2016年1月12日(火) 曇りのち晴れ

飯道山・庚申山を降りて時刻はまだ2時。
林道歩きがほとんどだったので体力は十分残っており、せっかく滋賀まで来たので
もう1座登ることにする。

三上山(みかみやま)
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野洲市にある独立峰で、富士山に似た秀麗な円錐型の山容から”近江富士”とも呼ばれている。
また俵藤太(藤原秀郷)の大ムカデ退治伝説で有名で、”むかで山”の異名も持つ。

飯道山でお会いしたおねーさまたちによると、片道1時間ほどとのこと。
以前から登りたいと思っており、幸いにも車の中に三上山の地図があったので急遽決定!
こういうことがあるので、車の中には山MAPが常時20枚ほど置いてあるんです(笑)
 
15:02 御上(みかみ)神社参詣者用駐車場(無料)
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三上山西麓のR8沿いにあり、ここに駐車させていただく。
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裏登山道口にも駐車場があるが、狭い集落の中を抜けていくのでこちらの方が便利。

悠紀斎田(ゆきさいでん)跡
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天皇が即位後初めて行う新嘗祭(にいなめさい)は大嘗祭(だいじょうさい)と呼ばれ、
斎田から収穫された新米を神饌として、宮中の悠紀(ゆき)・主基(すき)両神殿にお供えする。
京都を中心に東のエリアを悠紀、西のエリアを主基として、それぞれ斎田が定められ、
この御上神社は昭和天皇即位時に悠紀斎田に指定され、宮中に新米が献上された。

午前中と打って変わり、雲もすっかり取れて青空が広がる。
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う~ん、山頂近くの急登ぶりはえげつなさそうだ(笑)

悠紀斎田跡を抜けた先にあった生首
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現在でも大むかでが出没し、麓の娘たちが被害に遭っている(ウソ)
どうやら近くの美容室の看板代わりのようだ(笑)

御上神社側には表登山道裏登山道の2つの登山道があり周回可能。
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今回は表登山道で登って、裏登山道で周回するつもり。

15:13 三上山表登山道口(標高約105m)
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山頂までは距離約900m、標高差は約327m
平均勾配率36.3%と、急登で知られる地元の鬼ヶ岳の28.8%を遥かに凌ぐ(汗)

イノシシ除けのフェンスを通ってハイク開始(15:14)
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火遁の術(火薬銃)もリロード済です(笑)

魚釣岩
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登り始めてすぐのところにある巨岩で、かつて琵琶湖の水位がもっと高かった頃、
神様がこの岩の上から釣りをしたとされる。

また緊急連絡ポイントの看板があり、万一の際はこのポイント番号で位置が特定しやすい。
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三上山は熱変性接触変成岩から形成されており、至る所に岩が多い。
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序盤は石段があり、傾斜もそれほどキツくない。
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石段を登り切ると一旦平坦になる。
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鬼で言うと、さしずめ小鬼展望台の先の木道だろうか。

15:23 裏登山道連絡路分岐(標高約170m)
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右に行くと裏登山道に合流する。

再び参道っぽい石段を登っていく。
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かすみ桜と書かれた巨大な桜の老木。
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春には桜の名所だそうだ。

15:25 妙見堂跡(標高約180m)
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由来は不明だが、名前から判断するに法華宗か日蓮宗系の寺院があったのかも。

15:26 中段の道(北回り)分岐(標高約185m)
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左に進むと三上山の中腹を周回できる中段の道
また三上山の北側にある妙光寺山(267m)に続く北尾根縦走路や東麓の花緑公園登山口にも至る。

今のところは思ったほど傾斜はキツくない。
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15:36 二越展望所分岐(標高約250m・山頂まで400m)
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ここがコースのほぼ中間地点。二越展望所というのがあるらしく、20mほどなので寄ってみる。

中央奥左手に見えるのは多分、音羽山(593m)?
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15:37 中段の道(南回り)分岐(標高約260m)
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右へ行くと打越で裏登山道に合流する。

分岐を過ぎると傾斜がキツくなり、徐々に三上山の凶暴さが出始めてきた。
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再び道が二手に分かれるが標識はなく、Mの掟に従い急なへ。
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でもすぐに合流しました(笑)

15:44 割岩分岐下部(標高約290m・山頂まで250m)
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少し行った先に割岩という巨岩があり、上部で登山道に再合流するようなので寄ってみる。
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割岩
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大きな岩が二つに割れており、その隙間を通れるらしい。

今度こそ”越野カバ丸”の名にかけて登ってみ・・・ません!
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迂回路があるので迂回します(笑)
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裏手に回ってその判断が正しかったことが判明。
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こんな狭い隙間、私の身体じゃ通れません!(笑)

15:48 割岩分岐上部(標高約300m・山頂まで200m)
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合流してから先は岩が多くなり、むかで山その本性を表してくる。
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それもそのはず。山頂まで残り200mしかないが、標高差は130m
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この区間の勾配率はなんと、驚異の65%!※斜度だと33.0度。
毎回苦しめられている鬼ヶ岳の残り200mからの勾配率が45%(斜度22.4度)なので、
いかに激登なのかが分かる。

汗がダラダラ流れるが、またしても車の中にタオルを忘れてきました(笑)
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岩場に付いたこの鉄棒のようなフェンス。
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ちょうどいい高さで、転落防止のほか、補助の鎖代わりにもなっている。
また分かり難いが、岩面にもステップが削られており、整備下さった地元の方に感謝です。

