2016年3月26日(土) 晴れ

山頂からは八ヶ岳北アルプス中央アルプス南アルプスなど、
360度の大パノラマが広がる。

絶景に夢中でふと気付くと、山頂には10名以上のハイカー。
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手前の男性、どうやら転んだようですね(笑)

この方たちがみんな至福の一杯目当てかと思うと気が気でなく、さりげなく
「もしかして、今日はアレ目当てですか?」と探りを入れる(笑)

でも反応は予想と異なり、首を振ったり、山頂で食事を始める方も。
よし! これなら問題なくありつけそうだな・・・
 
もう少し絶景を楽しんでいたかったが、下山開始(10:10)
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念のためアイゼンは外さないでおこう。

10:13 裏登山道(首切登山口)分岐点(標高約1935m)
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左は登ってきた岩場迂回コースだが、計画通り裏登山道(首切登山口)

ツボ足でも歩けなくはないが、まだ凍っている箇所もあるので履いていた方が無難。
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山荘のHPによると、2週間ほど前はここも一面の雪原だったそうで、
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スノーシュー遊びができたようだが、もうほとんど消えています(涙)

山頂西側に広がる入笠牧場では、夏に種牛の放牧がされているようだ。
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法華道 佛平峠(標高約1850m)
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富士見町若宮から入笠山を経て伊那市長谷に至る古道で、日蓮宗(法華宗)の本山、
見延山久遠寺への信仰の道だった。

10:24 入笠山首切登山口(林道出合)(標高約1843m)
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沢入側から登ってくる入笠林道に合流。ここからは舗装路なのでアイゼンを外す。

首切とは物騒な名前だが、近くにある首切清水に由来する。

かつて高遠藩の藩士が参勤交代の主君に金を届けようと、近道として法華道を利用。
佛平峠近くの清水で喉の渇きを癒していたところ、金目当てで跡を付けてきた盗賊に襲われ、
首を切られたことから首切清水と呼ばれるようになったと謂われる。

右(林道側から撮影)に進むと、八ヶ岳ビューポイントを経て山荘に戻れる。
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左に行くと大阿原湿原だが、これは別の機会に。

林道もほとんど雪が溶けていたが、凍結している箇所もあるので慎重に。
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トレースのない部分は凍結面が隠れているので、トレースをなぞった方が滑りにくい。

山頂側の緩斜面は積雪時にはどこでも歩けるそうだ。
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次はもう少し早い季節に来よう!

10:34 八ヶ岳ビューポイント(標高約1850m)
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名前の通り、眼前に雄大な八ヶ岳が広がる。
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ビューポイントから100mほど進んでいくと、前方に若い女性3人組
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最初こちらに向かっていたのだが、踵を返して山荘側に戻り始める。
どう見ても登山の格好ではなく、おそらく凍結した路面を見て引き返したのだろう。
それとも青いクマが現れたと思ったのかな?(笑)

ようやく追い付くと、やはり凍結した路面にビビって引き返したそうだ。
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ビューポイントまであと100mぐらいだったと分かると、ショックを受けていた(笑)
でもその慎重な行動は正解ですよ。

③至極のビーフシチューを食べやがれ

10:49 マナスル山荘本館(標高約1790m)
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山頂から39分。予定通り、11時前に山荘に戻ることができた。
世界第8位の高峰、マナスル(8163m)の名を冠する山小屋。
昭和31(1956)年に日本山岳会隊の今西壽雄、ギャルツェン・ノルブが初登頂。
2年後(1958年)に立てられた山荘は、その偉業にあやかって名付けられた。

隣に天文観測施設のある新館もあるが、こちらは別の経営で休業中。
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現在のオーナーは2年前の3月に、ご高齢の前オーナーから経営を引き継がれた。

看板犬のこはだ(♀)が出迎えてくれた。
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2周年の感謝を込めて、3月26日・27日の2日間限定鍋焼き祭りが開催。
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期間中は通常1000円の鍋焼きうどん(塩)が、700円という太っ腹な企画
1周年の昨年はカツカレー(1300円→1000円)だったそうだ。
※鍋焼き祭りは終了しました。

本命はもちろんビーフシチューだが、鍋焼きうどんも捨て難いな~
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悩んでいると、オーナーのお母さんと思しき女性から”休んでいって”と声がかかる。
はい、ここが一番の目的ですから(笑)

