2012年7月27日(金) 晴れ

いや~、今年の夏は暑い!

梅雨明けから、雨らしい雨が少なく、猛暑日もしくは真夏日が続く福井。
低山ハイクは猛暑との闘いになるので、この時期は涼しい高山ハイクがふさわしい。

ということで、今回のハイクは、白山連峰の南端、三ノ峰(2128m)に決定!
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福井県に登山口のある最高峰の山だが、山頂は福井県でなく、石川・岐阜県にまたがっている。
なお福井県の最高地点は、以前は「打波ノ頭」と呼ばれた、越前三ノ峰(2095m)。
元来は越前・加賀・飛騨の三国の境であることから、三峰と呼ばれたようだが、
岐阜県石徹白(いとしろ)から続く美濃禅定道にあたり、一ノ峰(1839m)、
二ノ峰(1962m)に続く峰として、三ノ峰と呼ばれるようになったとも謂われる。
ちなみに石徹白地区は昭和33(1958)年までは福井県だったが、
経済上の繋がりの大きかった岐阜県に編入された。

昨年から登りたい山だったが、昨年は土砂崩れによる通行止めが続き、断念。
また本当は先週の日曜日に登る予定だったが、大雨警報が発令中の荒天で、やむなく中止となった。
標高差が1180mと、別当出合から室堂まで登るのとほぼ同じで、距離も5.2kmと約1km短かい。
今年初めての白山は大バテで、室堂止まりというふがいない結果だったが、これならなんとかなるかも。

うん?ちょっと待てよ?

標高差が同じで距離が短いということは、つまり急登が待っているということか・・・
まぁ、深く考えず、行けるところまで行ってみましょう(笑)

高山ハイクは早出に限るが、朝寝坊が心配なので、前夜11時に自宅を出発。
R158で荒島岳山麓の勝原まで走り、そこから県道173に入り、登山口のある上小池を目指す。

県道173は2車線の部分もあるが、大半は1~1.5車線の隘路が続く。
右手は打波川のV字渓谷となっているが、ガードレールが設置されている箇所は少なく、
しかも街灯のたぐいも全くなし。
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スピードを抑えて、漆黒の闇の中を進んでいく。

駐車場に到着(2:10)するが、他の車は全くなし。
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フロントガラスから見える満天の星座に見惚れながら、明け方までここで仮眠する。

5:50 起床
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到着時は真暗で分からなかったが、ここは下小池駐車場で、登山口のある上小池駐車場はまだ2kmほど先のようだ(笑)

6:00 上小池駐車場(標高927m)
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駐車場には先客の車が4台。車内には誰もおらず、みんなもう出発されたようだ。

車内で簡単に朝ご飯を済ませる。おっと、ドーピング剤も忘れずに。
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おこぼれに与りたいのか、幼鳥のカラスくんが近づいてきた。
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ゴメンね。これは君には無理かも(笑)

駐車場から登山口までは1kmほどある。
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入山者カウンターを通って、出発(6:15)
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登っていくのかと思いきや、下っていく。
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ということは、その分また登るんだよな(汗)

2分ほどで、目の前に巨木が現れる。
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樹高約19m、幹回り約5.7mの大栗ノ木で、樹齢は約320年だそうだ。

5分ほど下っていくと、林道に合流。
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ここは刈込池石段コースとの分岐点でもある。
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刈込池には白山開山の祖、泰澄大師がこの地に巣食う悪蛇千匹を刈り込んで封じたという伝説がある。

ここから打波川沿いに、林道を登っていく。
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V字形の渓谷を形成する打波川の対岸には、巨大な岩壁が続く。
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説明板によると、約6700万年前の火山活動で形成された飛騨片麻岩や面谷竜紋岩から成り、
刈込池の上にそびえる願教寺山(1690m)が大崩落し、岩屑なだれが発生。
打波川を埋め尽くし、幅ヶ平(はばがだいら)を形成し、その後の浸食作用で削られて出来たそうだ。

6:32 三ノ峰登山口(標高948m)
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刈込池へと続く林道とここで別れ、登山道へ。最初は比較的緩やかに登っていく。

6:46 遭難碑
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銘文によると、昭和36(1961)年8月19日、この地を襲った北美濃地震(M7.0)により、
下山中だった日大ワンゲル部の学生が犠牲になられたそうだ。合掌。

6:50 山腰屋敷跡(標高1100m)
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広場になっており、以前はベンチやテーブルが設置されていたようだが、
冬場の5mを越す積雪のせいだろうか、ことごとく潰されて朽ちていた。

ドーピングの効果が持続しているのか、ここでは軽く息を整えるだけで先へ進む。
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だが、ここから徐々に急登になり始め、息が上がってくる。
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ヒーヒー、しんどい。

前方が明るくなってきた。そろそろ六本檜か?
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でも登っていくと、その先にまだ急登が続いている。Orz
その後も何回か騙され?続ける。
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ま、まだかー!
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花を愛でるという言い訳が増える(笑)

ようやく前方に大きな木が見えてきた。
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8:08 六本檜(標高1422m)
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登山口から1時間36分。標準タイム(1時間40分)だが、すっかりバテバテでたまらず座り込む。

福井-石川県境の稜線で、ようやく前方に三ノ峰や別山が姿を現す。
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まだあんなに登るの?!Orz

眼下には打波川の渓谷が続き、その先には百名山の荒島岳(1523m)がそびえる。
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また六本檜から尾根沿いを三ノ峰と逆方向に進んでいくと、杉峠を経て赤兎山(1629m)へと続く。
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ただ杉峠までの稜線は、登山者が極めて少ないせいか、かなりの藪漕ぎを強いられるらしい。

