野坂岳(914m)
2012年4月28日(土) 晴れ
嶺南遠征2日目の今日も好天が続きそう。
今日のハイクは、敦賀の【野坂岳】(914m)。

西方ヶ岳(764m)、 岩篭山(765m)と合わせて敦賀三山と呼ばれ、
地元の方は親しみを込めて、野坂山とも呼んでいる。
嶺南遠征2日目の今日も好天が続きそう。
今日のハイクは、敦賀の【野坂岳】(914m)。

西方ヶ岳(764m)、 岩篭山(765m)と合わせて敦賀三山と呼ばれ、
地元の方は親しみを込めて、野坂山とも呼んでいる。
一夜を明かした若狭町を後にし、敦賀に向かう(6:30)。

いつものR27でなく、三方五湖が望める梅街道を利用。
美浜町からはR27の旧道に入り、関峠を越えて敦賀に入る。
右手に野坂岳が見えてきた。

見るたびに 富士かとぞ思う 野坂山 いつも絶やさぬ 峰の白雪
(平重盛)
野坂岳は別名、敦賀富士とも呼ばれており、確かにこの角度で見ると、コニーデ型である。
建設中の舞鶴若狭道のガードをくぐり、進んでいくと

登山口のある野坂いこいの森に到着。

キャンプ場やバンガローなどがあり、まさに敦賀市民の憩いの場になっている。
7:14 いこいの森駐車場(標高190m)

既に先客と思しき車が5台ほど。皆さん早いな~!
準備をしていると、1人の登山者が降りてこられた。
(えっ! もう降りてくるとは・・・)
何時に登られたのか尋ねてみると、5時少し前ぐらいとのこと。
ということは登り降りトータルで、2時間30分ほどの計算。
登りの標準タイムが2時間半なので、スゴイ健脚の方だ!
もっともこの方の話では、この方より後に登り始めて、追い抜いていった方が2名もいたそうだ。

7:21 登山口

まずはカラー舗装された道を登っていく。この道、一見ゆるやかそうに見えるけど、意外とキツい。

頂上までは約3.6km。標高差も約730mあるので、結構ハードなハイクになりそう。

特に前峰の一の岳までは、急な登りとなる。
3分ほど進むと、舗装路から砂利路に変わり、

さらに進んでいくと、キレイに間伐された杉林へ。

谷筋を歩いており、途中渡渉する箇所も。

決して急登という訳ではないが、いやらしい傾斜が続き、踝が痛くなってくる。

杉木立ちを抜け、次第に前方が明るくなってきた先に、何やら見えてきた。

ヤマザクラ

満開をやや過ぎ、散り始めだったが、その見事な咲き誇りに疲れも癒される。
7:53 トチノキ地蔵(標高362m)

当初予定ではここで小休止するつもりだったが、お地蔵様に気付かずスルー。
ここから頂上まで、残り1時間50分だそうだ。

ここから先は、つづら折れの登りとなる。

この付近で、数人の下山者とすれ違う。みなさん、本当に早いっす(笑)
次第に手入れがあまり入っていない杉が目立つようになり、ブナなどの広葉樹も混じってくる。

8:13 テレビ塔コース合流点(標高550m)

ここで5分ほど小休止。
山頂まで残り2km。ここからは尾根筋歩きとなる。

左は冬道らしく、藪が茂り始めた斜面を直登していくルート。

こちらを歩く人もいるようで、熊除けの鈴の音がするが、登山者の姿が見えないことが何回かあった。
新芽の出る前の木立ち越しに、敦賀湾と敦賀市街が顔を覗かせていた。

8:29 行者岩分岐(標高620m)

あれが行者岩らしいが、行きはパス。帰りに寄ってみよう。

夏道は斜面をトラバースしながら登っていくが、所々この様に崩壊しかかった場所もあった。

しかし全般的によく整備されており、概ね歩き易い。
8:38 一の岳(標高690m)

