大徳山(326m)前編

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Byよっし~

2013年4月13日(土) 晴れ

このところ肌寒く冬に戻ったような天気が続いたが、今週末は春の陽気が戻ってくる予報。
今日もしっかり山歩きしましょう!

今日のハイクは旧今立町(越前市)にある大徳山(だいとくやま)。
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以前から気になっていた里山で、NeNe隊長から次なるミッションが下りそうな山かも?と思っていた矢先、前日隊長に先を越されてしまった(笑)

NeNe隊長の先発隊ハイクの様子はコチラ
http://blog.goo.ne.jp/myaeko/e/a78622e9b0762b87aed0d0cd3c5e2fc4

隊長のレポを参考に後発隊として出動しましょうか。追加ミッションも下ったことだし(笑)
養老3(719)年、”越の大徳”こと泰澄大師がこの山を開き、神仏習合の大滝児大権現と称した大滝寺を建立。その功を偲んで、いつしか大徳山と呼ばれるようになったとされ、地元の方から親しみを込めて”お峰さん”とも呼ばれる。

一の鳥居(大門)
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道路の真ん中に立っており、脇を抜けることもできる。

この鳥居、五箇地区の紙漉きを舞台にして昨年(2012年5月)公開された
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映画ヘソモリ(HESOMORI)のロケ地にもなった。

鳥居横にある社碑は、1940(昭和15)年に神社の式年大祭と皇紀二千六百年を記念して、
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日本画の大家、横山大観が寄進したそうだ。

大瀧(大滝)神社、岡太神社に続く大門通り。
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中部北陸自然歩道の”和紙の里を訪ねる道”にも指定されている。

この地区にある定友、新在家、岩本、大滝、不老(おいず)の5つの集落は”岡本五箇”と呼ばれ、和紙発祥の地として古くから和紙の生産が盛んなことで有名。

大瀧神社・岡太(おかもと)神社
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二の鳥居を見ながら、右手に進んでいく。

8:08 大瀧神社・岡太神社(大滝登山口)駐車場(標高約60m)
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スペースは10台ほど。2台ほど駐車していたが、どうやら登山者じゃないようだ。

岡太神社はこの地に和紙の製造方法を伝えたとされる紙祖神、川上御前を祀っている。
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説明によると、

男大迹皇子(をほどのおうじ)、後の継体天皇が越前に居られた頃、1人の美しい女性が現れ、

「この郷田畝少なく将来農業をもって子孫を養うこと難かるべけれど、将来製紙をもって子孫の業(なりわい)とせよ」
(この地は田畑が少ないので生活が苦しいでしょう。幸いに清らかな水と木々に恵まれているので、これからは紙を漉いて生活をたてるがよい。)

と話して紙漉きの秘法を伝授すると、川の上流へと消えた。
村人は川上御前と呼んで敬い、社を建て紙祖神として祀り今日に至る。

う、美しい女性ですね。。。(笑)
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この川上御前、古事記や日本書紀に登場する水波能売命(弥都波能売神・みづはのめ)という説や、大陸から最新の製紙技術を持って渡来した帰化人という説がある。
川上御前のおかげで、五箇は紙漉きの一大産地となり、楮(こうぞ)だけでつくる越前生漉奉書(えちぜんきずきほうしょ)は最高級の和紙として賞状や版画などに使われている。

ハイク前に神社に参拝。ハイクの無事を祈願する。
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大瀧神社は泰澄大師開山の大滝寺が、明治時代に神仏分離令によって大瀧神社に改称された。

境内には立派な石灯篭が並んでいる。
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なんか慌しい様子だが、祭礼でもあるのかな?
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伺ったところ、今日この神社で結婚式があるそうだ。お幸せに。

それしても重厚で立派な入母屋の唐破風(からはふ)だな。
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8:20 大徳山大滝登山口(標高約65m)
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お峰(大徳山)登山道MAP ※クリックすると拡大します。
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大徳山には大滝コースの他にも、岩本コース、新在家コース、岡本コース(お白山参道)、青山(轟井)コースなどがある。

まずは舗装された道を登っていく。
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桜も葉が目立つようになってきた。

100mほど進むと未舗装路に変わる。
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8:22 山伏岩の跡
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かつては女人の入山は固く禁じられており、密入者も非常に多かったので、これを厳重に取り締まるため、参道入口の大岩に毎日数人の山伏が見張り、検問にあたっていたとされる。
なお現在は道が拡張されたため、一部しか残っていない。
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隊長、時代が変わって良かったですね(笑)

山伏岩跡を過ぎると、林道のように幅の広い階段となる。
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幅が広いので歩き易いが、なにげに傾斜が足に堪える。

