2013年7月27日(土) 曇りのち雨

前日余り寝ていなかったが、早く床に就いたせいか夜中何度か目が覚める。
すると隣の方が大いびきをかいている。耳栓を忘れたので布団を被って寝ようとするが、それをあざ笑うかのようにいびきは益々大きくなり、しまいには歯軋りや寝言も。
(うぉ~ 勘弁してくれ~)
隣の方の顔に濡れタオルを被せたい、そんな軽い殺意を感じた(笑)

その後ようやく寝付き、目が覚めると5時半。しまった!とっくに日が昇っている時間だ。
外に出てみると予報通り霧が出ていて、山頂はおろか杓子岳や鑓ヶ岳も雲の中。
どうやら今朝はご来光は見られなかったようだ。

急いで荷造りをして、出発しよう。
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まずはザックを山荘にデポし、昨日行けなかった白馬岳山頂へ(6:00)
山頂への道を登っていると、前から昨日捻挫された女性が降りてこられた。
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伺うと湿布が効いたようでだいぶ腫れや痛みも引いたそうだ。それは良かったですね。
今日は予定通り、白馬三山を縦走し、宿泊地の鑓温泉に向かうとのこと。
お気をつけて! でも大丈夫かな?

登っていると少し霧が晴れてきた。
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途中、ギャ~ギャ~という雷鳥の声らしき鳴き声が聞こえたが姿は見えず。雷鳥さ~ん、出てきてよ~

山頂が見えてきた。
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6:20 白馬岳山頂(標高2932m)
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山頂には既に大勢の登山者が登られていた。

登頂記念の三角点(一等・白馬岳)タッチ。
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これがあの新田次郎氏の小説、「強力伝」に出てくる花崗岩製の方位盤か。
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1人の強力さんが50貫(約187kg)もあるこの方位盤を歩荷したとされる。
20kgのザックでヒーヒー言っている自分が情けない(笑)

一瞬晴れ間が見えていたが、見る見るうちに再びガスが出てきて、剱岳や立山は見えず。
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ガスも晴れそうにないのでそうそうに降りることにする(6:30)
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途中、白馬山荘を開いた松沢貞逸翁のレリーフにも立寄り白馬山荘へ戻る。
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あれがしろぷ~さんがタケコプターと言って怒られた避雷針か(笑)

さて、どうしようか? ルートは3つ。

① 計画通り白馬三山を縦走し、鑓温泉経由で猿倉へ

② 三国境、小蓮華岳を縦走し、白馬大池から栂池

③ 大雪渓をピストンし猿倉へ

①は歩行距離約12km標準コースタイム9時間と昨日以上の長丁場で、前半は昨日見たあの急登や登り返しが待っている。また鑓温泉分岐から先も沢を渡ったり、雪渓歩きがあり、鑓温泉手前の岩場は非常に滑り易く危険らしい。本来ならあの女性のように鑓温泉でもう1泊したいところだが、明日は仕事で今日中に帰らねばならない。
天気も下り坂で午後からはの予報で、幾分ザックが軽くなったとはいえ、昨日あれほど情けない醜態を晒した私が安全に歩ききれる自信が全くない。

②の縦走路は標準コースタイム7時間弱で比較的歩き易いようだが、白馬大池からはロープウェイやゴンドラで栂池に降り、そこからバスかタクシーで猿倉まで戻らねばならず、こちらは時間もお金もかかる。もっとも空身で山頂に行った時点で、この案は既に却下されていたが(笑)

結局、天候と身の程を考え、③の大雪渓ピストンで降りることにする(6:48)
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結局、朝飯は食べておらず、ドーピング剤のみ摂取。これで猿倉まで持つかな?

6:56 杓子岳・鑓ヶ岳分岐
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今回は残念ながら左へ。もっと鍛錬していつかこの先を縦走するぞ!

