2015年9月14日(月) 晴れのち曇り

2週間で2度目の挑戦となった劔岳早月尾根
この短期間で獲得した単純標高差は、累計で4400m超
我ながら本当にどえむだと思う(笑)

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それでは続・劔岳Mの記 第1章の開演です。
まずは登山口から早月小屋までの記録をご覧ください。
 
6:47 剱岳早月尾根登山口(標高約770m)
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今日の目標タイムも緩めの7時間に設定。
※標準コースタイムは5時間40分(他に4時間40分や5時間10分とする例もあり)

本日の目的地、早月小屋までは距離約5.4km、標高差約1450m
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前回は序盤調子に乗って中盤以降バテバテになってしまい、9時間11分というあり得ない亀足だった。

今回特に気をつけるのは”息が上がらぬようゆっくり登る”こと。
それも歩幅を小さくして、できるだけゆっくり。 例えるのなら、
”あんた、それでも男なの?”
と女性に罵られるぐらい性根の腐ったチンタラした歩きに徹するつもり(笑)

前回は調子が良いと歩幅が大きくなり、ピッチも早くなってしまった。
低山のように1~2時間程度のハイクならそれでも良いのだろうが、
早月尾根のような長丁場になると、中盤以降ガクっと疲れが出てペースが低下。
小休止や立ち止まりも急増し、結果休み疲れを起こすという悪循環を招いた。

好調でもわざとセーブするぐらいの亀足に努め、極力息が上がらないように心掛ける。

7:43 松尾平(松尾奥の平)(標高約1000m※実際は1045m)
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ここまで56分と、前回のLAPタイム(46分)より10分も遅い順調?ぶり(笑)
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当然息が上がっていないので、そのままスルー。
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後続のハイカーがどんどん登ってくるが、道を譲ってスローペースをキープ。
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ゆっくり、ゆっくり。

アキギリ(秋桐)
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シソ科アキギリ属の多年草。名前は秋に咲き、葉が桐に似ていることに由来する。
学名はサルビア・グラブレスケンス。

8:45 標識(標高1200m)(※実際は1245m)
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この区間のLAPは1時間2分で、開始から1時間58分が経過。
タイムは前回(1h57m)とほぼ同じだが、息が上がっていないのでここもスルー。
今のところ作戦が上手くいっているようだ。

ここでチョッとした珍事が。
大半のハイカーに道を譲るほど、チンタラ歩いているのだが、
先ほど駐車場でお会いした2人組の男性に何故か追いついてしまった。
彼らは15分ほど前に先行したはずだが、あろうことか道を譲られる始末。
「いえ、亀足なもんで」と一度は固辞したが、同行のお1人がバテてしまったそうで先行する。
なんか前回の私のようだ(笑)

9:34 標識(標高1400m)(※実際は1445m)
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この区間のLAPは49分で、前回(1h26m)より37分も更新。ここで初めて小休止する。

気付くといつの間にかガスが上がってきていた。
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小屋主の佐伯さんの話によると、早月尾根は両側に深い谷に囲まれているため、
10時近くになるとガスが上がってくることが多いそうだ。
ただしガスが出るのは2600mほどまでで、山頂付近は大抵晴れているらしい。

ここで追加ドーピング
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今回顆粒スティックタイプのアミノバイタル・カプシにしたのは、1包3g(包装含)という
軽さもあるが、脂肪の燃焼を促進させるカプシエイト類が1mg配合されている点。
その目的は当然、脂肪を燃焼させてダイエットするのが第一だが、
もう1つは着火剤にして、脂質(肪)代謝を行うこと。

通常のドーピング剤は糖質(ブドウ糖)やタンパク質(アミノ酸)を体内で燃やすことで、
エネルギーに変換する糖代謝が基本のモノが多い。
例えるなら、車で燃料のガソリンを燃やして動力エネルギーを得るといった感じ。
速攻性はあるのだが、車同様燃料を使い果たすとガス欠(シャリバテ)になってしまう。

一方カプシエイト類は新種の辛くないトウガラシ(CH-19甘)に含まれる新規成分で、
同じトウガラシの成分で有名なカプサイシンの1/1000の辛さと低刺激。
カプサイシン同様、代謝促進、体温上昇、脂肪燃焼促進効果があるとされる。

脂質は元々燃え難く、なかなか火が付き難い。
その着火を補助するのがカプシエイト類や糖質で、一旦燃え始めると持続的燃焼してくれる。
しかも脂質1gで発生する熱量(エネルギー)は約9kcalで、糖質やタンパク質の約4kcalの2倍
燃料となる脂肪は体内に豊富に蓄積されているので、燃料切れの心配はない(笑)

もちろん通常のドーピング剤にも脂質の燃焼を手助けする働きも多少あるが二次的で、
もっぱらエネルギーを素早くチャージする性格が強い。
このため通常のドーピング剤だとガス欠になった時の反動が大きいが、
今日は脂質燃焼(代謝)のせいか、3時間近く休まず歩いたのに、お腹もほとんど減っていない。

いろいろ書きましたが、素人なので多少間違っている点もあるかと思いますのでご容赦を。
さて着火剤を再チャージしたので、次は1800m地点まで頑張ろう!(9:46)

