クラシックルートで上高地へ ④徳本峠小屋~上高地

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Byよっし~

2018年9月25日(火) 雨

1泊2日で歩く上高地クラシックルート(徳本峠越え)
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昭和初期までは上高地へのメインルートで、ウォルター・ウェストン高村光太郎・智恵子夫妻芥川龍之介などもこの道を通って上高地を訪れた。
初日は島々宿から徳本峠までの距離約16km累積標高差約1400mの長い道のりを、なんとか無事に歩き切ることができた。
今日は最終日で、上高地に下るだけ。

ここまでの様子はコチラ
クラシックルートで上高地へ プロローグ
クラシックルートで上高地へ ①島々~岩魚留小屋
クラシックルートで上高地へ ②岩魚留小屋~徳本峠小屋
クラシックルートで上高地へ ③峠の小屋
 
5時に起床。
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日の出(5:38)もすっかり遅くなり、闇の中にランプの灯だけが揺らめいていた。

まだ雨は落ちてきておらず、彼は誰時の空に微かに穂高の稜線が望める。
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朝食(5:30~)の時間となり、食堂へ。
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夕食と打って変わり、今朝は食欲旺盛で、ご飯4杯もお替りしてお櫃が空っぽ。
今日は降りるだけなので、そんなにエネルギーは不要なのだが(笑)

身支度やトイレを済ませ外に出ると、予報通り、ポツポツとが落ちてきた。
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まだそれほどヒドくないが、カッパを羽織る。
天気が良ければジャンクションピーク(2428m:↑1時間↓40分)まで行こうかとも思っていたが、この天気だと何も見えずただの苦行になるだけなのでパス。

お世話になりました。また利用させてもらいます!
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こじんまりとして、アットホームな山小屋でした。

先に出発されたご夫婦より約10分遅れで、明神に向け下山開始(6:47)
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「すぐに追い付かれるね」と言っていたが、一度もその背中が見られませんでした(笑)

徳本峠小屋~明神館(3.8km) 標準CT:1時間35分 目標CT:1時間40分
classicroute_06.png

標高差約600mを下るだけなので、ほぼ標準CTで歩けると思われる。
classicroute_06elevation.png

でも焦る必要は全然なく、足元も濡れているのでゆっくり下っていこう。
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6:52 分岐標識(←徳本峠0.2km・↑霞沢岳4.3km・明神3.6km→)(標高約2100m)
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ここからも霞沢岳に向かえ、てんぼう台を通らずにショートカットできるようだ。

7:28 第2ベンチ(標高約1915m)
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7:29 水場(標高約1910m)
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上高地側から登ってくる場合の最終水場。またこの付近は岩が多く、雨天の場合滑り易いので要注意。

雨足が結構強くなってきた。
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黒沢にかかる橋を渡ると、なだらかな林道になる(8:09)
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もうすぐ明神なのかと期待するも、これが意外と長い。
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まだ0.9kmもあるのか…
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ふと前方を見ると、なにやらゆっくり動く黒い塊
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ク、クマ? 思わず火薬銃を握りしめる。

正体はニホンザルで、辺りを見回すと4~5匹確認できた。
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うっ、囲まれたか? 愛読している『モンキーピークMonkey Peak』(原作:志名坂高次、作画:条田晃宏)を思い出しながら、刺激しないように通過(笑)
同作品は谷川岳が舞台のサバイバル&サスペンスホラーで、必要水分量計算式やビバーク術など登山に役立つ知識も多い。

このボス猿と思しき猿は結構威圧感があった。
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う、撃ちたい・・・

8:38 明神登山口(標高約1535m)
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峠からのタイムは1時間51分。猿たち以外は誰とも会わなかった。

明神岳(2931m)は雨に煙っていたが、神降地に相応しい神秘さを漂わせていた。
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ここからは一般遊歩道となり、2年前に歩いているので見覚えがある。
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8:43 明神館(標高約1530m)
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1931(昭和6)年創業の老舗旅館で、江戸時代には松本藩の役人小屋があったとされる。