ベンチがあったので、ここでも小休止。
小さな石の祠があり、中にはなぜか、金ピカのお地蔵様(笑)

一の岳からの眺めは良く、敦賀市街が一望で、

敦賀三山の岩篭山(765m)や、

西方ヶ岳(764m)も望めた。

野坂岳は一の岳から頂上までの間に、二の岳、三の岳という前峰が続く。

予め分かっていると、心構えができるので、騙しピークだと嘆かなくてよい(笑)

尾根筋の緩やかな登りとなり、植生もブナ林が目立つようになる。

この辺り、今でこそすっかり消えているが、つい2週間ほど前にはまだ残雪があったそうだ。
9:02 二の岳(標高822m)

ここは眺めもあまりなく、そのままスルー。
三の岳へ至る鞍部付近には、まだ残雪が見られた。

9:13 三の岳(標高877m)

ここもスルー。あれが頂上のようだ。

頂上までの登山道脇に、一部ビニールロープが張られていた。

どうやらカタクリの群生地らしいが、まだほとんど新芽だけだった。

もう10日ほど遅いと、満開なのかな?
9:20 野坂岳避難小屋(標高906m)

頂上はもう少し先のようだが、内部を見てみる。

内部には休憩所のほかに、野坂権現の祠も安置されていた。

頂上に向かう途中でみつけたカタクリ。

寄り道が多いので、なかなか頂上に辿り着かない(笑)
9:25 野坂岳山頂(標高914m)

タイムは2時間4分。標準タイムが2時間半なので、まずまずなのかな。
正確な標高は913.5mらしいが、敦賀市の郵便番号、上3ケタ(914)に合わせ、914mと表示されることが多いそうだ。

また山頂には福井県に7つしかない、一等三角点(点名:野坂岳)もある。

頂上からは眺めは最高で、360度の大パノラマが楽しめる。
黄砂でやや霞んでいたが、昨日登った青葉山(693m)も望めた。

北側には西方ヶ岳と日本海。

写真では分かり難いが、”北陸のハワイ”水島も判別できた。
南側には、なんと琵琶湖が望める。

空気が澄んでいると白山も見れるそうだが、残念ながらこの日は見えなかった。

ほかにも常連の女性の方から、野坂岳のいろんな話を聞かせていただいた。
今日の山めしは、シンプルにとんこつ味の棒ラーメン。

もちろん、2人前ともいただきました(笑)

食後は、春の野点@野坂岳。

御抹茶を楽しんでいると、スプリング・エフェメラル(春の妖精)が登場!
ギフチョウ

このほかマルハナバチやアブも多く飛んでいた。
続々と登山者が到着し、山頂は大賑わい。

1時間40分とすっかり長居してしまったので、そろそろ下山しよう(11:00)。

三の岳を過ぎて下っていくと、息を切らしながら登ってくる登山者が1人。

道を譲るべく待っていると、「あと頂上までどれぐらいですか?」と尋ねられる。
(うん?もしや・・・)
よ~く見ると、取引先の方。なんでこんなところで??とお互い思わず笑みがこぼれる(笑)
やっぱり山はいいですね! ハブ ア ナイスハイク!
11:29 一の岳(通過)

大勢の登山者が休憩されていた。
11:34 行者岩分岐(標高620m)

先ほどパスした行者岩に寄ってみる。

ロープのある急な崖を登り、

11:38 行者岩(標高655m)

岩上は展望がよく、敦賀市街が望める。

登山道に戻り、下っていく。

途中、見かけた花々。ミヤマカタバミ?(間違っていたらスミマセン)

こちらはピンク系のミヤマカタバミかな?

