武衛山(320m)

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Byよっし~

2013年4月13日(土) 晴れ

続いて向ったのは、大徳山から3kmほど南にある武衛山(ぶえいざん)。
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3月に登った大平山から尾根続きの山で、ブロ友のJH9IRLさんが何度か登られているので、
レポを参考に登ってみよう。

山名は、この地に居館を構えた室町幕府三管領家(斯波・細川・畠山)筆頭の斯波氏が、
代々兵衛督(ひょうえのかみ)、兵衛佐(ひょうえのすけ)(現在の防衛大臣・副大臣)に
任じられ、その唐名(中国名)の”武衛”に因んで武衛家とも呼ばれたことに由来する。
 
登山口のある越前の里・味真野苑に到着(10:45)
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ここは継体天皇や万葉歌人中臣宅守(なかとみのやかもり)ゆかりの地で、
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園内には桜やミズバショウ、ツバキ、ボタンなど植えられている。

味真野神社
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かつてここに男大迹皇子(継体天皇)の御宮があったとされ、祭神として祀られている。
また戦国時代には鞍谷御所があったとされ、境内周囲に土塁や掘が残っている。
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朝倉孝景に名目上の守護(鞍谷公方)として迎えられた斯波義廉(よしかど)・義俊親子が、
ここに屋敷を構えたことからこう呼ばれる。

境内には苔がほじくり返された跡が多数。
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どうやらイノシシくんの仕業で、付近にはイノシシ除けの電線が張り巡らされている。
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継体大王像
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世阿弥の能曲花筐(はながたみ)の一節で、照日の前(てるひのまえ)が男大迹皇子
(をほどのおうじ)と別離する際に渡たされた”花筐”を携え、都で再会を果たす場面。

万葉館の左手をミズバショウ園方面に進んでいく。
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10:58 武衛山登山口(標高約60m)
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山頂までは1950m、標準タイム1時間のハイク。
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写真では落ち葉に埋もれているが、最初の400mは舗装された遊歩道になっており、
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一般の観光客でも手軽に登れる。散策中の4人組の若者たちとすれ違う。

道中には地元の味真野小の児童が作った標識が、50m刻みで設置されている。
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さっきも同じ残り距離の標識があったけど。。。(笑)

11:06 倶利古曽山展望台(標高約122m・残り1550m)
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東屋やベンチが設置されている。

眼下には味真野の街並みが広がる。
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先日訪れた味真野小の一本桜もすっかり葉桜になっていた。
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あれが山頂かな?
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ここから先は未舗装の登山道となる(11:08)
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11:10 霊泉寺コース分岐(標高約122m・残り1450m)
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道が二手に分かれており、右へいくと2の砦、1の砦を経て霊泉寺に至る。

左の3の砦、山頂方面に進む。
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登山道からは雪がいまだ残る部子山(1464m)や銀杏峰(1441m)が望めた。
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11:14 3の砦跡(標高約135m)
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武衛山城は文明年間(1470年頃)に斯波武衛義敏(よしとし)が築城したとされる。

もともと越前、尾張、遠江三ヶ国を含む太守(守護)だった斯波氏だが、室町中期になると
甲斐氏や朝倉氏、織田氏といった重臣(守護代)たちが台頭する、いわゆる”下剋上”となり、
対立が激化。配下だった守護代甲斐氏に対抗すべく、武衛山城が築城された。

また嫡流の義敏と傍系である前述の義廉(よしかど)が家督相続を争って対立するなど、
これらの争いが将軍家や守護、守護代を巻き込んで、後の応仁の乱へと発展する。

沿道の春の花たちはほとんど枯れてしまったようで、僅かにヤマツツジが咲き始めていただけ。
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3の砦を過ぎると平坦で見晴らしの良いヤセ尾根になる。
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南西側の萱谷町の先には、日野山(795m)が大きく聳える。
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11:16 あと1250m地点
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まだ半分以上も残っていて、”もう少しだよ”はおかしくない?!(笑)

11:20 あと1050m地点
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ここでちょうど半分の地点。ということはさっき展望台から見えたピークは・・・

ピークに近づくにつれ、傾斜がキツくなってくる。

11:26 あと800m地点
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あのな~ この坂のどこが”楽しい登り”なんだよ! (怒)
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いかん、いかん、子供相手に怒っては。。。

11:28 あと750m地点
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”らくらくのぼろう”だと? (怒×2)
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こいつら絶対、ワザと書いているに違いない!(笑)

