2016年1月12日(火) 曇りのち晴れ

飯道山を降りて、2座目の庚申山(こうしんさん)に向かう。
実は今回の遠征では飯道山より、むしろこの庚申山の方がメイン。
今年の干支、の文字が入っているからだ。
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山名は山頂にある神宮寺の広徳寺と結びついた庚申尊に由来すると謂われている。
 
百町登山口から300mほど降りていくと、前方に信楽高原鉄道とR307のガードが見えてくる。
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R307とは立体交差になっていて、ガード付近を確かめるが国道への取付口が見当たらない。

100mほど進んだ先に取付口があるようだが、めんどくさいので法面を直登することに。
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雑草の茂った急な法面を登っていくと、トレースやステップらしき段差も見受けられた。
やはりみなさん考えることは同じなんですね(笑)

ガードレールを跨ごうとしていると、通過するドライバーたちの不審そうな視線を受ける。
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別に怪しいもんじゃありませんよ(笑)

ハイカーがよく歩くのでこのような看板も(ウソ)
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12:49 庚申山表参道登山口(標高約248m)
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この庚申の森の看板が目印。なお付近に駐車場や広い路肩はありません。

信楽高原鉄道の線路を渡って登山道へ。
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線路側から登っているトレースがあったが、大変危険なので止めましょう。

表参道というだけあって、道幅の広い道を登っていく。
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所々に苔が生した岩があり、歴史を感じさせてくれる。
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登り始めて7分ほどでに到着(12:56)
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この一帯はアジサイの参道と呼ぶそうだ。

祠を過ぎると勾配が急になり、登山道上に大きな岩が目立つようになる。
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山頂までは距離800mほどしかないが、標高差が160mもあるので意外と急登。

なぎ倒された電柱や木々が散乱している。
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平成25年9月に襲った台風18号による土石流があり、甚大な被害を受けたそうだ。。
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新たな電柱が建てられていたが、古い電柱や切れた電話線などはそのまま放置されていた。

登山道には付近の植生を示す看板が建てられている。
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ここはツバキの森と呼ぶそうだ。
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まだ少し早いのか、2~3輪しか咲いていなかった。

気温は低いが汗がダラダラ流れ、眼鏡が曇りっぱなし。
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しかも悪いことにタオルを飯道山山頂に忘れてきてしまったので、手で拭うしかなく難儀する。

階段を登り終えると、前方に御堂らしき建物が見えてきた。
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13:18 庚申山山頂(竜王堂)(標高406.7m)
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タイムは29分。標高は250m以上低いが、飯道山より全然キツかった(笑)
ハイクの無事を祈願し、お賽銭は庚申山に因んで持参した大量の五円玉(理由は後で)

御堂の裏に回ると展望台になっている。
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正面には昨年登った綿向山を始め鈴鹿山脈の山々が聳えるが、雲が多くて同定できなかった。
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天気が良いと霊仙山(1094m)や伊吹山(1377m)も望めるのだが、生憎雲の中。
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新名神の奥に見えるのは金勝アルプスかな?
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あの山々も登ってみたい!

山名の由来となった庚申尊のある広徳寺へ向かおう(13:21)
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おっと記念の三角点(三等・庚申山)タッチも忘れずに。
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日本の真鍮製造の祖とされた藤左ヱ門翁のブロンズ像。
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真鍮は銅(Cu)と亜鉛(Zn)の合金で、黄銅とも呼ばれ、身近なものでは五円硬貨
先ほど五円玉をお賽銭にしたのはこのためだったからなんです。

こちらは藤左ヱ門翁が感得した技法を伝承した萬屋阪根武兵衛翁の顕彰碑。
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境内には広徳寺の縁起や真鍮の由来を記した真鍮製の銘板がある。
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長らく16世紀末に藤左ヱ門翁によって初めてその精錬が可能となったとされていた真鍮(黄銅)だが、
最近の研究では既に12世紀の平安後期に大量に生産されていたことが明らかになった。
藤左ヱ門翁は広徳寺に籠り真鍮製造の技法を感得したとされるが、その際寺内に保存されていた
秘伝書を見つけたのかもしれない。

13:22 庚申山広徳寺(標高約404m)
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御本尊は青面金剛明王(しょうめんこんごうみょうおう)。
中国の道教思想に由来し、庚申講の本尊として三戸(さんし)を押さえる神とされる。

日本では神道の猿田彦神(古事記では猿田毘古神)と結びついて庚申尊とされている。
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これは”申”の字が”猿”に通じるからと謂われている。
猿田彦神は邇邇芸命(にぎのみこと)が高天原から地上(葦原中国)に降りた際に道案内をした国津神で、
天狗のような形相をした異形の神とされている。
また天之岩戸で有名な天宇受売命(あめのうずめのみこと)はこの猿田彦神と結婚したとされる。

うん? 本堂がありません!
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残念なことに平成25年4月の漏電による火災で、本堂は焼失してしまったそうだ。
この年は火災と土石流のWパンチで、広徳寺にとっては最悪な年だったようだ。

本堂背後の磐座(いわくら)に残る火災の跡が痛々しい。
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再建に向けた話し合いも開かれているようだが、檀家信徒が40軒ほどと少ないため、
費用等の問題でなかなか話が進んでいないらしい。

本堂裏の磐座上部が庚申山最高地点(標高約410m)のようだ。
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登ってみたかったが、さすがに磐座(=御神体)に登るのは不遜になりそうなのでパス。

境内に戻り、休憩所で小休止(13:31)
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申年毎に行われる法要の寄進者が記された真鍮鈑があり、これは前回(甲申)平成16年のモノ。
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今年は丙申(ひのえさる)で、山名の庚申(かのえさる)が来るのは24年後の2040年。
う~ん、さすがに24年後に登るのは厳しいかも(笑)

芳名鈑には●●製鋼所、●●軽金属、●●マテリアルといった名立たる上場企業も名を連ねているので、
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彼らにチョッと頑張って貰って本堂再建ができると良いのだが・・・

下りは小野登山口に向かう林道を利用(13:39)
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本堂直下に駐車スペースがあるので、複数で来られている場合、ここにデポするとラクかも。

庚申山にも岩場巡りができる探索路があるようだが今回はパス。
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今日は林道ばかり歩いている(笑)
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木立の合い間からは先ほど登った飯道山が望めた。
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13:54 庚申山林道登山口(標高約338m)
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下りは15分。

百町登山口から林道を反対側に進むと、小野峠を経てここに合流する。
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ただしバリケードで全面通行止とあったので、車は通れないのかも。

登山口からさらに500mほど林道を歩き、駐車した小野登山口に戻る(13:59)
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これで申(猿)の山1座をGET!
飯道山・庚申山の2座を周回し歩いた距離は約11kmで、そのうち9kmは林道歩きだった(笑)
今回時計回りで回ったが、こちらの方が急登が少なくおススメです。
次の申年(2028年)にも登れるといいなぁ・・・


☆今回のルート図☆ (クリックすると拡大します)
handouzan01-002.jpg

☆アクセス☆



やっぱり、山っていいね!


庚申山(407m)(登り:表参道 下り:林道)
標高差159m
登り 29分、下り 20分 TOTAL 1時間10分
出会った人 なし 出会った動物 なし
2016年:9座目

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