11:52 テレビ塔コース合流点(通過)

フトモモに負担がかからぬよう、慎重に下っていく。

12:07 トチノキ地蔵(通過)

ようやく、いこいの森に戻ってきた。

12:33 登山口

下りは1時間33分。やはり下りが苦手な私。
今日もクールダウンは、ハ●ハロ(笑)

市街地からこんなに近い場所にありながら、なかなか骨のあるハイクができ、頂上からの絶景に加え、カタクリやギフチョウなどのスプリング・エフェメラルたちにも出会える山。
本当に素晴らしい山で、個人的には県内で一番かも。是非また登りたい!
野坂岳(914m)
標高差734m
登り 2時間4分、下り 1時間33分、TOTAL 5時間19分
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いつものR27でなく、三方五湖が望める梅街道を利用。
美浜町からはR27の旧道に入り、関峠を越えて敦賀に入る。
右手に野坂岳が見えてきた。

見るたびに 富士かとぞ思う 野坂山 いつも絶やさぬ 峰の白雪
(平重盛)
野坂岳は別名、敦賀富士とも呼ばれており、確かにこの角度で見ると、コニーデ型である。
建設中の舞鶴若狭道のガードをくぐり、進んでいくと

登山口のある野坂いこいの森に到着。

キャンプ場やバンガローなどがあり、まさに敦賀市民の憩いの場になっている。
7:14 いこいの森駐車場(標高190m)

既に先客と思しき車が5台ほど。皆さん早いな~!
準備をしていると、1人の登山者が降りてこられた。
(えっ! もう降りてくるとは・・・)
何時に登られたのか尋ねてみると、5時少し前ぐらいとのこと。
ということは登り降りトータルで、2時間30分ほどの計算。
登りの標準タイムが2時間半なので、スゴイ健脚の方だ!
もっともこの方の話では、この方より後に登り始めて、追い抜いていった方が2名もいたそうだ。

7:21 登山口

まずはカラー舗装された道を登っていく。この道、一見ゆるやかそうに見えるけど、意外とキツい。

頂上までは約3.6km。標高差も約730mあるので、結構ハードなハイクになりそう。

特に前峰の一の岳までは、急な登りとなる。
3分ほど進むと、舗装路から砂利路に変わり、

さらに進んでいくと、キレイに間伐された杉林へ。

谷筋を歩いており、途中渡渉する箇所も。

決して急登という訳ではないが、いやらしい傾斜が続き、踝が痛くなってくる。

杉木立ちを抜け、次第に前方が明るくなってきた先に、何やら見えてきた。

ヤマザクラ

満開をやや過ぎ、散り始めだったが、その見事な咲き誇りに疲れも癒される。
7:53 トチノキ地蔵(標高362m)

当初予定ではここで小休止するつもりだったが、お地蔵様に気付かずスルー。
ここから頂上まで、残り1時間50分だそうだ。

ここから先は、つづら折れの登りとなる。

この付近で、数人の下山者とすれ違う。みなさん、本当に早いっす(笑)
次第に手入れがあまり入っていない杉が目立つようになり、ブナなどの広葉樹も混じってくる。

8:13 テレビ塔コース合流点(標高550m)

ここで5分ほど小休止。
山頂まで残り2km。ここからは尾根筋歩きとなる。

左は冬道らしく、藪が茂り始めた斜面を直登していくルート。

こちらを歩く人もいるようで、熊除けの鈴の音がするが、登山者の姿が見えないことが何回かあった。
新芽の出る前の木立ち越しに、敦賀湾と敦賀市街が顔を覗かせていた。

8:29 行者岩分岐(標高620m)

あれが行者岩らしいが、行きはパス。帰りに寄ってみよう。

夏道は斜面をトラバースしながら登っていくが、所々この様に崩壊しかかった場所もあった。

しかし全般的によく整備されており、概ね歩き易い。
8:38 一の岳(標高690m)

ベンチがあったので、ここでも小休止。
小さな石の祠があり、中にはなぜか、金ピカのお地蔵様(笑)

一の岳からの眺めは良く、敦賀市街が一望で、

敦賀三山の岩篭山(765m)や、

西方ヶ岳(764m)も望めた。

野坂岳は一の岳から頂上までの間に、二の岳、三の岳という前峰が続く。

予め分かっていると、心構えができるので、騙しピークだと嘆かなくてよい(笑)

