2015年2月21日(土) 晴れ

このところすっきりしないお天気だったが、今度の土曜日は全国的に晴れの予報。
奥越の雪山に行こうかとも思ったが、今年の干支の山に行くことにする。

羊ヶ嶽(櫃ヶ嶽)(ひつじがだけ、ひつがだけ)(582m)
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京都府京丹波町と兵庫県篠山市の府県境に位置し、標高600mにも満たない低山だが、日本海側に注ぐ由良川水系と太平洋側に注ぐ加古川水系とを隔てるれっきとした中央分水嶺でもある。
京都府側からも登れるようだが、兵庫県側の篠山市宮代(みやしろ)から登るのが一般的。
 
福井市から篠山市へは舞若道経由で約180km。
4時半に自宅を出発し、敦賀まではR8を利用。途中旧河野村付近の温度計は-3℃だった。

敦賀から昨年全線開通した舞鶴若狭道へ。
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真っ暗でほとんど景色がわかりません(笑)

三方五湖PAでトイレ休憩(6:00)
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上下線共用型のPAで、24時間営業のコンビニ(ファミリーマート)が設置されている。
なお舞若道には深夜営業のGSが皆無(114km先の西紀SAにGSがあるが深夜は休業)のため、このコンビニで非常時用としてガソリン缶での販売がされている。
接続している北陸道の上り方面では南条SA、下り方面では賤ヶ岳SAが最終給油地点なのでご注意を。

福知山ICで高速を降り、R9(山陰道)で京丹波町方面に進み、瑞穂でR173(綾部街道)へ。
なおトンネルでの出水が止まらず、完成(予定では2014年度中)が大幅に遅れている京都縦貫道(丹波綾部道路)の京丹波わちIC~丹波IC間ができると、区間内の瑞穂ICを利用するのが一番便利になる。

板坂峠(トンネル)を越えて兵庫県に入り、福井交差点で左折して主要道702へ(8:02)
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画像で右折になっているのは通り過ぎてしまい、3kmほど先のコンビニで道を尋ねて戻ったせいです(笑)

”くらしの百貨おくも”というお店(デイリーヤマザキ)が目印です。
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帰りに寄ってみたが、食料品のほか衣料品や日用雑貨も販売していて、よろずやさんのようだった。

福井県民にはなんとも親しみ深い地名だが、この地区にある櫛石窓神社(くしいわまどじんじゃ)の境内にある福井という霊泉が由来とされる。
式内大社で、櫛石窓神(くしいわまどのかみ=天石門別神)を主祭神とする由緒ある神社だそうだ。

余談だが、江戸初期までは”北ノ庄”と呼ばれていた福井市中心部は、結城(松平)秀康公が築いた(新)北ノ庄城(のちに福井城に改称)本丸に今もある”福の井”から福井と改名されたと謂われており、一段と親しみが増してくる。

この一帯は大芋(おくも)地区と呼ばれる。
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”おおいも”じゃないんだ(笑)

大芋地区のことを紹介する大芋ふるさとネットによると、
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元々は市野々の洞穴に土蜘蛛が住んでいたので”大蜘蛛”と呼ばれていたが、奈良時代の頃から”大雲”と呼ばれるようになり、その後雲の形に似ているきり芋が”大芋(おくも)”と呼ばれることから次第に変化したと謂われているそうだ。

前方に見えてきた円錐形の山が、今回登る羊ヶ嶽(櫃ヶ嶽)
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さすが大芋富士と呼ばれるだけあって、きれいなコニーデ型の山容で遠くからでもよく分かる。
また羊ヶ嶽は櫛石窓神社の真正面に位置し、神奈備山(かんなびやま)になっているとも謂われる。