ご褒美のCCレモン(200円)で喉を潤す。
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さすが上高地、生憎の天気にもかかわらず、多くの登山者が行き交う。
雨宿りでご一緒になったソロの男性は、槍ヶ岳に登る計画だったが、この天気で涸沢に変更されるとのこと。

時間もまだたっぷりあるので、対岸の嘉門次小屋によっていこう(9:05)
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9:09 明神橋(標高約1530m)
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外国人だらけの河童橋と異なり、こちらは誰もいなかった。

2003年に架け替えられた全長54.4mの吊り橋。
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橋の上から上流部を望む。
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鳥居をくぐって穂高神社奥宮へ。
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参道の傍らにある嘉門次翁顕彰碑のレリーフ像
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上條嘉門次(1847~1917)
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1893(明治26)年、ウォルター・ウェストン徳本峠を経て上高地に案内した。

こちらは某ネットコミックで主人公が命名したカモンジ
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分かる人には分かりますよね(笑)

まずは拝殿に参詣。
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明神池有料(拝観料300円)なので、吝嗇家の私はパス。
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嘉門次小屋
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1925(大正14)年に開業した歴史のある山小屋で、国の登録有形文化財に登録されている。
名物の岩魚の塩焼きを食べてみようかとも思ったが、朝飯がまだ胃の中でうごめいていたのでパス。

バスターミナル(約3.8km)までは梓川右岸の自然探勝路を歩いていく。
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梓川の先には越えてきた徳本峠
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今日は下りで良かった。こんな天気の中、雨雲に向かって登りたくはない(笑)

木道が整備されていて歩き易いが、雨天時は滑り易いのでご注意を。
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生憎の天気にもかかわらず、観光客と頻繁にすれ違う。
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一部治山運搬路(車両専用)と併走する箇所があり、通行車両に注意。
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多少アップダウンもあるが、総じてなだらかな遊歩道が続く。
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天気が良いともっとキレイなんだろうな・・・
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10:19 岳沢登山口(標高約1505m)
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右へ進むと重太郎新道を経て前穂高岳(3090m)に至る。

岳沢湿原
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雨のせいか、幻想的だった。
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河童橋付近から岳沢方面を望む。
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10:35 河童橋
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さすが雨でも大勢の外国人観光客がいた。

10:47 上高地バスターミナル(標高約1500m)
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徳本峠からジャスト4時間

チケット売り場で安曇支所前までのチケット(1900円)購入。
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乗車には整理券が必要で、番号順の乗車になるので特に並ぶ必要はない。

ちょうど前便(10:40)が出たあとなので、次便(11:30)まで付近を散策。
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1時間のバス旅で、出発地点の安曇支所前に到着(12:30)
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ここからバスで通ってきた釜トンネル前まで戻ります(笑)

ひらゆの森(500円)で雨で冷えた身体を暖め、疲れを癒す。
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高山らーめんでお腹も満たし、福井に帰宅。
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2日目は生憎の天気だったが、初日はまずまずの天気に恵まれ、ウェストンが感動したロマンティックなゴルジュの美しさを体験することができた。
特に峠から望む穂高の峰々は筆舌に尽くしがたいほどの絶景で、登る場合はやはり島々側からがおススメです。
今回は日程の関係で霞沢岳には寄れなかったが、また是非訪れてみたい!


(この日の行程)
6:47徳本峠小屋
8:38明神登山口
8:43明神館(小休止)9:05
9:13嘉門次小屋9:20
10:47上高地BT11:30
12:30安曇支所前


徳本峠(2135m)
標高差1390m
登り 10時間40分、下り 4時間
出会った人 登り 6人、下り 計測不能 出会った動物 サル
2018年:39座目
※ピークは踏んでいないが、一応1座としてカウント。

やっぱり、山っていいね!


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