GW前半は仕事の日が多かったが、遅ればせながら3連休が貰える。
当初は(伯耆)大山(1729m)に行こうと思い、色々準備していたが、
先日TVを見ていたら、お遍路の特集をやっていた。
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お遍路とは、弘法大師(空海)が開かれた四国八十八箇所の霊場を回る巡礼の旅で、
こう見えても私は、16年前(2000年)から遍路しているお遍路男子なんですよ(笑)

これまで3回遍路旅をしているが、訪れたのは計57箇所
16年目だというのにまだ31箇所も残っており、特に今年のお遍路は特別な年だそうなので、
大山行きをパスして急遽四国遠征に変更。
過去3回はいずれも山登りを始める前だったが、今回はせっかくなので日本百名山の
石鎚山(1982m)と剣山(1955m)の2座にも登ってみるプランだ。
 
霊場は阿波(徳島県)、土佐(高知県)、伊予(愛媛県)、讃岐(香川県)の四国全域に跨り、
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赤丸枠は既に訪れた札所。
1番霊山寺から、88番大窪寺までの総行程約1100kmにも及ぶ。
ただしこれは徒歩による通し打ちの場合で、別のルートを利用したり、車での巡礼の場合、
1400km以上にもなると謂われる。
また通し打ちの場合、徒歩で約40日、車利用でも7~10日ほどかかる。

通し打ちとは、1度の巡礼で88箇所全てを回ることだが、これはお金と時間に余裕がない限り、
普通のサラリーマンが行なうのはかなり厳しい。
特に徒歩で通し打ちをされているのは、リタイアされた方や充電中の方などがほとんどで、
一般には何回かに分けて回る区切り打ちの方が大多数。
また1番から順番(右回り)に回るのを順打ちといい、逆(左回り)に回るのを逆打ちという。
最近は区切り打ちが多いため、順序にこだわらない乱れ打ちも増えており、
私が行なっているのは、”区切り打ち””乱れ打ち”となる。

そういえば、この方たちもかつてお遍路されていたんですね(笑)
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一般的に順打ち向けの道案内が多いため、逆打ちは道迷いなどの苦労もあり、
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順打ちの3倍のご利益があるとされている。

また夏季オリンピックのある今年は閏年(うるうどし)
閏年に逆打ちをすると、さらにご利益が4倍(※)になると謂われている。
※ご利益の倍数には諸説あるようです。

これは伊予の豪商衛門三郎が、素性を明かさず托鉢していた弘法大師に対して非礼を働き、
それを恥じて許しを乞うために大師の後を追うがなかなか出会えず、閏年の申年
試しに逆打ちで回ってみたところ、ようやく大師に巡り会えたという伝説に由来する。

今年はその閏年の申年で、しかも衛門三郎が大師様に会えたとされる年※と同じ
丙申(ひのえさる)で、60年に一度しか巡ってこない。

※衛門三郎が大師様に巡り会えたのは天長8(831)年とされるが、この年の干支は丙申
ではなく辛亥(かのとい)で、その直近の丙申は15年前の弘仁7(816)年。
同年に嵯峨天皇から高野山開創の詔勅を下賜されており、その費用捻出のために
西国を回っていたとも考えられる。

そして丙申の今年は、なんと5倍のご利益があるとされる。
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どうでもいいですけど、中条あゆみちゃんはカワイイですね(笑)

だが私の場合、車やバイクでの遍路で、徒歩の遍路とは過酷さの度合が全然違う。
そこで以下のような独自のルールを加えている。

遍路中は麺類しか食べない!

麺類のみでお遍路をすることから、これを”お麺路”と呼んでおり、
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逆打ち同様、3倍のご利益があるとされている(ウソ)

麺路心得八ヶ条は以下の通り。

① 麺路中の食事(3食・間食含む)は全て麺類のみ
② 麺の種類は和・洋・中を問わない
③ 山行時の行動食も原則麺類。(※緊急時の例外規定あり)
④ 麺とミニ丼などのセット品はNG
⑤ 天ぷらや玉子など麺にのせるトッピングはOK
⑥ ドリンクやスープなどの液体はOK
お接待でいただいたモノは麺以外でもOK
⑧ 麺類以外でも1回に限り、別格扱いOK

山行時も原則麺類だが、非常用として麺類以外のレーション(行動食)を携帯し、
緊急時は使用可能。

接待とは、地元の方が自分に代わって霊場を回っているお遍路さんに対し、
お菓子などを振舞ってねぎらう風習で、これを無下にするのは失礼に当たるから。

大師様は八十八箇所以外にも多くの足跡を残されており、番外霊場(別格)が存在する。
お麺路中、時には麺路の禁を破りたくなるような魅力的な料理に出くわすこともある。
大師様が”人は麺のみに生きるにあらず”と言われている通り(ウソ)、
麺路中1回限りだが、麺類以外を食べることも可能としている。

