2012年5月16日(水) 晴れ

今日のハイクは、大野市の飯降山(いふりやま)。
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大野市の西端、福井市との市境にあるので、福井市の最高峰(884m)でもある。

山名は、泰澄大師がこの山で修行した際に、天から飯が降ってきたことに縁起するらしい。
また三人の尼が山中で修行していたところ、毎日飯(おむすび)が降ってくるようになり、
一人締めしようとした尼が、他の2人を次々と谷底に突き落としたところ、
全く飯が降らなくなってしまったという伝説に由来するともいわれる。
なおこの伝説は、「まんが日本昔ばなし」「飯降山(いぶりやま)」
のモデルになったそうだ。
 
新丁(しんようろ)トンネルを抜け大野市に入ると、右手に広がるピンクの絨毯に目を奪われる。
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田植えの終わった水田の畦道に植えられているのは、シバザクラ(芝桜)
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桜に似た花を咲かせ、別名、ハナツメクサ(花詰草、花爪草)とも呼ばれる。
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20年前(平成4年)に、雑草や害虫対策としてわずか数軒で植えられたのが始まりだったが、
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現在では地域づくり事業の一環として、乾側地区全体で植栽に取り組んでいるそうだ。

やや満開を過ぎたようで、葉が目立つところもあったが、しばし目の保養となる。
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ピンクの絨毯の後ろに聳えるのが、今日ハイクする飯降山。

乾側地区からも登山口(犬山)があるが、今回は2kmほど先の飯降地区から登る予定。
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亀山(越前大野城)の背後に見えるのは、日本百名山の荒島岳(1523m)。

飯降地区へは、R158バイパス沿いのVIO(ヴィオ)の隣から入っていく。
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10:25 飯降公民館駐車場
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ここに車を停めさせていただく。先客のものと思しき車が2台停まっていた。

登山口を示す看板が見当たらなかったので、近くのお婆さんに教えて貰う。
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地元の方は親しみを込めて、飯降山をもっぱら御岳(嶽)さん(おたけさん)と呼ぶそうだ。

10:37 飯降山登山口(標高180m)
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イノシシ除けの電線を外して登山道へ。

登山口の標識があったが、この標識、
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実は、こんなに小さい。
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こんな小さいの、分かるかい!(笑)

登山口脇にある、飯降白山大権現の石碑。
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文殊山や越知山などと同様、白山信仰ゆかりの山で、U字型に掘れた登山道が歴史を感じさせる。
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10:41 飯降白山大権現(標高235m) 
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登山口から5分ほどで到着。ハイクの無事を祈願する。

社の横を抜けると、林道と出会う。
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右側が登山道なのだが、標識がないので間違いそうになる。

ここから山頂が見えたが、見るからに急登な道が待っていそう(汗)
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10:45 1合目(標高250m)
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○合目と、残りのおおまかな目安を教えてくれる。でもこの標識も小さいww

目に眩しい新緑の中を、緩やかに登っていくと、
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戌山城址コースと合流する(10:55)
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右手へ進むと、朝倉氏の山城だった戌山城址へと続き、シバザクラのある乾側地区に至る。

左手の山頂に向かおうするが、倒木がとうせんぼ。
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最初、バリケードか?と思うほど道を塞いでおり、乗り越えようとしたがかなり足元が悪い。
谷間側に登山者が迂回したと思われる足跡があったので、そちらに進み、無事クリア。
ここ以外でも、倒木のハードルが10箇所ほどあった。今年の大雪のせいなのだろうか?

尾根筋の登山道は、新緑のブナ林となる。
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11:10 3合目(標高392m)
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あれ?2合目は?

木々の隙間から、先ほど立寄った乾側地区のシバザクラが確認できた。
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11:20 4合目(標高462m)
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4合目から先は、予想通り急登になり、しかも赤土で滑り易い。
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当初、5合目で小休止するつもりだったが、たまらず眺めの良い場所で休憩(11:30)。

東側には、荒島岳(1523m)。
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今度の日曜日(5/20)が開山祭だそうだ。

北側には、赤兎山(1628m)や経ヶ岳(1625m)など加越国境の山々。
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残念ながら白山(2702m)は霞んで望めなかった。

