2012年8月18日(土) 晴れのち曇り一時雷雨

1年越しの御前峰登頂を果たし後、室堂に戻って30分ほどまったり過ごす。
さて、テントをデポしてある南竜に戻って、下山するか。
登りはエコーラインだったので、下りは展望歩道(3.1km)にしよう。
IMG_2983.jpg
展望歩道へは室堂の山小屋の脇を抜けていき、最初は平瀬道を歩いていく。
IMG_2985.jpg
室堂を出発(10:17)した頃から、ポツポツと雨が落ち始めてきた。
カッパをテントに置いてきてしまったので、室堂に戻って雨宿りしようかとも思ったが、まだそれほど激しくないので、そのまま進むことに。
IMG_2986.jpg

10:28 平瀬道分岐(南竜まで2.6km)
IMG_2987.jpg
ここで平瀬道に別れを告げ、展望歩道へ。

しばらくはハイマツの茂る賽の河原を、なだらかに下っていく。
IMG_2989.jpg

ハイマツ帯を過ぎると、登山道は岐阜県側が鋭く落ち込んだ稜線上となる。
IMG_2990.jpg
ガスで視界が悪く、ヤセ尾根の箇所もいくつかあるので、慎重に下っていく。

次第に足元もゴツゴツした岩場が目立つようになる。
IMG_2992.jpg
このルートは利用者が少ないようで、途中2名しかすれ違わなかった。

岩場を過ぎると、身の丈程の潅木の中へと続いていく。
IMG_2993.jpg
遭いたくないヤツに出くわしそうで怖いな・・・

なんか見えてきた。
IMG_2994.jpg

10:56 アルプス展望台(南竜まで1.4km)
IMG_2995.jpg
ここで小休止する。

その名の通り、晴れていれば穂高連峰や乗鞍岳といた北アルプスの山々が望めるのだが、
IMG_2999.jpg
この日はご覧のありさま。遠くではあったが、雷がゴロゴロ鳴っていたので、早々に後にする。

展望台から先は、再び潅木の中を下っていく。
IMG_3000.jpg

11:11 柳谷(南竜まで1.0km)
IMG_3002.jpg

潅木の林を抜けると、急に視界が開け、谷筋に出る。
IMG_3003.jpg
この辺りではもう雨も上がっていた。

ようやく前方に南竜のテント場が見えてきた。
IMG_3005.jpg
別山方面は厚い雲に覆われ、時折雷鳴が轟いていた。

最後は長い木道を下っていき、
IMG_3006.jpg

11:33 南竜ヶ馬場(標高2070m)
IMG_3007.jpg
室堂からの下りは1時間16分。

テントに戻ると、隣のテントの方は既に出発されていた。
IMG_3008.jpg

またポツポツ雨が落ち始めたので、テント内で残り物の昼食を済ませる。
IMG_3011.jpg
外ではまだ雷が鳴っていたが、読書をしながらしばしやり過ごす。

1時間ほどすると、雨音が消え、外が明るくなってきたので出てみると、
IMG_3013.jpg
すっきりと晴れ上がっていた。さぁ今のうちにテントを撤収して、下山しよう。

荷物を炊事棟に移動し、撤収作業をしていると、隣から
「キンキンに冷えたビール、いかがっすかー!?」
と声がかかる。
それ、反則だよ~(笑)
う~ん、飲みたいけど、これから下山だし・・・昨日だったら間違いなく買っていたのに(涙)
IMG_3016.jpg
シーズン中は土日限定で売店が臨時営業。売り子の学生さんは、今朝40kgの重荷をボッカして登ってこられたそうだ。40kgですか!?すげぇー!

荷物を詰め終え、野営場を後にする(13:05)。
IMG_3017.jpg
お世話になりました。

食材やアルコールがお腹に消えたので、幾分ザックは軽くなったが、慎重に降りていこう。
IMG_3018.jpg

13:24 エコーライン分岐(別当出合まで4.4km)
IMG_3020.jpg

13:39 南竜分岐(標高2100m)(別当出合まで4.0km)
IMG_3022.jpg
小休止しようかとも思ったが、混雑していたので甚之助まで行くことにする。

