白山(2702m)後編

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Byよっし~

2011年7月12日(火)

ようやく白山の頂上部分が見えてきた。雪渓もまだあんなに残っている。

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黒ボコ岩を過ぎると【十二曲り】の急登がウソのように、緩やかな高原部となり、
熊笹の生い茂る中、木道が伸びている。
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この一帯は【弥陀ヶ原】と呼ばれ、今回楽しみにしていた風景のひとつ。

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弥陀ヶ原の終点付近で、南竜ヶ馬場から続く【エコーライン】とも合流する。

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なだらかな弥陀ヶ原が終わると、室堂までの最後の試練【五葉坂】(ごようざか)が待っている。

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ごつごつした大きな岩が敷き詰めらていて、意外と歩き難い。

坂の途中で、登ってきた弥陀ヶ原方面を見る。
右側の白い線が歩いてきた木道。左側が南竜から合流するエコーライン。
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弥陀ヶ原で一旦気が緩んだせいもあるのか、【十二曲がり】以上にしんどい。
む、室堂はまだかー
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次第に前方に建物が見えてきた。もうすぐ室堂のようだ。
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10:22 白山室堂(標高2450m)到着
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ここまでの登りタイムは休憩時間も含めて3時間33分
標準コースタイム4時間(休憩含まない)よりは30分も短く、初めてにしてはまずまずなのだが、
後半はバテバテ感が露呈し、かなり失速した。

メインのビジターセンターでは、白山のいろんな情報を得ることができ、売店や食堂などもある。
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こちらは季節限定営業の白山山頂郵便局。この日はまだ期間前で閉まっていた。
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ホールにはたくさんのリュックが置いてある。どうやらここにデポして、頂上へ向かっているのだろう。
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センターの散策はのちほどにして、外へ。
センター内を抜けると、白山神社奥宮とその先に聳える頂上(御前峰)。
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ベンチやテーブルがあるので、ここでしばらく小休止。

室堂には収容人員750名という、日本で2番目に大きな宿泊施設がある。
アルバイトの人たちが、屋根の上で毛布の虫干しだろうか、慌しく働いていた。
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こちらは白山神社奥宮祈祷殿。山開き期間中は神主さんや巫女さんが常駐している。
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無事登って来れたことへの感謝と下山の無事を祈願すべく参拝。

10:40 頂上へ向けて出発。
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山頂で祝杯をあげたいので、リュックはデポせず背負っていく。

奥宮の裏手あたりには、ミヤマクロユリが咲き誇っていた。
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このクロユリは石川県の県花でもある。

室堂から頂上までは、1.1km、標高差にして250mほど。
30~40分ほどあれば辿りつけるのだが、最後のこの登坂は本当にキツかった。

10:53 青石
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現世と黄泉の国との境とされ、この石までが人間界、この石から先が天上界とされるらしい。
10分ほどしか歩いていないが、ここで小休止。

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春先でも青石から下の室堂が積雪数mあるときでも、この青石から先は雪がないことが多いそうだ。
青石にはお釈迦様が彫られている。

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へろへろになって進んでいくと、なんかやたらハエが多い。

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なんだろうと思っていると、登山道の脇に見事な形のウ●チ。
一瞬熊?とも思ったが、形状からして、どうも人間のモノのようで、
誰かここで【雉(きじ)打ち】したようだ。
【雉打ち】とは登山の隠語で、山中で用を足すことを意味する。
草むらから頭だけ出して用を足す様が、まるで雉のようという語源らしい。
たぶんご来光を見ようと登った方がガマンできなくてされたんだろうが、
よりよって登山道上でしなくても・・・

11:03 高天原
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たまらずここでも小休止。
山頂の天気は変わりやすく、ガスってきて、あっという間に山頂や室堂が見えなくなる。
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だが回復も早く、休憩していると次第にガスがとれてきた。
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よし、今のうちに登らねば・・・

石垣と祠が見えてきた。
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頂上についた達成感に浸る前に、まずは参拝。

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白山神社奥宮
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あれが頂上か!?
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11:26 白山頂上(御前峰)(標高2702m)
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念願の白山登頂に無事成功!

一等三角点と立派な石の標識がある。
室堂から46分かかったが、シャリバテ気味で、登りの中で一番苦しかった。

通常白山と呼んでいるが、厳密には白山という山は存在せず、今いる御前峰(ごぜんがみね)(2702m)、
大汝峰(おおなんじみね)(2684m)と剣ヶ峰(けんがみね)(2677m)の三峰からなる。

こちらが剣ヶ峰(けんがみね)(2677m)
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こちらは大汝峰(おおなんじみね)(2684m)
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下に広がるのは、右が【紺屋ヶ池】(こんやがいけ)、左が【油ヶ池】(あぶらがいけ)。
これは旧火口に雨水がたまってできた火山性の湖沼で、大小合わせて7つほどあるそうだ。

