2014.04.16 梅丈岳(400m)
2014年4月15日(火) 晴れ

予定していた駒ヶ岳を断念したが、時刻はまだ9時台なのでこのまま帰るのももったいない。
近くにあって登ったことがある山といえば三十三間山(842m)だが、結構時間がかかる山なのでいまいち気がのらない。
往復2時間程度で登れて景色がイイお山は・・・ そうだ! あの山に登ろう!

梅丈岳(ばいじょうがだけ)(400m)
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三方五湖畔に聳える山で、その山容から三方富士(みかたふじ)とも呼ばれている。
この山は一度も登ったことがないが、以前下調べをしていたので大体の様子は分かっている。

R27に戻り、三方からR162で三方五湖方面へ。
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三方湖・水月湖・菅湖・久々子湖・日向湖の5つの湖からなり、若狭湾国定公園に指定されている。
また2005年には、湿地の生態系保存を目的としたラムサール条約にも登録された。

水月湖(すいげつこ)に浮かぶ年稿採取の復元モニュメント。
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年稿とは、長い年月に湖沼などに堆積した土砂の層が描く特徴的な縞模様の堆積物のことで、これを基準にして精度の高い環境変動のデータを得ることができる。
水月湖は水深(38m)が深く、湖内に直接流れ込む大きな河川がない環境から湖水があまり攪拌されず、湖水下部は硫化水素を含む無酸素の汽水で生物が住めない環境になっているので、極めて良好な状態で保存されているそうだ。
ここで採取された過去5万年分の年縞尺は、2012年にユネスコ総会で世界標準に認定された。

県道216に入り、登山口のある海山地区へ。
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梅丈岳には有料のレインボーライン(普通車1040円)で行くのが普通だが、スルー。
なおレインボーラインは自動車専用で、原付(50cc以下)・自転車・歩行者は通行禁止。

湖上館パムコのある三叉路を右折。
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10:03 梅丈ランド(標高約10m)
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町営の観光ホテル水月花の隣にあり、ここに駐車させていただく。

敷地内には広場やゲートボール場などがあり、
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毎年参加している若狭・三方五湖ツーデーマーチ三方五湖周回コース(20km)のチェックポイントにもなっている。今年も参加したいな~

確か林道から登っていくはずだが。。。
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近くの梅林農家の方に伺うと、この梅林を道なりに進んでいくとゲートがあるそうだ(10:09)
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ただ、「もしかすると通れないかもしれない」とも言っていたが。。。(汗)

梅の花は既に散っていて、結実し始めていた。
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この辺りでは若狭名産の三方梅が生産されている。

ミツバツチグリ?
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10:13 梅丈岳登山口(標高約30m)
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農家の方の話通り、動物避けのゲートが見えてきた。

傍らには通行止の看板が倒れていた。
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理由は崩土発生とあり、あの方がおっしゃったのはこのことか!?
う~ん、でも看板は倒れているし、自己責任で行けるところまで行ってみよう。

なおゲートのかんぬき受けが壊れているので、ロープで結んであった。
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閉める時はチョッと面倒だが、必ず結び直しましょう。

歩き始めてすぐに、路面に動物の糞を発見!
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シカじゃないし、イノシシくんのかな? それともまさかク??

ミツバツツジ
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コンクリート舗装された林道をなだらかに登っていく。
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ただし山肌がこのような崩れやすい岩なので、細かい落石や枝が路面に散乱している。
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脇には動物除けのネットが張り巡らされているが、このような不法投棄されたゴミも。
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こんなところに捨てるなんて許せない!

また雪のせいだろうか、支柱が倒れてネットが外れた箇所も。
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最近はほとんど手入れされていないようだ。

林道は最初山頂とは反対側の南斜面に迂回していくが、この辺りで北側に向きを変える。
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そろそろ終盤だが、も咲いていた。
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木々の間から水月湖が望める。
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五湖の中で一番大きく(4.16k㎡)、上部が淡水、底部が汽水の二層構造の汽水湖。

前方に崩落箇所(標高約150m)が見えてきた。
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斜面が大きな木々ごと地滑りを起こし、土砂が林道を埋め尽くしている。

通れないかなと思ったが、崩落範囲は20mほどで特に危険な箇所もなさそう。
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足元と上部に注意を払いながら通過する。通常山歩きしている方のスキルがあれば問題なく通れます。
ただし雨の翌日などはさらに崩落する可能性もあるので、要注意。
また通行するのはあくまでも自己責任で。

