能郷白山(1617m)

author photo

Byよっし~

2011年6月28日(火)

ようやく北陸も梅雨入りしたせいか、休みでもぐずついた天気の日が多い。
予報官が「取り合えず傘マークを並べておけばいい」と思ったのか定かではないが、雨の予報ばかり。

さて今日の休みも、当初曇り時々雨という予報だったので、早朝は自宅にいたのだが、夕方近くまでもちそうなので、山登りに向かう。
もう時刻も9時過ぎなので、嶺南などあまり遠くの山にはいけない。
いろいろ考えた挙げ句、ある山に決定。
【能郷白山】(のうごうはくさん)(1617m)
越美(越前・美濃)国境の最高峰で、加越国境の白山と区別するため、能郷白山と呼ばれる。

由来は、白山を開いた泰澄(たいちょう)大師が、白山山頂から越美国境方面を見渡した際に、この山(能郷白山)が目にとまり、白山権現の分祀を思いつき、開山し祠を祀ったと伝えられている。
このため、白山から能郷白山にかけての山地を、【両白山地】とも呼ぶ。
日本百名山の選者、深田久弥氏が福井県から選出する際に、荒島岳と能郷白山、いずれにするか大いに悩んだとも言われている。
10:00 自宅出発
10:30 大野市のSCで買出し
DSC02274.jpg
SCの駐車場から2週間ほど前に登った、日本百名山の【荒島岳】を望む。

標高1617mと荒島岳(1523m)より100m近く高い山だが、登山口が1021mなので、標高差約600m。
標高差1169mの荒島岳から比べると、半分ほどの時間で登れる。

DSC02277.jpg
能郷白山の登山口になるのが、越美国境の【温見(ぬくみ)峠】
酷道好きのライダー等には有名なR157の峠で、私も7年ほど前に、ツーリングで通ったことがある。

途中1~1.5車線の隘路になっているほか、標高1000mの高地を越える山岳国道のため、冬季はもちろん通行止め。
雪解けになっても、土砂崩れ等があり、よく通行止めになるまさに【酷道】
現在も福井県側は峠まで通行可能だが、岐阜県側は土砂崩れで依然通行止めが続いている。

DSC02279.jpg

九頭龍川支流の真名川沿いを走っていくと、大きなダムが見えてくる。

【真名川ダム】
高さ127.5mのアーチ式コンクリートダム。

DSC02281.jpg

1965年9月に奥越を襲った3日間で1044mmという想像を絶する豪雨により、この一帯(旧西谷村)が壊滅的な被害を受け、その結果治水対策として真名川ダムが造られることになった。
旧西谷村ではダムにより水没する地域だけでなく、非水没地域も含めて全住民が集団離村することになり、1970年6月30日に廃村。大野市に編入された。
よってこの付近には定住者はほとんどいない。

DSC02284.jpg
ダムによってできた人造湖は、地元に伝わる麻那(真名)姫伝説に因んで【麻那姫湖】と名付けられた。
湖畔の公園に、金ピカの麻那姫像がある(笑)

DSC02285.jpg

麻那姫湖青少年旅行村
DSC02286.jpg

旧西谷村の中心部だった中島にあり、キャンプなどが楽しめる。

旅行村を過ぎると、道幅が1.5車線以下と狭くなってくる。
DSC02288.jpg

少しずつ整備されているようだが、前述の酷道ゆえ、なかなか進んでいないようだ。
橋を渡ると行き止まりの箇所も。
DSC02356.jpg

11:26 温見峠
DSC02293.jpg

温見峠は同じ大野市の中心部から意外と距離があり、メーターで計ってみると38kmもあった。

岐阜県側に少しいったところに、情報通り、通行止めのバリケード。
バイクならすり抜けられそうだが、止めた方がいいかも。
DSC02294.jpg

峠に他の車はなし。ということは、岐阜県側の根尾谷から登ってくるルートもあるが、この日この山に登っているのは、もしかすると私だけかもしれない可能性が極めて大。
先週の西方ヶ岳でも、誰とも合わなかったので、なんか寂しい。