先ほどの男性2人組が追い付いてきたので、一旦道を譲るが程なくまた譲られる。
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10:09 標識(標高1600m)(※実際は1548m)
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この区間は一番短いので、LAPタイムは23分。

完全にガスに覆われ、全く何も見えません。
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でも日差しが遮られて、前回よりむしろ涼しい。

段差のある急登も息が上がらぬようゆっくり登っていく。
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少しは2日前の鬼ヶ岳での鍛錬の効果が出ているのかも。

11:02 標識(標高1800m)(※実際は1750m)
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この区間のLAPタイムは53分。トータルでも4時間15分と前回(5h34m)より1時間以上も改善。

立ったままシリアルバーと水分補給を済ませる(11:08)
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次の区間は2番目に大きい標高差(約250m)あるので、焦らずに一段とゆっくり歩こう。

この付近で上空を飛ぶヘリの音が聴こえてきた。
ガスで視界が悪いため、ヘリの姿は見えないが、スピード感のある爆音から判断するに、
荷揚げ用とかではなく、富山県の防災ヘリのような感じ。
何かあったのだろうか・・・

後日判ったが、同日あつぷりさんが立山側から剱岳を目指されていて、
劔岳の尾根付近でホバリングしたヘリをご覧になられたそうなので、恐らく同一機だと思われる。

11:45 三角点(標高約1920m)
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カプシが効いているせいなのか、急登でも自然とパワーが出てくる感じ。
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それとも一度登ったせいで、どえむの耐性が増したからなのか?(笑)

12:11 旧小屋跡(標高約1975m)
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出発してからアミノカプシ2包とシリアルバーだけなので、ここでお昼がてら中休止。

行動食のおにぎり2個を補給。
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残り標高差は250mほどと、もうひとふんばり(12:31)
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12:38 標識(標高2000m)(※実際は1996m)
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ここでようやく看板と実標高の帳尻が合う。

足取りはやや重くなってきたが、焦らずゆっくり歩くことに心掛ける。
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13:12 旧道分岐(標高約2060m)
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この付近で先ほどの2人組のお一方が追い付いてこられた。
お仲間は完全に足が止まってしまい、三角点で先に行くことになったそうだ。
完全に9時間コースですね(笑)

ロープのある大岩が見えてくると、小屋まではあと僅か。
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13:44 丸山(標高約2224m)
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ガスのせいで小屋は全く見えないが、風に乗ってハイカーの話し声が聴こえてきた。

13:46 早月小屋(標高約2215m)
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とうちゃこ。タイムは6時間59分。僅かながらも目標タイムの7時間を切ることができた。
しかも2週間前から比べると2時間以上のタイム更新は上出来過ぎ。
また涼しかったせいか、3L用意した水も1Lしか使わなかったのも好調だった原因かも。

目標通りだとはいえさすがに疲れたので、小屋前で一服した後受付へ(12:47)
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お代官様に顔を覚えて貰っていたようで、「お、また来たな!?」と言われた。

年貢(宿泊料)9500円を支払い、ビア(600円)も購入。
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くぅ~ 旨過ぎる・・・

ガスで山頂はおろか、トトロ岩(猫岩)も見えません。
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明日は本当に晴れるんだろうか・・・

夕食まではまだ3時間ほどあるので、ベンチで他の宿泊者たちと山談義に興じる。
新潟から来られた年配の男性は、なんと御年77歳とのこと。
私より1時間近く遅く出発されたのに、1800m付近で追い越して行かれたほどの健脚ぶり。
しかも初登山の北穂に登られたのは、私が生まれる前だそうです。
いや~、おみそれしました(笑)

私の到着から遅れること1時間半、先ほどの男性の1人がようやく到着された(15:14)
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お疲れ様でした。

気温は12℃とじっとしていると寒いぐらいに冷え込んできた。
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山には確実に冬の足音が忍び寄っていて、あと2週間もすれば雪がちらつくらしい。

今日の部屋はの間。
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先ほど男性たちと同じ部屋で、8人部屋に7人と余裕がある。
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夕食時間(17:10)になったので食堂へ。
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今夜のメニューも前回と全く同じだが、熱々の豚汁は具沢山で絶品!
今回も2杯もお替りしちゃいました(笑)

18時頃になると少しガスが取れてきた。
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お腹が膨れて疲れがどっと出てきたせいか、19時前には就寝zzz
深夜1時頃外に出てみると、空には満天の星が輝いていた。
どうやら明日は予報通りハイク日和になりそうだ。

続・劔岳Mの記 第2章につづく・・・

(この区間の行程)
6:17 馬場島キャンプ場駐車場 6:42
6:47 剱岳早月尾根登山口
7:43 松尾平(松尾奥の平)
8:45 標識(標高1200m)
9:34 標識(標高1400m)9:46
10:09 標識(標高1600m)
11:02 標識(標高1800m)11:08
11:45 三角点(1920m)
12:11 旧小屋跡(昼食)12:31
12:38 標識(標高2000m)
13:12 旧道分岐 
13:44 丸山
13:46 早月小屋

やっぱり、山っていいね!


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