分岐から下っていると、
「あれ、●●●の人だ」
と私の会社の社名が耳に入ってきた。うん?だれか居るのか?!
前方を見ると、よくお会いする近くの会社の方で、会社の山仲間の方たちと登って来られたそうだ。
こんにちは。いや~、こんなところでお会いするとは。

13:55 甚之助避難小屋(標高1975m)(別当出合まで3.5km)
IMG_3023.jpg
14時近いというのに、小屋前には大勢の登山者グループ。まだこんなところだと、室堂到着は16時を回るはず。いくら山小屋泊まりとはいえ、もう少し早い到着で、計画されたらいいのに・・・

甚之助を過ぎても、すれ違う登山者にしばしば遭遇。
中には「室堂まであとどれぐらいかかりますか?」と尋ねてこられたグループも。
初めて白山に登るのに、この時間帯で登ってこられるのはチョッと無謀かも。

別当覗の手前辺りから、三度雨が落ち始めてきた。
IMG_3024.jpg

登山道の脇でカッパを着込んでいたら、瞬く間に激しい雨に変わる。
IMG_3026.jpg
しかもがピカっと光ると同時に、ドドーンという雷鳴が耳を劈き、空気の振動が肌に伝わってくる。
200mほど先の別当谷付近に落ちているようで、この先は見晴らしの良い尾根筋になるので、この状態で進むのはまさに自殺行為
幸いにもここはまだ広葉樹の林間なので、ここでじっとしてやり過ごすことにする。
先ほどお会いした方々は大丈夫だろうか?

後日伺ったところ、やはり南竜分岐から半分ぐらい行ったところでこの雷雨に遭遇。しばらく立ち往生されたそうだ。
南竜分岐から黒ボコ岩までは森林限界点を超えた山肌なので、雨宿りはおろか身を隠す場所もほとんどなく、登山道上に多くの登山者がうずくまって雷雨をやり過ごしたそうだ。怖かっただろうな。

雷雨は一層激しさを増し、登山道はみるみるうちにご覧のように沢状態
IMG_3027.jpg
パチパチ、(痛てぇ! なんだ?)
IMG_3029.jpg

ひ、雹だ!

8月の雹に驚きながらも、激しい寒暖の差により大気が極めて不安定な状態になっているのだろうと冷静に分析。

後続の下山者が降りてこられ、「今この先に行くのは危ない」と伝え、この場所に留まることを勧める。
その後も一緒に雷除けされる方の数が増え、総勢10名近くになる。

雷雨で足止めされて20分ほど経過。雨足がやや弱くなり、雷鳴もやや遠くなってきた。
まだ若干心配だが、17時までに別当出合に着かないと最終シャトルバスに乗り遅れてしまう。
みんな誰が先陣を切るのか顔色を伺っているかのようで、じっとしたまま。
ここは留まることを勧めた私が先陣を切るしかないだろう。

「もうおそらく大丈夫でしょう。先に行きます。」
みなさん、心の中はダチ●ウ倶楽部のように、「どうぞ、どうぞ」と言っているのかも(笑)

15:01 別当覗(標高1750m)(別当出合まで2.6km)
IMG_3030.jpg
先ほどこの辺にいたら、危なかったかも。

15:27 中飯場(標高1550m)(別当出合まで1.5km)
IMG_3032.jpg
ここまでくれば、バスにも全然間に合う。緊張で乾いた喉を潤す。

ホッとして緊張が緩んだせいなのか、最後の区間は疲労がドッと足にくる。
IMG_3034.jpg

16:09 別当出合センター(標高1260m)
IMG_3035.jpg
下りは足止めもあり、3時間4分。シャトルバスに乗って、車のある市ノ瀬へ戻り、帰宅の途についた。

2日間とも雨に祟られた感はあるが、1年越しの御前峰登頂も果たし、無事下山することができ大満足の山行だった。また改めて山の怖さを思い知らされたのも、いい経験となった。

(室堂~展望歩道~南竜ヶ馬場~南竜道~砂防新道)
下り 4時間20分、TOTAL 6時間30分

☆☆☆ランキング参加中です。☆☆☆


にほんブログ村 アウトドアブログ 登山へ
にほんブログ村
応援のポチッ、お願いします。

↓こちらもポチっとよろしくお願いします。
関連記事
スポンサーサイト
Secret

TrackBackURL
→http://yotayotayoshi.blog.fc2.com/tb.php/149-bb038862