DSC02295.jpg

駐車場はないので、バリケード前の道路に路註し、登山準備。

11:33 登山開始(標高1021m)
DSC02298.jpg

国道脇の階段を登り登山道へ。

DSC02301.jpg

しばらくはブナ林の中を登っていくが、次第に急登になってきて、ロープのある箇所も。

DSC02303.jpg

尾根までは急登が続き、途中何度か立ち止まる場面が増える。
DSC02308.jpg

(ぜぇぜぇ・・・ あそこが尾根か?)
DSC02310.jpg

稜線に近づくと次第に植生が変わってきて、それまでのブナなどから、ササなどの潅木となってくる。
DSC02313.jpg

13:00 尾根(標高1492m)付近で小休止。
DSC02318.jpg

付近の山が随分下に見えてきた。
DSC02314.jpg

ここからは、それまでの急登から一変。
稜線沿いを緩やかに登っていくのだが、けっこう小さなアップダウンもある。
DSC02317.jpg

また【騙しピーク】とも呼ぶべき尾根が続き、
(あれが頂上か!?)
と期待して登っていくと、
DSC02313.jpg

またその先により高いピークが見えてくる。
(まだ、先か・・・Orz)

DSC02319.jpg

また荒島岳や伊吹山などと違い、道中に残り距離などを示す看板がほとんどない。
残り距離が分からないと、ペース配分や休憩のメドが立てにくい。

岐阜県側の根尾谷方面が見えてきた。
「落ちたら死ぬ」という看板で有名な酷道だ。
DSC02323.jpg

尾根沿いには、さえぎるものがないので、直射日光をもろ受ける。
この日は雲が多いとはいえ、かなり暑かった。
DSC02322.jpg

また登山道脇には沢山のアザミが咲いていて、尖った葉っぱがズボンにこすれると痛い。
DSC02324.jpg

進んでいくと、地面に大きく張った木々。なんか「龍」のような感じがする。
DSC02325.jpg

登山開始から1時間50分。頂上がようやく見えてきた。

DSC02327.jpg

ようやく、山頂まで400mの看板を発見。

DSC02328.jpg

かなりバテバテだったが、力を振り絞り登っていく。

DSC02329.jpg

13:36 能郷白山山頂(標高1617m)
DSC02331.jpg

やはり山頂にも他の登山客の姿はなし
時間は2時間3分。標準タイムとはいえ、かなりキツかった。

頂上には三角点(一等:能郷白山)があるだけ。広さもそれほど広くない。
DSC02332.jpg

セルフタイマーで記念撮影。少しドヤ顔になっているかも(笑)
DSC02333.jpg

この三角点のある頂上付近は熊笹などの潅木が周りを覆っているので、眺めはあまりよくない。

ふと西側を見ると、少し先に小さな祠のようなものが。どうやらあれが白山権現の分祠らしい。
DSC02334.jpg

近いようなので、リュックをデポして行ってみることに。
DSC02336.jpg

祠までの道は緩やかな草原となっていて、根尾谷からの登山道との合流地点にもなっている。
DSC02335.jpg

13:43 白山権現分祠
DSC02337.jpg

形は祠だが、板で囲まれているので、中は全く見えない。
取り合えず登頂の御礼と無事下山を祈願する。

祠から頂上付近を望む。こちらの方が遮るもがないので、眺めが良い。
DSC02338.jpg

天気がいいと白山も見えるはずなのだが、生憎の空模様でご覧の通り。残念。
DSC02339.jpg

例年ならニッコウキスゲが、この辺り一面に黄色い花を咲かせているらしいのだが、
今年は大雪だったせいもあるのか、まだ少し早かったみたい。

代わりに見つけた白い花。名前はなんというのだろう?

DSC02342.jpg
後で調べたら、「コバイケイソウ」という花だそうだ。

しばらく眺めを堪能した後、三角点のある頂上へ戻り、お昼ご飯。
今日のメニューは、麓で仕入れてきたうどん。1玉18円って安い!

DSC02343.jpg

お湯を沸かす間、まずは喉を潤す。
車があるので、もちろんノンアルコールのオールフリー。
最近お気に入りの1本だ。

DSC02344.jpg

乾燥ワカメやつまみのカニカマやら、いろいろぶちこんで出来上がり。

DSC02346.jpg

肝心のお味は・・・? 山頂で食べるものは何でも美味しい(苦笑)

お決まりの食後のコーヒーでしばしまったり。
だが天気が下り坂なので、早めに下山することに。

14:25 下山開始
DSC02349.jpg

稜線沿いは難無く進んでいくが、尾根を外れると、急な下り坂が待っている。

DSC02351.jpg
落石しやすい箇所もあるので、慎重に下っていく。

見覚えのあるブナ林が。もうすぐ登山口。
DSC02354.jpg

15:49 登山口到着。
DSC02355.jpg

下りは1時間24分と意外と時間がかかった。
結局登山中は誰とも遭わなかったが、登山口のところで1台の車に遭遇。
4人ほど乗っていて、もしかして今から登るの?と思ったが、すぐにUターンしていったので、どうやら岐阜県側に抜けようとしてやってきて、通行止めで引き返したようだ。
案内板に通行止めとあるのに、駄目元でやってきたのかな?