羊ヶ嶽(ひつじがだけ)、櫃ヶ嶽(ひつがだけ)の由来はもちろんではない。
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太陽を意味する”ひ(日)”と、道筋や天辺を意味する”つじ(辻)”が合わさって
”ひつじ(日辻)”となったという説が有力だそうだ。
これは古代に、太陽の道筋(=日辻)と神奈備(=神体山)との位置関係によって時刻を計ったとされることに関係しているとも謂われる。
また一説では夏至の頃に櫃ヶ嶽山頂付近より太陽が昇ることから、”日いずる山(=日出)”とされ、
転じて”ひづがだけ”になったとされ、太陽信仰にも大きく関係していると思われる。

なお奈良県の吉野エリアにも櫃ヶ岳(781m)があり、同様に羊ヶ嶽の別名を持つ。
こちらの櫃ヶ岳は銅岳とも呼ばれ、栃原岳(金岳:517m)、銀峯山(銀岳:612m)と合わせて“吉野三山”と称される。吉野は山岳信仰の拠点だった場所なので、こちらも太陽信仰に由来して名付けられたのかもしれない。
さらに岡山県真庭市にある櫃ヶ山(ひつがせん:953m)も元々は”日津ケ仙”だったらしく、これも太陽信仰と深く関わっているのだろう。

宮代川にかかる宮代橋の手前を左折して宮代集落へ。
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この宮代という地名も先ほどの櫛石窓神社と関係がありそうだ。

放射冷却現象で欄干に霜が降りていた。
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山上は凍結してなければいいのだが。。。

8:12 ゲートボール場駐車場(標高約262m)
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集落内は道幅が狭く登山者用の駐車場らしき場所もなかったため、この片隅に停めさせていただく。
1月の週末には干支の山目当てのハイカーで大混雑していたそうなので、駐車スペースが心配だったが、ここを含め付近には全くハイカーと思しき車はなかった。

準備を済ませ、集落内の農道を歩いていく。
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今日もスパイク長靴をチョイス。念のため、お守りとしてアイゼンを携帯する。

櫃ヶ嶽会館という集会所を過ぎてしばらく進むと道標があった(8:23)
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この道標のところを左に行くと櫃ヶ嶽の西側に続く別のコースがあるようだが、詳細は不明。

今年1月に登られた十二支会というグループが設置された案内板もあるので迷うことはない。
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ここからは未舗装道に変わり、棚田沿いをなだらかに登っていく。
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8:24 櫃ヶ嶽登山口(標高約280m)
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登山口の標柱や表示はないが、ここから林道になるので登山口としました。
ここから山頂までは約1.8km、標高差約300mで、標準コースタイムは1時間。
データ的にはちょうどホームの文殊山(365m)を登るような感じ。

イノシシ除けのフェンスがしてあるので、通過した後は施錠を忘れずに。
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ゆるやかに林道を登っていく。
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8:38 林道終点(標高約330m)
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ここから先は山仕事の作業道のような道に変わる。
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積雪は全くないがぬかるんでいる箇所が多いので、登山靴の方はスパッツがあった方がいい。
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ここで渡渉して左岸へ。
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9:09 (標高約485m)
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登山口から45分で峠に到着。立ったまま息を整える。
ここは兵庫県と京都府の府県境で、ここもれっきとした中央分水嶺である。
鞍部は意外と広く、この道は案外重要な峠道だったのかも。

ネットではここを小野峠(この)とするレポも散見するが、小野地区は櫃ヶ嶽の北に伸びる支尾根を挟んだ西寄りの別の谷にあり、この先に進むと安井地区の南谷(みのだに)に至るので別の峠と思われる。
※名称が分からなかったので単に峠としました。ご存知の方はご教授下さい。

ベンチ代わりに置かれた丸太には、薄っすらと雪が付着していた。
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山頂へは峠を左に折れて登っていく(9:10)
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残り距離は200mほどしかないが、標高差が100m以上あるので結構キツい。
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周りにあるツツジの木は、このエリアに多いヒカゲツツジ(日陰躑躅)なのかな?
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ヒカゲツツジは4月頃に淡い黄色の可憐な花が咲き誇るらしい。