この付近は視界が開けていて、昨年登った御獄山(おたけやま)などが望める。
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今年は雲谷山(787m)にも是非登ってみたい。

クルマのボディまで捨ててあった。
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不法投棄?事故? いずれにしろ悲しい。。。

ヤセ尾根を過ぎると、今度は西側斜面に取り付いていく。
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ヤブツバキ
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この辺りで鹿と遭遇。
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私のクマ鈴に驚いたのか、あっという間に山に消えていった。

シカが生息しているためか、木々の花を除き野草類はほとんど見つからなかった。
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若狭エリアでは鹿の被害が深刻で、毎年駆除しているがなかなか減らないようだ。
嶺北エリアにも徐々に進出しているようで、文殊山辺りにも現れるとカタクリやアマナなどが食べ尽くされそうで心配だ。また鹿が出没すると、その身体に付着してヒルも増えるらしい。

今日は本当にイイ天気で、気温も20℃近くありそうだが、あまり暑く感じない。
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後で分かったが、湿度が7%ほどとかなり乾燥していたようだ。

左手(西)には三十三間山(842m)。
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前方に駐車場(第2)が見えてきた。
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11:13 第2リフト乗り場(標高約314m)
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山頂公園に続く第2リフトは現在休止中
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一方、第2駐車場側に降りてしまうと、歩行禁止のレインボーラインを歩くことになってしまう。
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仕方ないのでそのまま直進する。
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林道脇にあった看板。
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ここから先に進む場合、山頂公園券として800円が必要らしい。
つまり800円は入園料で、徒歩であっても徴収されるようだ。

左手にレインボーラインが見えてきた。
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これまでずっと舗装路だったが、やっと登山道らしくなってきた(笑)
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休止中の第2リフトの下を通り、
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再度リフトが見えると道が二手に分岐(11:25)
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左には五湖一望展望台という看板があったのでコチラへ。
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山頂公園が見えてきた。
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11:30 梅丈岳山頂(山頂公園)(標高400m)
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タイムは1時間21分。傾斜はなだらかだったが、意外と距離があった。

梅丈岳山頂は公園になっていて、展望台や各種モニュメントが設置されている。
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休憩室
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五湖に因んで五角形になっており、内部には茶室もある。
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友好の鐘
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古代中国で楽器として使われていた編鐘。一つの鐘から2つの音色が出るとされ、恩恵と幸福をもたらすそうだ。

天狗堂
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若狭に縁の深い猿田彦を祀っている。

カブトムシの館
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展望台の下にあり、夏にはいろんなカブトムシを観察できる。

また園内にはこのような巨大なカブトムシの遊具もあった。
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誓いの鍵
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手すりに鍵をかけて誓いを立てる場で、禁煙とかダイエットなどでもいいそうだが、
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レインボーライン(梅丈岳)山頂公園が”恋人の聖地”に認定されていることから、
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圧倒的にカップルのかけた鍵が多いそうだ。でも別れてしまったらこの鍵どうするんだろう?(笑)

かわらけ投げ
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天日で乾かしたかわらけに願いを書いて、湖の方向に空高く投げると、願いが叶うらしい。

1枚(100円)購入し、ハイクの安全を祈願する。
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かわらけは雨が降ると土に還るそうだ。

展望台からは三方五湖の絶景が広がる。
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眼下には車を停めた梅丈ランドが見える。
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五湖は水質や水深などの違いからそれぞれ異なった色合いを持ち、
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この5色に海の色と山の緑を足した7色からレインボーラインと呼ばれるそうだ。

北側に若狭湾が広がる。
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おっ、あれは!?

以前登った青葉山(若狭富士)(693m)。
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ここからだと双耳峰であるのがよく分かる。

常神(つねがみ)半島の先にはおぼろげながらも丹後半島も望めた。
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めだか村
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前に立つと、童謡♪めだかの学校が流れる。

当初僅か8匹だったが、現在は1万匹近くまで増えたそうだ。
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和合神社(南側)
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”一社両拝”といい、両方から参拝する珍しい神社。
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カップルはそれぞれの社で向き合って参拝するとご利益があるらしい。
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メビウスの輪
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山頂公園のシンボルにもなっているオブジェ。

五木の園
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美浜町出身の演歌歌手五木ひろし氏に因み、五木石でできた記念碑に代表曲♪ふるさとの歌碑が刻まれている。