なかなか山頂に近づきません(汗)
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途中開けた大岩の上からは、琵琶湖対岸の比叡山(838m)が望めた。
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また右手には僅かながらも比良山系の山並みも望めた。
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登り始めて45分が経過。むかで山はなかなか攻撃の手を緩めてくれません。
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あのおねーさまたち、「おにーさんの足なら片道40分ぐらいよ」と言っていたのに(笑)
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16:12 山頂展望所(標高約423m)
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山頂はすぐそこだが、先に展望台に寄っていく。

ソロの若い男性がひとり佇んで夕陽を見ていた。
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軽装だったので地元の方なのかな?
おねーさまたちの話では、文殊山同様毎日登っている方もいるそうだ。

山座同定しようと思ったが、いまいちよく分かりません。
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注連縄が巻かれた大岩は、奥津磐座(おくついわくら)
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昨年登った奈良の三輪山同様、古代における聖地だったとされる。
山容も綺麗な円錐形で、まさに古代日本のピラミッドだったのかもしれない。
御神体なので、くれぐれもこの上に登ったりしないように。

16:13 御上神社奥宮(標高約429m)
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元々は三上山そのものが御神体(神奈備)で、孝霊天皇の治世に天之御影命(あめのみかげのみこと)
が山頂に降臨したのが起源とされる。
その後藤原不比等により、現在の御上神社の地に社殿が造営されたと謂われる。

鳥居越しに見ると、ちょうど真正面に太陽が沈んでいく。
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視線の先には比叡山もあり、もしかすると古代のレイラインだったのかも。

山頂は奥宮の裏を登った先にある。
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16:14 三上山山頂(雄山・男山)(標高432m)
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タイムはジャスト1時間。ここまで4人のハイカーとすれ違ったが、山頂には誰も居なかった。
山頂は男山(おやま)とも呼ばれ、南西側の別ピーク(270m)の女山(めやま)と対になっている。

麓のコンビニで仕込んできた行動食で栄養補給。
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なんかばたばた音がすると思ったら、国旗が掲揚されていた。
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山頂の気温は4℃
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日差しはあるが、少し風があるので肌寒い。

日没が早いのでとっとと降ります(16:26)
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下りは予定通り裏登山道へ。表登山道って健脚向きだったんですね(笑)

裏登山道は表登山道より少し長い1100m一般向きとなっている。
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それでも平均勾配率28.3%なので、鬼ヶ岳(28.8%)と大差はない(汗)

吊尾根の部分はなだらか。
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左側の谷は苔が谷と呼ばれ、麓には近江富士花緑公園や希望ヶ丘文化公園などがある。

16:28 東竜王(雌山)(標高約412m)
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また先ほどの山頂を雄山(おやま)、ここを雌山(めやま)と呼ぶそうだ。
男山と女山、雄山と雌山、なんかこんがりそうですね。

標高が高い方がそれぞれ男・雄となっているが、これは近世以降の男尊女卑の思想からなのかも。
自然界では必ずしも雄が優性とは限らず、ミツバチやカマキリのように雌の方が権力を持つ種族も少なくない。
年々女性が強くなっており、近い将来には逆にしないといけないのかも(笑)

小さな祠があった。
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山中に大量の地下水が蓄えられているとされ、そこから雨を司る竜王(龍神)信仰に結び付いたのだろう。

東竜王から先は少し急になるが、表登山道から比べると足に優しい。
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ここで向きを変え、トラバース気味に下っていく(16:34)
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岩が多かった表登山道と比べると、裏は木の根が多い。
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どちらも濡れている場合は滑り易いのでご注意を。

こちらにも岩場にはガイド用のチェーンが設置されている。
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ただし支柱が緩んでいたり、取れている箇所もあるので、体重を預け過ぎないように。

そろそろ日没の時刻(17:00)が迫ってきた。
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急がないと・・・

まだ半分以上あります(汗)
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16:49 打越(女山分岐)(標高約255m)
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ここで中段の道とも合流している。

女山にも行きたかったが、ヘッデンを車に置いてきたのでパス。
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造成林の中なので、画像以上に暗いです。
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しかも3座目なので、膝がガクガク言い始めてきた。

前方が少し明るくなってきた。
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登山口はもうすぐか?

17:02 三上山裏登山道口(標高約120m)
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下りは36分。山頂でお会いした初老の男性もおられた。
裏登山道は激登の表参道よりは登り易いが、周回する場合は下りに使った方がイイです。

東家の前にあるう●ちのようなオブジェは、伝説の大むかで?(笑)
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集落内の狭い道路を通りながら、車を停めた御上神社に戻ります。
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駐車場に戻る途中、1軒の洋品店の窓に三上山のタオルが飾られていた。
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う~ん 欲しい・・・ でも値段は書かれておらず、小銭入れの中には1000円少々。
中に入って店主のお祖父さんに尋ねると1000円とのこと。

オリジナルとはいえ、タオル1枚1000円とはかなり高いが、楽しませていただいた御礼に奮発。
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なんか大むかでというよりモスラの幼虫みたい(笑)

他に登頂記念のCANバッジ(350円)やTシャツ(価格未確認)もありました。
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三上山をバックに記念撮影。
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早速汗を拭きたいところだが、もったいなくてまだ使っていません(笑)

標高は鬼ヶ岳より低いが、後半の激登は本当にキツかった。
非常によく整備されていて、中段の道や連絡道などコースバリエーションも豊富。
また登りたくなる山です。

この日の総歩行距離約13km、合計標高差約900mとさすがに疲れました(笑)


☆今回のルート図☆ (クリックすると拡大します)
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☆アクセス☆



やっぱり、山っていいね!


三上山(432m)(登り:表登山道 下り:裏登山道)
標高差327m
登り 1時間、下り 36分 TOTAL 1時間49分
出会った人 4人 出会った動物 なし
2016年:10座目

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