2014年11月30日(日) 晴れのち曇り

山県三名山めぐりのラストは、釜ヶ谷山(かまがたにやま)(696.0m)
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旧伊自良村長滝地区にある山で、その名の通り”お釜を伏せた”ような丸みを帯びた山である。
前回の2座(舟伏山相戸岳)の後遺症(筋肉痛)はほぼ治まったが、この山もかなりの急登が待ち受けているらしい。。。
 
自宅を5時に出発し、前回同様R158・R156からR256経由で山県市へ。
途中関市の洞戸(ほらど)付近ではマラソン大会(ほらどキウイマラソン)の車や参加者で渋滞していた。

伊自良湖(いじらこ)
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周囲約2.4kmの人造湖。灌漑用として1969(昭和44)年に完成。ワカサギ釣りが人気で、この日もたくさんの釣り客のボートが浮かんでいた。

承久の乱で戦功のあった常陸国守護八田知家の次男八田次郎左衛門有知が、恩賞として”伊自良”の地の地頭職を賜り、伊自良氏と改姓しこの地を治めた。

伊自良氏は我が越前国とも所縁が深く、南北朝期には南朝方として新田義貞軍に加勢し、杣山城(杣山)三峯城(三峯城山)での戦いに参加。その後美濃土岐氏の家臣を経て越前に移り住み、幕末まで旧美山町(福井市)上味見地区を治めたとされる。
現在上味見地区には伊自良氏の歴史や民俗を紹介した伊自良氏館や赤心館があり、隣接する伊自良温泉(500円※福井市民は300円)では入浴可能。

8:24 伊自良湖畔駐車場(標高約110m)
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ハイカーと思しき車があったので、ここに駐車。

釜ヶ谷山には多数の登山コースがあり、
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今回はポピュラーな奥の院ルートで登り、龍神ルートで下る予定だ。

甘南美寺(かんなみじ)
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臨済宗妙心寺派の寺院で、美濃三十三観音霊場、美濃四国札所。本尊は千手観世音菩薩像。
甘南美は甘南備、神奈備から転じたとされ、神奈備は神道における神霊が宿る御霊代(みたましろ)を擁した領域で、多くの場合山そのものをご神体とする。

奥の院までの道中には、道案内として1番~33番の番号を付した石仏が配置されている。
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またかつて山頂にあったとされる本尊の観音像からは眩い光が放たれていて、その光は遠く伊勢の国まで届いたと謂われる。

戦後GHQがこの甘南美寺の道案内システムの技術水準の高さに驚嘆。秘かに持ち帰り、その後NASAが開発した”カーナビ(甘南美システム)”の語源になったことは言うまでもない。
民明書房刊「日本科学奇譚」より (大ウソ)

財政難により2010年度末で閉館となった旧県立伊自良青少年の家。
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山県市が購入を拒否したため、現在民間向けに売却しているがまだ買い手がつかないようだ。
このまま売却を進めてもこのご時世に購入する酔狂な企業はまずおらず、このまま放置されて廃墟と化すだけだと思われる。
方針を転換し、釣り客や登山者向けに既存の施設(宿泊・入浴)をリニューアルし、PFI(民間委託)方式で活用した方がよっぽどいいのではないだろうか?

伊自良川に沿って舗装道をゆるやかに登っていく。
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しまった! 車でここまで来れたんだ(笑)
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20台ほど駐車可能で、ちょうどワンコを連れたハイカーが準備されていた。

舟伏山にあったモノと同じクマ出没注意の看板。
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8:38 伊自良キャンプ場(標高約125m)
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登山届(記名式)に記入。トイレはここにあります。

鮮やかな落ち葉が足元を彩る。
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ヤマヒルに注意の看板。
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シカの多いこの一帯の山にはヤマヒル(ヤマビル)が生息しているそうだ。
さすがにこの時期にはもういないだろうが、昨日は雨だったので注意しよう。

8:44 奥の院ルート登山口(標高約140m)
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山頂までは約2.1kmで標準コースタイムは1時間40分。2時間で登れればいいのだが。

まずは林道を登っていく。
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紅葉はほぼ終わりだが、中にはまだ鮮やかな木々も
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なにげにいやらしい傾斜が続く。
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8:48 林道終点(標高約175m)
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ここからは谷沿いの造成林の中を登っていく。
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十五番の石仏。
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一体ごとに手を合わせながら登っていく。

先行していたご夫婦はあっという間に見えなくなってしまう。
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急登が続くので、焦らずマイペースでよたよた登っていく。

途中で見かけた炭焼き場の跡。
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先ほど駐車場で準備されていたハイカーとワンコが追い付いてきたので道を譲る。
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老犬のラブちゃん(ラブラドールレトリバー)が先を歩き、時折立ち止ってご主人様の様子をうかがいながら登っていた。

前方に尾根が見えてきた。
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9:22 東屋(尾根出合)(標高約345m)
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市のガイドブックではここまで20分とあるが、およそ倍の38分もかかってしまう。
ひと休みしたいところだが、中間地点の奥の院まで頑張ろう。

またここはみぞれ谷ルートとの合流点にもなっている。
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9:25 鉄塔(標高約370m)
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場所柄中部電力かと思いきや、関西電力が設置したものだった。
これも黒部から送電しているのかな?