ウルップソウさん、また来るからね~
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7:04 村営白馬岳頂上宿舎(標高約2730m)
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暑くなってきたので、着ていたカッパを脱ぐ。

ガスで白馬山荘も見えなくなった。
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先行する下山者の方、そんなところで用を足してはいけませんよ!(怒)
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7:28 お花畑通過
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ガレた岩が多いので、浮石を踏まないよう慎重に降りていく。
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この辺りから登山者とチラホラすれ違い始める。早いっすね~

8:00 避難小屋(標高約2400m)
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8:04 小雪渓(標高約2380m)
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下りは特に慎重に。実は面倒がってノーアイゼンだったので、めちゃくちゃ怖かった。
良い子のみなさんはマネしないように(笑)

振り返ると小休止されていた団体さんが登っていく。
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大雪渓が見えてきた。
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8:30 大雪渓終点(標高約2155m)
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昨日は4時間以上かかったこの区間も、下りは1時間42分。

小休止しながらアイゼンを履いていると、昨日小屋で談笑した年配の女性のグループがおられた。
彼女たちは大雪渓を降りて、八方でもう1泊されるそうだ。

ガスの中、登山者たちが黙々と登ってくる。
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大雪渓の下りは足取りも軽く、1時間ほどでクレバス迂回箇所へ(9:49)
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登山者がなかなか途切れず、5分近く待たされる。
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白馬尻小屋が見えてきた。
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10:20 白馬尻小屋(標高約1550m)
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アイゼンを外して小休止。

猿倉までもうひとがんばり(10:34)
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登りの際は下ばかり見て気付かなかったが、結構お花が咲いていた。
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シモツケソウ(下野草)
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バラ科シモツケソウ属。同定していただいた山ガールの青レンジャーさんによると、白色のモノは珍しいそうです。花言葉は”努力、整然とした愛”。

オオバミゾホオズキ(大葉溝酸漿)
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ゴマノハグサ科ミゾホオズキ属の多年草。

オタカラコウ(雄宝香)
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モミジカラマツ(紅葉唐松)
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カラマツソウに似ているが、葉の形がモミジのように深く切れ込んでいる。

サンカヨウ(山荷葉)
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青紫色の実は食べられるそうで、甘いらしい。

10:57 林道終点(御殿場)(標高約1410m)
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ここからはのんびり歩いていこう。

この時間帯になっても登って来られる方が多い。
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みんな山荘まで行かれるのだろうか? もっとも私より健脚だろうが(笑)

ホタルブクロ(蛍袋)
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キキョウ科ホタルブクロ属の多年草。花言葉は”愛・誠実・忠実”。
これも山ガールの青レンジャーさんからご教授いただきました。ありがとうございます。

稜線付近は厚い雲の中。もう雨が降っているのだろうか?
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11:18 鑓温泉分岐(標高約1312m)
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鑓温泉、行きたかったな~ 今度来る時は是非立ち寄りたい!

11:23 林道分岐(標高約1283m)
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猿倉荘まではもうあとわずか。ここらでも登山者とすれ違う。

11:30 猿倉荘(標高約1240m)
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下りも4時間42分と意外と時間がかかった。標高差1700mを一気に降りてきたので、明日は間違いなく筋肉痛だろう(笑)

猿倉荘のベンチで小休止。
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自分へのご褒美として、登る前から決めていた(笑)
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冷た~い!! なお大雪渓の氷じゃありませんww

駐車場に戻り、汗で濡れたシャツを着替えてから猿倉を後にする。
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猿倉を出た直後から、予報通り雨が降ってきた。みなさん、大丈夫だったのだろうか?
結局今回のハイクで使わなかったモノも多く、純米大吟醸酒(4合瓶)は封も切らず、ただのウエイトになってしまった(笑)

今回天候が下り坂ということもあって、鑓温泉への縦走は諦めたが、例え好天であっても今の私の実力ではかなり無理があったに違いない。
もっと鍛錬して、次回来るときは余裕を持ったスケジュールと荷物をもっと減らして臨んでみたい!

(2日目の全行程) 
6:00白馬山荘~6:20白馬岳山頂(2932m)6:30~6:40白馬山荘6:48~6:56杓子岳・鑓ヶ岳分岐~7:04村営白馬岳頂上宿舎7:12~7:28お花畑~8:00避難小屋~8:04小雪渓~8:30大雪渓終点(小休止)8:45~9:49クレバス回避箇所~10:20白馬尻小屋(小休止)10:34~10:57林道終点(御殿場)~11:18鑓温泉分岐~11:23林道分岐~11:30猿倉荘

標高差1692m 登り 20分 下り 4時間52分

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