阿曽原温泉1泊ハイク~1日目その1~

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Byよっし~

2014年8月8日(金) 曇りのち雨

台風が近づいている中の今回の阿曽原温泉1泊ハイク
有磯海SAで車中泊し、6時に起床。
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まだ雨は降っていないが、どんよりした雲が空を覆っている。
とりあえず予報を信じ、車中で前日に買っておいた朝食を済ませ出発。
 
黒部ICで高速を降り、県道14で宇奈月温泉郷を目指す。
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剱岳や黒部の山々は全く見えないんですが。。。

6:43 宇奈月駅前駐車場(有料)
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平日の早朝のせいか、駐車場はガラガラだった。でもお盆や紅葉の時期には満車になるようだ。

係員に駐車料金1,100円(1泊2日)を支払う。
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阿曽原温泉に泊まる場合、1泊だと伝えないと1日分900円(普通車)を徴収され、
翌日もう1日分を請求されてしまうのでご注意を。

今回はテン泊はせずに、最初から小屋泊の計画。
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約12kmのロングコースで、片側が300m近い断崖絶壁と極めて危険なルートであるため、
万一重いテン泊装備でよろけたら命の保証はない。
そこで普段のハイクで使っているザックに、カッパ、ヘッデン、着替えと水1Lと2日分の行動食のみ。
水は少ないかと思われるかもしれないが、途中いくつか水場があるのでそこで補給する予定だ。

また花崗岩の岩肌をくりぬいた高さが低い箇所も多数あるようなので、ヘルメットも準備。
DSCN1793.jpg
このヘルメット、以前仕事で使っていたもので、25年近い骨董品です(笑)

準備を済ませ駐車場横にある黒部峡谷鉄道宇奈月駅(標高約224m)へ。
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駅舎前には関電の工事関係者だろうか、大勢の作業服の方たちがおられた。

ここからトロッコ電車に乗って、終点の欅平駅まで行く。
DSCN1796.jpg

駅構内にもまだほとんどおらず、売店や食堂も開いていなかった。
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始発(7:32)に乗るべく、切符売り場で欅平までの切符(片道1710円)を購入。
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トロッコ電車は全て予約制で、乗車車両も指定される。
始発前の7:11発の電車もあったが、これは工事関係者専用の電車で一般利用者は利用できない。

今回購入したのは窓なしの普通客車(オープン車)。
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窓ありで背もたれ付の特別客車(+370円)やリラックス客車(+530円)もあるが、
風を肌で感じられる普通客車を選ぶのが通(←大ウソ)
本当はお財布が寂しいのはナイショ(笑)

乗車受付開始まで駅内外をブラブラ。
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売店や軽食コーナーも開き始めた。

今回歩く水平歩道や旧日電歩道の通行状況案内板。
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建て前上は水平歩道もまだ通行禁止になっている。つまり通るのは自己責任という訳なんだろう。

発車10分前から改札が始まり、ホームへ。
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指定車両に乗ると、カメラを持った女性が近づいてきてそれぞれ撮影していく。
所謂観光写真の業者のようで、観光客が戻ってきた時に掲示してあって買ってもらう商売なんだろう。
残念でした。今日は帰ってきませんから(笑)

宇奈月から欅平までの20.1kmを黒部峡谷沿いを走っていく。
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途中にいくつも駅があるが、一般客が乗降できるのは黒薙と鐘釣と欅平の3駅のみ。

黒部川にかかる新山彦橋を前方に観ながら出発(7:32)
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奥に見えるのは2001年に完成した宇奈月ダム。

日本一深いV字谷である険峻な黒部峡谷を走るため、軌間762mmのナローゲージになっている。
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また雪深い土地であるので、12月から4月中旬までは営業されていない。

眼下に見えるのサル専用の吊り橋。
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宇奈月ダムの完成で大きなダム湖が出現したため、サルたちが対岸に渡れるように造られた。
サル用なので手すりはないそうだ。
なお左側奥に見える白いパイプは、黒薙温泉から宇奈月温泉に源泉を送っている。

狭いトンネルになっている区間も多いので、閉所恐怖症の方はご注意を(笑)
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富山県出身の室井滋さんの軽妙なナレーションの中、進んでいく。

7:56 黒薙(くろなぎ)駅
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駅から20分(約600m)ほど行ったところに、開湯慶応年間の黒薙温泉がある。
宇奈月温泉のお湯は、ここ黒薙から全て送られているそうだ。

後曳(あとびき)橋から見えるのは、ダムから発電所に水を送る水路橋(すいろきょう)。
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1927(昭和2)年に造られたコンクリート橋は今なお現役で、日本の近代土木遺産2800選にも選ばれている。

8:18 出平(だしだいら)駅(一般客乗降不可)
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なお黄色の矢印のコンクリート部分は冬期歩道。冬期は積雪でトロッコ電車が休止になるため、
各ダムや発電所で働く職員が歩くトンネルになっている。