これらの池を散策する【お池巡り】もあるが、今回は初めてでしかもこの後
日帰りで下山しないといけないので、パス。
次回のお楽しみにしよう。

先程登ってきた室堂があんなに下に見える。
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室堂でグッとガマンした祝杯をあげる。
かんぱい~
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う、美味い!
保冷ケースに入れていなかったので、少しぬるくなっていたが、そ
れでも山頂でいただく一杯はまさに至極の味。

昼食は室堂に戻ってからとるつもりだが、先ほどシャリバテしたので、菓子パンで栄養補給。
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晴れていると、雲海に浮かぶ御嶽山、乗鞍岳、穂高、槍ヶ岳といった3000m級の山々が望めるのだが、
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あいにくの空模様でまったく見えず。
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室堂方面がまたガスってきたので、下山することに。
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下りは25分だった。ウ○チもそのままだった(笑)
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お腹も空いたので、早速お昼ごはんの用意。
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室堂は2450mの高所にもかかわらず、水場が完備。
無料で利用できるのがうれしい。
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今日のメニューはスパゲッティミートソース。
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レトルトソースを暖め、茹で上がり4分の早茹でパスタを茹でて出来上がり。
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食後はコーヒーでまったりタイム。
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一緒になった鳥取から来られた2人組の方たちは、片方がマイペースで
片方がそれに翻弄されるといった感じで、その掛け合いはなんか漫才をみているようで面白かった。

再びビジターセンター内を散策。
こんな山の上でも、お菓子やカップ麺が購入できる。
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こちらは飲み物類。
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缶ビール350mlが500円、ペットボトル各種が350円と、ほぼ地上の倍。
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運搬費・冷やし代を考えると致し方ない。

携帯の充電コーナー。白山は頂上を含め、室堂付近でも携帯が通話可能(docomoの場合)。
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こちらが宿泊施設内部。この日はかなり空いているようだったが、
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7月の三連休時などは満員となり、布団1枚で2人から3人と芋の子を洗う状態での一夜となるらしい。

隣では新たな宿泊施設らしき建物を建設中だった。
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名残惜しいが、そろそろ下山することに。

13:28 下山開始
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下りも6kmという長丁場。焦らずゆっくり降りていこう。
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帰りは観光新道から帰ろうかなと思っていたのだが、気付かず黒ボコ岩を通過してしまった。
十二曲りを慎重に下っていく。途中すれ違う登山客、時間からして室堂で一泊する方たちのようだ。

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14:16 南竜分岐(標高2100m)
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14:33 甚之助避難小屋(標高1975m)
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ここで出会った初老で単独行の男性。
「下りですか?」とたずねると『登りだ』という。
軽装備だったので、「室堂泊まりですか?」と問い返すと、
『日帰りです』との返答。
えっ 今から日帰りですか?
時刻は14時半を回っており、よほどの健脚の方でないと厳しいと思うんですが・・・

元高飯場下の雪渓にさしかかる。

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登山時は雪渓を避けて登山道の端を歩いたのだが、前を歩いていた方が雪渓の上を歩いていく。
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なんだ!この上歩けたんだ。

私の重さで踏む抜かないか心配だったが、どうやら大丈夫のよう(笑)
でも途中で滑って転びそうになる。
少しとはいえ、雪渓歩きは慎重に。

15:03 別当覗(標高1780m)
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ここでも登ってくる方と遭遇。
フレーム付の大きなザックに、発泡スチロールの大箱を2つもくくりつけている。
伺うと今日は南竜ヶ馬場でテン泊だそうで、箱の中身は全て缶ビール。
仲間の分も含めて20本以上あるらしく、ジャンケンで負けて背負う羽目になったそうだ。
ご愁傷さまです(笑)

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中飯場近くで工事の方々が追い抜いていった。
彼らは車が停めてある工事用道路の方へ消えていく。
乗せていってくれないよね?(笑)

15:31 中飯場(標高1550m)
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またしても小休止。30分置きぐらいに休まないと膝が悲鳴を上げる。
ここでご一緒になったご夫婦。
「私たち遅いから抜いていって下さいね」と言われたが、
抜くどころか全く見えなくなってしまった。
どこが遅いんですかー(笑)

一方通行分岐に差し掛かる。
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こちらのルートは随分巻いており、遠回りとなっている。
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沢の向こう側の斜面には巨大な岩。
あれが上から崩れてきたんだろうか?
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吊橋を渡り、
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16:13 別当出合登山口(標高1260m)
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下りは2時間45分。標準コースタイムとほぼ同じで、やはり私は下りが苦手なようだ。
朝から行動時間、約10時間という長丁場が終了。
やはり日帰り登山は結構ハードだった。
無事に終えられたのも、これまでも鍛錬の成果があったからかも。
次はテン泊で登ろう!

汗びっしょりなので、ひとっ風呂浴びてさっぱりしたい。
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総湯は定休日だったので、近くの白山展望の湯で立ち寄り入浴後、帰宅する。

白山(2702m)(砂防新道コース)
標高差1442m
登り 4時間19分、下り 3時間10分、TOTAL 9時間36分

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