丸いレコード盤部分に触れると、♪ふるさとが流れてくる。
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北東側には日向湖(ひるがこ)や久々子湖(くぐしこ)。
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日向湖は現在公開中の映画サクラサクの舞台にもなったところで、湖畔の桜並木が有名である。

幸運なことにこの日は白山も遥拝することができた。
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先ほどの看板では、リフト係員に申し出て入場料(山頂公園券)を支払うとあった。
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ここまで見学してきて特に注意もされなかったので、そのまま戻ることもできただろうが、小心者、律儀な私は、ちゃんと係員に申告(笑)

でもリフトに乗らないのに、ただ800円支払うのはどうも腑に落ちない。
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そこで係員に逆往復でリフトに乗っていいかと確認。
そんなことをするヤツはいないらしくバイト君は戸惑っていたが、下の責任者に確認しOKが出る。

下の駐車場へはリフト・ケーブルカーどちらも乗車可だが、下りはリフトをチョイス。
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ひとりだけリュックにポールと場違いな恰好で目立つ(笑)

こちら側にも遊歩道があるようだ。
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ただしこちらも看板に「徒歩の場合でも山頂公園券800円が必要」とあった。
タダとは言わないが、徒歩の場合、せめて半額ぐらいにしてくれるといいのに。
徒歩割引をしても、ほとんどの観光客はこの坂道、まず歩かないでしょうから。。。

リフトは2分ほどで第1駐車場に到着。
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山頂に戻らないとレインボーラインを歩くことになってしまうので、もう一度山頂へ。

料金は下の券売機で券を購入してと言われたので、山頂公園券を購入。
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当日の1往復とあるから、逆往復でも構わないんだよね(笑)

登りはケーブルカーにしよう。
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ちょうど前の便が行ってしまったので、次の便(約5分間隔)を待つことにする。

大名たぬき角兵ヱ
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麓の日向地区に伝わる伝説に出てくる狸で、ちょっと意地悪だが村人に愛されたそうだ。

係員の話では以前は遠足など徒歩で登ってくる人もいたが、最近は例の崩落でほとんどいないそうだ。
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真新しいケーブルカー。今春導入されたばかりの新型。
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車内にある❤ハート型のつり革
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”ハート キャッチャー”と言うらしく、これを掴むと幸せも掴めるらしい(笑)
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このイラストや角兵ヱのデザインは、なんと、リフト係の方が描かれたそうだ。
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絵心など微塵も感じさせないごく普通の初老の方だったが、こんな愛らしいタヌキを描くとは。。。
人は見かけに寄らないな~ 恐れ入りました(笑)

進行方向に背を向けて登っていくので、眺めが良い反面、リフトより少し怖く感じるかも。
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再び山頂公園へ(12:02)
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ベンチでお昼にしよう。

今日は簡単にコンビニで調達したモノ。
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本当は別の食材もあったのだが、ここで店開きしたらますます怪しまれるので自粛(笑)

食後は絶景を眺めながらコーヒータイム。
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う~ん 桜も満開だ!
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驚いたのは自販機の値段が麓と同じだったこと。
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しかもノンアルコールビアにいたっては、150円と信じられない安さ。
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下界の立ち寄り温泉なんかでも最低200円はするから、山上でのこの価格はスゴイ!
思わず1本買っちゃいました(笑)

平日だということもあるが、観光客の姿もまばら。
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いろいろな仕掛けで充分工夫されているのは感じられたが、やはり通行料金と入場料を合わせると1800円という値段が原因なのかも。
レインボーラインは完成して既に40年以上が経過しており、管理する福井県も無料化を検討すると何年も前から言っているが未だ有料のまま。
レインボーより後に完成した久須夜ヶ岳のエンゼルラインは、もう10年以上も前に無料化されている。
無料化されれば確実に観光客が増えるので、県には早期の、できれば舞鶴若狭自動車道が全線開通する今年度末までの無料化実施を期待したい。

そろそろ降りることにする(12:33)
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帰りもシカさんに遭わないかな?
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崩落箇所は慎重に。
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13:27 梅丈岳登山口(標高約30m)
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下りは54分。

登山道というよりほぼ林道歩きだったが、崩落箇所を除けば概ねなだらかで歩き易かった。
山頂から360度のパノラマも楽しめ、まずまずのハイクだった。

今回のルート図 (クリックすると拡大します)
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やっぱり、山っていいね!

梅丈岳(400m)
標高差390m
登り 1時間21分、下り 54分、TOTAL 3時間30分

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