夏山の使者アキアカネが、そこかしこに飛んでいた。
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なかなか息が整わず、20分近く休憩してしまった(8:27)
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六本檜から先は稜線歩きとなり、植生もブナ林から潅木類へと変わる。
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そのせいか、容赦なく日差しが降り注ぎ、滝のような汗が止まらない。
標高1400mを超えているが、気温も25℃近くありそう。あぢぃよ~

立ち止まる回数が増え、道中にあったベンチでもへたれこむ。
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引き返そうか? いや、とりあえず剣ヶ岩までは・・・

進むにつれ、どんどん勾配がきつくなってくる。
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この辺りでは100mほど歩いては止まり、歩いては止まりを繰り返す。

前方に巨大な岩塊が見えてきた。どうやらアレが剣ヶ岩(けんがいわ)みたいだ。
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伝説では、泰澄大師が刈込池に封じた悪蛇が復活しないようにと、この岩に剣を刺したとされる。
朝日が登ると剣ヶ岩の影が池面に映り、鉄(くろがね)を嫌う悪蛇たちは池から出られないそうだ。

10:00 剣ヶ岩(標高1671m)
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登山開始から既に3時間28分。六本檜から通常なら1時間程度の行程を1時間半もかかってしまう。

登山道が若干広くなったところに、解説板が設置されている。
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たまらず解説板をベンチ代わりにして、座り込む。はぁー、はぁー、キツい・・・

ここまでで行程の約2/3を登ってきたことになるが、山頂はまだあんな上。
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ヘタリこんでいると、単独行の下山者が降りてこられた。早っ、もう下山ですか??
なんでも昨日、市ノ瀬からチブリ尾根経由で別山に登り、昨晩は三ノ峰避難小屋に宿泊。
今日は六本檜から杉峠を経て、市ノ瀬へ戻るコースをとられるそうだ。
この方のコース、2日間トータルで30km超。すげぇー

この方に、この先の道程を尋ねると、頂上までまだ500m近く登らねばならず、
ここから先はかなりの急登になり、特に山頂手前は一段とキツい坂だとのこと。

(ポキっ!)

折れました。またしてもが折れてしまいました。 Orz
最近、折れ癖が付いてきてしまったかも(爆)

今日のペースだと、頂上まであと2時間でもどうかという感じ。
私の疲労具合を見た単独行の方も、「無理をなさらずに。」と声を掛けてくれた。
ご忠告ありがとうございます。

ヘタレな自分が悔しいが、無理して登って問題が起こるより、今日はここまでとしよう。
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絶景を眺めたり、山めしを楽しんだりする、ゆるゆる山行が私のスタイルですから(笑)

チョッと早いが、ここで昼飯とする。
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今日の山めしは、すき焼き春雨
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詳しくは山めしにて。

食後のコーヒーを楽しみながら、まったりタイム。
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ほとんどのトンボがすぐに飛び去るのだが、このトンボくんだけは終始、ガンを飛ばしていた(笑)
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体力が復活したので、下山することに(11:15)。
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登頂は次回のお楽しみに。
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11:53 六本檜(標高1422m)
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登りは1時間33分もかかったのが、下りは僅か38分。
誰もおらず、先ほどの方も杉峠方面に向かわれたのだろう。

三ノ峰方面を眺めると、先ほどまでの晴天が一転。山頂付近に雲がかかり出していた。
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ということは、無理して登らなくて、結果オーライ?(笑)

10分ほど小休止した後、下山再開(12:00)。
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下りも気温がどんどん上がっており、汗が止まらない。

12:48 山腰屋敷跡(標高1100m)
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ここで最後の小休止。水は2L持参してきたのだが、食事や休憩時に飲んだりしてもう残り僅か。
水をくれ~

13:15 三ノ峰登山口(標高948m)
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下りは2時間ジャスト。無事登山口まで降りてきたが、この先駐車場まで登りがあるんだよな・・・

13:38 上小池駐車場(標高927m)
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先客たちの車はそのままで、みなさんまだ山中におられるんだろう。
汗でびしょびしょのシャツを着替え、駐車場を後にする。

さっぱりしようと、鳩ヶ湯温泉へ(14:05)。
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勝原へ戻る県道沿いにぽつんと1軒だけある秘湯の温泉宿で、以前訪れたことがある。
豪雪地帯にあるため、冬季(11月下旬~4月下旬)は県道が通行止めとなり、宿も閉鎖される。

駐車場に車を停めて、受付に向かうと、なんか様子がおかしい。
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外来者の入浴時間は14:00で終了の看板が出ていた。え~、入れないの?

駄目元でご主人と思しき男性に尋ねると、「30分ほどでもいいのなら、どうぞ」。
しかも、550円のところ、50円まけてくれて500円でOKとのこと。
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ありがとうございます。助かりました。

時間外ということもあって先客はなく、貸切状態。
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内風呂だけの簡素な浴場だが、疲れた身体が癒される。しあわせ~
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湯上り後に飲んだサイダー。とっても美味しかった。
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値段はチョッと高めだったが(笑)

鳩ヶ湯温泉

暑さにやられた感はあるが、白山に続き途中敗退となり、情けない限り。
もっと鍛錬し、次回は是非、山頂へ。ドーピング剤ももっと持参して(爆)

三ノ峰(剣ヶ岩)
標高差744m
登り 3時間45分、下り 2時間23分、TOTAL 7時間23分

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