途中ベンチが置いてある箇所も。
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8:31 神馬・神くらの化石跡
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奥の院は神聖な山であったので、神代の時代から神様がいつもここに立ち、山や村里を守っておられたので、いつの間にか、その神馬が化石になってしまったという伝説が残る。

以前はその面影が残っていたそうだが、現在は石が砕け落ちて一部しか残っていない。
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8:32 展望台
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眼下には五箇の街並みが広がる。
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8:34 中道鳥居(標高約170m)
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登山口から奥の院までのほぼ中間点になる。

鳥居を過ぎると少し緩やかになり、両脇にはアベマキの大木が目立ち始める。
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8:39 神馬の足跡
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神代の時代に大徳山をめぐって神あらそいがあったとき、日野山頂より神が馬にまたがり飛来された際の神馬の足跡と伝えられている。

8:41 ゼンマイ桜分岐(標高約240m)
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参道は右手に続いているが、そんなに遠くないので寄ってみる。
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ヤマエンゴサク
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枯れてしまったのか、ここまで花らしい花がなかったが、ようやくこの辺りで対面。

8:44 大瀧神社のゼンマイ桜
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樹高約23m、目通り約4.8mのエドヒガンで、県の天然記念物に指定されている。ゼンマイが伸びる頃に満開になるため、こう呼ばれるようになった。やや葉桜気味だったが、花が見れて良かった。

8:53 み火たき所の跡
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古来より神聖な火が焚かれてきた場所とされ、現在は神服や御札などを焼く場所だそうだ。
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イカリソウ
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こんなに群生しているイカリソウを見るのは初めて。

文殊山や奥越の山では白いモノがほとんどだが、ここでは紫色ばかりだった。
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8:56 十善寺の跡
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トイレがある辺りのようで、奥の院の中核をなす寺だったそうだ。
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奥の院が見えてきた。
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8:58 大瀧神社・岡太神社奥の院(標高約290m)
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タイムは38分。登山口近くの看板には標準タイムは20分とあったが。。。(汗)

一見休憩用の東屋みたいな奥の院拝殿(割拝殿)。
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笏谷石の石段を登った先にあるのが、大瀧神社奥の院本殿。
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その右が奥の院岡太神社本殿で、
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左が八幡社。
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無事登らせていただいた御礼参りをする。

石段を降りる際に、危うく滑り落ちそうなるが事無きを得る。
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御礼参りしたおかげかな?(笑)

観音堂跡にあるロープで囲った区画。
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第39回式年大祭・御開帳記念に植樹された檜のようだ。

拝殿に弐の杉の矢印があったので、進んでみる(9:02)
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奥の院から1分ほど進んでいくと、道が2つに分岐。
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標識がなかったが、真っ直ぐ行く方は下っていたので、左へ。
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後ほど分かったが、直進すると北麓の轟井(とどろい)町の月尾神社に下るコース(青山コース)で、弐の杉はそちらへ少し下ったところにあるようだ。ま、いいか(笑)

ブナの若葉が目に眩しい。
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長い間神が宿る山として木々の伐採が制限されてきたので、300mにも満たない低山だがこのような原生林が残っている。

大徳山には室町から戦国時代にかけて山城が築かれていたこともあって、堀切が随所に見受けられる。
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9:08 白山遥拝所跡
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大徳山で最も神聖な場所とされ、修験者たちは毎日白山を遙拝し修行に励んだとされるが、
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現在はご覧のように木々が茂って見えない。

堀切の斜面は急傾斜で滑り易く、誰かが滑った跡も。もしかして隊長?(笑)
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前方が開け、大きな杉の木が見えてきた。
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長くなったので、後編に続く・・・

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Comments 2

NeNe  

おはようございます。
この頃の女は 女人禁制の場所にズカズカ入ってすみませんね~。
隊長は奥の院の左手から進んだので その滑った跡は違うと思うけど。何しろ隊長 下半身が丈夫でめったに転びません。
って、いつから私は隊長?   後半に続く・・・

2013/04/14 (Sun) 07:17 | EDIT | REPLY |   

よっし~  

Re: タイトルなし

おはようございます。

やはり奥の院から直登されたんですね。多分違うとは思いましたが。
白山遥拝所跡経由は分岐が2か所ほどある割には標識がなく、一瞬迷いそうになりました。

私の靴は安物のせいか、ソールのトレッドが滑り易いようで、いつも赤土路面では難儀しています。そろそろビブラムソールの靴に替えようかな?

>って、いつから私は隊長?

ふくい里山探検隊(仮称)の隊長はNeNeさんか、よっさんしかいませんよ(笑)


2013/04/14 (Sun) 11:04 | EDIT | REPLY |   

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