2016年5月2日(月) 快晴

暖冬だったせいか今年の白山は、麓から肉眼でも分かるほど雪解けが早い。
そのせいか、例年は5月中旬から下旬に開通する県道石川白山公園線(市ノ瀬~別当出合)も、
今年はなんと!昨年より1ヶ月も早い、4月28日(木)開通したとの報せが届く。

すぐにも飛んでいきたかったが、生憎土日は仕事(涙)
開通直後の休みとなった2日(月)は、登山指数がだが、それ以外は軒並みC

これは登るしかない!

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何度も裏切られている”てんきとくらす”だが、今回は予報が的中することを祈りつつ
今年初めての白山へ。
例年、GW明けとなる別当出合の吊り橋の踏み板も20日に設置されたそうだ。
ちぇっ、踏み板のない橋を渡りたかったのだが(ウソ)
 
別当出合まで開通したとはいえ、亀足の私では室堂まで5時間近くかかるはず。
早朝からの行動開始が不可欠で、寝坊する可能性もあるので前日夜から出発。

23:17 市ノ瀬ビジターセンター(標高約830m)
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冬期通行止が解除された六萬橋を渡って8km先の別当出合へ。
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23:28 別当出合特設駐車スペース(標高約1230m)
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今夜はここで車中泊。おやすみなさいzzz

アラームで5時前に起床。
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さすがに標高1200m超の別当出合はまだ肌寒く、夜中何度か目が覚めた。
急いで朝食を採って準備を済ませる。

出発しようとすると、toshi0113さんを発見!
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toshi0113さんも昨夜到着し、車中泊されていたとのこと。
実はtoshiさんたちが今日白山に登る情報は事前に入手していたが、驚かそうと思い
私が登ることはあえて表明していなかった(笑)

もう1人、コウちゃんも今日登ることになっているが、車が停めてあったので、
もう登り始めているようだ。早っ!

5:23 別当出合登山口(標高約1260m)
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登山センター前にも全く雪はなかった。

夏季トイレ(水洗)も既に使えます。
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先日結成されたチームOPPの一員として、出発前の儀式は重要です(笑)
なお中飯場のトイレはまだ冬期閉鎖中で、甚之助小屋は冬期トイレのみ利用可能。
室堂以外の水場はまだ閉鎖中なので、水は3L用意。

無事?儀式を済ませ、出発(5:30)
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減量でこのところ山行タイムが向上しているが、昨年同様目標タイムは5時間
昨年はスパイク長靴だったが、今回は登山靴&アイゼンをチョイス。

やはり踏み板がある方が安心ですね(笑)
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序盤には全く雪がありません。
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健脚のtoshiさんに付いていくことは無理なので、室堂か山頂で再会することを約束して
先に行っていただく。

ニリンソウ(二輪草)
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キンポウゲ科イチリンソウ属の多年草。早朝のせいか、まだ眠たそうだった。

序盤の難所、石階段に差し掛かると、前方でtoshiさんが何やら撮影中。
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マンサク(満作)
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マンサク科マンサク属の落葉小高木。

5:51 登山道分岐上部(標高約1350m)
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昨年崩落した箇所は土嚢での仮復旧のままなので、要注意。

石階段から先も夏道が露出している。
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スミレサイシン(菫細辛)
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スミレ科スミレ属。もしかすると違うかもしれません。

6:10 中飯場(標高約1550m)
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ここまで40分。軽く息を整え先に進む。

例年なら残雪が出てくる辺りも、ご覧の通り夏道が露出。
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保安林の標柱付近でようやく残雪が現れるが、部分的。
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この付近はツボ足でも問題ない。
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6:48 室堂まで3.7km地点
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例年は雪に埋もれている標識が露出。

ここからようやく冬道になる。
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6:58 別当覗(標高約1750m)
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ズルズルと滑り出してきたので、小休止を兼ねてアイゼンを装着(7:05)
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潅木が起き上がり始めており、トレースはクネクネと曲がって続いている。
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7月まで雪渓の残る甚之助直下で、ようやくゲレンデのような斜面となる。
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7:54 甚之助避難小屋(標高約1975m)
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登り始めから2時間24分。ほぼ昨年(2h22m)と同タイムとまずまず。
ベンチやテーブルは完全に露出しています。
小屋にも普通に入れますが、トイレは冬期用のみで、利用時は要ヘッデン。

toshiさんの姿はなく、10分ほど前まで30分近くも私を待っていてくれていたそうだ。
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亀足ですみません(笑)