出平駅向かいにあるのが出六峰(だしろっぽう)。
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6つの峰が背を競い合っているかのように見えることから名付けられた。

8:47 黒部峡谷鉄道欅平駅(標高約599m)
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1時間15分のプチ電車の旅が終了。
実はトロッコはこの先地下トンネルで仙人谷まで続いているが、利用できるのは関電関係者のみ。
この先も乗せてくれると、阿曽原温泉もめちゃくちゃ便利なのだが。。。

聞いた話によると北陸新幹線開業を来年(2015年)に控え、富山県の経済界がトロッコ電車の一般営業区間の拡大を関電に求めており、来年度から欅平下部から展望台のある欅平上部までの標高差約200mを結ぶトロッコ専用エレベーター区間の一般開放が検討されているそうだ。

構内には欅平に宿泊した観光客に混じって、大きなザックを背負ったハイカーの姿もチラホラ。
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阿曽原からやってきたのであれば、登山道状況を伺おうと声をかけたところ、
白馬岳から祖母谷(ばばだに)ルートで縦走されてきた方だった。

欅平に着いた頃から、心配していた雨がポツポツと落ち始めてきた。
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おかしいな? 今日は雨男のtoshiさんはいないのに。。。(笑)

どうしよう。。。 このまま祖母谷周辺を散策して、温泉に入って帰ろうか?
でもまだ小雨程度で、この程度ならなんとかなりそうな感じなので、行けるところまで行ってみよう。

9:00 欅平登山口(標高約603m・阿曽原温泉まで残り11.6km)
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登山口は欅平ビジターセンターの脇にある。雨はまだ弱いが、カッパを装着してハイク開始。
あっ、その前にトイレで用を済ませておこう。
”う●ちを制する者は山を制す!”
お食事中の方、すみません(笑)

コミック山ブログの巨匠で、相互リンクさせていただいているpoptripさんの名言である(笑)

この先阿曽原温泉小屋までトイレはなく、もよおしてきて万が一キジ打ちしないとならない場合でも、
片方が競り立った山肌、もう片方が300m近いの断崖絶壁の隘路が続く水平歩道では、
身を隠す場所は極めて少なく、大キジ打ちの姿勢で体勢を崩そうもんならそのまま昇天しかねない。
”う●ちを制する者は水平歩道を制す!”
この迷言の重さを噛みしめながら、改めて準備完了(笑)

まずは水平歩道まで、蜆坂と呼ばれる標高差約340mの急坂を登っていく(9:05)
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下ノ廊下から縦走してきた方が、30kmの長丁場の最後の最後で足にくると評判の急坂である。
DSCN1825.jpg
名前は近くにある蜆谷に関係しているのだろうが、”皆キツくて、シジミのように口を閉じてしまう”
からという説もあるらしい。

前方に鉄塔が見えてきた。
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まだあんな高いところまで登るんだ。。。

欅平駅近くを流れる黒部川が、もうあんな下に見える。
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9:44 鉄塔(標高約805m・阿曽原温泉まで残り11.1km)
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登山口から標高差200mを登ったが、距離はまだ500mしか進んでいない。 Orz

汗が噴き出し、たまらず小休止。 忘れていたドーピング剤を摂取する。
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雪崩除けのごっついフェンスを抜けて先に進む(9:54)
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左手は関係者以外立ち入り禁止になっていたが、これが例のトロッコエレベーターに至るのかな?
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もしここまで一般開放されるのなら是非使わせて下さい! 片道1000円でも利用しますから(笑)

先ほどよりは幾分ゆるくなったが、まだ標高を上げていく。
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10:13 水平歩道・廻遊歩道分岐(標高約860m・阿曽原温泉まで残り10.9km)
DSCN1834.jpg

ここから水平歩道が始まるのかと思い、持参したヘルメットを装着。
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このヘルメット、頑丈なんだけど空気穴が無いから蒸れるんだよな・・・(笑)

樹林帯に入った辺りから次第に雨足が強くなってきた。
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木々が遮ってくれるのでそれほどヒドく感じないが、結構強く降っているようだ。
なんでこんな雨の日に、俺はここに居るんだ?

