小六所山(642m)・六所山(698m)
2014年6月15日(日) 晴れ
今日は梅雨の中休みのようで、予報は晴れマーク。
また涼しい奥越の山に行こうかとも思ったが、今日はW杯の日本-コートジボアール戦があり、標高が高い山だとラジオが入りにくい。
という訳でラジオが入りそうな近場で選んだのが、最近山先輩たちが登られているこの山。
六所山(ろくしょやま)

嶺北西部の丹生山地にあり、3年前に登った越知山から峰続きの山である。
昨年まではだいぶ登山道が荒れていたらしいが、最近整備され山頂には聖観音堂も再建されたようだ。
帰宅してから分かったが、昨日はNeNeさんも登られていた。
R417で旧織田町に入り、登山口のある花立峠を目指す。
花立峠へは悠久ロマンの杜の看板が目印になる。
越知トンネルを抜けて、山あいの入尾地区へ。

ここには10軒ほどあるが、全て”佐々木”姓。そのため下の名前で呼ばれるそうだ。
7:20 悠久ロマンの杜(標高約365m)

移築された茅葺きの古民家が何棟か建っており、中には囲炉裏があって宿泊できる。
また冬場はここから先が通行止めになるそうだ。
ここの駐車場に車を停めて登ろうかとも思ったが、少しでもラクするために先へ進む(笑)

7:23 海山峠(標高約470m)

花立峠方面は右へ。正面に見えるのが小六所山。
海山峠から少し行くと左手に標識と小六所山登山口(標高約490m)が見えてきた。

ここも急登そうだし、まだ上に行けるのでスルー(笑)
7:27 (新)花立峠(標高約580m)

峠には先客らしき車が1台のみ。駐車場はないので、邪魔にならないように駐車させていただく。
越知山と六所山の稜線上の中間地点で、小六所山・六所山は左方向。
かつて越知山への参詣者が、ここに花を供えて白山を遥拝したことからこう名付けられたそうだ。

残念ながらこの日は黄砂のせいか、白山はおろか他の山も霞んでほとんど見えない。
準備をしていると、越知山方面からご夫婦と思われるハイカーが降りてこられた。
駐車してあった車の方で、これから六所山にも行かれるのかと伺ったが、日本戦を見るためにもう帰られるとのこと。やはりみんな自宅で応援するんですね(笑)
1.5km先の六所山登山口まで車で行けるようだが、さすがにここから歩くことにする(笑)

7:38 小六所山・六所山登山道(旧道)

気持ちのいいブナ林を歩いていく。

7:39 旧花立峠(標高約587m)

ここが本来の花立峠。順路の看板が左を指しているが、直進。
おっと、お地蔵様にハイクの安全を忘れずに祈願しよう。

コアジサイ

7:44 林道合流点(標高約587m)

一旦林道に合流するが、すぐ登山道の標識があり左手へ。

なお、この道は小六所山に続くので、六所山だけ登るのなら右手の林道へ。
ササユリ(笹百合)

結構至るところに咲いていた。
ギンリョウソウ(銀竜草)

イチヤクソウ科ギンリョウソウ属の腐生植物。葉緑素を持たないため光合成できず、菌根を介して他の植物から栄養を得ている。
これまでの遊歩道のような道から、下草が茂る道に変わり始める。

朝露のせいであっという間に靴が濡れてきた。
アザミに止まっていた蛾? 蝶?

登山道の少し下にあった小さな小屋。

避難小屋?
この辺りから少し急になってきた。

小ピーク(標高約610m)にはこんな看板。

視界の先には越前五山の1つ越知山(613m)。

少し先には別の看板。

こちらは霞んでいて、遠くの山はほとんど分からなかった。

8:01 雀ヶ峠(すずがとうげ)(標高約610m)

海山峠の先にあった登山口からの道と合流。
ここから先は小ピークを巻きながら緩やかに下っていく。

イノシシくんの沼田場?

多少クマ笹がうるさいが、トレースはしっかりしている。

でもどんどん下っていくんですが。。。(汗)
あれが小六所山かな?