「♀ 席、確保したよ。」 「♂ 了解、メニュー送れ」
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「♀ え~ ビール生中ジョッキ500ml、グラス300ml、そして缶が350ml」
「♂ ビール周辺しか見えないのかなぁ」
同年代の方なら分かりますよね(笑)

マナスル山荘はビール以外にもウィスキー、焼酎、ワイン、日本酒などアルコール類が充実。
マイカップを持参すると、2000円で4時間飲み放題プランもある。

暖かい薪ストーブのある小屋内には先客の姿はなく、私が一番乗りのようだ。
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よし、まずは第一関門クリア(笑)

奥の談話室にはコタツがあり、アットホームな雰囲気。
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なおお風呂もあるそうです(冬季は不可)

さぁ、大本命のビーフシチューは・・・
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一番人気のメニューで、前述の放送でも岡田君と櫻井君が大絶賛したそうだ。
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その影響からなのか、先週の3連休の際には用意した80食が最終日を待たずに完売
お目当てのシチューにありつけなかったハイカーも多かったらしい。

出発前に毎日山荘のHPをチェックしていると、なんとか35食分の牛肉が確保でき、
今日26日から提供が再開されるという情報をGET!

登るのを昨日じゃなく今日にしたことや、山頂で他のハイカーに探りを入れていたのも、
全てこれらの情報があったからなんです(笑)

「♀ 登りに来たの? 食べに来たの?」 「♂ 聞くだけ野暮」

シチューといえば、パン
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これらのパン、全て今朝山荘で焼かれた自家製なんですよ。

メープルピーカン(300円)をチョイス。
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シチューとパンはオーダーしたが、鍋焼きうどんもやはり捨て難い。

”どっちも食べやがれ!”
という天の声が下りてくる(ウソ)

具はそのままで、うどんが半分のハーフ(通常800円)にしようかとも思ったが、

鍋焼きうどん(フル)も下さ~い!

注文を終えテーブルにつくと、すぐさまお母さんがお茶と野沢菜煮を運んできた。
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昨夜作られたばかりだそうで、ピリ辛で美味しい。
野沢菜は無料で、食事されない方もいただける。
ご飯(200円)だけ注文して、コレと食べるのもありなのかな?(笑)

野沢菜をつまみつつ、店内を観察。
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山バッジ(500円)も買いました。

宿泊の方はモンベルカードを提示すると、ステッカーや缶バッジが貰える。
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徐々に他のハイカーもやってきて、次々とシチューや鍋焼きが注文されていく。
もっとも私みたいに両方注文する方はいませんでしたが(笑)

特製ビーフシチュー(1000円)
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待望のビーフシチューとご対面。会いたかったよ~
逢いたい、会いたい、あいたい、アイタ・・・

これを食べるために福井からやってきたと分かると、えらく恐縮されていた。
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撮影に興じていると程なく鍋焼きうどん(塩)も運ばれてきた。
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味噌味ベースもあるが、この日は鍋焼き祭りなので塩味のみの提供。

2つを並べて1枚。 「♂ 取りあえず(パシャッ)」
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なんか回りの視線が冷ややかなようですが、気のせいですね。

まずはビーフシチューから。
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うめっ!
濃厚なデミグラスソースは深いコクと苦味に加え、甘過ぎないほのかなな甘味。
歯応えのある大ぶりのシメジもゴロゴロ入っていて、意外とボリュームがある。

じっくり2日間も煮込んだ和牛の頬肉は、箸でも簡単にちぎれるほど柔らかい。
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厳選された材料と仕込みに時間がかかるので、なかなか提供数が増やせないそうだ。

焼きたてのパンは香ばしく、中にはメープルシロップのペーストが入っている。
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甘口なので、シチューに合わせるのならモーニングロール(200円)の方が良いかも。

伸びないうちに鍋焼きうどんも。
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鰹ダシと鶏のスープを合わせたダブルスープがベースで、薄めで優しい味。
具はハーブで育てた信州ハーブ鶏肉をメインに、玉子、シメジ、ネギ、ニンジンなど、
地元の素材がふんだんに使われている。

肝心のうどんはコシを損なわないように平太麺
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1人前250gあるそうなので、結構ボリュームがある。