大木の下で雨宿りしながら、前進するか撤退するか思案(10:32)
DSCN1838.jpg
駅には私以外はこれから登ろうとするハイカーは誰も居なかったし、この天気だと後続もいないかも。
やっぱり、撤退しよ・・・・ ガサっ

後方から音がし、もしかしてまたクマ?と一瞬身構えたが、
現れたのはテン泊装備を背負った2人組の若者。
もう、脅かさないでくださいよ~(笑)

伺ったところ、彼らも阿曽原温泉へ向かうそうだ。
DSCN1841.jpg
それなら私も向かうことにしようと後に続くが、若い彼らはあっという間に視界から消えていきました(笑)

3本目の鉄塔が見えてくると、ツラかった急登も終了。
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11:00 水平歩道始・終点(標高約940m・阿曽原温泉まで残り10.3km)
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標準タイムでは欅平から1時間程度らしいが、小休止や雨宿りの連続で既に2時間もかかってしまった。
しかし今回はタイムより安全第一で慎重に歩いていこう。

雨は幾分収まったとはいえ依然として降っているが、ハイク続行。
DSCN1843.jpg
しかし注意は怠らず、これから始まる水平歩道に備えるべく、靴紐をしっかり結び直す。
またポールを持っていると片手がふさがって危険なので、収縮してザックに固定。
なおザックにポールやマットなどを固定する際はザックより高くならないようにし、
欅平から阿曽原に向かう場合はなるべく左側に付けると良いと思います。
これは進行向かって右側が岩肌で、出っ張った岩にポール等が当たってバランスを崩さないためです。

(この区間の行程)
6:52宇奈月駅7:32
8:47欅平駅
9:05登山口
9:44鉄塔(小休止)9:54
10:13水平歩道・廻遊歩道分岐
10:32(雨宿り)10:43
11:00水平歩道始点・終点(小休止)11:12

阿曽原温泉1泊ハイク~1日目その2~ につづく・・・

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Comments 6

poptrip  

ご紹介いただきありがとうございます。コミック山ブロガーのpoptripです(笑)
ただ間違ってほしくないのは,僕が書いているブログ・・・正統派山ブログなんだからねっ!(自称ですがw)
しかし,雨の時に進むか退くかの判断って難しいですよね,特に一人だと。疲労で判断力も低下しますし。僕も北岳ではいろいろと反省すべき点がたくさんありました。
続きを楽しみにしてますね~。

2014/08/11 (Mon) 22:11 | EDIT | REPLY |   

よっし~  

Re: タイトルなし

正統派山ブロガーのpoptripさん こんにちは

毎日、北岳・間ノ岳のレポで笑わせてもらってます(笑)

今回、poptripさんの名言を使わせてもらいました。
本当にその通りだと思います。
でもほとんどのブロガーが触れないことが多い中、敢えてストレートに訴え続けているpopさんの勇気?に尊敬しております。
もっと広めていきましょうねっ!(笑)

今回台風が近づく中、難易度の高い水平歩道をソロで歩くという、どえむというより少々無茶なハイクだったとレポを書きながら改めて思いました。
ただ準備と対策はしっかり準備していたので、なんとか無事下山することができました。

続きもぼちぼちアップしていきますので、お楽しみに。


2014/08/12 (Tue) 10:01 | EDIT | REPLY |   

星好夜  

よっし~さん、こんばんは~

コメントが前後してしまいましたが^^;

トロッコ電車の車窓ですが、前方に女子らしき人影?
「旅は道連れ世は情け」でおそばに行かなかったの
ですか。

そうですよね。最終章の「蕎麦を食べるために1本遅
らせる(笑)」までとっておいたのですね。


よっし~さん、心憎い演出でございます!!

2014/08/14 (Thu) 21:26 | EDIT | REPLY |   

よっし~  

Re: タイトルなし

星好夜さん おはようございます。

車輛の前にいたのはご夫婦らしきカップルでしたよ(笑)
もっとも私は特に興味もありません。

後半のくだりの意味がイマイチよく分からないんですが。。。

2014/08/15 (Fri) 09:23 | EDIT | REPLY |   

星好夜  

よっし~さん、こんにちは~

大変失礼しました。
変コメじゃなくて、返コメありがとうございます。

後半のくだりですが、女子のそばに行けなくて、その想いを「2014.08.14 阿曽原温泉1泊ハイク~2日目~」の記事にある「蕎麦を食べるために1本遅らせる(笑)」へ、つながってるのかと思いました。

女子への「お傍」は「お蕎麦」で達成!!

さて、本コメントの〆ですが、あの「雪山讃歌」を作詞した「(故)西堀栄三郎氏」が書いた『南極越冬記』岩波新書 をご紹介します。私も読みました。なかなか要点を押さえたことが書いておりますので、お勧めの一冊です。ぜひ、ご拝読願います。

2014/08/15 (Fri) 17:24 | EDIT | REPLY |   

よっし~  

Re: タイトルなし

星好夜さん こんにちは

なるほどそういう意味だったんですね。
さすがにそんな長い伏線は張りませんよ(笑)

西堀栄三郎氏は少し存じ上げております。
旧湖東町(東近江市)にある「探検の殿堂」は10年ほど前に一度行ったことがあります。
残念ながら「南極越冬記」は拝読したことはありませんが、
”人の喜びをもって我が嘉びとする”という言葉は存じています。

機会があれば今度読んでみたいと思います。

2014/08/16 (Sat) 09:10 | EDIT | REPLY |   

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