鞍部(標高約560m)付近からは六所山も望めた。

旧道や作業道、枝林道などが多いため、要所にはこまめに標識が設置されている。

山頂に近づくにつれ、急登になってきた。

小六所山山頂(642m) とうちゃこ (8:26)

NeNeさんやコウちゃんさんのマネをしてみました(笑)
花立峠から48分。ここで小休止。
山頂には誰もおらず、お地蔵様が鎮座されているだけ。

台座に彫ってある三界霊位の三界とは、我々人間が輪廻転生する全ての世界で、欲界、色界、無色界を指すとされる。私は当然ずっと欲界のままです(笑)
木々が切り払われており、眺めが良い。

JH9IRLさんが昨年9月に登られた際は、もっと木々が茂っていたようだ。
北側には六所山。

なんかこの先もアップダウンがありそうですが。。。
西側は日本海だが、霞んで境目が分かりにくい。

ひと息入れて、2座目の六所山へ(8:35)

眼下に林道が見えてきた。

気持ちのいい稜線を進んでいく。

8:51 旧道合流点(標高約615m)

昨日NeNeさんはここから登ってこられたようだ。
8:54 林道合流点(標高約618m)

林道ができたせいで、古い登山道は寸断されてしまったようだ。

3分ほど林道を歩いていくと視界が開け、お地蔵様とベンチが見えてきた。

なるほど、ベンチに座ってひと休みという訳ですね。

ここも昨年はススキが生い茂る藪道だったようだから、随分の変わり様らしい。
8:58 林道分岐点(標高約622m)

林道からでも行けるようだが、登山道へ。
斜面をトラバース気味に登っていく。

9:05 林道合流点(標高約660m)

9:06 林道分岐点(標高約665m)

ユズリハ(楪、交譲木)

ユズリハ科ユズリハ属の常緑樹。
蜘蛛の巣が多く、うかっとしていると顔に付着する(笑)

六所山山頂(698m) とうちゃこ (9:14)

小六所山から39分。ここにも誰も居なかった。
早速、約150年ぶりに再建されたという聖観音堂に参拝。

瓦は数日前に葺き終わったばかりのようだ。
北側の眺望が開けており、眼下の武周ヶ池や国見岳(656m)が望めた。

以前は木々や下草が茂っていたようだが、整備された地元の方々のご努力に感謝。
少し早いがお昼にしよう。

今日のメインは蒙古タンメン中本のカップ麺。

オリジナルも何度か食べているが、結構上手く再現されている。

コーヒーを飲みながらまったり。

おっと、日本戦の中継が始まるようだ。

実況を聴きながら降りることにする(10:01)

10:05 林道合流点(標高約665m)

10:06 林道分岐点(標高約660m)

登山道へ行かず林道へ。
下りは小六所山には寄らず、ラジオが入り易い林道で花立峠まで戻ることにする。

なおこの枝林道は地理院地図には載っていません。
大岩の上にお地蔵様。光背に五十五丁と彫ってあった。

越知山信仰が盛んだった頃は六所山まで足を伸ばす参詣者も多く、区間を60丁に分けて1丁(約109m)ごとにお地蔵様が設置し、参詣者の目印にしたそうだ。
ゴォ――――ル!!!

前半16分、本田選手が決めてくれました!
花立峠への旧道らしき標識があったが、イイところなので林道へ(10:17)

ハナニガナ(花苦菜)

キク科ニガナ属の多年草。
アヤメ(菖蒲)

アヤメ科アヤメ属の多年草。
キショウブ(黄菖蒲)

同じくアヤメ科アヤメ属の多年草だが、本来日本にはなかった帰化植物で、要注意外来生物に指定(環境省)されている。
10:29 六所山登山口(西部林道合流点)(標高約525m)

花立峠より50mほど低い位置にあるので、ここからは再び登り坂となる(汗)
前半30分過ぎからは日本が押され放しの様子。頑張ってくれ~

日差しがモロに降り注ぎ、あぢぃよ~
ウツギ(空木)

ユキノシタ科ウツギ属。卯の花とも呼ばれる。
ドクダミ(十薬)

ドクダミ科ドクダミ属の多年草。
ようやく見覚えのある箇所に戻ってきた(10:49)

旧花立峠には寄らずそのまま林道へ。
10:54 (新)花立峠(標高約580m)

下りは53分。 日本も前半はなんとか無失点で折り返してくれた。
小六所山、六所山とも標識がしっかり設置されていたおかげで、道迷いすることなく安心して歩けた。
登山道、旧道、林道と色んなルートがあるので、今度は違うコースで歩いてみよう。
まだ11時前なので、3座目へ。後半もガンバレ日本!(笑)
今回のルート図 (クリックすると拡大します)

やっぱり、山っていいね!
小六所山(642m)・六所山(698m)
標高差173m
登り 1時間36分、下り 53分、TOTAL 3時間16分
☆☆☆ランキング参加中です。☆☆☆


