2013年8月13日(火) 晴れのち曇り

イタドリヶ原を出発(12:05)
2本目のドーピング剤を投与するが、依然として足取りが重く、50m進んでは立ち止まりを繰り返す。
『歩く』という字は『少し止まる』と書くんです” by金八先生

12:26 鏡平まで1.5時間地点
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なんか全然残り時間が減らないんですが。。。

5分ほど進み、また別の下山者に尋ねる。

よ:「シシウドヶ原まで、あとどれぐらいでしょうか?」
下:『シシウドからここまで30分ぐらいかかったから、登りだと45分ぐらいかな?』

(今度は増えたぞ!? いったいどうなっているんだ?)
 
進めど進めど、なかなかシシウドヶ原に辿り着かず、たまらずへたり込む(13:10)
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背後にはえげつない勾配の笠新道
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比較的ラクとされる小池新道でもこの有様の私、本当に情けない。。。
ここで一緒になった同年代と思しきご夫婦とは、この先抜きつ抜かれつのデッドヒートを繰り広げる(笑)

13:30 シシウドヶ原(標高約2090m)
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標準タイムでは秩父沢からここまで1時間となっているが、2時間52分と大ブレーキ
ここでそろそろプランBが頭をよぎる。

シシウドヶ原から鏡平山荘までの標準タイムは1時間。
さらに鏡平山荘からテン泊予定の双六小屋までは2時間20分で、合計すると3時間20分
これはあくまでも休憩時間を含まない標準タイムで、超バテバテの今の状態では4時間はおろか、
まだ5時間近くかかりそう。

今回双六小屋までの目標タイムを、標準7時間のところ、テン泊装備を考慮して10時間と設定。
なんとか16時30分までには双六小屋に到着したいと思っていた。
鏡平山荘から双六小屋まで標準コースタイム通りだとしても、
鏡平には遅くとも14時までに通過しないとならないが、
あと30分で鏡平到着予定時刻を迎えてしまう。
今のペースだと、双六小屋の到着予想時刻は18時30分
いくら日が長い夏とはいえ、初めて登る山でこんな遅い時間に到着するのはかなり無謀
今日は双六小屋を諦めて、鏡平山荘泊まりにしようかと半ば思い始めていた。

ここで満を持して、禁断のドーピング剤を投入!
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そう、イチゴなどにかける練乳です。キャップを開き、チューブを口にあてチューチューと吸う。

(う~ん 身体に染みる~)

下界では脳天が溶けるような甘さだが、シャリバテの身体にはちょうどイイ(笑)

余談だが、私が子供の頃はまだこんなチューブ式などなく、小さな缶詰タイプ。
それも今みたいにプルトップでなく、缶切で2箇所穴(1箇所は出口、もう1箇所は空気穴)を
開けるヤツでした。
子供の頃、この練乳が大好きで、夜中こっそり冷蔵庫を開け、
練乳の缶詰の穴からチューチューと吸っていました。
でもなぜか翌日、母親にバレて怒られたんだな~(笑)

14:15 熊の踊り場(標高約2185m)
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鏡平までもう少しだが、ここでも小休止。
熊の踊り場とは物騒な名前だが、クマさんがよく出没するのだろうか?
そういえば10日ほど前に、鏡平から双六に向かう稜線部付近で2度もクマが出没し、
登山者が手首をひっかかれたり、首筋を噛まれたらしい (((( ;゚д゚))))アワワワワ

14:28 鏡平まで500m地点(標高約2200m)
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ここから鏡平まで最後の急な登りだが、花を愛でながらよたよた登っていく。

ミヤマキンポウゲ(深山金鳳花)
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オオレイジンソウ(大伶人草)
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キンポウゲ科トリカブト属の多年草。トリカブトの近縁種で有毒。

ウラジロタデ(裏白蓼)
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タデ科オンタデ属の多年草。ほとんどが雌雄異株で雌花は紅紫色を帯びるのだが、
中にはこの花のように雌雄同種で両性花もある。

クルマユリ(車百合)
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クルマユリは残念ながら見頃を過ぎていた。

14:52 鏡平まであと5分地点(標高約2230m)
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これを登り切れば。。。
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コバイケイソウ(小梅蕙草)
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木道が見えてくると鏡平はもうすぐ。でも5分はとっくに過ぎたんですが(笑)
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15:00 鏡池(標高約2300m)
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鏡平には池塘が多数存在し、この鏡池には展望デッキがある。