尾根筋の緩やかな登りとなり、植生もブナ林が目立つようになる。

この辺り、今でこそすっかり消えているが、つい2週間ほど前にはまだ残雪があったそうだ。
9:02 二の岳(標高822m)

ここは眺めもあまりなく、そのままスルー。
三の岳へ至る鞍部付近には、まだ残雪が見られた。

9:13 三の岳(標高877m)

ここもスルー。あれが頂上のようだ。

頂上までの登山道脇に、一部ビニールロープが張られていた。

どうやらカタクリの群生地らしいが、まだほとんど新芽だけだった。

もう10日ほど遅いと、満開なのかな?
9:20 野坂岳避難小屋(標高906m)

頂上はもう少し先のようだが、内部を見てみる。

内部には休憩所のほかに、野坂権現の祠も安置されていた。

頂上に向かう途中でみつけたカタクリ。

寄り道が多いので、なかなか頂上に辿り着かない(笑)
9:25 野坂岳山頂(標高914m)

タイムは2時間4分。標準タイムが2時間半なので、まずまずなのかな。
正確な標高は913.5mらしいが、敦賀市の郵便番号、上3ケタ(914)に合わせ、914mと表示されることが多いそうだ。

また山頂には福井県に7つしかない、一等三角点(点名:野坂岳)もある。

頂上からは眺めは最高で、360度の大パノラマが楽しめる。
黄砂でやや霞んでいたが、昨日登った青葉山(693m)も望めた。

北側には西方ヶ岳と日本海。

写真では分かり難いが、”北陸のハワイ”水島も判別できた。
南側には、なんと琵琶湖が望める。

空気が澄んでいると白山も見れるそうだが、残念ながらこの日は見えなかった。

ほかにも常連の女性の方から、野坂岳のいろんな話を聞かせていただいた。
今日の山めしは、シンプルにとんこつ味の棒ラーメン。

もちろん、2人前ともいただきました(笑)

食後は、春の野点@野坂岳。

御抹茶を楽しんでいると、スプリング・エフェメラル(春の妖精)が登場!
ギフチョウ

このほかマルハナバチやアブも多く飛んでいた。
続々と登山者が到着し、山頂は大賑わい。

1時間40分とすっかり長居してしまったので、そろそろ下山しよう(11:00)。

三の岳を過ぎて下っていくと、息を切らしながら登ってくる登山者が1人。

道を譲るべく待っていると、「あと頂上までどれぐらいですか?」と尋ねられる。
(うん?もしや・・・)
よ~く見ると、取引先の方。なんでこんなところで??とお互い思わず笑みがこぼれる(笑)
やっぱり山はいいですね! ハブ ア ナイスハイク!
11:29 一の岳(通過)

大勢の登山者が休憩されていた。
11:34 行者岩分岐(標高620m)

先ほどパスした行者岩に寄ってみる。

ロープのある急な崖を登り、

11:38 行者岩(標高655m)

岩上は展望がよく、敦賀市街が望める。

登山道に戻り、下っていく。

途中、見かけた花々。ミヤマカタバミ?(間違っていたらスミマセン)

こちらはピンク系のミヤマカタバミかな?

11:52 テレビ塔コース合流点(通過)

フトモモに負担がかからぬよう、慎重に下っていく。

12:07 トチノキ地蔵(通過)

ようやく、いこいの森に戻ってきた。

12:33 登山口

下りは1時間33分。やはり下りが苦手な私。
今日もクールダウンは、ハ●ハロ(笑)

市街地からこんなに近い場所にありながら、なかなか骨のあるハイクができ、頂上からの絶景に加え、カタクリやギフチョウなどのスプリング・エフェメラルたちにも出会える山。
本当に素晴らしい山で、個人的には県内で一番かも。是非また登りたい!
野坂岳(914m)
標高差734m
登り 2時間4分、下り 1時間33分、TOTAL 5時間19分
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