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今日は梅雨の中休みのようで、予報は晴れマーク。
また涼しい奥越の山に行こうかとも思ったが、今日はW杯の日本-コートジボアール戦があり、標高が高い山だとラジオが入りにくい。
という訳でラジオが入りそうな近場で選んだのが、最近山先輩たちが登られているこの山。
六所山(ろくしょやま)

嶺北西部の丹生山地にあり、3年前に登った越知山から峰続きの山である。
昨年まではだいぶ登山道が荒れていたらしいが、最近整備され山頂には聖観音堂も再建されたようだ。
帰宅してから分かったが、昨日はNeNeさんも登られていた。
R417で旧織田町に入り、登山口のある花立峠を目指す。
花立峠へは悠久ロマンの杜の看板が目印になる。
越知トンネルを抜けて、山あいの入尾地区へ。

ここには10軒ほどあるが、全て”佐々木”姓。そのため下の名前で呼ばれるそうだ。
7:20 悠久ロマンの杜(標高約365m)

移築された茅葺きの古民家が何棟か建っており、中には囲炉裏があって宿泊できる。
また冬場はここから先が通行止めになるそうだ。
ここの駐車場に車を停めて登ろうかとも思ったが、少しでもラクするために先へ進む(笑)

7:23 海山峠(標高約470m)

花立峠方面は右へ。正面に見えるのが小六所山。
海山峠から少し行くと左手に標識と小六所山登山口(標高約490m)が見えてきた。

ここも急登そうだし、まだ上に行けるのでスルー(笑)
7:27 (新)花立峠(標高約580m)

峠には先客らしき車が1台のみ。駐車場はないので、邪魔にならないように駐車させていただく。
越知山と六所山の稜線上の中間地点で、小六所山・六所山は左方向。
かつて越知山への参詣者が、ここに花を供えて白山を遥拝したことからこう名付けられたそうだ。

残念ながらこの日は黄砂のせいか、白山はおろか他の山も霞んでほとんど見えない。
準備をしていると、越知山方面からご夫婦と思われるハイカーが降りてこられた。
駐車してあった車の方で、これから六所山にも行かれるのかと伺ったが、日本戦を見るためにもう帰られるとのこと。やはりみんな自宅で応援するんですね(笑)
1.5km先の六所山登山口まで車で行けるようだが、さすがにここから歩くことにする(笑)

7:38 小六所山・六所山登山道(旧道)

気持ちのいいブナ林を歩いていく。

7:39 旧花立峠(標高約587m)

ここが本来の花立峠。順路の看板が左を指しているが、直進。
おっと、お地蔵様にハイクの安全を忘れずに祈願しよう。

コアジサイ

7:44 林道合流点(標高約587m)

一旦林道に合流するが、すぐ登山道の標識があり左手へ。

なお、この道は小六所山に続くので、六所山だけ登るのなら右手の林道へ。
ササユリ(笹百合)

結構至るところに咲いていた。
ギンリョウソウ(銀竜草)

イチヤクソウ科ギンリョウソウ属の腐生植物。葉緑素を持たないため光合成できず、菌根を介して他の植物から栄養を得ている。
これまでの遊歩道のような道から、下草が茂る道に変わり始める。

朝露のせいであっという間に靴が濡れてきた。
アザミに止まっていた蛾? 蝶?

登山道の少し下にあった小さな小屋。

避難小屋?
この辺りから少し急になってきた。

小ピーク(標高約610m)にはこんな看板。

視界の先には越前五山の1つ越知山(613m)。

少し先には別の看板。

こちらは霞んでいて、遠くの山はほとんど分からなかった。

8:01 雀ヶ峠(すずがとうげ)(標高約610m)

海山峠の先にあった登山口からの道と合流。
ここから先は小ピークを巻きながら緩やかに下っていく。

イノシシくんの沼田場?

多少クマ笹がうるさいが、トレースはしっかりしている。

でもどんどん下っていくんですが。。。(汗)
あれが小六所山かな?