その名の通り、晴れていれば鏡のように湖面に逆さ槍が映るのだが、
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肝心のお槍様は恥ずかしいのか、雲の中。残念。

鏡池から木道を進むと、鏡平山荘が見えてきた。
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15:04 鏡平山荘(標高約2300m)
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新穂高BTから8時間28分。14時までに到着したかったのに、大幅に遅れてしまった。
さぁ、どうしよう? 時刻はまだ15時。頑張れば18時前に双六小屋に辿り着けるかもしれない。

鏡平から先の稜線に目をやると、すっぽりガスの中。
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ち~ん 本日のハイク終了!

まだ2時間以上かかるのに、あんなガスの中に、しかもクマが出たエリアに向かう勇気はありません(笑)
デッドヒートを繰り広げたご夫婦も、双六まで行く予定だったが今日はここで泊まるそうだ。

宿の受付をする前に、自分へのご褒美に鏡平名物のかき氷(500円)
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こんな山の上でかき氷が食べられるなんて、しあわせ~
持参した練乳もたっぷりかけて、いただきま~す。う~ん、冷たくて美味しい!

火照った身体をクールダウンした後は、宿泊の受付。
鏡平はキャンプ禁止なので、小屋泊まりするしかない。
しかし予約などしておらず、泊まれるとしても混雑具合が心配。
登ってくる途中に下山者から聞いた話では、昨日(8/12)の水晶小屋は定員(30名)の3倍のハイカーが
押し寄せ、1枚の布団で3人が寝ることになったそうだ。あなおそろしや。。。

よ:「すみません、予約していないんですが泊めて貰えますか?」
受:『はい、大丈夫ですよ。今日は空いているので、お1人1枚の布団をご利用できます。』

よかった~。素泊まり(6000円)で無事受付を済ます。
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寝床はいわゆるカイコ部屋で、到着が遅かったので2階だった。
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着替えを済ませ、少し早いが晩御飯にしよう。
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山のお好み焼@鏡平
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白馬岳に続き、ここでもやっちゃいました(笑)
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もちろんこれだけじゃ足りないので、ラーメンも食べましたがなにか。

食後、テーブルでご一緒になった東京と千葉から来られた先輩方と山談義で盛り上がる。
お一方は常念岳一ノ沢から表銀座コースを経て槍ヶ岳、西鎌尾根と縦走され、
もうお一方は折立から西銀座ダイヤモンドコースを縦走されてこられたとのこと。
いや~お二人とも健脚でいらっしゃる。
雲ノ平ではテントが300張近くにもおよび、ビール制限令(1人1本まで)が発令されたそうだ(笑)

いつの間にか双六小屋へ続く稜線のガスが晴れていた。
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おっ、雲隠れしていたお槍様の穂先も少し見えてきた。
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鏡池に行ってみると、宿泊者が大勢集まっていた。
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小槍も顔を出してきた。
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”もう少しだ。がんばれ~” みんな一応にガスを晴らす風を応援する(笑)
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完全ではないが、待望の逆さ槍を見ることができた。
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夕焼けに映える槍の穂先が、鮮やかに湖面に映る。
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双六小屋には辿りつけなかったが、逆さ槍が見られたので結果オーライとしよう(笑)
明日も晴れてくれるといいなぁ~

2013北アルプステン泊ハイク 2日目その1 に続く


(この区間の行程)
12:05イタドリヶ原
13:30シシウドヶ原(小休止)13:45
14:15熊の踊り場(小休止)14:25
15:00鏡池
15:04鏡平山荘(小屋泊)

(1日目の全行程)
4:50起床
5:34鍋平園地駐車場
6:34新穂高登山口
6:36新穂高BT
6:47林道ゲート(小休止)6:55
7:54笠新道入口(通過)
8:05わさび平小屋(小休止)8:21
8:43小池新道入口(小池新道)
10:10秩父沢(中休止)10:38
11:00チボ岩
11:50イタドリヶ原(小休止)12:05
13:30シシウドヶ原(小休止)13:45
14:15熊の踊り場(小休止)14:25
15:00鏡池
15:04鏡平山荘(小屋泊)


歩行距離:12km 標高差:1220m 行動時間:9時間30分


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