2

 これを②に代入すると、
 u2 = 2 × 9.8 × 90 ÷ (2.0 × 1.0 × 1.0)
    = 1764 ÷ 2 = 882
 u = 29.69m/s
 つまり風速30m/sの暴風が吹いていたことになる。

 また身体をかがめても(=表面積を減らす)、風に押されたということから、
 表面積が7割になっていたと仮定すると、
 最大風速は35m/sにも及んでいたと推定される。

 ②の式をもっと乱暴に簡略化すると
 u2 ≒ 10 × 自分の体重
 なので、体重60kgの人が真っ直ぐ立って歩けない場合、
 u2 ≒ 600 u ≒ 24.5m/s
 つまり風速約25m/s以上の強風が吹いていると推測できる。


なお物理を履修したことのない根っからの文系人間なので、間違っているかもしれません(笑)

9:45 剣山山頂(標高1955m)
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タイムは1時間43分とまずまず。
一等三角点(剣山)があるが、柵が囲んでいるので、残念ながら触ることができない。

南西側の稜線伝いの先にあるのが、吉牛(大ウソ)
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本当はじろうぎゅう(次郎笈)(1930m)と言い、対になるこちらの剣山本峰は
太郎笈(たろうぎゅう)とも呼ばれる(笑)
剣山山頂を写した写真はこの次郎笈から撮られたモノが多く、今回次郎笈まで行く予定だったが、
あまりの暴風で立っているのもやっと。
天気が良ければ気持ちの良い稜線歩きが楽しめるが、大型台風並の暴風が吹き荒れる今日は
遮るモノは全くなく、まさに死の行進
滑落、遭難、低体温症等の危険性が極めて大なので、今回は断念する。

私とほぼ同じ時刻に到着した若者4人組
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尋ねると、なんと!次郎笈まで行くつもりとのこと。

(おいおい、今日はマジでヤバいぞ・・・)

登山は当然自己責任だが、半ば遭難しに行くようなグループを見過ごす訳にはいかず、
やんわりと中止を促す。
ほんと、自分たちだけでなく、回りにも迷惑をかけるから・・・

雨はまだ降っておらず、付近の山々にも雲はかかっていないが、
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風が強くてとても山座同定しようと顔を上げることもできない。

こんなところに長居はできないので、急いで戻ります(9:47)
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目出し帽がないので、風の当たる顔半分が氷のように冷たく、鼻水も垂れてくるほど。

失敗したのは、戻りは右手の木道を選んだこと。
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行きは左の幅の広い木道だったので、風に押されても足元は不安定でなかったが、
右は真ん中が空いていて、押されると木道から落ちそうになる(笑)
木道に張られたロープを掴みながら、中腰状態で進んでいく。

なんとかエコトイレに辿り着き、中で一時避難(9:52)
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内部には同じような考えのハイカーが3組ほど居た(笑)

AEDや緊急用酸素吸入器、簡易ベッドなども設置されており、チョッとした防災施設並。
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原則はトイレだが、冬季は緊急用の避難小屋の役割も果たすそうだ。
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※徳島県のHPから拝借しました。

ただしあくまでも緊急避難用で、ここでの宿泊行為は禁止
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無事、頂上ヒュッテに戻ってくる(9:55)
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入口にあるレリーフ像は、剣山観光登山の礎を築いた新居熊太翁。
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風の当たらない小屋内は、ストーブも焚かれてヌクヌク。
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今朝の最低気温は7℃だったようで、気温はそれほど低くないが、
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強風のせいで体感温度はほとんど氷点下だった。

朝から何も食べておらず、暖も取るべく、きつねうどん(600円)をオーダー。
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トッピングがどれも100円で、おでんも1個100円と激安。
本当は150円ぐらいにしたいのだろうが、そうすると余計な釣り銭を用意しなければならず、
100円単位の刻みの良い価格設定にされているのだろう。

次郎笈に行こうとしていた4人組も、断念して小屋に戻ってきた。
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良かった、山は逃げないから・・・

ひとまずはホッとして、暖かいお茶が胃袋に染みる。
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ふぅ~ 暖まる・・・

今日もお麺路心得通り、麺類です(笑)
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このお揚げ、大判でジューシーでとっても美味しかった。

小屋内におられた同じく単独行の男性と談笑。
伺ったところ、お知り合いの2人組が2日前に石鎚山をスタートにして、
四国山地を縦走中だそうで、今日の午後、この剣山に到着する予定で、
そのゴールを見届けるつもりだそうだ。

え~ この暴風の中、あの稜線を登ってくるの?!
しかも石鎚山から剣山、どう見ても150km以上距離があり、それを僅か3日!?
なんでも日本で最も過酷な山岳レース、トランスジャパンアルプスレースに出場し
完走されている方たちだそうで、その練習のためのようだ。
なるほどほとんどプロ級のアスリートとはいえ、この極悪な天候の中で大丈夫なのだろうか??

よほどの混雑時じゃない限り、少人数でも追加料金なしで個室にしてくれるらしく、
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また小屋にはお風呂(石鹸等は不可)もあり、西日本最高所のお風呂だそうだ。
登頂記念の山バッジ(600円)をゲットし、そろそろ降りることにしよう。

剣山頂上ヒュッテ

お世話になりました(10:23)
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次郎笈にも行ってみたいし、今度は是非泊まりで利用したい。

下りも風除けしやすい大剣道ルートへ。
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予報通り雨が降ってきたので、風は幾分弱くなってきたが、それでもかなりの強風。
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10:36 大剣神社(標高約1820m)
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少し下ったところに御神水もあるらしいが、今回はもちろんパス。

10:50 登山リフト西島駅(標高約1712m)
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下りはリフト(片道1030円)を使おうかとも思ったが、
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強風で10分も座っているのが地獄かもしれないので、下りも徒歩にする。
単にケチなだけですが(笑)

11:17 剣山見ノ越登山口(標高約1415m)
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下りは54分。

生まれてこの方、経験したことのない暴風の中での剣山ハイク。
正直、山頂では命の危険を感じたほどで、無事に降りることができてひと安心。
山頂では最凶の天候だったが、暖かい山小屋のうどんとスタッフに触れることが
できて楽しい山行でした。

2日目後編につづく・・・

☆アクセス☆


☆この日の行程☆
7:26見ノ越駐車場
8:02見ノ越登山口
8:49西島駅(小休止)8:59
9:19大剣神社
9:38宝蔵石神社
9:45剣山山頂9:47
9:55頂上ヒュッテ(昼食)10:23
10:50西島駅
11:17見ノ越登山口

やっぱり、山っていいね!


剣山(1955m)
標高差540m
登り 1時間43分、下り 1時間2分 TOTAL 3時間15分
出会った人 50人ぐらい 出会った動物 なし
2016年:47座目

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