タムシバもすっかりしおれて無残な姿に。
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11:32 余川コース分岐(標高約245m・残り620m)
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やはり騙しピークでした(笑)

左へ行くと麓の余川(よかわ)町に至る。
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そんな細かく刻んで知らせなくても。。。

ここからは再びなだらかな尾根歩きとなる。
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道幅が広いので歩き易い。

11:39 あと350m地点
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うん、うん、こういう的を得た表現はいいよ。なんか俺、口うるさいオッサンだな(笑)
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11:40 あと300m地点
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あれ? 頂上はもうすぐなのに下るの?!
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11:42 あと200m地点
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鞍部の先には、ロープのある急登が出現! Orz
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ロープなしでも登れたが、終盤でのこの試練は鬼ヶ岳にそっくり。

11:46 あと100m地点
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急登を登り終えた先にも、急階段が続く(汗)

11:48 あと50m地点
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はぁはぁ、ほんと、”もうすこし!”だよね。

山頂直下の堀切にかかる土橋を越えて登っていくと、
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11:50 武衛山山頂(標高320m)
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タイムは1時間8分。先客の姿はなかった。

山頂になぜかあった古びた鉄釜。
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情報では四等三角点(武衛山)があるらしいが、もしかしてこの中に?と思って開けてみたが空っぽ。

付近を捜してみたが見つからなかったので、代わりに鉄釜にタッチ(笑)
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後から分かったが、広場の奥を少し入った所にあるそうだ。

数年前まではテレビ中継アンテナが設置されていただけあって、山頂からの眺めが素晴らしい。
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西側には鬼ヶ岳。今日もいっぱい登っているんだろうな。
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文殊山三峯山もわずかながらも頭を覗かせていた。
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東側には先月登った大平山
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部子山銀杏峰の春の訪れはもう少し先。
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麓の余川・蓑脇集落を流れる鞍谷川。
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シートを広げ、山めしタイム。
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今日の山めしはえびピラフと、
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インスタントラーメン
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チョッと食べ過ぎかな?(笑)

食事の匂いに釣られてか、春の使者ギフチョウがやってきた。
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山頂の奥に道が続いている。
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もしかして大平山に続いているのかと行ってみるが、行き止まり。
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やはり、こないだの巡視路しか道がないようだ。

ショウジョウバカマ
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これって、クマ剥ぎ??(怖)
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しばしまったり過ごした後、下山する(12:50)
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階段部分は赤土で滑りやすいのでご注意を。
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青空の下の尾根下りは気持ちがいい。
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13:17 霊泉寺コース分岐(標高約122m)
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すぐ近くの2の砦に寄った後、分岐に引き返す。
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13:21 倶利古曽山展望台(標高約122m)
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下りは遊歩道の周回コースへ。
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味真野苑が見えてきた。
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ミズバショウ園
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平成17年の冬、約5000株あったミズバショウが、イノシシにより壊滅的な被害を受けた。

その後地元企業や味真野地区の人々の努力により、1200株にまで回復した。
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花の盛りを過ぎてしまったのか、巨大なチンゲンサイ状態(笑)
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13:29 武衛山登山口(標高約60m)
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下りは39分。

万葉館(入場無料)に寄ってみる。
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越前味真野に配流された中臣宅守(なかとみのやかもり)が、都に残した妻、
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狭野茅上娘子(さののちがみのおとめ)と交わした情熱的な相聞歌が展示されている。

「あぢま野に 宿れる君が 帰り来む 時の迎へを いつとか待たむ」

(味真野に宿っているあなたが、お帰りになるときにお迎えするのを、
いつのことと思って待てばいいのでしょうか。)

解説によると、宅守が越前に配流されたのは、朝廷の女官だった狭野茅上娘子を娶ったことが
聖武天皇の逆鱗に触れたからという説もあるそうだ。
もしかして天皇も彼女を狙っていたのかも?(笑)


武衛山(320m)
標高差260m
登り 1時間8分、下り 39分、TOTAL 2時間55分


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Comments 2

-  

反対側の五皇神社に下りるルートも面白いですよ。道が分かり辛くてw

2017/09/02 (Sat) 17:35 | EDIT | REPLY |   

よっし~  

Re: タイトルなし

> 反対側の五皇神社に下りるルートも面白いですよ。道が分かり辛くてw

そんな裏ルートがあるんですね。
知りませんでした。
でも遠慮しておきます(笑)

2017/09/02 (Sat) 21:46 | EDIT | REPLY |   

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