11:35 5合目(標高533m)
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多少つづら折れになっているとはいえ、ほとんど直登に近く、滝の様な汗が噴き出す。
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ヤマツツジ
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花々を愛でるという口実が増える(笑)

12:25 ケーブルテレビアンテナ(標高720m)
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たまらず、ここでも小休止。

ここまで林道が続いていた。車で来れるんだ・・・
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頂上までもうひと頑張り。
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5合目以降、標識を見かけない。小さくて見落としたのかな?
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でも8合目ぐらいかと思って、7合目だった場合の落胆ぶりを考えると、標識がない方がいいかも(笑)

完全にバテバテで、少し広くなって、眺めの良い場所でも小休止(12:54)
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眼下には北陸の小京都、大野市街が広がる。

帰路に気付いたが、ここは石垣の上だった。
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13:02 御嶽神社(標高850m)
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ここからも大野市街が望めるが、杉木立に囲まれて眺めはあまり良くない。
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頂上に向けて進んでいくと、またしても倒木が道を塞いでいた。
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小さなお地蔵様や反射板が見えてきた。頂上はもうすぐのようだ。
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13:07 飯降山山頂(標高884.3m)
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タイムは、標準タイムと同じ2時間30分。まだ誰とも遭っていない。
標高は先日登った大嵐山の山頂(1204m)はおろか、駐車場(910m)より低いが、
標高差が700mもあるので、かなりキツかった。

三角点(二等:御岳山)があるだけで、広さも狭く、眺望はほとんどなし。
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この先に奥の院があるようだが、喉がカラカラなのでここでいただいちゃいます。
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蕨(ワラビ)
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三角点脇に何株か生えていた。これツマミにならないかな?(笑)

すっかりお腹が空いたな~。

(ぽとん)
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神様がご褒美をくれたのか、飯(おにぎり)が降ってきた(←ウソ)

ありがとうございます。でも1個じゃ足りません(笑)

(ぽとん)
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もう1個降ってきた(←大ウソ)

まだ足りません。もう1個・・・

でももう降ってこなかった(笑)

山のビシソワーズと一緒にいただく。
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詳しくは山めしにて。

食事を終えた頃に、ようやく2人組の登山者と遭遇。奥の院からの眺めがイイよと勧められ、
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クマザサを掻き分け3分ほど進んでいく。

13:39 山頂広場(奥の院)
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誰もいないと思いきや、敦賀から来られた4人組のパーティーがおられた。

確かに頂上広場からの眺めは素晴らしく、
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姥ヶ岳(1454m)や
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銀杏峰(1441m)や部子山(1464m)も望めた。
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奥の院の聖観世音菩薩像の前にあった石積み(ケルン)
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石にはそれぞれ願い事が書かれている。
なんでも荒島岳と背比べして負けた飯降山の神様が、少しでも高くなるべく
「端午の節句に参詣する者は、一片の石を持ってくるように」と命じ、
石を持ってきた者には、1つだけ願いを叶えてくれる伝説があるそうだ。

しまった!石を持ってくればよかった。その辺の石じゃダメですよね(笑)

旧暦の端午の節句となる毎年6月の第一土曜の夜に、飯降山たいまつ登山が開催される。
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夕方涼しいとはいえ、この急登をたいまつの灯りで登るの大変そうだ。

あぢぃな~ 冷たいものが食べたいな・・・

(ぽとん)
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デザートも降ってきた(←大ウソ)

4人組の方たちも下山されたので、私も降りることにする(13:55)。
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赤土の下りは滑り易いので、注意して降りていく。
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と言いながら、3回ぐらいしりもちを突いた(笑)

登りで見落とした8合目(標高744m)の標識。
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もう少し大きいといいのだが・・・

14:10 ケーブルテレビアンテナ(標高720m)
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14:32 5合目(標高533m)
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14:40 4合目(標高462m)
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14:45 3合目(標高392m)
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15:11 飯降登山口(標高180m)
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下りは1時間16分。下りが苦手な私だが、今日は珍しくお会いした方全員を追い抜いた。

標高だけをみるとそれほど高くない山だが、標高差と直登の続くハイクはかなり堪えた。
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今週末の荒島岳開山祭を皮切りに、奥越も夏山シーズン到来で、登りたい山が多くて困ってしまいそうだ。

飯降山(884m)
標高差704m
登り 2時間30分、下り 1時間16分、TOTAL 4時間57分

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