残った汁にご飯(200円)を入れておじや風にしたいところだが、減量中なので自粛。
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ごちそうさまでした。どちらも美味しかったです。
気付くとテーブル席はどんどん埋まっており、席を空けるべく外へ。
※ビーフシチューは2日間で完売し、残念ながら今シーズン分は終了したそうです。

腹ごなしに、こはだに遊んでもらいます(笑)
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昨年からこの小屋にやってきたらしく、常連さんの話では来た当初はもっと痩せていたが、
ハイカーたちからいろいろおやつを貰っているので、最近メタボ気味だそうだ(笑)

こちらはこはだの先輩犬だったウニ(♂)の小屋。
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”ウニ”に”こはだ”って、寿司喰いねぇかよ!
ちなみにウニの母親犬は”トロ”だったそうです(笑)

残念ながら昨年(2015年)の3月18日に永眠(享年13歳)
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安らかに眠ってください。

帰りも長距離運転なので、名残惜しいがそろそろ戻ります(11:47)
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今度はもっと雪のある時に、しかも泊りでお邪魔させてもらいます。
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こはだ、また遊んでね(笑)

なおマナスル山荘のウインターシーズン営業は4/3(日)までですが、
ゴンドラ営業延長に伴い、9日(土)と10日(日)は臨時営業されるそうです。
※宿泊は9日のみ。ビーフシチューは終了。

またグリーンシーズンの営業再開は4/23(土)からですが、
ゴンドラの営業再開が4/29(金)からのため、沢入登山口からの登山となります。

平日は休業日もあるので、山荘のHPで確認するのをおススメします。
マナスル山荘本館

下りは遊歩道でなく、林道へ。
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一部凍結した個所もあるので、遊歩道の方より滑りやすい。

11:55 林道分岐(山彦荘)(標高約1750m)
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ここから再び入笠湿原へ。

気温が上がったせいか、凍結していた泥濘もご覧のとおり。
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スパッツを履くか、スパイク長靴の方がいいかも。
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少し雲が湧いてきたが、気持ちのいい青空が広がる。
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スズランの咲く頃はキレイなんだろうな・・・
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帰りは別ルートで(11:59)
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こっちも階段なんですね(汗)
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12:03 林道出合(標高約1755m)
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林道を右に行く方が近道だが、遊歩道を直進。

「♀ 凍ってるね」
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林間のせいか積雪があり、早い時間帯だと要アイゼン。

木々の間からは霧ヶ峰(車山)や美ヶ原が望めた。
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ゲレンデが見えてくると、程なく山頂駅。
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12:12 入笠山ハイキングコース入口(ゴンドラ山頂駅)(標高約1780m)
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下りは25分。

結局ヒップそりを使わなかったので、ここから麓まで下ります(大ウソ)
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次に来るときは颯爽とシュプールを描きたい(笑)

乗車する時に熱いおしぼりのうれしいサービス。
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おっさんなので、手だけでなく、当然顔や首筋も拭きました(笑)

下りのゴンドラは当然、貸し切り状態。
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「♂ 内足の癖、直せって言っただろ」
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もうそろそろ、ひとり遊びは止めます(笑)

12:29 ゴンドラ山麓駅(標高約1050m)
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駐車場に戻ると満車だった。
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帰りは混雑する松本市街を避け、日本アルプスサラダ街道経由で帰路につく。
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雪原遊びやソリ遊びはできなかったが、天候に恵まれ絶景を楽しむことができた。
またビーフシチューは本当に美味しく、正直、コレを食べるためだけに登るのもアリだと思う。
是非また訪れたい山と山荘で、今度はマイカップを持って1泊したい。


☆今回のルート図☆ (クリックすると拡大します)
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☆アクセス☆


☆この日の行程☆
7:57富士見パノラマリゾート駐車場(車中泊)
8:10ゴンドラ山麓駅8:28
8:30ゴンドラ山頂駅
8:41入笠山ハイキングコース入口8:45
8:56入笠湿原
9:09御所平峠登山口9:19
9:49入笠山山頂10:10
10:24首切登山口
10:34八ヶ岳ビューポイント
10:49マナスル山荘本館11:47
12:12ゴンドラ山頂駅
12:29ゴンドラ山麓駅
12:35駐車場

やっぱり、山っていいね!
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入笠山(1955m)
標高差175m
登り 1時間4分、下り 1時間4分 TOTAL 4時間33分
出会った人 40人ぐらい 出会った動物 こはだ(犬)
2016年:26座目

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