鞍部(標高約560m)付近からは六所山も望めた。

旧道や作業道、枝林道などが多いため、要所にはこまめに標識が設置されている。

山頂に近づくにつれ、急登になってきた。

小六所山山頂(642m) とうちゃこ (8:26)

NeNeさんやコウちゃんさんのマネをしてみました(笑)
花立峠から48分。ここで小休止。
山頂には誰もおらず、お地蔵様が鎮座されているだけ。

台座に彫ってある三界霊位の三界とは、我々人間が輪廻転生する全ての世界で、欲界、色界、無色界を指すとされる。私は当然ずっと欲界のままです(笑)
木々が切り払われており、眺めが良い。

JH9IRLさんが昨年9月に登られた際は、もっと木々が茂っていたようだ。
北側には六所山。

なんかこの先もアップダウンがありそうですが。。。
西側は日本海だが、霞んで境目が分かりにくい。

ひと息入れて、2座目の六所山へ(8:35)

眼下に林道が見えてきた。

気持ちのいい稜線を進んでいく。

8:51 旧道合流点(標高約615m)

昨日NeNeさんはここから登ってこられたようだ。
8:54 林道合流点(標高約618m)

林道ができたせいで、古い登山道は寸断されてしまったようだ。

3分ほど林道を歩いていくと視界が開け、お地蔵様とベンチが見えてきた。

なるほど、ベンチに座ってひと休みという訳ですね。

ここも昨年はススキが生い茂る藪道だったようだから、随分の変わり様らしい。
8:58 林道分岐点(標高約622m)

林道からでも行けるようだが、登山道へ。
斜面をトラバース気味に登っていく。

9:05 林道合流点(標高約660m)

9:06 林道分岐点(標高約665m)

ユズリハ(楪、交譲木)

ユズリハ科ユズリハ属の常緑樹。
蜘蛛の巣が多く、うかっとしていると顔に付着する(笑)

六所山山頂(698m) とうちゃこ (9:14)

小六所山から39分。ここにも誰も居なかった。
早速、約150年ぶりに再建されたという聖観音堂に参拝。

瓦は数日前に葺き終わったばかりのようだ。
北側の眺望が開けており、眼下の武周ヶ池や国見岳(656m)が望めた。

以前は木々や下草が茂っていたようだが、整備された地元の方々のご努力に感謝。
少し早いがお昼にしよう。

今日のメインは蒙古タンメン中本のカップ麺。

オリジナルも何度か食べているが、結構上手く再現されている。

コーヒーを飲みながらまったり。

おっと、日本戦の中継が始まるようだ。

実況を聴きながら降りることにする(10:01)

10:05 林道合流点(標高約665m)

10:06 林道分岐点(標高約660m)

登山道へ行かず林道へ。
下りは小六所山には寄らず、ラジオが入り易い林道で花立峠まで戻ることにする。

なおこの枝林道は地理院地図には載っていません。
大岩の上にお地蔵様。光背に五十五丁と彫ってあった。

越知山信仰が盛んだった頃は六所山まで足を伸ばす参詣者も多く、区間を60丁に分けて1丁(約109m)ごとにお地蔵様が設置し、参詣者の目印にしたそうだ。


前半16分、本田選手が決めてくれました!
花立峠への旧道らしき標識があったが、イイところなので林道へ(10:17)

ハナニガナ(花苦菜)

キク科ニガナ属の多年草。
アヤメ(菖蒲)

アヤメ科アヤメ属の多年草。
キショウブ(黄菖蒲)

同じくアヤメ科アヤメ属の多年草だが、本来日本にはなかった帰化植物で、要注意外来生物に指定(環境省)されている。
10:29 六所山登山口(西部林道合流点)(標高約525m)

花立峠より50mほど低い位置にあるので、ここからは再び登り坂となる(汗)
前半30分過ぎからは日本が押され放しの様子。頑張ってくれ~

日差しがモロに降り注ぎ、あぢぃよ~
ウツギ(空木)

ユキノシタ科ウツギ属。卯の花とも呼ばれる。
ドクダミ(十薬)

ドクダミ科ドクダミ属の多年草。
ようやく見覚えのある箇所に戻ってきた(10:49)

旧花立峠には寄らずそのまま林道へ。
10:54 (新)花立峠(標高約580m)

下りは53分。 日本も前半はなんとか無失点で折り返してくれた。
小六所山、六所山とも標識がしっかり設置されていたおかげで、道迷いすることなく安心して歩けた。
登山道、旧道、林道と色んなルートがあるので、今度は違うコースで歩いてみよう。
まだ11時前なので、3座目へ。後半もガンバレ日本!(笑)
今回のルート図 (クリックすると拡大します)

やっぱり、山っていいね!
小六所山(642m)・六所山(698m)
標高差173m
登り 1時間36分、下り 53分、TOTAL 3時間16分
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