やや薄い雲が広がっていたが、福井市方面まで望めた。
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今日の別山(2399m)も男前です(笑)
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油坂の頭にはまだ雪がどっちゃり。
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エネルギーをチャージして先に進む(8:06)
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ここから先は赤フラッグでナビゲートしてくれる。
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やはり例年より2m近く雪が少ない。
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ふぅ、ふぅ、キツい・・・
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一見なだらかに見えますが、実はこんな急斜面を登っているんです(笑)
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夏道は斜面を巻きながら登っていくが、この時期は直登していく。
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8:33 南竜分岐(標高約2100m)
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室堂までは残り2km。

ここからは斜面をトラバースしながら登っていく。
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この日はツボ足でも歩けたが、凍結していることもあるのでアイゼン必携
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できれば軽アイゼンではなく、10本爪以上がベター。

前方に下山者がいる場合は、少し広くなった場所で待機。
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通常登り優先だが、急斜面では下りの方が危険なので、下りの方を先に通す方がスマート。

最大の難所、十二曲りの雪渓が見えてきた。
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一部夏道も露出していたが、急斜面を直登していく。
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キックステップでしっかりアイゼンを利かせながら登っていく。
足を滑らせると、200mは止まりません。

9:28 黒ボコ岩(標高約2320m)
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目標の5時間内で室堂に着けそうなので、ここでもひと息入れる。

越美国境の盟主、能郷白山(1617m)にも残雪はほとんどなさそう。
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しばらく登っていないので、今年は久しぶりに登ってみよう。

弥陀ヶ原に入ると、前方に主峰の御前峰(2702m)が現れる(9:37)
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左手の水屋尻雪渓側に進むハイカーや山スキーヤーもおられた。

9:48 五葉坂下(エコーライン合流点)(標高約2354m)
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なだらかな雪原歩きだが、細かい凸凹があって身体が上下するので意外と歩きづらかった。

ここまで例年よりかなり雪が少なかったが、五葉坂にはなぜかどっさり残っていた。
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ここは岩場伝いなので、雪がある方が歩きやすい。

3分の2ほど進んで、ようやく岩が露出。
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10:11 白山室堂(標高約2450m)
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タイムは4時間41分。昨年(4h28m)よりは少し遅れたが、目標の5時間はクリア。

センターの裏側に進んでみると、こちらは雪が少なく、鳥居をくぐれるほど。
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toshiさんやコウちゃんの姿はなく、どうやら山頂に向かったようだ。
toshiさんは50分前に到着され、私が室堂に着いた時は既に山頂だったそうだ(汗)

センター前には先日冠岳で無くした鯉のぼりがあった(ウソ)
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これは風車まで付いており、しかもポールが折りたたみ可能な高級品でした(笑)

うん? あの方は・・・
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短パン姿で颯爽と走っていったのは、超~有名人のゲンさん。
標準タイム4時間40分の別当出合~山頂間を90分かからずに登ってしまう脚力をお持ちで、
昨年には1日で白山を3往復されたバケモノのような方。
この日もここまでノーアイゼンで1時間30分で登ってこられたそうだ(笑)

根が生える前に山頂に向かおう(10:32)
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コウちゃんは室堂に寄らずに水屋尻雪渓を降りるようなので、もしかすると逢えないかな?

例年は登山道が露出している部分も残雪がどっちゃり。
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室堂でアイゼンを外さなきゃ良かった。

うん? あれは・・・

コウちゃんtoshiさんが下りてこられた(10:53)
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山頂でも30分近く待っていたが、あんまり遅いので下りてこられたそうだ(笑)

先を急ぐつもりだったが、しばし二人に拉致される(ウソ)
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ようやく解放され、再び山頂に向かう(11:06)

11:12 青石(山頂まで残り750m)
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この付近でポールの具合がおかしいことに気付く。
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グリップを留めているピンが取れて無くしてしまったようで、グリップが外れてしまう。
登りはなくてもなんとかなるが、下りはどうしよう・・・

この付近からようやく登山道が露出。
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ただし高天ヶ原の先に1箇所雪渓が残っています。

11:24 高天ヶ原(山頂まで残り500m)
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山頂まではまだ半分・・・ 気温が上がってきたので汗が止まらない。

奥宮にも雪がどっさり残っていた。
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雪の多いところと少ないところの差が激しい。

11:51 白山御前峰山頂(標高2702m)
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途中拉致されたこともあるが、室堂から1時間40分もかかってしまった。情けない・・・