幸運にも四国は讃岐うどんを筆頭に、徳島ラーメン半田そうめん
祖谷(いや)そば鍋焼きラーメンなど知る人ぞ知る一大麺文化圏
メニューに事欠くことはないが、巡礼中麺類オンリーは逆打ちに匹敵する荒行なのだ(笑)


出発前夜、久しぶりにクローゼットからお遍路七つ道具を取り出す。
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画像では9種類ありますが(笑)

① 白衣(びゃくえ)
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巡礼者が着る白い着衣。上下ともが正装だが、上着だけの方や全く着ない人も多い。
私のは袖がないベストタイプで、笈摺(おいずる)とも呼ばれる。
また最近ではTシャツタイプやウィンドブレーカータイプなどもあるようだ。
画像ではヨレヨレですが、出発前に慌ててアイロン掛けしました(笑)

背中には大師様を示す梵字(ぼんじ)と
南無大師遍照金剛(なむだいしへんしょうこんごう)、
同行二人(どうぎょうににん)
と書かれている。

”南無大師遍照金剛”とは御宝号(ごほうごう)ともいい、真言宗で唱える一番短いお経で、
仏様の慈悲の光は万物を遍く照らし、万物に幸せをもたらす智慧(ちえ)の働きは、
金剛石(ダイヤモンド)のように永遠に輝きを失わないという意味。

また”同行二人”とは、1人じゃなく、いつも大師様が一緒に巡礼して下さっているという意味。

② 輪袈裟(わげさ、りんげさ)
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元は僧侶が首にかける袈裟の一種で、遍路の略式の法衣。
私のは一般的な大師様式で、胸部に三つ巴紋、衿部には五三の桐紋が入っている。
価格は2000円程度。

③ 納経帳(のうきょうちょう)
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お経を納めた証にいただく納経(朱印と墨書)のための専用の帳面。
お遍路している方はほぼ持っており、これがないと御朱印がもらえない(色紙や台紙は不可)
また納経帳と合わせて、白衣(判衣)に御朱印を貰う方も結構おられる。
価格はピンキリだが、大体2~3000円程度。

④ 納札(おさめふだ)
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札所などにお参りし、納経した証に納める札。元々は般若心経の写経を納めるのが正式だが、
現在では読経した後に氏名、住所、年齢、懇意などを書いた納札を納めるのが一般的。
前述の衛門三郎が、自分が大師様を探しているということを大師様本人に知らせるために、
寺にお札を打ちつけたのが始まりとされる。
巡礼(結願)回数により札の色が決められており、1~4回は
1札所で本堂と大師堂の2箇所奉納するため、事前に記入しておく作業が大変。
少し値段が張るが複写式の納札や転写カーボン紙を持参すると便利。

⑤ 経本(きょうほん)
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各札所の本堂(御本尊)や大師堂などでお経を奉納する際に必要な経本。
300円ぐらいの廉価版から2000円ほどの高級品まで様々あるが、吝嗇家の私は
さらに安い百均のモノを使っています(笑)

⑥ 数珠(じゅず)
本来は宗派によって細かい形式や決まり事があるようだが、他宗派のモノでも原則OK。

⑦ ろうそく・線香
本堂や大師堂で参拝の際に使用する。
現地で販売している札所もあり、ろうそく1本、線香1束が各50~100円程度。
私の場合、これも事前に百均で購入している。

⑧ 小銭(1円・5円玉)
参拝の際、お賽銭が必要だが、1箇所の札所でも本堂、大師堂、御大師像などがあり、
ほかの石仏ごとや厄除けなどの場合、賽銭回数が20を超えるのも珍しくない。
このため事前に大量の1円玉や5円玉を用意しておかないと、お金が飛ぶように無くなります(笑)
札所によっては両替してくれるところもある。

⑨ 遍路地図
お遍路の札所と主要道路が記された地図。札所等にある無料の付近エリア図から、
宿坊、近くの名所や食事処まで記載された有料のモノまで様々。
近年はナビの普及で地図なしの方も増えてきているようだが、他の札所との位置関係や
距離感を判断するにはやはりペーパーの地図の方が分かりやすい。
私の場合、ライダー向けのツーリングマップル(昭文社)を利用していて、
札所のほか名所や人気店、道路情報まで細かく記載されている。
ただし持っているのが6年前の2010年版なので、地図にまだ載っていない新しい道や
閉店したお店もあるのが玉にキズ(笑)

他にも遍路の象徴である菅笠(すげがさ)や金剛杖(こんごうつえ)などもあるが、
過去はバイクだったので持っていません。
また納経帳や経本を入れる頭陀袋(ずたぶくろ。さんや袋ともいう)や納札やろうそく等を
入れる板ばさみは百均のクリアケースで代用。
道中の安全や魔除けの(れい)はクマ除け用を代用しています(笑)

本格的に一式揃えようとすると数万円かかるが、登山と同様に大事なのは恰好ではなく、
真摯に参拝する気持ち
廉価版で代用できるモノは代用品でというのが、私のスタイルです。

ただし白衣と輪袈裟などはあった方がベター
これらを身に着けることで、心身が引き締まった感じがしてきます。

1日目につづく・・・

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