急登を登り終えると、薄っすらと雪が積もっていた(9:24)
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風が吹き渡るせいなのか、このようなエビの尻尾もどきも見られた。
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9:28 櫃ヶ嶽(羊ヶ嶽)山頂(標高582m)
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タイムは1時間4分とほぼ標準タイム。

山頂には誰も居なかった。もしかして今日この山に居るのは私だけ?
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おそらく今年に合わせて設置されたと思われる真新しい看板。
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下にお情け程度の小さな看板で羊ヶ嶽の表示(笑)
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どうせならもっと大きくすればいいのに。。。

十二支会の登頂記念看板もあった。
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こちらは昨年9月21日に行われた櫃ケ嶽くろっ豆(こ)サミットの記念看板。
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くろっ豆(こ)とはこの地域で栽培されている丹波産黒豆のことで、昼夜の寒暖差が大きい中山間地域のため、大粒で良質の黒豆(丹波黒、和知黒)が生産されている。
京丹波町、篠山市ともかつては同じ丹波国だったが、廃藩置県により別の府県に分けられ次第に交流が減ってしまったことなどから、京丹波町安井地区の農事組合法人が企画。
京丹波・篠山の両住民の交流を深めるのとともに、交換留学生など外国人の方たちも参加されたそうだ。

登頂記念の三角点(二等・櫃ヶ嶽)タッチも忘れずに。
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山頂からは北側の京丹波町側は割とよく望めるが、
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南側の篠山市側は木々に遮られて、麓の大芋地区すら見えない。
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まだ10時前だが、お昼にしよう。
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羊ヶ嶽ということで・・・

ジン、ジン、ジンギスカーン♪
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こちらは1979(昭和54)年に全世界で大ヒットした西ドイツ・ミュンヘン出身の音楽ユニット、
ジンギスカン (Dschinghis Khan)の歌う♪ジンギスカン
当時はディスコ(古っ!)だけでなく、パチンコ店や喫茶店でもよく流れていたっけ。
なんでそんなことを知っているかは聞いちゃダメ!(笑)

ジン、ジン、人事課~♪
imoaraizaka.jpg
私と似てますが、彼ほど動きにキレがありません(笑)

ボケはこのぐらいにしておいて、北海道名物のジンギスカンです。
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本来はラムかマトンを使わないといけないのだが、品揃えのいいスーパーを4軒ほど梯子したにもかかわらず、羊肉や味付きのパック詰も全く売ってなかったので、仕方なく牛肉を使いました。
最近では羊肉を食べられない方のために、牛肉を提供する店もあるらしいのでOKとしよう。

また肝心のジンギスカンのタレも売ってなかったので、代用品で調理。
使用したのは袋ラーメンの後入れ液体スープ(醤油味)
醤油ベースで調味料や脂肪分も入っているので、そんなに遜色はなかったと思う。

今日の山めしは、ジンギスカン(牛バージョン)とチャーハンとコーンスープ。
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踊りながらいただきます(大ウソ)


なお、”そこまで大がかりなことはできないわ!”という方には、コレがおススメです。
genghis khan03
10年前ほどに流行った北海道限定のキャラメルですが、味の保証はいたしません(笑)

時間はまだ10時を少し回ったところで、せっかく来たのにあっさり降りるのも物足りない。
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櫃ヶ嶽のある雨石連山(東多紀アルプス)は、この先雨石山、岩尾峰、毘沙門山などのピークが続き、小原集落まで縦走できるので足を伸ばしてみることにしよう。
これがとんでもないコースだったのだが。。。

その2につづく・・・

(ここまでの行程)
8:12駐車場8:18~8:23道標~8:24登山口(林道入口)~8:38林道終点~9:09峠9:10~9:28羊ヶ嶽(櫃ヶ嶽)山頂10:16


やっぱり、山っていいね!

羊ヶ嶽(櫃ヶ嶽)(582m)
標高差320m
登り 1時間4分

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