山頂には日陰を除いてほとんど雪はありません。
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やや霞んでいたが、残雪の北アルプスが望めた。
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GW前半には悪天候などにより、遭難が多発し犠牲者も数人出たようだ。合掌。
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残雪期の高山は冬と春が目まぐるしく入れ替わるので、ベテランでも予測が難しい。

ハイカーの憧れ、槍ヶ岳(3180m)も望めた。
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今年こそ登ってみたいのだが・・・

冠雪した御嶽山(3067m)
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噴煙は上げていなかった。

剣ヶ峰(2677m)には雪がなかったが、大汝峰(2684m)には山頂近くまで残雪があった。
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ゲンさんは御前峰だけでは飽き足らず、剣ヶ峰と大汝峰にも登られたようだ(笑)
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なお剣ヶ峰には登山道はありません。

南側を望むと、白山一帯以外はすっかり初夏モード。
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コウちゃんたちに教えて貰った観音様像
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石柱をはさんで、亀の紋章と反対側の斜面にある。(詳しくはコウちゃんのレポ参照)

山頂は日差しが降り注いでいるが、強風が吹いているので結構肌寒い。
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実は予報では麓の最高気温が27℃だったので、山上も暑いだろうと思っていたが、
たまらず持参したカッパを羽織ったほどだった。
ただし麓は地獄だったようで、福井市では30℃の真夏日を記録した。

風が強いのでお昼は室堂で取ることにしよう(12:16)
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日陰部分にはエビの尻尾の残骸があった。
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ポールが使えないので、青石から先は慎重に下っていく。
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12:45 白山室堂(標高約2450m)
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下りは29分。2人は既に下山されており、toshiさんは中飯場近くだったらしい(汗)

ストーブのあるセンター内でお昼にする。
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なお夏山シーズン(7/1~)は、センター内での火気使用は禁止。
今日の宿泊者(素泊まりのみ)は20名ほどだそうだ。

名残り惜しいが下山することにしよう(13:29)
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ポールがないのでへっぴり腰で下っていく。
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途中までセンターで知り合った埼玉の男性と一緒に降りていく。
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私同様少しメタボ体型のこの男性は今日で4日連続の山行で、初日が大台ヶ原と八経ヶ岳、
2日目が伊吹山、昨日は荒島岳に登られたそうだ。やりますね(笑)

13:48 黒ボコ岩(標高約2320m)
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下りも砂防新道へ。

滑落すると止まらないので、しっかり踵からキックステップを利かせながら降りていく。
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ポールやピッケルなしで降りるのは本当に怖かった。

延命水も露出していた。
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14:20 南竜分岐(標高約2100m)
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ここからも急斜面が続くので、気を抜かずに降りていく。

14:37 甚之助避難小屋(標高約1975m)
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室堂から1時間8分。ポールがないのがこんなに怖いとは・・・

ひと息入れた後、再び下山開始(14:54)
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ここからは多少傾斜が緩やかになるので、軽快に下っていく。

雪解けがどんどん進んでおり、朝は埋もれていたが起き上がっている箇所も。
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下りの際は道迷いしやすいので、ルートファインディングは慎重に。

登山道が露出してきたのでアイゼンを外す(15:19)
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雪が無くなっても雪解け水が流れて滑り易いのでご注意を。

登りでは見逃したカタクリ
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白山でカタクリを見るのは初めてかも。

15:35 中飯場(標高約1550m)
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朝はまだおネンネしていたニリンソウも一斉に開花していた。
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ようやく吊り橋まで戻ってきた。
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16:02 別当出合登山口(標高約1260m)
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下りは2時間33分。

予想外の早さの雪解けとGW中の好天ということもあって、白山は大賑わい。
束の間だったがコウちゃんやtoshiさんたちとも出会えて楽しい1日でした。
この日は雪が緩んでいたので事無きを得たが、やはりピッケルは必携ですね。
また雪解けで刻々とルートが変わるので、下山時は特にご注意ください。


(この日の行程)
5:23別当出合登山口5:30
6:10中飯場
7:54甚之助避難小屋(小休止)8:06
9:28黒ボコ岩(小休止)9:37
10:11白山室堂(小休止)10:32
11:52白山山頂(小休止)12:16
12:45白山室堂(昼食)13:29
13:48黒ボコ岩
14:37甚之助避難小屋(小休止)14:54
15:35中飯場
16:02別当出合登山口

やっぱり、山っていいね!

白山(2702m)(砂防新道※一部冬道)
標高差1442m
登り 6時間、下り 3時間2分、TOTAL 10時間32分
今年1回目、通算23回目
出会った人 80人ぐらい(コウちゃんtoshi0113さんゲンさん他)
出会った動物 なし
2016年:44座目

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