DSC02359.jpg

再び隘路のR157を走り、帰路につく。

能郷白山(1617m)(温見峠コース)
標高差596m
登り 2時間3分、下り 1時間24分、total 4時間16分

☆☆☆ランキング参加中です。☆☆☆


にほんブログ村 アウトドアブログ 登山へ
にほんブログ村
応援のポチッ、お願いします。

↓こちらもポチっとよろしくお願いします。
関連記事
スポンサーサイト



Comments 0

Leave a reply(コメントをどうぞ)※認証後に表示されます

文殊山 (244)
二上コース (129)
二上コース(裏・旧道) (29)
大村コース (11)
角原コース (17)
半田・鉾ヶ崎コース (2)
帆谷コース (3)
西袋コース (4)
大正寺コース (11)
南井コース (3)
四方谷コース (9)
橋立(酒清水)コース (2)
北山コース (2)
徳尾コース (1)
青葉台コース (2)
文殊やまのぼり大会 (4)
花火を眺める会 (6)
熊遭遇! (3)
ナイトハイク (1)
奉仕活動 (1)
MAP・他 (4)
白山 (49)
別山 (4)
白山釈迦岳 (1)
福井県の山(奥越) (62)
荒島岳 (5)
経ヶ岳 (6)
三ノ峰 (4)
銀杏峰 (6)
取立山 (4)
赤兎山・大長山 (5)
越前甲 (2)
大師山 (2)
飯降山 (3)
保田経ヶ岳 (5)
バンビライン (6)
天子山 (7)
福井県の山(福井・坂井) (48)
浄法寺山・丈競山 (5)
吉野ヶ岳 (2)
大佛寺山 (2)
下市山 (4)
城山(じょうやま) (10)
三峯城山 (3)
一乗城山 (3)
二本松山 (2)
鷹取山 (3)
福井県の山(南越) (88)
日野山 (13)
鬼ヶ岳 (23)
三床山 (8)
ホノケ山 (4)
三里山 (3)
蛇ヶ獄 (2)
権現山 (3)
乙坂山 (2)
越知山 (3)
夜叉ヶ池 (2)
冠山・金草岳 (3)
妙法寺山 (2)
福井県の山(嶺南) (21)
野坂岳 (5)
岩籠山 (2)
西方ヶ岳・蠑螺ヶ岳 (2)
石川県の山 (24)
富士写ヶ岳 (4)
火燈山・小倉谷山 (4)
医王山 (3)
鞍掛山 (7)
新潟県の山 (4)
福島県の山 (9)
東京都の山 (1)
長野県の山 (5)
滋賀県の山 (26)
伊吹山 (4)
霊仙山 (2)
賤ヶ岳 (3)
綿向山 (2)
繖山 (2)
岐阜県の山 (20)
舟伏山 (3)
金華山 (4)
愛知県の山 (1)
京都府の山 (6)
奈良県の山 (4)
大阪府の山 (3)
兵庫県の山 (2)
三重県の山 (8)
鳥取県の山 (3)
島根県の山 (2)
岡山県の山 (2)
四国の山 (3)
北アルプス (67)
槍ヶ岳 (7)
双六岳・三俣蓮華岳 (7)
笠ヶ岳 (5)
燕岳 (5)
常念岳 (3)
徳本峠 (5)
湯俣温泉 (3)
焼岳 (1)
御嶽山 (1)
立山 (4)
剱岳 (9)
大日岳 (1)
阿曽原温泉 (5)
白馬岳 (5)
唐松岳 (3)
太郎兵衛平 (3)
中央アルプス (3)
木曽駒ヶ岳 (3)
南アルプス (6)
北岳 (6)
八ヶ岳 (6)
ウオーキング・マーチ (9)
お遍路 (16)
山行インデックス (10)
山めし・山ごはん (80)
麓の山めし (28)
道具 (14)
山百(百均)グッズ (4)
B級グルメ (114)
福井のおすすめスポット (15)
石川のおすすめスポット (3)
滋賀のおすすめスポット (1)
岐阜のおすすめスポット (1)
長野のおすすめスポット (1)
東京のおすすめスポット (2)
三重のおすすめスポット (1)
京都のおすすめスポット (3)
兵庫のおすすめスポット (1)
岡山のおすすめスポット (2)
島根のおすすめスポット (1)
おすすめ温泉 (1)
旅 (3)
日常 (9)
山雑記 (12)
青春の想い出の曲 (14)
よっし~のコレクション (3)
よもやま話 (3)
未分類 (0)