直登の急坂で亀足に一段と拍車がかかる。
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三十一番か。奥の院までもう少し。
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9:40 奥の院下(標高約440m)
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ここで立ったまま小休止。

なんか中に入れそうな感じだが。。。
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中を開けてみると土間と板の間があった。
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出発しようとしたら、少し上に何やら祠らしきモノが。
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9:49 奥の院(標高約445m)
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こちらが奥の院だった(笑)
甘南備神社とも呼ばれ、朝廷より従三位甘南備明神と位階(神階)されている。
楠木正成の夫人である久子は、正成公没後この地に移り住み、甘南備神社に籠ったとされる。

看板のコース図からも分かるように、奥の院から先は一段と急登が待ち構えている。
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9:51 山頂まで600m地点
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ここから稜線まで僅か400mで、標高差約200mを登っていく。
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ガレた小石が多く、ズルっと滑り易い。
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先行者がいる場合は落石にご用心を。

9:59 行者岩(標高約490m)
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大岩の根元が庇のように鋭く削られており、往時は修行僧たちがここで修行したと謂われる。
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まだまだ直登が続きます。
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たまらずここでも小休止(10:13)
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ここも相戸岳同様、ガイドMAPでは初心者向けとなっているが、
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ここに連れてきたら、トラウマになるかも(笑)

10:38 龍神ルート合流点(稜線出合)(標高約640m)
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ようやく激登が終了。いや~ このルートもキツかった。

ここから先はなだらかな登りとなる。
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10:44 山頂まで200m地点(標高約650m)
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と言うことは前方に見えるピークは騙しピークなんですね(笑)

10:48 前峰(標高約676m)
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ワンコが戻ってきた。
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早いね~ って私が遅すぎるのだが。。。

前峰から一旦軽く下って登り返しとなる。
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今朝駐車場でお会いしたご夫婦と再会。「あと50段ぐらいだよ」と励ましをいただく。
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ありがとうございます。でも数えたら80段ありましたよ(笑)

10:55 釜ヶ谷山山頂(標高696m)
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タイムは2時間11分。標準タイム(1h40m:休憩無)より30分ほど遅れたがまずまず。

登頂記念の三角点(二等・釜ヶ谷)タッチ。
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山頂には誰も居なかった。

山頂からの眺めはあまりなく、僅かに南東方面が望めるほど。
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天気は下り坂で、朝方から比べると雲が増えてきた。

山頂にある千把小屋
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休憩所兼避難小屋になっている。
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4面どこからも入れるユニークな造りだが、急に背部がガラっと開くとびっくりするかも。

さぁ最後のmissionを果たそう
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行方不明だった三脚が見つかったので、今日は持参しました。
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三脚のおかげで、難なくmission③クリア!
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今日の山めしはカップ麺とおにぎり2個。
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誰も登ってこないので、長居せずに降りることにする(11:33)
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山びこルートで降りようかとも思ったが、空模様が怪しくなってきたので予定通り龍神ルートへ。

11:41 龍神ルート分岐点(標高約640m)
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奥の院ルートの急登と異なり、なだらかに尾根を下っていく。
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尾根を外れ、赤谷側にトラバース気味に下っていく。
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3箇所ほど渡渉するが、伏流しているのかいずれも涸沢だった。
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大きな沢の部分には木製の橋が架けられている。
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ただし橋の踏板部分の丸太が朽ちている箇所が目立つので、体重の重い方は慎重に(笑)

また路面に積もった落ち葉の下には、小石が隠れていて滑り易いのでご注意を。
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1回コケました(笑)

まだ紅葉がキレイな場所も。
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12:22 山びこルート合流点(標高約300m)
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紅葉のピークの頃はもっとキレイなんだろうな~
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苔生した岩と清流の小瀑が織り成す掛け軸のような世界。
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前方が開けてきた。
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12:31 釜ヶ谷林道終点(標高約240m)
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登山口のあるキャンプ場まで約1.5km。
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なお林道は関係車両以外通行できません。

12:50 龍神ルート登山口(標高約133m)
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下りは1時間17分。心配だった山ヒルの被害もなく、無事に下山することができた。

今日一番だった紅葉。
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奥の院ルートは相戸岳に劣らない急登だったが、龍神ルートは比較的なだらかだった。
急登が苦手な方は登りは龍神ルートの方が楽かもしれません。

これで山県三名山を全てクリア。
あとは3座の登頂記念写真を事務局に送って、登頂記念証が来るのが楽しみだな~

今日はもうお終い?
とんでもない。私はもう1座行きますよ。

extra missionに続く・・・

今回歩いたコース (クリックすると大きくなります)
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やっぱり、山っていいね!

釜ヶ谷山(696m)(登り:奥の院ルート、下り:龍神ルート)
標高差563m
登り 2時間11分、下り 1時間17分、TOTAL 4時間36分

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